「この誘拐された、山岡翔太君は下校中に若い男に連れ去って、身代金を5千万円を要求されて、金を奪って逃走したとのことだそうです。」
と、松本は言った。
「と言う事は、犯人は営利目的で誘拐したって事か。」
「ええ、恐らく誘拐犯は小学生を連れ去ってどこか遠くへ逃げ込んだんだろうな。」
と、高杉は言った。
「つまり、犯人は列車で逃げるんじゃないか。」
菅原は、松本と梶山に言った。
「それも、考えられるわね。」
「班長、それで南と高山の方は。」
「今、東京から上越新幹線に乗って長岡で警乗するそうだ。」
「ほう、それで主任と高山は上越新幹線に警乗に行ったのか。」
「うん、すぐに発見されるでしょう。」
そこへ、高杉がやって来た。
「皆、ちょっといいか。」
「はい。」
「実はな、誘拐事件で受け子役と思わられる男が列車に乗り込むそうだ。」
と、高杉は写真を見せた。
「ほう、この男か。」
「警視庁の話では、バックを持った男が上野駅から信越本線経由のL特急に乗って逃走すると入電があった。」
「なるほど、つまり犯人は遠くへ逃げるんだわ。」
「小海、奴が乗るとしたら特急は何時の特急かわかるか。」
「7時発の信越本線経由のL特急「あさま1号」直江津行です。」
「ほう、もし乗るとしたら直江津から北陸へ逃げるつもりだ。」
と、高杉は言った。
一方、南と高山は東京駅から上越新幹線に乗って警乗に当たった。
「ご苦労様です、これから警乗を行います。」
「ではお願いします。」
と、車掌は言った。
早速、南と高山は東京発10時08分発の上越新幹線「MAXあさひ311号」に乗り込んで警乗に当たった。
「えーと、えーと、小学生の男の子と男の子、乗っているのかな。」
「うん、その小学生は誘拐された可能性が高いな。」
と、高山は南に言った。
「とにかく、当たって見ようか。」
「ええ。」
「ん、あれ。」
と、その時高山は親子連れと思われる男を発見した。
「あのー、すいません。」
「はい、何でしょうか。」
「失礼ですが、このお子さんはあなたの子供さんですか。」
「ああ、確かに私のお子さんですよ。」
「そうですか、ところでどちらへ行かれますか。」
「はい、私は富山へ行くのでこの子を連れて行かなければならないんですよ。」
「そうですか。」
「どうした、高山。」
「主任、実はですねその子連れが誘拐犯と思われるですよ。」
「ほう、よく似てるな。」
「本当にその男かな。」
と、高山は言った。
「でも、誘拐犯には見えんな。」
「そうですか。」
11時40分、南と高山が乗った上越新幹線「MAXあさひ311号」は定刻通りに長岡に到着した。
「あの男は怪しいなぁ。」
「主任もそう思うんですか。」
と、高山は言う。
「あの男は長岡で降りてどこへ行くんですかね。」
「長岡発11時48分、和倉温泉行特急「かがやき4号」、多分この列車だ。」
「多分この列車に乗って行くんだな。」
「後を付けましょうか。」
「よし、とにかく班長に報告しよう。」
と、高山は高杉に報告した。
「えっ、今長岡に入るのか。」
「はい、今から長岡から特急に乗って富山まで尾行しようと思います。」
「そうか、ああそれから今受け子役と思われる男が逃走してると情報があった。」
「はい、わかりました早速捜査してみます。」
と、高山は言った。
そして、南と高山は長岡駅から11時48分発の北陸本線経由の特急「かがやき4号」和倉温泉行に乗って警乗に当たることにした。
11時48分、特急「かがやき4号」は長岡駅に発車した。そこへ、1人の男が特急「かがやき4号」に乗り込んだ。
「奴は、富山へ行くのかな。」
「ああ、可能性があるな。」
12時32分、特急「かがやき4号」は直江津に到着した。そこへ1人の男が、直江津駅に乗り込んできた。
「ん。」
「どうした、高山。」
「あの男は確か、班長が言っていた男かな。」
「ああ、バックを持っていたな。」
「やはり、誘拐犯かな?。」
「それも、考えられるな。」
「本当に、この男が誘拐犯なのかな。」
「わからんぞ。」
13時41分、南と高山が乗った特急「かがやき4号」は富山に到着した。
「どうやら、誘拐犯らしき人物は乗っていませんね。」
「うん、富山で下車したみたいですね。」
「何処へ行ったんですかね。」
南は、高杉に報告した。
「班長、どうやら、犯人らしき乗ったのは上越新幹線「MAXあさひ311号」と特急「かがやき4号」に乗って見たんですけど、誘拐犯らしき人物は乗っていませんでした。」
「そうか、じゃあ南と高山は富山に入るのか。」
「はい、今富山駅に居ます。」
そして、誘拐犯を逮捕できるのだろうか。