公安特捜班 富山-翡翠海岸誘拐殺人事件   作:新庄雄太郎

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そして、誘拐犯と思われる2人を逮捕し、翔太君は無事に州出された。


第6章 救出

「よかった、よかった、翔太君が無事で。」

 

「ええ。」

 

「早速、班長に報告だ。」

 

高山はすぐに、誘拐事件を解決したことを高杉班長に報告した。

 

「そうか、犯人は逮捕して翔太君は救出して保護したか。」

 

「はい、どうやら犯人は富山駅辺りで女と一緒に赤いスポーツカーに乗って魚津と朝日へ逃げ込んだとわかりました。」

 

「でも、何でヒスイ海岸へ行ったってわかったんだね。」

 

と、高杉は高山に言った。

 

「ええ、被害者の服のポケットの中にヒスイが入っていたので、ピンと来たんですよ。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「はい。」

 

そして、南と高山たちは直江津駅で特急「かがやき」と上越新幹線「あさひ」に乗り継いで、東京へ向かっていった。

 

東京駅

 

「はっ、翔太。」

 

「あっ、お母さん。」

 

「よかった、よかった。」

 

と、母は翔太を抱きしめた。

 

「よかった、無事てよかった、本当にありがとうございました、何とお礼を言ったらいいか。」

 

「それで、犯人は。」

 

「先程、富山県警に逮捕されました。」

 

「そうですか、それはよかった。」

 

「どうやら、犯人は列車を使って逃亡していたようですね。」

 

「でも、何で犯人が別々に列車に乗って行ったんですかね。」

 

「うん、何かトリックがある筈だ。」

 

「そこですよね。」

 

「受けこ役の犯人は直江津からどうやって特急「かがやき4号」に乗ることが出来たんですかね。」

 

と、小海は言った。

 

「班長、高山、とにかく列車に乗って直江津まで行ってみようか。」

 

「えっ、何かあるんですか。」

 

「ああ、ちょっと気になっていてね。」

 

「主任、何かわかったんですか。」

 

「ああ、分かったよ犯人が使った列車トリックがな、それに直江津から特急「かがやき4号」に乗り方法がな。」

 

「えっ、分かったんですか。」

 

「ああ。」

 

次の日、高杉と南と高山は上野駅から午前7時00分発の信越本線経由のL特急「あさま1号」に乗り込んで、終着の直江津まで向かっていった。

 

「主任、直江津駅で何があるんですか。」

 

「ああ、ホームへ行けば何かわかるかもよ。」

 

「南、それはいったいどういう事なんですか。」

 

「受け子役は上野から別の特急に乗ったんじゃないかと思うんだ。」

 

「えっ。」

 

「どんな、列車かな。」

 

「まぁ、直江津駅に行けばすぐわかるよ。」

 

「本当なのか。」

 

「とにかく、主任の言う通りに行ってみましょう。」

 

と、高山は言った。

 

11時04分、特急「あさま1号」は定刻通り直江津駅に到着した。

 

「やっと、直江津か。」

 

「ここに、何があるんだ、南。」

 

「班長、分かったんですよ犯人が使った列車トリックが。」

 

「えっ、それ本当なのか。」

 

「犯人はどうやって、特急「かがやき4号」に乗ることが出来るのかが。」

 

「ああ。」

 

12時32分、直江津駅に特急「かがやき4号」が入線してきた。

 

「ん、何も変わらないじゃないか。」

 

「もうすぐですよ。」

 

「ん、何だあれは。」

 

「ほら。来たっ。」

 

そこへ、直江津駅に8時30分の特急「白山」が入線してきた。

 

「えっ、おい特急「白山」じゃないか。」

 

「犯人は、これに乗って特急「かがやき4号」に乗り換えたんですよ。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「そうか、特急「白山」に乗って直江津から特急「かがやき4号」に乗り換えたってわけか。」

 

「そうですよ。」

 

「なるほど、上野から直江津へ行く時に「白山」に乗って、直江津で特急「かがやき4号」に乗り換えて富山へ向かったって事か。」

 

「そうですよ。」

 

「そうか、やはり犯人はこれに乗って直江津から特急「かがやき4号」に乗り換えて富山へ向かっていったのか。」

 

「そうですよ。」

 

「そうか、犯人はこれを利用したのか。」

 

「そして、直江津から12時34分発の特急「かがやき4号」に乗って富山へ向かったと。」

 

「そう言う事だ。」

 

と、南と高山と高杉は12時34分発の特急「かがやき4号」に乗って富山へ向かい、富山からは名古屋経由のL特急「しらさぎ10号」と名古屋から新幹線「ひかり」に乗り継いで東京へ帰京した。




犯人が使った、列車トリックが解けた。
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