ハイスクール・フリート 海低から追い出された男たち   作:アフロマイク

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佐世保の悪魔こと宗谷海上安全整備局保安長官からの密命を受けて晴風及びアドミラル・グラーフ・シュペーの捜索に向かう海洋男子横須賀分校所属の航洋艦『燕』とシュペーの護衛として留学してきた水雷艇ルクス
果たして彼らは何を見るのか?!
というわけで第2話始まります


第2話 立ち入り検査でピンチ!

4月11日 午前12:28

晴風を捜索する燕とルクスは太平洋を行く

 

圭介「いい天気だ。艦橋に流れ込んでくる潮風が気持ちいい。水上艦艇ならではの特権だな。ぁあ~...」

 

心地よい海風が艦橋に流れ込む清々しい昼盛り

艦長である圭介は腹ごしらえを終えウトウトしかけていた

 

幸三「艦長、せめて少しばかり緊張感を持ってくれないか?」

 

そんな艦長に小言を刺す副長の幸三

 

圭介「あぁ、すまんすまん。いつもだったらこんな気持ちいい時は昼寝の時間だったからなぁ...」

 

幸三「まぁ、そうですけどね。普段だったら今学年時の実習航海中ですもんねぇ」

 

林之助「...一応今俺たちって宗谷保安長官閣下直々の特命任務中だよなぁ?」

 

保「いいんだよ俺たちはこんなんで」

 

修斗「変に気を張って事故が起こるよりずっといいさ。記録係としては楽でいいぜw」

 

林之助「お前は少し仕事しろ」

 

寛介「.......」(眠い)

 

いまいち緊張感のないトップ二人に愚痴る林之助

そんな艦長たちと似た感性の保

ちゃっかりサボる修斗

そして我が道を行く寛介

実習艦燕が独立愚連隊と揶揄される訳がわかるだろう

 

すると艦橋に備えられた艦内電話のベルが鳴り響く

 

圭介「今出る~」

 

トコトコ電話に歩いていき受話器を取る圭介

 

幹信『艦長、電側室幹信です」

 

圭介「おお、どうしたみっきー?」

 

幹信『方位055、距離8海里より横須賀方向に進路を取る所属不明艦艇を探知」

 

電測員幹信の報告により艦橋に緊張が走る

 

圭介「民間船舶の可能性は?」

 

幹信『安整局のスケジュール表を確認しましたがこの時間、あの海域を航行する船舶の情報は有りませんでした』

 

圭介「IFFは?」

 

幹信『反応なしです』

 

本来なら存在しない筈の船が横須賀に向かっている

ハッキリ言って完全に異常事態である

 

林之助「晴風か?」

 

幸三「いや、まだわからん。東南アジア方面からの海賊船の可能性もあり得る」

 

修斗「今日本近海は厳重警戒真っ最中だぞ?蜂の巣をつつくようなもんだ」

 

圭介「取り敢えず視認可能距離までに近づいて晴風かを確認しよう航海長!!一先ず方位060に面舵!!」

 

 

 

 

 

