パワパフガールズE   作:ラルク・シェル

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第4話 P達の出会い/エレメントの活躍

「それじゃあ、アンタの罪を知れ」

 

元祐がネオロストドライバーとエレメントメモリで変身した仮面ライダーエレメントが、アイアンに向けて言った瞬間に何発か蹴りかかる。すぐにガードするアイアンだけど、エレメントの素早いパンチとキックにガードが崩れ吹っ飛んでしまう。

ちなみにガールズ達は

 

「スゴイ…戦い方もスーパーヒーロー!」

「たしかに、あのドジな元祐さんとは大違い」

「これが彼の本当の力…」

 

エレメントの戦いに目を輝かせるブロッサムに、バブルスとバターカップは今までの元祐とは思えなくて驚く。

 

「調子に乗るな!」

 

だが、アイアンは剣にして襲い掛かった。これには避けたりするエレメントだけど、容赦ない攻撃の仕方に反撃ができない様子。

 

「たく…じゃあ、こっちも武器を使うか」

 

するとエレメントはネオロストドライバーにあるボタンの1つを押してレバーを動かす。

 

『Fire』

 

するとエレメントは全身が基本形態の緑から赤に色が変わる。

 

「色が変わった!?」

「どうなってますの!?」

「おお、ヒーローらしい赤にチェンジ!」

 

色が変わって驚くガールズ達だが、エレメントは手に炎の形をした剣のファイヤーエレソードを構えてアイアンに斬りかかった。アイアンも両腕の剣で反撃をするが、エレソードでガードと同時に右腕を炎にして首元をつかむ。

 

「なっ、熱ちちちちちち!!?」

 

炎で容赦なく燃やすと、流石に全身が鉄でも熱くて暴れだすアイアン。それからエレメントが炎のキックで蹴り飛ばすと、アイアンの体の一部が熱で真っ赤。

 

「…ほら、冷やしてやるよ」

『Aqua』

 

再びボタンを押してレバーを動かすと、今度は全身が青くなって水がモチーフの銃・アクアエレガンを持つ。

 

「また色が変わった!」

「今度は私と同じ色ですわ!」

「武器も変わってる!」

 

また色が変わって驚くガールズ達だが、エレメントはエレガンを構えるとアイアンに向けて引き金を引くと水の弾丸を撃った。

 

「ぐわっ!?」

「もっと冷やしてやるよ!」

 

そう言って何発も水の弾丸を連射しまくるので、アイアンは避けたりしているが何発も当たって、その度に熱した鉄の体が冷やされてジューっと音がする。

 

「冷やしたところで」

『Ground』

 

またボタンとレバーで、次に黄色い体の岩をモチーフの斧・グラウンドエレアックスを構える。

 

「次は黄色だ!」

「おまけに今度の武器も強そう!」

「おお!スゴイスゴイ!」

 

これにはガールズも驚きすぎている様子。とにかくエレメントはエレアックスを大きく振り上げて、アイアンに向かって走っていき

 

「とりゃあ!」

「ぐぎゃあ!?」

 

そのままエレアックスを振り下ろすと、アイアンの鉄の体が砕けると同時に吹っ飛んだ。

 

「スゴイ!あの鉄の体が?!」

「なるほど!どんなに硬い鉄でも熱して急激に冷やせば脆くなるのですわね!」

 

こう見えても理科が得意なバブルスは、この状況を把握した。しかしダメージを受けたアイアンは立ち上がると

 

「うう…くっ!」

 

すぐさまアジトに停めてた自分のバイクに乗って逃げ出した。

 

「アイツ、逃げたぞ!」

「分かってる!」

 

エレメントも通常のウィンドフォームに戻ると自分の愛用バイク、ツインハードに乗ってアイアンを追いかけた。町の道路をバイクで逃走するアイアンの後ろを追跡するエレメント。

 

「げっ!アイツ、追いかけてきやがった!」

 

アイアンは指先を銃口にしてエレメントに向けて発砲。すぐにエレメントはツインハードのハンドルを動かして避けたりするが、それでも撃ってくるアイアン。

 

「まったくバンバンと…だが、俺にはこれがある」

 

するとエレメントは白いメモリを取り出した。

 

『COLD』

 

そのままツインハードのメーター近くにある挿入口にコールドギジメモリを入れると、目の前に氷の盾が出現して弾丸を防ぐと同時に氷柱を出してアイアンに向けて攻撃。

 

「うわっ!なんだ?!」

「まだまだあるぜ」

『THUNDER』

 

