最強催眠種付けおじさんvs女魔族   作:アリマリア

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 (公式設定との齟齬なんて)いらない。物語は独自設定を考えてる時が一番楽しいんだよ。
 二次創作は自由であるべきだ。





『服従させない』複製 in 迷宮

 

 

 

 私たち後半パーティが最奥前の広間に辿り着いて、数時間。

 私たちよりも早く迷宮(ダンジョン)に入っていたはずの前半パーティが到着した。

 

「……取り敢えず、何故こんなに時間がかかったのか聞いてもいいかしら」

「すみません、フリーレン様、ダンジョンは隅々まで探索しないと満足できないタイプで……」

「見てこれ、貴重な素材と魔導書いっぱいあったよ」

「フリーレン様、まずは謝罪です」

「待たせてごめんね……」

「いえ、うん、まぁ、全員無事で来れたのなら構わないわ」

 

 フリーレンはフェルンに怒られてしょぼんとしながらも、その脇には大事そうに何冊かの魔導書を抱えている。

 その上、どうやら空間収納魔法で多くの素材を携帯しているみたいね。

 

 ひどく悠長……というか自然体? なフリーレンに、なんというか、肩の力が抜ける思い。

 私、自分の技術が勝手に使われる不愉快さとか、改めて痛感する自分の魔法と過去の悪辣さとか、かなりのシリアスモードでここまで来たんだけど……。

 フリーレンはこの迷宮(ダンジョン)を、これ以上ない程に楽しんで来たらしい。

 

 まぁ、せっかく探索をするのなら楽しんだ方がいいでしょうし、そこを否定する気はない。

 ……ただ、下手をすると即死する危険のあるトラップや、自身と全く同じだけの技量を持つ敵がいるのに、ここまで自然体でいられるのはフリーレンくらいでしょうけれどね。

 もう少し迷宮(ダンジョン)の殺意が薄ければ……いえ、もうそれはただのアトラクションになってしまうかもしれないわね。

 

 

 

 ……さて、話を戻さないと。

 

 私たちは入口で2つのパーティに分かれたけれど、迷宮(ダンジョン)の最奥部で再び合流する手筈だった。

 というのも、ここから先の最終関門は、これまでとは違う立ち回りが求められるからね。

 

「全員、複製体との戦闘は経験できたかしら。それから、ゼンゼ一級魔法使いの複製体は見た?」

「できたし、会ったよ。ユーベルが撃破した」

「そう、良かった。……とはいえ、複製体は少し時間を置けば復活するようだし、あまり油断はできないけれどね」

 

 言いながら、私は迷宮(ダンジョン)の最奥部へと続く扉を開く。

 

 そこで待っていたモノは、最奥部に足を踏み入れない限り襲って来ないということは、既に検証済み。

 アレはここに入った者を排除するだけで、最奥のホールから逃げ出せば手を出してこなくなるし、覗き込むだけなら特に何も反応を見せない。

 だから、今来たばかりのフリーレンたちに、その姿を見せることができる。

 

 大扉を守るようにして立ち塞がる、複製体特有の、陶器のような黒茶色の体。

 しかしそれでいて、ツインテールの髪は流れる川のように美しく柔らかく垂れている。

 その小さな手には、同じように複製された杖が握られ。

 その目は、今もこちらを無感情に見据えていた。

 

 そう。

 勇者パーティの魔法使い、葬送のフリーレンの複製体。

 それが、この試験における最強の敵であり、最後の関門だった。

 

 

 

「あの扉の向こうに、魔物の魔力反応があるわ。間違いなく『複写の魔物(コピーレン)』……じゃなくて、『水鏡の悪魔(シュピーゲル)』ね」

 

 『複写の魔物(コピーレン)』……これは魔族側の呼び方で、人類の呼び方だと、『水鏡の悪魔(シュピーゲル)』。

 それが、この迷宮の最奥に巣食っているモノ。

 無限に複製体を生み出し、それを使って侵入者を排除する、神代の魔物の生き残り。

 