 

~~~しばらく後の航洋艦『晴風』~~~

 

ましろ「一先ずは横須賀に向かっているが果たして誰にも見つからずに向かえるのか.......」

 

鈴「で、でも宗谷校長は戻ってきて良いって言ってたし.......」

 

一路横須賀に向かう横須賀海洋女子所属の航洋艦『晴風』

前日に東舞校潜水艦と交戦したせいか未だに緊張の糸は切れていない

 

芽衣「でもさぁ、敵意なかったとはいえ男子校の潜水艦に先にピンガー撃ったのはこっちだもんなぁ.......」

 

志摩「うい.......」

 

それどころか対東舞校潜水艦戦についてどう言い訳した物かと頭を悩ませているのが現状だ

 

明乃「だ、大丈夫だよ!校長先生達にちゃんと事情を話せば..」

 

ましろ「そもそもあの戦闘は艦長が...!!」

 

そんな艦橋の重苦しい空気を何とか変えようとするのが晴風艦長を務める岬明乃

そんな艦長に悩まされているのが副長を務める宗谷ましろであるが彼女が明乃に怒りを見せかけたその時

 

マチコ『方位071より小型武装艦艇2隻が本艦に向け接近中!!』

 

見張り員を務める野間マチコが晴風に接近していることに気づいたのだ

伝声管を通じて伝えられたこの情報は晴風に、またも緊張が張り詰める

 

鈴「言ってる傍から見つかっちゃってるよぉ~~!!!!!」

 

芽衣「どうする?!撃っちゃう?!」

 

ましろ「撃ったらそれこそ言い訳できなくなるぞ!!!」

 

混乱する艦橋

 

明乃「野間さん、接近している艦の詳細はわかる?」

 

マチコ『接近しているのは...横須賀男子分校所属の航洋艦なのと後続の艦艇にドイツ艦の塗装がされているのは分かりますがそれ以上は...』

 

幸子「潜水艦の仇...ここで討たねば海豚の名折れ!!!!(頑張って出した野太い声)」

 

ましろ「縁起でもないこと言うな!!」

 

明乃「でもなんでドイツ艦が男子艦と一緒に行動してるんだろう...」

 

ミーナ「...おそらくじゃが、そのドイツ艦はシュペーの僚艦の水雷艇かもしれん」

 

巡洋艦シュペーより脱出したシュペー副長を務めるミーナが言った言葉を明乃は聞き逃さなかった

 

明乃「ミーちゃんそれ本当?!」

 

ミーナ「あぁ、今回日本への留学で我々と共に来た小型航洋艦はエッカーンフェルデ校所属のルクスだけじゃ」

 

 

ミーナからの情報を受け明乃の脳内に一つの選択肢を思いつく

 

明乃「あの航洋艦たちに会おう」

 

明乃の提案に艦橋がざわつく

 

ましろ「我々は既に佐世保の潜水艦を攻撃してるんですよ?!そんな私達と彼らがあってくれるとは...」

 

現状から考えて明乃の提案を否定するが明乃は譲らない

 

明乃「でもこの状況ですぐに私達を攻撃してきてないしたぶんだけどあの艦の人達は私達と戦おうとはしてないって思うんだよ!」

 

ましろ「そんな都合のいいことがあるわけ...!!」

 

ましろが反論しようとしたその時マチコの声が伝声管から聞こえてきた

 

マチコ『接近中の艦艇より発光信号を確認しました!!!」

 

明乃「野間さん、内容は?!なんて言ってた?!」

 

明乃はすぐに飛びつく

ここでの男子校艦からの接触次第で自分たちのこれからが左右されるのだからそれもそうだ

 

マチコ「“我、貴艦との交戦の意思無し。我々は海安局保安長官からの命を受けて貴艦に対する事情聴取及び横須賀までの護衛を務める”と言ってます!」

 

 

 

 

 

 

〜〜〜視点・航洋艦燕視点〜〜〜

 

朔太郎「晴風より返信。艦への立ち入りを許可するとの事です!!」

 

右舷見張員を務める朔太郎からの報告にひとまず一息つく圭介

 

圭介「いきなり撃たれることも覚悟したが杞憂に終わりそうかな?」

 

幸三「そう楽観視もできんだろう。確実に近づいたところでズドン!なんてこともあり得る」

 

楽観的な圭介を諌める幸三

 

保「で、誰が臨検するの?」

 

他の環境要員「「「「.......あ」」」」

 

 

 

 

 

〜〜〜しばらく時間経過〜〜〜

 

圭介「...よし、集まったな」

 

臨検隊の編成を考えていなかった燕乗組の生徒たちは各科の生徒たちから一人ずつ呼び出し臨検隊を編成した

選ばれたのは

       艦長  塚原圭介

       砲術員 平塚正三

       水雷員 林謙信

       航海員 村松蓮

       機関科 落合鉄平

                 が選ばれることとなった

 

幸三「気を付けてくださいよ。なんかあったらこっちもすぐ動くんで...」

 

圭介「大丈夫だ。それに相手さんが本当に反乱してるならここまで近づいているのに撃ってこないのは可笑しいだろう?」

 

臨検隊が装具を準備している間に燕は晴風に接近を完了している

燕側の乗員の何人かが機銃にとりつき警戒しているのに対し晴風側は珍しい男子校の水上艦艇が興味深いのかまじまじと見ていた

 

圭介「では...これより航洋艦晴風への臨検を開始する!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~晴風・艦橋~~~

 

 

まゆみ「男子校の艦艇からスキッパーの発進を確認しました!」

 

ましろ「遂に来るのか...」

 

鈴「こ、怖い人たちだったらどうしようぅ.......」

 

男子艦からの臨検隊が近づいている状況に不安を隠せていない晴風の生徒たち

 

明乃「だ、大丈夫だよ!相手の人たちも私達と同じ学生さんだし.......」

 

そんな環境の雰囲気を持ちなおそうとしているが彼女の手は僅かに震えていた

 

明乃「あ、そうだ!私男子生徒さんを出迎えなきゃ!!行こ、しろちゃん!!!」

 

ましろ「私の事は副長とよn.。ってちょっと?!」

 

真白の小言は明乃に引っ張られてなかったことにされ二人は燕乗組員を出迎えに向かった

 

~~~しばらくして~~~

 

