人生で一番プレイしたゲームはなんですか?
自分は多分ドラゴンクエストモンスターズテリーのワンダーランド(レトロ、プレステ、3DS含め)です。今でも年に2回は全クリしています。
一体どれだけのグリズリーを生み出しては無双してキラーマシンにしたんだろうか?
雄英高校体育祭当日。
襲撃事件から本番までの時間をクラスの皆と対策と合体技の考案・練習に費やしていよいよこの日が来た。
A組への対抗心マシマシなテンションのまま過ごした日々は警備の見直しにより例年よりも忙しい体育祭準備の合間に様子を見に来てくれたブラドキング先生も驚くほどの成果をだした。なにせ生徒達がこの僅かな期間で必殺技を生み出すだけではなく複数人による合体技まで一応の形にしたのだから(なんでも個人の必殺技考案は本来は二学期にやるものらしい)。
中でも僕の『生命エネルギーの操作』改め『念能力』による応用技の完成度は一つの流派とも言えるレベルだったとか。
完成度が高いのは当然のことだ。
だって僕が僅かな期間で創り出したものではないのだから。流星街で学んだ念能力の技を自らの技であると伝えただけなのだから。
そこには個性の偽装という意図とまた無用な疑念を抱かせないためだ。
どうしても外見上強く見えない僕は、強い理由をあらかじめ知らしめておく必要がある。
ただ強いだけなら疑念と嫉妬を招く、だが個性の念能力により身体能力を高めているから強いという理屈があれば納得できるのだ。
極一部の念能力を会得している者は疑念を抱くかもしれない。だが流星街出身の念能力者以外は天然物の理屈を知らないで使用している者だけ、それならば自分が使える能力を個性で使用していると誤魔化せる。
体育祭にてプレゼント・マイク、イレイザーヘッドと共にブラドキング先生は司会解説をする予定。
事前に知らせておけば競技中に僕がしたことを説明してくれることだろう。
B組控室にて開始の時を待つ。
皆はやるだけやったと自負があるからか不安な表情を浮かべる者はいない。
「勝つよ、皆。僕らでトップを独占だ」
暗い通路の先に光射す出口。
そこを見据えながら物間君が覚悟を込めながら呟いた。ああと皆で頷きながら気合を込めて一歩一歩進む中、
「ガチャッとフラグ立てたよね。なんか駄目そう」
吹出君がその空気を台無しにした。
「「「吹出ーーー!!」」」
「いや漫画のお約束的に」
彼はサブカルチャーに慣れ親しみ過ぎているんだよ。そして一部の生徒達は「物間だしなあ」と納得していた。
緩んだこの空気。
こっちの方がB組らしいかなと、僕は自然と笑みを浮かべていた。
「萌」
「唯もブレないノコ」
『雄英高校体育祭!!ヒーローの卵たちが、我こそはとシノギを削る年に一度の大バトル!!』
司会であるプレゼント・マイクの声が会場に響き渡る。
『どうせテメーらアレだろこいつらだろ!!?ヴィランの襲撃受けたにも拘わらず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!
ヒーロー科!!1年!!A組だろぉぉ!?』
まあ確かに警備されてる学園内でヴィランに襲撃されたら学校辞めてもおかしくないか。
そうしない彼ら彼女らは評価されて当然だね。
A組に比べてサクサクあっさりと他クラスが紹介がされ物間君の額に血管が浮かび上がったりする中、主審であるミッドナイトが選手宣誓をする生徒を呼ぶ。
「選手代表!!1年主席の生徒が入学式の二の舞は嫌だと断固拒否したため、1年次席1ーA爆豪勝己!!」
その情報は言う必要あるんですか?