「それさえ倒せれば、複製体たちも纏めて消えて、晴れてこの迷宮はクリアになるわけだけれど……」

「このままだと無理だね。どうやらあの複製体は私と全く同じだけの技量と魔力を持ってるみたいだし、その上であの大扉に『命がけで宝物庫の扉を閉じる魔法』をかけてる。

 あの複製体を倒すまで、大扉は開かない。物理や魔法による衝撃も、迷宮(ダンジョン)を流れる魔力の作用もあって、ほぼほぼ通らなくなってるはずだよ」

 

 そう。

 あの扉を潜るには、フリーレンの複製体を倒さなければならない。

 

 けれど、ハッキリ言って、そんなことができる魔法使いなんてこの場所に1人だっていない。

 

 一級魔法使いゼンゼだって、150年を生きた元魔族であるリーニエだって、あるいは彼女の弟子であるフェルンでさえ……もちろん私、500年を生きた元大魔族であるアウラさえも例外じゃない。

 フリーレン自身でさえ、同等の実力相手との勝負なら勝率は5割。

 

 彼女を1対1で、真正面から倒せる魔法使いは、少なくともここにはいないのよね。

 

 となると、複数のメンバーで彼女の打破を目指さなければいけないのだけれど……。

 

 そこでもう1つ出て来る問題が、他の複製体なのよね。

 

 当然の話ではあるけれど、フリーレンの複製体と戦っている間にも、他の受験生や試験官の複製体はこちらを排除しようと動く。

 フリーレンの複製体にかかりっきりになってしまっては、他の複製体の対処に割けるリソースが減って、結果として試験の脱落者……というか、下手をすれば死者を出してしまう。

 

 殊に問題なのが、私の複製体だ。

 私と全く同じ技量を持つソレを倒せるのは、当然ながらフリーレンか私くらい。

 

 ……と、言いたいところなのだけれど。

 

 残念ながら……多分私は、私の複製体には勝てないと思うのよね。

 

 

 

「こちらから、複製体についての報告があるわ。

 あの複製体には、私の魔法が効かなかった。恐らくその理由は、魂を持っていない無生物だからね。

 だから私は、この迷宮(ダンジョン)では切り札を使えないし、逆に言えば私の複製体もアレは使わないはずよ」

 

 おじさまからもらった耳飾りがある以上、私が元魔族であるとバレることはないと思うけれど……。

 それでも、『服従させる魔法(アゼリューゼ)』の名前を出すことは避けた。

 第一次試験に参加したメンバーなら、私の魔法は目の前で見たはず。「相手を自分の思うままにする魔法」であることは知られているだろうし、わざわざリスクを冒す必要もない。

 

「その上で、これはあくまで現時点における考察なのだけれど……。

 あの複製体は、正確には水鏡の悪魔(シュピーゲル)の魔法が作り出した複製体ではないのかもしれない」

「は?」

 

 困惑の声が聞こえたのは、フリーレンの後方から。

 

 綺麗な白銀の髪をした魔法使いが、怪訝そうな目でこちらを見ている。

 彼女は……第一次試験でフリーレンのパーティにいた、ラヴィーネね。

 

「待て。アタシの兄貴は大陸魔法協会の、ここの先遣隊の一員だった。

 だから知ってる。間違いなく、アレは水鏡の悪魔(シュピーゲル)が作り出した複製体だぜ」

「ええ、そう。私も『水鏡の悪魔(シュピーゲル)が作った』という点では同意するわ。

 ……けれど、それなら1つ疑問が生じるでしょう」

 

 私はチラリとフリーレンの複製体を見て、言う。

 

「極めて高い技量を持つフリーレンも、特殊な魔法を使える私も、共にかなり莫大な魔力を有しているわ。

 それを再現するためには、桁違いの魔力が必要になるはず」

「神話時代の魔物の生き残りだろ? それだけの魔力を持っててもおかしくはねぇ」

「そうね。けれどそれなら、何故本体は隠れ潜むばかりで一切攻撃して来ないのかが謎でしょう?