晴風の脇についた燕のスキッパーから梯子を伝って艦に乗り込む臨検隊

 

圭介「テツ、お前は最後に乗り込め」

 

鉄平「え?」

 

圭介の命令に驚きが隠せない鉄平

 

圭介「臨検の瞬間が一番保安官の殉職率が高いからな。念には念をさ」

 

鉄平「わかったよ塚原の兄さん」

 

圭介「よし、じゃぁ俺が先に上がるからついてこい」

 

そう言うと塚原はかけられた縄梯子を一段、また一段と上がっていく

そして甲板の上がよく見えるようになった瞬間であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本来であれば艦の上部構造物が見え、全体的に黒い世界が広がるはずだった

しかし今、圭介の視界には白く美しくきめ細かな人の足とその先に薄いピンク色の布が見えたのだ

そして視線を左右すると青い布が視界遮り、その外側にやっと海と空が見える

 

圭介「.......?」

 

あまりの状況に思考が一瞬止まる圭介

そんな彼に女性が声を掛ける

 

明乃「あのぉ、大丈夫ですか?手、貸した方がいいかな?」

 

その声が聞こえた方向に首を上げる圭介

 

そして遂に圭介は明乃と目が合った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてやっと圭介は今、自分の視界を遮っているのが明乃のパンツと脚だという事に気が付いたのだ

 

圭介「.......ピン!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

そう叫んだと同時に足を滑らせバランスを崩し危うく海へ落下しかける塚原

 

謙信「艦長?!」

 

明乃「?」

 

圭介が急に落ちかけたのがわかっていない明乃

 

媛萌「か、艦長!!そこでしゃがんだら男子の方からだとパンツ見えちゃうよ!!!!!!」

 

明乃「.......!!!!////」

 

臨検隊を艦橋へ案内するために甲板に集まっていた乗組員の一人である応急長『和住媛萌』の指摘により自身の痛恨過ぎるミスに気付き顔を真っ赤にしながら立ち上がりスカートを抑え後ずさりする明乃

 

しかしながら問題なのはその情報がそこにいた晴風乗組員と下にいるスキッパーで待機する男子生徒

甲板では

 

ほまれ「今一瞬顔出してた人、艦長のパンツをガン見してたよね.......」

 

あかね「うん....明らかに間があったよね.......」

 

理都子「うわぁ.......」

 

ましろ「ちょっと!!なんで戻ってんのよ!!早く上がってきなさい!!!!」

 

   大騒ぎであった

 

一方スキッパーでは

 

圭介「あの.......銃向けないで.......」

 

圭介は仲間であるはずの臨検隊から回転式拳銃を突き付けられていた

 

蓮「何してんすか?早く上がってくださいよ」

 

鉄平「早くしてくださいよ覗き魔」

 

謙信「そうだぞ覗き魔」

 

正三「もたもたするな覗き魔」

 

圭介「ひどくねぇかお前ら??!!!!」

 

なんか修羅場になっていた

 

鉄平「不可抗力であってもアウトなこともあるんですよ」

 

謙信「しかも大事なファーストコンタクトでやらかすって...」

 

蓮「そうですよ。早く責任取らないと」

 

圭介「銃向けなくても言えることだよねそれ??!」

 

圭介の訴え虚しく彼らは未だに銃を突きつける臨検隊一同

 

圭介「...ところでだけどまさかそのリボルバー、安全ゴムとってないよね?」

 

圭介がそう聞くと4人は無言で拳銃の撃鉄を下ろした

 

圭介「ハイ責任もっていってきます!!!!(早口)」

 

圭介はそそくさと梯子を登り甲板へと上がった

 

女子側からの冷たい目線が突き刺さる

そして彼が見てしまったパンツ...というかスカートを覗いてしまった本人である明乃と目が合う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気まずい沈黙が流れる

先に口を開いたのは明乃であった

 

 

明乃「あ、あはは...ご、ごめんね?変なの見せちゃって...」

 

圭介「誠に申し訳ありませんでしたぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

圭介は自身の人生において最も誠意をもって土下座した

こうしてこの二隻の艦長は出会った

だがこれがとんでもなく気まずいものであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうもアフロマイクです
はい、一年間更新をすっぽかしていました!!!!!!!!
すいませんでした!!!!!!!!!!

バイとやら二級二輪の試験やら学校の特別実習が重なったかつずっとTwitterで絵やら架空戦記の怪文書作ってました
本当にお待たせしすぎました
こんなことしている内に親友は代表作を最終話一歩前まで進めているのに何をしてるんだ僕は!!!!!

ともかく投稿が遅れてしまい申し訳ありませんでした
多分またチビチビと書いていくのでよろしくお願いします...
それではアフロマイクでした
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