A組が「入学式の二の舞?」と首を傾げたり、他のクラスの生徒達が僕を見ながら同情しつつ納得しているじゃん。
「次席だとぉ?!」
それを聞いた選手代表の子はブチ切れている。
「せんせー、俺が一位になる!!」
「絶対やると思った!!」
そしてそのテンションのままとんでもないことを言い出すし。
あとこんなことをやると思われている性格なんだ。
「せめて跳ねの良い踏み台になってくれ」
指の仕草といい挑発しまくりだね。
「どんだけ自信過剰だよ!!この俺が潰したるわ!!」
鉄哲君も怒りで滾ってるなあ。
ブーイングだらけの選手宣誓を終えて、ミッドナイトが第一種目の説明を始める。
種目は予想した中にあった障害物競走。
だとすれば定員も想定した人数かな。
「物間君」
中継されている体育祭。
間違いなく幻影旅団の仲間たちも見ているだろう(下手したら此処に居る可能性もある、賞金首なのに)、学生達に負けるなんて無様な姿を晒したら入学式の時のように弄られるネタにされる。
「どうやらA組はトップ狙いの子ばかりみたい。だから僕も全力で走って対抗心を煽るね」
「手の内を晒させるためかい?」
「上手くいけば無駄に消耗もさせられると思うよ」
「イイねぇ」
「分析はそっちでよろしくね」
「ああ、任されたよ」
さらにB組としても全力を出す利点を告げておく。まあ僕以外にも塩崎さんとか鉄哲君は上位を目指すだろうけどね。
「リンク」
「何?」
「1年トップの実力、見せつけてくれ」
「了解」
かなり嫉妬深い物間君が僕が実力で上だと認めている。仲間には見せるこの素直さこそがクラスの中で彼が中心人物として認められる理由なんだろうね。
さて、やるか。
スタートの合図と共に駆け出す。
足元が爆発したかのような音が後ろから聞こえてくるがその時にはもうスタートゲートを越えている。
念能力者の身体能力は基本的に高い(というか念能力を鍛える過程で自然と高くなる)、凍ってるやらあのチビは誰だやらの叫びを無視して先頭を独走する。
『オイオイ、実況追いつかねえ勢いで走り抜けるリスナーがいるじゃねえの!?アイツはどいつだミイラマン!!』
『無理矢理呼んどいてミイラマン呼びか』
『アレは我がB組の可愛い生徒の一人である、ヒーロー科入試一位のリンク・アクセス!!予想通りトップを独走だなあ!!』
『ブラキンは呼んでねえんだケド』
『俺の可愛い生徒を俺が解説しないでどうする!!』
『生徒愛に溢れたヤツだ』
呼ばれてなかったのかブラキン先生。
『さぁいきなり障害物!!速すぎるちっこい主席が一人で挑むは、第一関門ロボ・インフェルノ!!』
障害物は入試の時の仮想敵ロボの群れ。
ドッスン扱いの巨大な0P敵も一体だけでなくワラワラと出てきた。
うん、後ろの生徒達とかなり距離があるから一人で挑むみたいな感じになっているね。
『さぁ入試一位は渋滞してるロボ軍団をそのサイズを活かして通り抜ける気かぁ!!』
ヽ(`Д´#)ノ
「硬」
『って巨大ロボを拳一振りでまとめてふっとばしたァ!!』
『将棋倒しだな』
『もう少し離して置くべきだったか』
身長をネタにするプレゼント・マイクの実況にムカついてつい全力で殴ってしまった。
粉砕するのではなく吹き飛ばす感じに、微妙に殴り方に違いがあるからコツが必要なんだ。
『いや驚けよ解説二人、オールマイトみてえなパワーだぞ』
『アイツは入試でも殴り壊していただろうが』
『説明するとリンクの個性は念能力、生命エネルギーの操作だ。本来垂れ流すだけの生命エネルギーを自らに留めることで超常の身体能力を得る』
『それであんなこと出来んのっ?!』
『いや、その上で恐らく振り抜いた拳に生命エネルギー・オーラを集中したのだろう。オーラの肉体の一部へ集中させる技をリンクは凝と名付けていた』
『この時期にもう必殺技か、流石は入試一位だな』
『当然だ。撃破ポイントも救助ポイントも二位である爆豪勝己を超えていた生徒だからなあ!!』
『いや爆豪は救助ポイント0だから』
あの入試形式で誰も助けないのは逆に凄いと思う。誰かの前に立って戦っていたら自然と庇う形になるだろうに。
『解説担任ズが駄弁ってる間にトップリスナーは第二関門のザ・フォールへ到着。高い岩場を繋ぐは一本のロープ!!命懸けで渡り抜け!!』
『かかってないぞ』
『安全面は万全を期している』
『つーかトップが後続と離れすぎていて解説が大変なんですけど。2番目の轟リスナーも見所あるのに』
『個性の向き不向きだな』
『こればっかりは仕方ないだろう』
そしていくらロープ一本だろうときちんと固定されてる足場なんて簡単に走り抜けられるよ。途中で切れたり緩むロープを混ぜて置くべきだよね。
『余裕で突破される第二関門!!コイツは正に超新星な一位だぜぇ!!