 私やフリーレンを複数回複製できるような魔力があるのなら、それこそ自分で大規模で直接的な破壊の魔法をぶつけてくればいいのに」

 

 生物は長く生き進化を繰り返す中で、より効率よく生き、より効率よく目的を達成できるよう、環境に適応するもの。

 それこそ、魔族が人を殺すために、人の形、人の生態を模倣するのが良い例でしょう。

 

 確かに水鏡の悪魔(シュピーゲル)は遥か昔から生きている魔物かもしれないけれど、それだってあの形、あの生態になるまでには長い長い時間があったはず。

 その上で考えると、莫大に過ぎる魔法を直接は振るうことなく、ただ他者の模倣を作って互角の実力をぶつけるというのは……効率が良い戦い方とは、言い難い。

 

「更に言えば、何故あの魔物は最奥の宝物庫、ダンジョンの核となる部分から一歩も出ないのか。

 自由に闊歩し餌を取る、生き物を殺すのではなく、ただひたすらに罠にかかるのを待つばかり。

 生物として、『生きる物』として、効率が悪すぎる。進化の過程が全くと言っていい程想像できない」

 

 故に、恐らく、考えるべきは逆。

 「この生き方では効率が悪いのではないか」……ではなく。

 「その効率の良い生き方を、私たちが理解し切れていないのではないか」。

 そう考えるのがいいと思う。

 

「多分、根本的に考え方が間違っている。あの魔物は『攻撃しない』んじゃなくて『攻撃できない』、そして『最奥から出ない』のではなく『最奥から出られない』。

 そして、それらに全てに矛盾しない生態の仮説は、私には1つしか考えられなかった」

 

 フリーレンの、受験生たちの、そしてゼンゼ一級魔法使いの視線を感じながら、私は答えを口に出す。

 

 

 

水鏡の悪魔(シュピーゲル)は、決して強い魔物ではない。

 魔力も殆ど持っておらず、戦闘能力も皆無。勿論自分で誰かの複製体を作ることもできない。

 あの魔物にできるのは……ただ、自分が繋がっているモノの魔力の流れを操ることだけ」

 

 勿論、全ては仮説にすぎない。

 明確な物的証拠もない、状況証拠からの推理に過ぎないけれど……。

 

「恐らくあの魔物は、迷宮(ダンジョン)という巨大な構造物の中に巣食う、寄生生物なのよ」

 

 

 

 水鏡の悪魔(シュピーゲル)が、如何なる生態を持つ魔物なのか。

 

 その疑問がより大きくなったのは、リーニエの複製体に『服従させる魔法(アゼリューゼ)』が効かなかった時だった。

 

 私の『服従させる魔法(アゼリューゼ)』は、無生物以外の如何なる相手にも有効になる。異世界出身のおじさまにすら有効なのだから、おおよそ例外はないだろう。

 

 しかしあの複製体にはそれが効かなかった。

 つまり複製体は、魂を持たない無生物だったわけだ。

 

 ……けれど、定義上「意思を持ち」「自律的に動く」魔法によって形成された存在は、魔法「生物」であると分類されるはず。

 あの複製体たちも、本来ならば『服従させる魔法(アゼリューゼ)』が有効だったはずなのよね。

 

 それなのに、何故私の魔法が効かなかったのか。

 ダンジョンを進みながら、考えていた私だったのだけれど……。

 

 その時、ふと、視界の端に宝箱が映った。

 半ば反射的に宝箱を判別する魔法(ミークハイト)をかけたけれど、ただのミミックね。

 勿論、あの第一次試験を突破してきた魔法使いが今更こんなしょっぱい罠に引っかかるわけもなく、皆一様に「無視して進むか」という雰囲気を出していた。

 

 けれど、私はふと思いついて、ミミックに『服従させる魔法(アゼリューゼ)』を撃った。

 結果は……複製体と同じように、不発。

 

 それで、ようやく私は1つの発想に至った。

 

 

 

「複製体は、水鏡の悪魔(シュピーゲル)が寄生した迷宮(ダンジョン)を操って作り出す、『迷宮(ダンジョン)のギミック』……つまりは、迷宮(ダンジョン)の一部。

 床から飛び出す槍、迫って来る壁や、そこらにいるミミックと同じ、迷宮がその莫大な魔力を使って構成したものだと考えられるわ。

 生物一個とは比べ物にならない魔力を持つ天然の魔力溜まりである迷宮だからこそ、私やフリーレンの複製を作ることもできる。

 そしてそれを操ることしかできない寄生生物だからこそ、水鏡の悪魔(シュピーゲル)は自ら攻撃してくることはない、ということね」

 

