「犯人は、東京から長岡経由で新幹線と特急に乗って東京へ行き、共犯者は上野から信越本線経由で直江津から富山へ向かったと考えられますが。」
「とう言う事は、上野から直江津へ向かい、犯人は直江津から北陸本線に乗り換えて富山へ向かったと考えられますね。」
と、岩泉は言った。
「子連れの男は東京から上越新幹線に乗り、長岡で特急に乗り換えた。」
「要するに、犯人は東京ルートと上野ルートで北陸へ逃げ込んだと考えられますね。」
と、桜井は高杉に言った。
「わかってるのは、誘拐犯の男は上越新幹線に乗り、受け子役は上野から直江津行の特急に乗って北陸へ向かったって事は考えられませんか?。」
「ほう、なるほど。すると犯人は二手に分かれて列車に乗ったって事か。」
と、高杉は言った。
「ええ、犯人はそれを利用したんじゃないでしょうか。」
早速、列車時刻を調べて見た。
誘拐犯ルート
上越新幹線「MAXあさひ311号」
東京発10時08分 乗車
長岡着11時40分 下車
北陸本線・特急「かがやき4号」
長岡発11時48分 乗車
富山着13時41分 下車
身代金受け子のルート
信越本線・特急「あさま1号」
上野発7時00分 乗車
直江津着11時04分 下車
「と言う事は、直江津から特急に乗って富山へ向かったって事か。」
「ええ、直江津から特急に乗って北陸へ逃げ込んだ。」
「そして、男はその誘拐犯に堕ち合ったと考えられるんだよ。」
そこへ、電話が入って来た。
「はい、公安特捜班、ああ南か。」
「ええ、例の誘拐犯は警乗してみたんですが、どうやら長岡から特急「かがやき」に乗っていた可能性があるんです。」
「ほう、そうか、じゃあ南と高山は富山に入るのか。」
「はい、今富山鉄道公安室にいます、すいませんが誘拐犯の特徴を教えていただけないでしょうか。」
「うん、分った、そちらからファックスで送るよ。」
と、そこへ梶山がやって来た。
「班長、ご両親から写真借りてきました。」
「ああ、それから例の誘拐された小学生の写真を送る。」
「それで、誘拐された小学生の名前は。」
「えーとね、名前はね。」
「はい、山岡翔太、小学4年生、わかりました、捜索してみます。」
と、電話を切り、南と高山は富山公安で待機した。
「そうですか、2人連れの男が子供と一緒に。」
「はい。」
「そうだな、そう言う人は見てないな。」
暫くして、FAXから誘拐犯と思われる2人組の男と行方不明の小学生の写真が送られてきた。
「あれ、この男はさっきの。」
「あっ、上越新幹線「MAXあさひ311号」と特急「かがやき4号」に乗っていた人だ。」
「そうか、やはりこの男が誘拐犯か。」
「しまった、もう逃げられたんじゃないか。」
「ええ。」
そして、南と高山は駅前ロータリーへ行っていた。
「すいません、この小学生とこの男は知りませんか。」
「ああ、その2人なら赤いスポーツカーに乗って何処かへ行ったよ。」
「えっ、赤いスポーツカー。」
「うん、その2人はその車に乗って何処かへ行ったと思うよ。」
「その、赤いスポーツカーを運転した人は分りますか。」
と、高山は二人の高校生に言った。
「そうだな、富山から向こうへ行ったと思うよ。」
「そうか、どうもありがとう。」
南と高山は富山県警に協力して行方を追うことにした。
そして、次の日。
犯人らしき男が、魚津で目撃されたと情報があった。
「えっ、犯人らしき男が魚津に向かって行った。」
「ああ、その男が身代金受け子役と思われるんだ。」
「よし、早速魚津へ行ってを追いましょう。」
「うん。」
そして、南と高山は富山県警の覆面パトカーに乗り魚津市内を走った。
「確か、この辺りでしたね。」
「うん、何処へ向かって行ったんでしょうか。」
そこへ、1本の無線が入って来た。
富山本部から魚津署管内、魚津蜃気楼ロード付近で男性の死体を発見、直ちに急行せよ。
と、無線が入った。
「了解、直ちに急行します。」
そして、南は赤ランプを乗せて、サイレンを鳴らして魚津港付近へ向かった。
現場には、既に魚津署員が到着した。
「あーあー、魚津で殺されるとはな。」
「死因は、溺死ですね。」
「主任、この被害者は殴られた跡がありますよ。」
「あっ、本当だ。」
「とう事は、仲間割れの可能性があるな。」
「この人、受け子役の人に似てないか。」
「うん、確かに似ているな。」
と、高山は言った。
「死亡推定時刻は、昨日の24時頃と考えられるな。」
「ええ。」
「早速、高杉班長に報告しよう。」
「ええ。」
そして、犯人が使った列車トリックとは何か?
翔太君は何処へ入るのか