呪術もギャザリングも盛り上がっていますが裁判はえぇ・・・な気分だったりします。
皆さまファンパレは楽しんでいますか?自分は乙骨が引けて喜んでいます頑張って夏油も引きたいなぁ。
「な………これは…」
寶月家に辿り着いた一行は夜宵に誘われるままに夜宵の部屋に着いた一行の気持ちを代弁する螢多朗。
夜宵の部屋にある大量の霊が入った人形たちが千切れ破れ無惨な姿になっていた。
「たぶん愛依に憑いている神様の仕業」
「マジで!ハデにやられているな」
この光景を予想していた夜宵は平然とするが虎杖達は唖然としていた。
「ッ……まさかここまでやるなんて絶望的じゃないか」
夜宵の部屋の悪霊の数を知り尚且つその中には自身の命を奪おうとした霊もいる螢多朗は愛依に憑りついている神様の力に驚愕していた。
「―――――使える」
「え?」
そして同じく悪霊の特性を知っている夜宵もまた神様の実力の一端を理解しその力を手に入れないかと考え始める。
「…ともあれ落とし前はつけさせてもらう」
そう夜宵が言い放つと。
『…ほう、どうしてくれるんだ?』
その声が聞こえると愛依は倒れその近くには白いオーラを纏った真っ白い霊、すなわち愛依に憑りついている神が夜宵達の前に現れたのだ!
「―――――二人は下がってくれ!!」
夜宵達の前に立つ虎杖。
『……ほう』
「―――――ッ」
神様の前に立つ虎杖。だがその表情はこわばり明らかに恐怖を隠しきれなかった。
(………やべぇ、こ、コイツ今までの中で一番ヤバい化け物だ)
今まで虎杖が出会った中で一番の化け物であった呪霊漏瑚を遥かに超える化け物に虎杖の足が震えていた。
『どうした小僧?かかってこないのか?』
恐怖で立ち止まっている虎杖に神様は挑発する。
「っ・・・・・うぉぉぉぉぉぉっっっ!!」
恐怖を吹き飛ばせ!!そう思った虎杖は呪力を纏って神様に殴りかかろうとする。―――――だが。
「「「――――――ッ!!」」」
虚空から白装束を纏い顔に文字が書かれた垂れ幕をかけた人型の何者かが数体現れ虎杖を押さえつける。
「な、……何なんだこいつらは!?」
突然現れた人に似た何者かに驚く螢多朗。
「―――――」
それに対して夜宵は神様の使いか何かかと警戒しバールとSトンネルの霊の髪を構える。
「くっそッ!離しやがれ!!」
藻掻こうとする虎杖だがその怪力相手でも高位の式神複数体では相手にならない。
『―――――止めろお前たち』
神様は自分の配下たちに対して虎杖を押さえつけているのを辞めさせるように言う。
『僭越ながら我が主』
垂れ幕に天空と書かれた式神は神様に告げる。
『このモノから堕天と同じ気配をします。奴の指か何かを持っているかもしれません。我らとしてはこの存在に思う事があります』
『お前たちの気持ちは良く分かる。かく言う僕もこの小僧から宿儺の気配がするからちょっかいをかけたが奴は反応しなかった』
(―――――堕天?宿儺?一体何の話をしている?)