早くも到達最終関門!!
一面地雷原作!!怒りのアフガンだ!!』
『これは止めておけと言ったんだがな』
『そういえば反対してたなブラド。なんでだ?』
『この手の競技は個性によって有利不利がある。だがあまりにも有利過ぎる生徒がいるとな』
『? それはどういう』
『なんとトップリスナー!!よく見りゃ分かるとはいえ速度を緩めずに地雷を一度も踏まずに走りきったあっ!!』
『リンクの技の一つに円というものがある。これは身体に纏うオーラ広げその範囲内を把握する技だ』
『中々便利な技だ』
『知覚する情報が増えるから神経を使うらしいが、一歩も動かなければ教室内の範囲を、動きながらだと半径一メートルが限界とのことだ』
『見れば分かる地雷を見つけるには充分だな』
『不公平過ぎる、そう感じたんだ。
もっとも、
そんな有利が無くともリンクが一位になることは確信していたがな』
ブラドキング先生の言うとおり、この関門は僕程度の円で造作無く対応できる。
減速する必要も無く最高速度のまま僕は第一種目を駆け抜けた。
『さァさァ開始前に誰が想像した!?前評判を掻っ攫っていたA組達を歯牙にもかけないで打ち破った!?ヒーロー科B組、リンク・アクセスの存在を!!』
『A組もこれで他クラスに目を向けるだろ』
『今まで向けていなかった事実そのものが業腹だぞイレイザー』
とりあえず一位。
これで仲間たちには笑われずにすむかな。
全員到着するまでモニターで他の生徒の個性でもチェックしておこう。
使える個性は団長のために盗むのもアリだしね。
息を荒らげながら次々と到着する生徒達。
来るたびに全員僕に視線を向けるけど特に2位のエンデヴァーの息子と3位の選手宣誓でやらかした人が敵意を込めて睨んできていた。
トップ狙いなんだろう。
でもそれだけではない強い感情を向けてきているようだけどね。
B組の皆は予定通りの順位に落ち着いていた。
ただ消耗や疲労は到着して待っている時間で回復してしまうね。途中リタイアする生徒もかなり居るけど全員辿り着くまでかなり時間がかかる。
『予選通過は上位42名!!ここからいよいよ本戦よ!!』
第二種目は騎馬戦か。
それに第一種目の順位でポイントを与えて奪い合うという形式。
しかしA組の子達も分析力凄いね。
『一位に与えられるポイントは1000万!!』
桁が違うなあ。
『上位の者ほど狙われちゃう下克上サバイバルよ!!』
それは違うけどね。
B組で目配せしあう。
これからどうチーム分けするのか、僕達はもう決めている。
そう、これは下克上サバイバルじゃない。
B組 対 その他(実質A組)の合戦なんだ。
補足説明。
描写してない箇所は原作のままです。
ただ轟君と爆豪君は予想してない強敵の存在に歯がゆい思いをしています。
なお緑谷君は地雷爆破をして七位です。
回原君がいないため突破者に変わりはありませんが、B組は体力の面で余裕があります。
幻影旅団ナンバー5
フィンクス・マグカブ
リンクにとっては体術の師匠。
リンクは相手の血を出さずに仕留めれるため徒手空拳の時はフィンクスに習った殺り方を使用している。
変な帽子をかぶっていることが多いが仕事を始めたら脱ぐ。最初から被らなきゃよくないかとよく仲間たちにツッコまれる。
団長第一な主義なため命令とルールを最優先にする。だが彼も仲間想いであることに変わりはない。
もし仲間内で犠牲者でたなら団長に許される限りの報復を行う。