 複製体は迷宮の一部であり、迷宮という「物」だからこそ、魂を持たない。

 それが私の出した結論だった。

 

 

 

 この発言に対する反応は様々だった。

 フリーレンは「なるほど?」という感じで首を捻って考えており、その弟子のフェルンや試験官のゼンゼは無表情のまま。

 一方で、ヴィアベルなんかは「おいおい」という風に眉を寄せていた。

 

「別に考察するのはいいけどよ、それがこれからにどう関わって来るんだよ。この試験は時間制限もある、ただ思い付いたから言ってみただけってのは勘弁だぜ」

「勿論、これを話したのには意味があるわ。……悪い意味だけれどね」

 

 私は1つため息を吐き、胸に手を当てる。

 

「複製体は基本的に、元になった者と同じ技量、同じ魔力、同じ戦闘力を持つ。

 ……けれど、こと私にとっては違うわ。

 こんなことを言うのは情けないけれど、私は私の複製体に勝つ自信がない。互角の勝負はできず、それどころか恐らく、勝てる確率は1割そこらだと思う」

「なんで? 私は私の複製体と、普通に戦えたけど……」

 

 首を傾げるリーニエの前で、私は軽く杖を振る。

 傍の壁に、迷宮が通す魔力を越えて鋭い斬撃が何度か走り……壁の中から、小さな立方体のブロックを切り出した。

 

 そうして私は、それを宙に浮かしながら、言う。

 

「その話の前に、前提情報の確認を。

 私があの魔法を使わず戦闘をする場合、メインになる戦術は『一般攻撃魔法(ゾルトラーク)』と『物を動かす魔法』の合わせ技よ」

 

 『物を動かす魔法』の名に、受験生の内何人かは眉をひそめる。

 何故ならそれは、『服従させる魔法(アゼリューゼ)』とは比べ物にならない、初歩の魔法だからだ。

 

 

 

 魔族でも人間でも変わらず、『物を動かす魔法』は初期に学ぶ魔法だ。

 

 魔法はそれらがもたらす効果をイメージできなければ、決して成功しない。

 例えば「水を出す」魔法であれば、自分の手や杖の先から水がふるふると現れること、そして自分が確かにその魔法を使えるのだというイメージが必須になる。

 

 その点、「物を動かす」というのはかなり想像が容易な現象だ。

 なにせ、私たちは手や道具という体を介して、頻繁にこれを行っているのだもの。

 だから新人魔法使いは、「自分は魔法が使える」というイメージを培うため、まずはこういった単純かつ分かりやすい魔法を習得することが多い。

 

 恐らくはここにいる20人強の魔法使いも、皆使えるだろうし……。

 だからこそ、何故この効率の悪い魔法を戦闘に使うのか、疑問なのだろう。

 

 『物を動かす魔法』は、汎用性に優れた魔法だ。

 物資の運搬にも使えるし、遮蔽を作ったりもできるし、やりようによっては相手に物をぶつけて攻撃もできる。

 

 ……けれど、決して無視できないだけの欠点がある。

 それが、速射性の悪さと、魔力消費量の燃費の悪さだ。

 

 『物を動かす魔法』は極めて原始的な魔法であり、多くの物理攻撃的魔法の元になった原型でもある。

 例えばエーレの使う『石を弾丸に変える魔法(ドラガーテ)』なんかは、典型的な『物を動かす魔法』からの発展形。

 ああいった魔法は、その汎用性を大きく絞ることによって、速射性と魔力消費量の減少を図っている。

 逆に言えば、発展させていないままの『物を動かす魔法』は、戦闘用に使うとなると、生む結果に対して消費する魔力が多くなりすぎてしまう。

 勿論、魔力抵抗力を持つものを動かすなんてもっての外だ。

 

 では何故、私がこんな魔法を戦闘用に使っているかといえば……。

 ……ハッキリ言って、私の研究不足ね。

 