神様と式神たちの会話に疑問を持つ夜宵。
「……なんだよ神代と会ってからのアレコレはお前がやっていたのかよ!!」
『そうだが?』
暴れながら質問する虎杖に神様は答える。
「お前、アイツの知り合いかよ」
『まぁ、1000年前に少しな…それでお前はどうだ宿儺?1000年ぶりに相まみえたのだ、少しは僕と話そうとする気はないのか?』
そう問う神様…すると。
『無いな外つ国の老害。お前と話す気分でも無いしな』
虎杖の頬に口が現れ言葉を放つ。
「いっ―――!」
「!!」
その光景に夜宵と螢多朗は驚きの顔をする。人の顔に本来あるべき場所に突然現れた口。常識では測れない異常現象に驚きを隠せるのは容易ではない。
『この人間堕天を宿していたのか!!』
『なんて人間だ。あの堕天を体に宿しても乗っ取られていないのか!?』
白虎と朱雀が書かれた垂れ幕をしている式神たちが虎杖に驚愕する。
『ほう、誰かと思えば晴明の小間使い共か。ケヒッ、晴明の次はそこの老害か?強い者に尻尾を振る犬のような奴らだな貴様らは、晴明が地獄で泣いているぞこの薄情者共が』
煽りたっぷりで式神たちを挑発する宿儺。
『―――――堕天貴様ァ!!』
騰虵と書かれた垂れ幕をしている式神は宿儺の挑発に怒り手に炎を纏って虎杖を焼き殺そうとするが。
『辞めろと言ったはずだが?僕が良いと言ったんだお前たちは下がれ』
キレる式神達に神様は制止を言い放つ。
『―――――ッッ……堕天貴様覚えていろ!!』
『負け犬共の遠吠えなど覚える気は無いな』
神様に言われて仕方なく式神達は怒りを堪えながら消えていく。
『やれやれ、呪いの王と呼ばれたお前がそんな童に抑え込まれているとは…ククッ、神である僕に不敬な態度を取り続けた坊主にお似合いの姿だと思うが?』
『言うではないか老害。貴様も相も変わらず処女集めか?凶神ではなく淫神に名を変えてはどうだ、貴様に似合うと思うが?』
神様と宿儺両者互いに相手を煽り倒し満足したのか神様の興味は宿儺から夜宵に向く。
『分かっただろう小娘。幾らゴミを集めた所で本体でさえない僕に何が出来る何をなせる?』
念動力を駆使してボロボロの人形たちをひねり潰しそのうちの一体の体液と思わしき液体が夜宵が無くした両親と撮った写真立てにかかる。
「―――――この子達は言わば幼稚園児。『卒業生』が控えている」
大切な写真を汚されても夜宵は鉄の意思で我慢し自分には強い手札があると言い放つ。
((・・・・・卒業生?))
夜宵の言葉に疑問を覚える虎杖達。
『…勝負になると思っているのか?』
「勝てると確信している」
『ほう』
夜宵の言葉にそうかと答える神様。
『アハハハハハハハハハッ正気か小娘!?あって間もない者のために奴に挑もうとするのか!?犬死が精々だぞ!!』
宿儺もまた夜宵の言葉に笑いながら言い放つ。
「随分と愉快な霊に憑りつかれているね悠仁」
「………まぁ・・・ちょっとな」
夜宵の言葉に答える虎杖。
「そうじゃなくても私一人で十分、何より―――――」
「千歳にもなって二十歳の娘を嫁にしようとし、そして十代そこらの男子高校生に寄生する」
神様に向かって指を指す夜宵。―――そして。
「ロリコンの神様とショタコンの王様にはまるで負ける気がしない」
宣戦布告を突き付けたのだ。
ボボボボン!!夜宵の宣戦布告に脅しをかけるかのように神様は夜宵の背後にある人形たちを破裂させる。
「ひっ…」
その光景に驚く螢多朗。
「ッ!」
螢多朗とは逆に虎杖は攻撃が来ないか警戒して構える。
『…乳の小さい娘に興味など感じないがいいだろう。来い、待ってやる』
そう言うと神様は自らの生得領域を展開する。
『しかし、その時収集物になるのはお前だ。せいぜい興じさせろよ…』
生得領域にはこれまで奪ってきた花嫁たちのなれの果てが浮かんでおり4年後には愛依もまたこの中に加えられてしまうのだと夜宵達は理解した。
「ぼ…僕の生徒にて、手出しはさせないぞ…」
震える声で夜宵達をかばう螢多朗。
「―――震えているじゃないすか幻燈河先生。先生喧嘩弱そうだし俺が守りますよ」
震える声で虎杖が螢多朗達の前に立つ。
(螢多朗。悠仁)
夜宵は二人に感謝しながら神様の前に立ち宣下する。
「愛依の為に私たちの為に神様には一同総出で奴隷の位を用意たてまつる」
指を立てながら挑発のサインでそう言い放った。
『いいだろう。万全の準備をして全力を以って挑みに来い。その一切を破壊せしめ魂に至るまでの全てを犯し尽くしててやろう。足掻けよ愛依の運命は変わらないがな』
そう言い放ち神様は愛依の顔に張り付き消えた。
『ケヒッ精々小僧を通してお前の末路を見届けてやるとしよう小娘』
そう夜宵に言い放ち同じく宿儺もまた虎杖の内に戻っていった。
――――――神様と夜宵達の戦いの火ぶたが幕を開けたのだ。
会社が長期休業になったからここ最近書きまくっていますがもう一つの作品含めて年末まで何話投稿できるのだろうか皆様も楽しんで頂けたら幸いですでは。