ヴァーリをボッコボコにしたり、カテレアさんにマッサージしたり、クレーリアさんから近況報告を受けたり、独自の情報網から情報を入手したりして日々を過ごしていると、朱乃が高校3年生になってハイスクールD×Dの原作が始まる時期となった。
此方から積極的に主人公勢に関わるつもりはないが、俺と何度も戦っていたヴァーリは確実に原作よりも強くなっているから、兵藤一誠では勝てないかもしれない。
若干熱血漢になっているヴァーリは、殺すべき相手は殺すが、そうではない相手は殺すことはないので兵藤一誠がヴァーリに殺される可能性は低いだろう。
その点は心配ないが、完全に俺がヴァーリにとっての越えるべき壁として認識されていることは、アザゼルに文句を言いたいところだな。
なんてことを考えながら道端を歩いていると周囲一帯に人払いの魔法が使われたことが理解できた俺は、またヴァーリかと思っていたが、現れたのは違う相手だった。
真なる魔王の血族のクルゼレイ・アスモデウスと名乗った悪魔は「貴様のせいでカテレアと俺は破局したのだ!」と言いながら襲いかかってくる。
「私はもう彼でなければ満足できない身体に、なんてことを言われた俺の気持ちが貴様にわかるか!」
寝取られてしまった男みたいな台詞を言ってクルゼレイ・アスモデウスは魔力弾を連続で放つ。
俺はカテレアさんに性的なマッサージは1度もしたことはないので、健全なマッサージだけをしていた俺が、寝てもいないのに寝取ったような感じにされても困るな。
というか彼女にフラれた腹いせに襲いかかってくる悪魔とか情けねぇな、とは思ったが襲いかかってくるなら容赦をする必要はない。
Fateのヘラクレスの宝具、十二の試練ことゴッドハンドを突破することができない程度の威力しかないクルゼレイ・アスモデウスの魔力弾による攻撃を受けても問題はないが、当たってやる必要もないので、全て避けて接近。
両腕に雷光を宿してぶん殴ると、パンチ1発で完全に消滅したクルゼレイ・アスモデウス。
この世界の悪魔にとって弱点となる光力に雷を混ぜた俺の雷光は、かなり強力なようだ。
クルゼレイ・アスモデウスを消滅させることが可能だった雷光を宿した拳。
真なる魔王の血族と名乗っていても、かつての魔王と同じ血を継いでいるだけで、実力までは魔王級じゃなかったということだろう。
クルゼレイ・アスモデウスは禍の団の旧魔王派に所属する悪魔だった筈なので、消滅させておいても特に問題はないな。
まあ、まだ三勢力は和平していないだろうし、旧魔王の血族である悪魔を殺したことは内緒にしておいた方が良さそうだ。
彼女にフラれた腹いせにハーフ堕天使に襲いかかって返り討ちにあい消滅したとか、悪魔的にも恥ずかしいことだろうし、もし知られても問題なさそうな気もするが、情報をねじ曲げられる可能性もある。
流石に彼女にフラれた腹いせにハーフ堕天使襲ってきます、とクルゼレイ・アスモデウスが周囲に自分から広めていたりしないとは思うし、監視の目も感じなかったので、今日の出来事は俺が黙っていれば誰にも知られることはない。
クルゼレイ・アスモデウスは、いつの間にか消滅してましたということにしておこう。
そんなことがあった日の翌日、カテレアさんにマッサージすることになったが、クルゼレイ・アスモデウスと別れたことは特に気にしていないようである。
俺の情報網によると禍の団の旧魔王派にもカテレアさんは参加していないようで、他の種族を見下すようなことも無くなっているらしい。
俺のマッサージでカテレアさんにあった毒気もほぐれて消え去っていたのかもしれないな。
ちなみに原作ではオーフィスがお飾りでもトップだった禍の団だが、オーフィスが禍の団に居ないことで戦力は低下しているようだった。
禍の団にオーフィスが所属していないことで、オーフィスの蛇が提供されていないからか、力の底上げをする手段を探っている禍の団は、どうやら王の駒を狙っているみたいだ。
原作と同じように進むところはあるだろうが、完全に全てが同じに進む訳ではないだろう。
変わっていることはそれなりにあるから、これからどうなるかはわからない。
そんなことを考えながら自宅に帰ると、居間でDVDを見ながらヨガをやっているオーフィスを発見。
オーフィスに提供されているお小遣いは、徐々に増えていって今では月に10万程度だがオーフィス自体は、それで満足しているようだ。
お小遣いを使ってスポーツウェアとヨガマットに初心者向けなヨガのDVDを買ったオーフィスは、最近よくヨガをやっている。
気になったものはとりあえずやってみるようになったオーフィスは意外と好奇心が旺盛なのかもしれない。
ヨガをやっても特に汗をかくようなことはないオーフィスだが、一通りヨガが終わると毎回風呂に入っていた。
風呂上がりに冷えた飲料を飲むのが好きなオーフィスの為に、冷蔵庫にはいつも何かしらの飲料が入っているが、オーフィスは特にコーヒー牛乳を好んでいるみたいだ。
今日もこれからオーフィスは風呂に入るんだろうな、と思っているとオーフィスが「我、仁と一緒に風呂に入りたい」と言い出す。
ほとんど家族のようなオーフィスとなら一緒に風呂に入っても問題ないかと思って、オーフィスと一緒に風呂に入ると、少女の姿をしていたオーフィスが突然大人の女性に姿を変えて抱きついてきた。
突然どうした、とオーフィスに聞いてみると「おかしい。こうすれば我の魅力に仁がめろめろになって、仁のあれが戦闘体勢になるはず」と俺の下半身を見ながら言ってきたオーフィス。
戦闘体勢って、とは思ったが、とりあえず俺がその気にならなければ反応しないぞ、とだけオーフィスに伝えておくと「仁は我のことは嫌いではない筈、ならいける」と言ったオーフィスは諦めていないらしい。
その後、様々なアプローチをしてきたオーフィスだったが、俺が全くその気になっていないことに気付くと若干落ち込んでいるようだった。
オーフィスには悪いが家族皆が使う風呂場を汚すのは問題があるからな。
俺の部屋なら大丈夫だったんだが、それをオーフィスに教えるのは今度にしておこう。
今教えると俺の部屋でオーフィスが襲いかかってきそうだ。
主人公とオーフィスが異世界旅行に行くなら、どの異世界が良いですか?
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