「何だって、誘拐犯と思われる男が魚津で死体で発見された。」
「ええ、どうやら班長が言っていた身代金の受け子役と思われます。」
「そうか、今南と高山は魚津におるのか。」
「はい。」
「そうか、それで被害者の身元は。」
「ええ、恐らく受け子役と思われますが、年齢からすると20代前半と思われます、捜索願又は前科リストで照合してください。」
と、高山は高杉に言った。
「うん、分った、こっちも調べて見るよ。」
「班長、何か分かったんですか。」
「今、南と高山から連絡が会った。」
「えっ。」
「魚津港付近で、男性の死体が発見された。」
「この男が、班長が言っていた身代金の受け子役か。」
「そうだ、恐らくこの男は捜索願が出ている可能性が高い、誘く調べて見てくれ。」
「わかりました。」
と、岩泉たちは早速受け子役の男の身元を調べて見たが、捜索願から一致する人物が割れた。
「班長、被害者の身元が分かりました。」
「おう、わかったのか。」
「はい、名前は緑川 間知谷と判明しました。」
「ほう、と言う事はこの男が受け子役か。」
「ええ、可能性があります。」
「そして、被害者の服のポケットの中にはこんな物が。」
と、中には翡翠と思われる石が発見された。
「何だい、これは。」
「珍しい、石ね。」
「あっははぁ、これは翡翠だな。」
「えっ、これは翡翠なのか。」
「ええ、これは多分犯人は富山へ逃げたんだと思うよ。」
「富山ですか。」
「ええ、恐らく犯人は新幹線と特急に乗って北陸へ向かったんですよ。」
と、菅原は高杉に言った。
「つまり、殺害された緑川は富山で出稼ぎに行って事件に巻き込まれて殺害されたと考えられますね。」
「ええ。」
「と言う事は、仲間割れか。」
「ええ。」
「死因は、殴られた後に溺死したと考えられる。」
「と言う事は、犯人は車で運び死体を魚津で遺棄した。」
「恐らく、犯人は富山へ逃げ込んだんだろう。」
「それは、考えられるわ。」
と、小海は言った。
「犯行時刻は、昨日の深夜12時頃と考えられますわね。」
「そして、犯人は赤いスポーツカーに乗せて遺棄した。」
「ほう、なるほどね。」
「ところで、主任と高山は。」
「今、魚津に入るそうだ。」
そして、南と高山は犯人は朝日町辺りで見かけたと判明して、宮崎海岸から市振に近い海岸へ向かった。
「ここが、ヒスイ海岸か。」
「ああ、この辺りだそうだな。」
宮崎海岸
宮崎海岸、通称ヒスイ海岸は、朝日町の最東に位置する、幅100m・東西約4㎞に渡って広がる砂利浜の海岸です。美しいエメラルドグリーンの自然海岸で、「日本の渚百選」「快水浴場百選」に選ばれています。日本のヒスイ産地は険しい山の中がほとんどですが、海からヒスイが打ち上がり、楽しく安全にヒスイがひろえる世界的にも珍しい環境である。そこの食堂には「タラ汁」も食べられるので人気を呼んでいる。
「えっ、この食堂に。」
「ええ、この小学生ならその男と女の人と一緒だったわ、ここで昼食を取っていたそうです。」
「この店に。」
「ええ。」
「ひょっとして、赤いスポーツカーに乗っていた女ですか。」
「ええ、そうよ。」
と、食堂の店員は言った。
「そう言えば、その男の子なんだけど誘拐事件の小学生に似ていたわ。」
「もしかして、この子ですか。」
と、南は店員に写真を見せた。
「ええ、よく似ているわ。」
「そう言えば、親戚のおばさんと従弟みたいだって言っていたわ。」
「ほう、なるほどね。」
南と高山の捜査で、犯人は富山県の朝日町へ逃げ込んだと判明した。
そして、翔太君は無事なのか。