まぁだから主人公最強ってことにしてなるべく一瞬で片付くようにしてるんですけど笑、まぁ描写下手でも許してください。
「なんで、なんでアンタたちもこの船に乗ってるのよ!」
オレンジの町を後にしたイオリとナミは次の島に向かっていた。オレンジの町で出会った海賊麦わらのルフィとその仲間、海賊狩りのゾロを乗せて出航していた。
「いいじゃねえか!もう仲間なんだからよ」
「勝手に仲間にしないで!」
「落ち着けって。別にこいつらはお前の知ってるような海賊じゃない」
「海賊は海賊じゃない!」
「まぁ一緒に居とけば分かるだろ」
イオリはルフィの人となりから世間一般的な海賊とは違うことを悟っていた。元々シャンクスがピースメインの海賊であり、それが海賊だと示され実際に憧れているルフィがモーガニアの訳が無いと。
「イオリ!お前は仲間になってくれるんだよな!」
「俺はな。但し先にナミとの用事を片してからになるがな。それでもいいなら仲間になろう」
「それにしてもルフィ。お前らこの人数とこの船でグランドラインに入ろうとしてたのか?」
「はぁ?!アンタ無茶よ!死ぬだけだわ」
「確かに4人じゃ少ないよな。よし!次の島で仲間と船を手に入れよう」
ルフィが船首の方で両手を上げて宣言したのを聞いて一人、気が気じゃない者がいた。それがナミである。仲間にはならないと勧誘を否定したのに勝手に頭数に数えられてしまったのだ。
─────────────────
ここはゲッコー諸島シロップ村。東の海では当たり前の平和な村である。一人のホラ吹き少年がその村で海賊を名乗っていた。
「わっはっはっはっはっは!!!ウソップ海賊団!今日もまたこの退屈な村に刺激を送り込んでやるぞ!」
「おはようございます!!キャプテン・ウソップ!」
「ウソップ海賊団参上しました!!」
キャプテン・ウソップと呼ばれた少年は村の若者が村から少し離れたところで朝礼を行っていた。その若者の元に現れたのは村の少年たちにんじんとピーマンである。本来であればもう一人居るのだが
「なんだお前ら、2人だけか?」
「たまねぎは多分まだ寝てるんじゃないか?」
ウソップが旗揚げしたウソップ海賊団というのは村の子供たちと共に遊びで作った集団である。ウソップは自身の父親が海賊だったということもあり本物の海賊に憧れていた。
「わああああああああ!!!大変だああああ!!」
「ありゃ、たまねぎじゃないか」
「どうしたんだ一体」
村の方から1人の少年が慌てた様子で走ってきた。随分な慌てようで、まるで本物の海賊が現れたかのように顔面蒼白であった。
「たた大変だあ!北の海岸に本物の海賊がきたあああ!」
「「「いや、嘘だろ」」」
「本当なんだって!刀持った男の人が船に乗ってやってきたんだ!海賊に決まってるよ!!」
少し前に遡るが、ルフィ一行はシロップ村北の海岸に着岸していた。島に到着してすぐにルフィは「飯屋あああ!!」と叫びながら島の中へと走っていった。上陸の準備で少し遅れていたゾロ、イオリ、ナミの姿を見つけたのがたまねぎである。
「あ!おやつの時間だったの忘れてたあ!」
ウソップは海賊と聞いて怖気付いたのかブルブルと身体を恐怖で震わせながら走ってその場から逃げようとしていた。
「逃げるなっ!!」
「俺実はおやつを食わねば死んでしまう病なんだ」
「「「ウソつけ!」」」
「キャプテンは本物の海賊になりたいんですよね!」
「海賊が海賊恐れてどうするんですか!!それに海賊はたったの3人!!!」
「よ、よし!ウソップ海賊団出動だ!村の平和を守るため!!行くぞ!」
村へと走ったルフィは長閑なシロップ村を眺めていた。先に村へと入ったルフィに合流を果たしたイオリは村の方から土煙を上げてこちらに向かってくる存在を認識した。
「ルフィ!突き進むんじゃねえよ」
ゾロとナミも追い付いたのか、ルフィの頭を叩いていた。村の様子は本当に田舎の島といった感じで家屋の数もそんなに数も無く、草原の方が断然多く感じる自然溢れる村であった。
「お前らああ!何者だああ!俺はこの村に君臨する
と口上を述べたのは先程こちらに走ってきていた存在だった。ウソップと名乗った少年は嘘のように鼻が長い男。前で腕を組んでこちらを見下ろしていた。
「誰だお前」
「この村を攻めようと考えているならやめておけ。俺の八千人の部下が黙っていない」
