次回で本編は終了になると思う
「我、京都に行ってみたい」
そんなことを言い出したオーフィスの願いを叶える為に京都に向かうことにした俺は、一応京都の妖怪達にも話を通しておこうと考えて、アザゼル経由で無限の龍神と一緒に京都に向かうことを京都の妖怪達に伝えておいてもらった。
無限の龍神が京都に来ると聞いた妖怪達の頭目は流石に驚いていたようだが、此方の目的が単なる観光だと聞いて、警戒は少し緩めてくれたらしい。
観光の邪魔にならない程度の監視はさせてもらうと妖怪達の頭目は言っていたが、特に此方に接触するつもりはないようなので、オーフィスとの京都観光を楽しむとしよう。
新幹線で京都に到着したところで、何処に向かいたいかオーフィスに聞いてみると「幕末の名所巡りがしたい」と言い出したオーフィスは、以前テレビで見た幕末の特集番組で京都にある幕末名所に興味を持っていたようだ。
オーフィスと一緒に京都の幕末名所を歩いて巡っていると、御所の蛤御門の前で「ここで、問題。蛤御門の名前の由来は?」と幕末クイズのようなことを言ってきたオーフィス。
戦火の時だけ開門したことが火にかけると開く蛤のようだったからだったな、と幕末クイズに答えておくと「正解!」とオーフィスは喜んでいた。
そんなオーフィスの幕末クイズに答えながら京都を移動して、到着した伏見の寺田屋。
様々な幕末名所を巡って純粋に京都観光を楽しんでいると、此方を監視していた妖怪が慌てている気配を感じる。
京都の妖怪達に何かしらの問題が起こっているのは確かなようだ。
そして感じる気配が妖怪以外にも増えていて、此方には敵意を感じるな。
気配から察するに人間なのは間違いないが、禍の団の英雄派である可能性が高い。
監視の妖怪はともかくとして、敵意を持つ人間の気配が気に入らない様子のオーフィスは「我と仁の京都観光デートを邪魔するやつは許さない」と言うと、凄まじい殺気を此方に敵意を持っていた人間の気配に向かって飛ばす。
一点に集中された無限の龍神の殺気は、ただの人間が受けるには強すぎたようで、敵意を持っていた人間の気配がかなり弱くなった。
敵意を持つ人間の気配を感じた場所にオーフィスと一緒に向かうと、気絶して倒れている人間を発見。
どうやらオーフィスの凄まじい殺気だけで気絶してしまったらしく、全く起きる気配はない。
神器持ちで、ある程度身体が鍛えられている人間が持つ連絡用の端末から「どうした、応答しろ」というジークフリートの声が聞こえていたので、この人間が英雄派の構成員なのは確実だろう。
とりあえず気絶している英雄派の構成員の持ち物を調べてみると、集合場所と書かれた地図を見つけることができた。
地図に書かれた場所にまで向かってみると結界が張られていたが、怒っているオーフィスのパンチにより容易く破壊された結界。
ちょうど京都の妖怪の頭目である九尾の狐を捕まえて連れてきたばかりだった英雄派は、怒れるオーフィスによる攻撃で大混乱の状態となる。
俺は龍殺しの魔剣であるグラムを持つジークフリートを相手にすることにしたが、闘気を纏う俺の手刀でグラムを完全に破壊されたジークフリートは、信じられないものを見たかのような顔で「魔帝剣が手刀で破壊されるなんてありえない!」と叫んだ。
隙だらけなジークフリートに拳を連続で叩き込んでから右腕の一撃で全身を砕く、ロム兄さんのゴッドハンドスマッシュを喰らわせてジークフリートの全身を完全に砕き、成敗!と言っておく。
微塵に砕かれたジークフリートだったものが散らばったところで、オーフィスのパンチで聖槍をへし折られた曹操が転移で逃げていく姿が見えた。
最強の神滅具持ちの曹操でもオーフィスには敵わなかったらしい。
俺とオーフィス以外でこの場に残されたのは、意識を失っている九尾の狐と、へし折られた聖槍の穂先だけみたいだ。
