「つまり、殺害された受けこ役の緑川は身代金を山分けすると思ったら、その男に独り占めしようとしていたから口封じで緑川を殺害した。」
「なるほどね。」
「それで、その赤いスポーツカーに乗った女っていうのは。」
と、高山は南に言った。
「宮崎海岸辺りで、目撃されているんだ。」
「南主任、それ本当なんですか。」
「ああ、近くの食堂で目撃されているんだ。」
「翔太君はその女と男と一緒にヒスイ海岸へ行っていたことが分かったよ。」
「なるほどね。」
と、高山は言った。
「それで、何処へ行ったか。」
「さぁ。」
そこへ、1人の男の子が南と高山の方へやって来た。
「お兄さん、おじさん、あれはマツダのRX-7のFDだよ、ナンバーはね富山37 つの37-58だよ。」
「えっ、君はそれを見たのか。」
「うん、そうだよ。」
「行こうとしたら、その男の子は女と一緒に乗って走り去ってと言ったよ。」
「君、どの辺へ行ったか分かるか?。」
「多分、朝日町から新潟の上越方面と思うよ。」
「そうか、君どうもありがとう。」
と、言って南と高山は市振へ向かった。
「やはり、市振へ向かっていったんですね。」
「ああ、恐らくそこへ向かっていったんだろう。」
と、南と高山は行方を追っていった。
市振
「5000万円よこせと言ったら、あの奥さんの声を聴いたときは見せたかったぜ。」
「片岡、分け前はちゃんと弾んでくれよ。」
「任せとけよ、金を受け取ったら俺たちと女も大富豪たぜ。」
「へへへへへへへへへへへ。」
と、笑いながら酒を飲んでいた。
「そう来なくっちゃ、いけないや。」
「それで、どうしますかこのガキ。」
「そうだな、こいつを親不知で海に沈んでやるか。」
「それもいいかもしれんな。」
と、遊部は言った。
「片岡はどうするんだ、あいつにはな借金で子供を返すことだから、少しは脅してやったのさ。」
「という事は、借金を払うために誘拐したって事ですか。」
「その通りだよ。」
「へへへへ、ポリ公は俺たちが北陸で監禁しているとはな、俺はこの子を連れて東京から新幹線に乗って富山から朝日に逃げ込んできたんだからな。」
「バレなかったのか、ああ女と一緒に車に乗せてもらったからバレやしないさ。」
「ほう、女といっしはょに乗って来たってわけか。」
「見ろよ、バッチリといただいて来たぜ。」
「さーてと、どうするか。」
「俺はあの女と一緒にいるから、ちょっと出かけてくるよ。」
「おう、気を付けて行けよ。」
「わかってるって。」
と、言って片岡は富山市内へ向かっていった。
そして、南と高山は応援で小海と菅原と三輪と一緒に市振の家へやって来た。
「翔太君は、この中にいるよ。」
「やはり、ここにに監禁されていたのか。」
「ええ、恐らくな。」
そして、高山はけん銃でカギを打ち抜いて、ドアを開けた。
「翔太君、大丈夫か。」
「あっ、あなたは。」
「おじさんたちは、鉄道公安隊だ。」
「もう大丈夫よ。」
と、小海は翔太君を保護した。
「さぁ、おとなしくガキを渡せっ。」
「こいつ、痛い目にあいたいのか、このっ。」
と、南は男に頭突きを食らって階段から突き落としたのだ。
「いっ、いってぇ。」
「てっめぇ。」
遊部は、菅原を突き落としたが確保されたが、2人は逃げようとした。
「ニッ、逃げろっ。」
「うっ、わっ。」
「そこまでだ、鉄道公安隊だもう逃げられないぞ。」
「くそーっ。」
「何で、ここが分かったんだ。」
と、遊部ともう1人の男は黒岩という男であった。
「お前たちを、殺人並びに未成年者略取及び逮捕監禁と営利誘拐の容疑で逮捕する。」
と、高山と菅原は二人を手錠をかけた。
こうして、翔太君は無事に救出された。
そして、犯人の誘拐の目的は何なのか?