「嘘だな」
この男の平然と嘘をついたぞ。それも見え透いた有り得ない嘘を。それに海賊を自称してる割には余りにも圧が無さすぎる。
「げっ!バレたァ」
「はっはっはっはっはっ!お前面白ぇーなっ!!」
「俺をコケにするな!俺は誇り高き男!人々は俺を"ホコリのウソップ"と呼ぶ程に誇り高いんだ!」
所変わってウソップと一緒にルフィ一行は町の飯屋で食事を摂っていた。そこにはウソップ海賊団の3人の少年もいた。
「何?!仲間を探してるのか?」
「それと船もな」
飯屋にてルフィは仲間と船を探していることを話すとウソップたちは目を輝かせた。
「それにしても仲間はともかく船となると、この島でそんなモノ持ってるとすればアソコしかないな」
「アソコ?」
「あぁ、この島にある大富豪の屋敷の主だ。と言っても病弱な少女だがよ」
「どうして屋敷の主がそんな少女なんかが」
ウソップから語られた内容は一年程前に両親を病気で無くした少女に残されたのは莫大な遺産とデカい屋敷、それに十数人の執事だけ。その残された遺産の一つに船があるという。
「あ、そうだ!仲間を探しているんだったらこの俺を
「「「「ごめんなさい」」」」
「即答かよっ!!」
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飯屋にてルフィたちと別れたウソップは少年たちを置いて一人ある場所に訪れていた。先程話に挙がっていた屋敷のすぐ側に生えている木の上。そこは屋敷のとある一室に最も近い場所に生えている特別な場所。
ウソップは毎日決まった時間にこの場所へと訪れるのが日課となっている。ルフィらにはあくまで他人事のように語ってはいたが、実際は小さい頃よりの幼馴染の少女だったのだ。
「カヤ!相変わらず元気ねぇ顔だな」
「ウソップさんっ!ごめんなさい。ほんとは客人として会いたいのに…」
「良いんだよ。気にすんなって。俺は堅苦しいのは嫌いなんだよ。なんたって俺は勇敢なる海の戦士だからな!」
「それで今日はどんな冒険の話を聞かせてくれるの?」
「そうだな。俺が5歳の時だ────」
ウソップの嘘のような冒険話にカヤと呼ばれる少女は笑って話を聞いていた。一応ウソップは一度もこの島から外に出たことなどない。つまり、ウソップは毎日ホラ吹き話をカヤにすることで病弱な彼女を元気づけていた。
「俺はそんなお節介な所が好きだ!」
「俺は仕切り屋なとこが好きだ!」
「僕はホラ吹きなとこが好き!」
飯屋でウソップのウソツキ事情を聞いていたルフィたちは船を貰いに行くためにその屋敷へと足を運ぶことにした。
「すまんが、俺は少し野暮用がある。先に船に戻ってるよ」
イオリは先程から感知している島の外にいる存在が気がかりになっているのか、様子を見に行くために行動を別れることにした。
別行動に移ったイオリは目的の場所が北の海岸ということで、ついでに村で物資を買い取り船に戻ることにした。
それにしてもウソップとやらは随分と村での評判も悪いみたいだな。毎日海賊が来たと巫山戯て嘘をついていたら、そりゃあ信用も無くすもんだな。どの道ホラ吹きの運命なんて知れてる。嘘か本当か、人は見たいように見て信じたいように信じる。偽りに塗れた世界にはよくある話か。
「ここから数km離れた沖に海賊船か?一体なんの目的だ?それにあの後ろに見えるのは」
イオリの見据える先に浮かぶのは猫の海賊旗を掲げた一隻の海賊船。その海賊船をギリギリ視界に掠める程度には遠い場所には海軍の軍艦がいるのだ。海賊船の方は軍艦を見つけたのか忙しなく中が騒がしくなり、船を動かし始めた。海賊船が島から離れていくのを見てイオリは警戒を解くとこにした。
「なぜこんな辺鄙な東の海に海軍がいやがる。俺を追ってきたって訳じゃねえだろうな。ロックスの一件で俺の手配も掻き消されたもんだと思ってはいたが、宛が外れたか?それにルフィたちの方も気になる」
村の方で今騒がしくなっている気配を感じていた。己の見聞色で細部まで測ろうとしていたところ、ちょうどルフィたちがウソップと共に戻ってきていた。
「それで村の方が騒がしくなってたのか」