折られた聖槍の穂先を拾ってみるとゴッドハンドの力を宿す俺に反応して、穂先が眩く光輝いたかと思えば、神器を作った三勢力の神の意思らしき存在が俺に語りかけてくる。
「黙示録の獣すらも滅ぼす力を持つものよ。貴方に頼みたいことがあります」
引き受けるかはわかりませんが、聞くだけ聞いてみますよ、と三勢力の神の意思に伝えてみると「この世界の為に、貴方の力で黙示録の獣を完全に消滅させてほしいのです」と頼んでくる神の意思らしき存在。
とりあえず京都観光を終わらせてからで良いなら消滅させておきますよ、と神の意思に伝えると「それからで構いません。ちなみに京に来たなら京名物のお芋さんと棒タラ炊いたんがオススメですよ」と何故か京名物まで知っている神の意思が、オススメまで教えてきた。
神の意思は何でそんなものまで知っているんだろうかと思わなくもなかったが、九尾の狐を京都の妖怪に預けた後に、オススメされた京名物を食べに行ってみると、京風の控えめな味付けだったが確かに美味しかったな。
京都観光が終わった後、手早く転移で自宅に戻った俺とオーフィスは京都土産を家族に渡してから就寝。
翌日、起床した俺は聖槍の穂先に宿る神の意思に導かれて、黙示録の獣が封印されている場所まで向かう。
到着した封印場所で、三勢力の神によって厳重に封印されている黙示録の獣は動くことはない。
さっさと終わらせて帰ろうと思っていた俺は、オベリスクの巨神兵のゴッドハンドクラッシャーを封印されている黙示録の獣に放つ。
両拳から放たれた凄まじいエネルギー波が黙示録の獣に直撃したかと思えば、完全に消滅した黙示録の獣。
「一撃!?」と驚いた様子の神の意思は、意外と感情表現が豊かなのかもしれない。
神の意思の頼みを叶えた後に帰宅した俺は、携帯ゲーム機で遊んでいたオーフィスと対戦してみることにした。
やたらとゲームが強くなっていたオーフィスになんとか勝つことはできたが、オーフィスがゲームを極めたら勝てないかもしれないな。
それから一応アザゼルに、京都での出来事と、俺が拾った聖槍の穂先に神の意思が宿っていることを伝えてみると、物凄く驚いていたアザゼル。
特に神の意思について気になっていた様子で、超特急で俺の自宅までやってきたアザゼルは「神の意思が宿ってる穂先を見せてくれねぇか」と頼んできた。
聖槍の穂先を渡してみると「マジかよ、本当に神の意思が宿ってやがる」と驚いていたアザゼルは「禍の団の英雄派の曹操が持っていた聖槍は、神滅具の黄昏の聖槍だったってことか」と頷いてから「一応ミカエルにも伝えとくか」と呟く。
アザゼルからの連絡を聞き、凄まじい速度でやってきたミカエルさんが聖槍の穂先に宿る神の意思に「此処にいらしたのですね」と言うと涙を流していた。
その後、ちゃっかり聖槍の穂先を持って帰ろうとしたミカエルさんとアザゼルが言い争いを始めることになる。
最終的に神の意思で、俺がこれからも聖槍の穂先を持つことになった。
まあ、同居する相手が増えるのには慣れているので問題はない。
そんなことがあった日の翌日、オーフィスと一緒にテレビを見ていると近付いてきたオーフィス。
自然に俺の手を握ってきたオーフィスに顔を向けるとオーフィスは「仁と我は、ずっと一緒」と言って微笑んだ。
そうだな、ずっと一緒だ、と言った俺に、オーフィスは嬉しそうにしていたな。
単なるハーフ堕天使という訳ではない俺なら、きっとオーフィスとずっと一緒にいれるだろう。
オーフィスに寂しい思いをさせないように、これからも頑張っていくとするか。
主人公とオーフィスが異世界旅行に行くなら、どの異世界が良いですか?
-
トリコの世界
-
僕のヒーローアカデミアの世界
-
ONE PIECEの世界
-
ダンまちの世界
-
ダイの大冒険の世界
-
ハイスクールD×Dの原作の世界