コールドギジメモリを抜くと今度は黄色のサンダーギジメモリを装填。その瞬間、アイアンに向かって電撃が襲い掛かる。

 

「今度は電気!?」

 

とにかく避けながらも逃げるアイアンだが

 

「マズイ…腹が減ってきた。早くエネルギーを」

 

散々暴れてエネルギーが切れ始めたので、このまま町の人を襲おうとしていた。

 

「そうはさせるかよ!」

 

しかしエレメントがネオロストドライバーについてある2つ目のボタンを押してレバーを下す。

 

『ELEMENT!マキシマムドライブ!』

 

するとエレメントの体から風が発生すると同時に、ツインハードのハンドルを放すと宙に浮かぶとアイアンに向けて急落下。

 

「はぁぁぁぁ!!」

「え?ぐわぁぁぁぁ!!?」

 

そして風を纏ったエレメントの必殺キックのウィンドエクストリームが決まってアイアンは爆発。煙が晴れると気絶した松田と、メモリブレイクでアイアンメモリは破壊。

 

「はい、これで終わりだな」

 

エレメントが捨てセリフを言って、そのままバイクで立ち去った。ちなみにその光景をガールズが上空から見ている。

 

「最後はキック…正しくあれはヒーローよ!」

「お前は興奮しすぎ…」

「でも、これで事件解決って奴ですわね♪」

 

とりあえずガールズもあとは警察に任せようと引き上げた。

それからしばらくして石谷率いる警察が、松田改め松田哲雄を殺人容疑で逮捕。それから永島達矢焔も、度重なる暴力事件や詐欺や脅迫で全員逮捕された。だが、このニュースを見ているのは他にも。

 

「ん……」

 

とある部屋で今回のニュースを見ている人物。腰にはネオロストドライバーとはまるっきり形状の違うベルトを装着。

 

「…そうだ。お前が戦って活躍すれば、メモリもレベルが上がる」

 

椅子から立ち上がって部屋を出ると、そこには複数のマスカレイドドーパントとムカデのような姿のセンチピードドーパントがいた。さらに同じベルトをした男女6人も。

 

「それで、奴は今後泳がせるか?」

「んで、ガールズは?」

「ほほっておけ、全ては我々の思うがままさ。シティーのな」

 

そう言いながらも、7人はガイアメモリとベルトでドーパントに変身。これを見た戦闘員ドーパントは歓声の声が空間を鳴り響く。

 

 

 

 

 

[今回の依頼は無事に終了…怪我人はなし……犯人の動機は組織の縄張り拡大]

 

事務所では元祐がパソコンで、今回の事件のレポートをまとめていた。

 

[しかし、この街でなぜ風都のガイアメモリが出回っているのかまだ分からない…だが、それでもこんなハードボイルドな時には、カミュが似合う]

「なにがカミュよ!」

「ぶっ!?」

 

カッコつけてコーヒーを一口飲んだ瞬間、ももこに思いっきり頭をはたかれて吹いた。後ろを振り向くと、ももこだけでなくみやことかおるまでもいた。

 

「お前ら…なんで、ここに!?」

「アナタが私たちの秘密を知ったから、秘密の共有としてここを第二の基地にするのよ♪」

「はぁ!?」

 

なんと事務所を第二のガールズ基地にすると宣言。

 

「博士とケンから、アナタがガイアメモリで変身する仮面ライダーの事も調べてほしいって言ってましたから」

「冗談じゃない!ここは神聖なるハードボイルドな探偵事務所だ!いくらスーパーヒロインでも、女子高生のたまり場にしてたまるか!」

 

当然、大反対する元祐だけど。

 

「んなこと言っていいのかよ」

 

するとかおるは紙を取り出して元祐に見せた。

 

「これって?」

「ここの大家の重玄さんからの、これまで溜まった家賃とツケの書類。俺達、重玄さんから取り立てを頼まれたんだ」

「え?!」

「分かってる?ようするに、言う通りにしないとアナタはここを立ち退かなきゃいけなくなるのよ」

「まぁ、当然ですわよね」

 

3人の言葉に固まって、しばらくしたら膝をついてしまう元祐。こうして元祐改めエレメントとガールズは半分脅迫な形で、協力関係になった。




これにて今回の事件は解決しましたが、謎の組織の登場しました。ちなみにこれから出てくるドーパントは、これまでの仮面ライダーとスーパー戦隊の怪人がモデルになっています。
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