どうやら屋敷の主カヤに船を貰う交渉をしようと屋敷に入ったが、執事のクラハドールという男に追い出されて途方に暮れていた時に、そのクラハドールという男の正体がキャプテン・クロという海賊で、海賊のジャンゴと密会している所を目撃したと言う。そこで今日の夜明けこの村を支配する為に襲撃をしてくることを知ったウソップがカヤにクラハドールの正体を伝えようとしたが、信じて貰えずに屋敷の人達に追われてしまったらしい。
そして海賊が来る事実を村の人に逃げるように告げたが、日課のホラ吹きによって全く信じて貰えなかった。一緒に海賊ごっこをしていた少年たちにも見限られ今に至ると言う。
「これは俺が嘘ついてきたツケだ。だから、俺がアイツらがあの海岸で迎え撃ちこの一件を嘘にする!!それがウソつきとして!!俺の通すべき筋ってもんだろ!銃弾を撃ち込まれようともホウキで追い掛けられようとも俺はこの平和な村が大好きなんだよ!」
「とんだお人好しだな。一人で出陣か」
「よし、俺達も加勢するぞ」
「お宝は全部私のモノよ」
同じく村の人たちを放っておけなかったルフィたち。ルフィたちの言葉を聞いてウソップは驚愕していた。外からやってきた見ず知らずの海賊がなんの縁もないシロップ村を救うと言っているのだ。普通なら信じられない。
「し、正気かお前ら!一緒に戦ってくれるっていうのか」
「あぁ、だって敵は大勢いるんだろ?」
「ッ!!クソっ!クソっ!」
ウソップは決意はしたが、あまりの恐怖に足をガクガクと震わせていた。膝が笑っているのを抑えるために殴り付けるも相手が相手。
「見世物じゃねえ!相手はC・クロの海賊団!!恐ェもんは恐ェんだ!!同情なら受ける気は無え!!」
「同情なんかするかよ。テメェが立派だから手貸すんだろ」
「同情で命懸けるかよ」
ここにシロップ村対襲撃防衛戦のチームが結成された。守るべき箇所は一つクロとジャンゴが密会していた海岸の坂の上。そう判断した一同はその海岸に向かおうとしていた。
「ルフィ、少し前にこの海岸から見えるとこに海賊船を見たが、そうか奴らの船か」
「おい!それを早く言えよ!」
「保険も兼ねて俺とナミがここを見とくから、お前らはそのもう一つの方を監視しとけ」
「そうだな!よし、頼んだぞイオリ!ナミ!」
イオリに勝手に分担されてしまったナミはイオリの肩を掴み激しく抗議している。ナミは男連中が戦っている間に件の海賊が持っているであろう宝をこっそり奪って逃げる魂胆だったが、戦闘員の頭数に入れられていることに腹を立てている。
「うるせぇな。お前の魂胆くらい分かってる。どうせ俺らが戦っている間に船で逃げようとしてんだろ。俺の傍が一番安全なんだからよ。それに海賊以外にも厄介な奴らがいるかもしれない。だから俺が守り易い場所に居て欲しいだよ」
「なによそれ」
「俺はガマの町で助けてやると言ったな。俺は何もアソコから助けてやると言ったわけじゃない。俺はお前のいる地獄から助けてやると言ったんだ」
「地獄って…なによ。私は別に」
決してイオリはナミの境遇に同情した訳じゃない。決してアーロンによって支配されている状況を憐れんでいる訳でも無い。ただ偶然、ナミの悲痛な声が聞こえただけ。
「忘れたのか。お前はあの地下牢で見ず知らずの俺に『助けて』って言ったんだぞ。それを聞いて誰が見捨てるって言うんだ!!」
「イオリ…」
「仲間ってのは良いもんだぜ。黙って助けられとけ。ほら、来たぞ」
イオリの目に映るのは海軍のマークを掲げた軍艦。海軍支部第157支部のマークを入れている船が何故シロップ村に着岸しているのか不明だが、軍艦から何十人もの海兵が隊列を組んで降りてきている。
「な、なんで海軍がここに!来るのは海賊何じゃないの?!」
「アイツらには言ってなかったが、海賊船の他にも海軍の軍艦が沖に居た。目的は知らねえが、たかだかこの小さな村に来る海兵の数じゃない」
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「ようやく着きましたか。この私が出向いてやったんです。嘘の情報だったら貴様ら全員クビですからね」
軍艦から降りた海兵が海岸で隊列を組見終わったあとに桟橋を渡ってきたのは、正義のマントを着た海軍支部第157支部のゴウマ大佐である。彼は特徴的なちょび髭とテカテカに固めた金髪オールバックとなかなか個性的な見た目をしている。