 魔族であった頃の私は、戦闘に関してはずっと『服従させる魔法(アゼリューゼ)』とそれで作る軍勢に頼ってばかりで、真っ当な魔法戦闘を避けて来た。

 真っ当に戦うから負けるのだと、そもそも勝負の土台に乗らなければいいのだと思って。

 

 けれど、だからこそ、こうして『服従させる魔法(アゼリューゼ)』が使えず、軍勢を従えていない状況では戦う技術に欠けるのよね。

 

 一応現代魔法戦について学んではいるけれど、それだって半年そこら。技術的には、それこそここにいるどの魔法使いにも劣るでしょう。

 なにせまだ、500年で蓄えた魔力量を使った、初歩的な魔法のゴリ押ししかできないのだから。

 

 

 

 そして特に、この迷宮(ダンジョン)という場において、『物を動かす魔法』のコストパフォーマンスは最悪になる。

 なにせ周りにある「物」は尽く迷宮産で魔力が通い、非常に高い魔力抵抗力を持っているんだもの。

 そこに干渉して、更に抵抗されないよう支配権を奪って、その上高速で動かして相手を攻撃する……なんてことをしようとすれば、それこそ桁違いの魔力が必要になってしまう。

 

 ……ただし。

 それは、「私自身」が「迷宮ではない」ことを前提とした話だけれど。

 

「迷宮の一部である複製体は、あくまで確信のない仮説ではあるけれど、『物を動かす魔法』を非常に低いコストで使うことができるかもしれない。

 なにせ、自分(迷宮)自分(迷宮)を動かすのだから、それは私たちが指を動かしたり歩いたりすることと変わらない。当然、そこには魔力による抵抗など発生しないでしょう。

 そうなれば、私は消耗する魔力量の違いで押し切られる可能性が高い」

 

 複製体の「迷宮と繋がっている」という性質。

 そして、『物を動かす魔法』を使うっていう、私の戦い方のスタイル。

 その2つの特性は、あまりに相性が良すぎる。

 

 私の複製体は、場所をこの迷宮(ダンジョン)内に限るのならば……。

 それこそ、恐らくはフリーレンに並ぶ程の、最大級の脅威になってしまっている可能性がある。

 

 

 

 ……故にこそ、決して放置はできない。

 

 私は、フリーレンに視線を向ける。

 

「フリーレン。私の複製体の相手は、唯一アレに勝てるかもしれないあなたに任せたい。

 私の複製体にとって最大級の脅威はあなた。だからこそさかしまに、あなたが孤立すれば最優先で殺しに来るはずだから」

 

 それに対して、フリーレンはぱちぱちと瞬きしながら数秒考えて、言った。

 

「うーん……正直、そんな状態のアウラと真正面から戦っても、私だって勝てる自信はないよ。

 負けそうになったら逃げる。それでもいい?」

「ええ、どの道倒しても時間が経てば復活するわけだし、倒せとは言わないわ。ただ、決着が付くまでの時間稼ぎを頼みたいの」

「決着?」

 

 首を傾げたフリーレンの前で……。

 

 私は、じっとこちらを見て来る、フリーレンの複製体に視線を向け直した。

 

「……あっちは、私とリーニエで、何とかするわ」

 

 

 







 軽く説明回して戦闘開始するはずが、めちゃくちゃに長くなってしまいました。
 次回からいよいよvsコピーレン(俗称)開始。

 参考程度の戦力比
 ・魔力量:複製体1000年、アウラ500年、リーニエ150年強
 ・魔法技術:アウラの方が遥かに高いが本人曰く現代魔法戦はへっぽこ。リーニエはアウラよりかなり劣る。
 ・戦闘スタイル:複製体はご存じの通り、アウラは超初歩魔法、リーニエは『過去を繋げる魔法』



 ちなみに本編中の「コピーレン」は別にミーム的な意味じゃなく、ちゃんと原作のネーミングの法則に従った命名です。
 ホントにありますからね、コピーレンというドイツ語。



(追記)
 誤字報告をいただき、訂正させていただきました。ありがとうございました!
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