「本当にここに居るんでしょうね。クロネコ海賊団元船長とやらは」
「は!間違いありません!先日クロネコ海賊団の構成員が酒場で喋っているのを確かに聞きました!」
「ふんっ、まぁいいです。確かに一週間も沖でフラフラとしていた彼奴等がこんな夜明けに動き出したんです。何か企んでいるに違いありません」
ゴウマ大佐の乗るこの軍艦は一週間以上ずっとクロネコ海賊団の動向を探っていたのだ。ギリギリ尾行できる範囲のなかで、監視を続けてきた。これまで目立った動きなく沖を彷徨い続けた海賊が遂に動き出したということだ。
「大佐と来たか」
「海軍の目的が私たちじゃないなら隠れましょうよ!私たちも海賊って勘違いされちゃうじゃない!」
「別に隠れても構わないが、いいのか?」
イオリが指差した方向を見るとそこには海軍がイオリたちが乗ってきた船を海軍が差し押さえているところだった。
「はあぁああぁぁ!!!私のお宝がぁ!!イオリ早く何とかしなさいよ!」
ナミの掌返しにイオリは内心厄介になると溜息を吐きながら坂を降りていく。流石に東の海にまで自身の名が知られているとは思っていないが、平穏にやり過ごしたいものだと思っている。
「ゴウマ大佐!この船金銀財宝や食料などの物資が積んであります!如何致しますか?!」
「何ですって?ふむ、ふむふむ。フヒヒヒヒヒ。全部押収しておきなさい。財宝なんてもの持っているのは海賊くらいです」
「おい!ちょび髭海兵。その船は俺たちのだ。勝手に持っていくな」
「貴様、何者だ!」
「誰がちょび髭海兵ですか!私は海軍支部第157支部のゴウマ大佐だ!ん?誰だね君は」
「補給のためにこの島に立ち寄っただけの旅人だよ」
「ただの旅人がこれだけの財宝を持っている?フヒヒ!そんなのある訳ないでしょう。それに旅人が武器を持っているなんて有り得ません!嘘をつくならもっとマシな嘘をつきなさい」
「嘘なんかついてないんだがな」
「黙りなさい!貴様らクロネコ海賊団がこの島で何かしようとしているのは分かっています!生憎と海賊が民間人から奪ったモノは全てコチラで回収します!」
「海賊共なら別の海岸に居るんだがな。邪魔するんだったら海兵だとしても容赦しねぇぞ」
「海賊の下っ端風情があまり調子に乗らないことです!この私はカラカラの実を食べた乾燥人間。すぐに貴様を干上がらせてあげましょう」
ゴウマは海兵を先に村の中へと急がせ、自身は目の前の生意気な男イオリを捕らえることにした。どうせクロネコ海賊団は全員捕まえる。海兵は急いで海岸の坂を駆け上り、別の海岸にいる海賊を迎え撃つ準備を始める。民間人への報告も忘れずに安心安全にをモットーに任務を実行する。
「触れた
「はん!乾燥させる程度で何勝った気でいんだよ」
「調子に乗るなァァァァ」
ゴウマは自慢のちょび髭を揺らしながらイオリの元へと突撃していく。彼の両手から伸びるのは乾燥した皮膚が硬質化したもの。手製の短剣のように鋭くなった皮膚は鉄をも切り裂く。
「
「ッ!!」
ゴウマに斬られたイオリからは確かに斬られた筈なのに血が流れる素振りが一切ない。本来であれば斬られた時点で血がとめどなく流れるが、カラカラの実の能力によって斬られた箇所から乾燥されていく。ペリペリと切り口がめくれていく様に、一瞬気を取られてしまった。その間にゴウマはイオリに畳み掛ける。
「言ったでしょう。私は触れた瞬間全てを乾燥させる。貴様は次第にその身体全ての水分を奪われるのです!斬皮剣!!」
「下らねえ。平和の象徴でもあるこの東の海じゃあ、確かに脅威だろうがよ。攻撃は単調、能力も微妙ときた」
ゴウマは六式の剃に近い速度で動いている為、イオリの目からしても実力はあると判断した。しかし、それは東の海の中での話だ。グランドライン、それも後半の海である新世界に位置するワノ国出身のイオリからすれば、そこらの海兵と同じにしか見えないのだ。
「ただの強がりを──っ?!何故私の能力が聞いていないのですか!!」
「さぁな…生憎と覇気も知らねえガキに負ける道理はねぇだろうよ」
イオリは永い時を生きた浪人、洗練された覇気と卓越した能力を使いこなす男。覇気は全てを凌駕するとも言えるが、その所以のひとつが能力者攻撃を弾き返すことが出来る。特に超人系の相手に影響を及ぼすような能力であれば覇気を過剰に込めれば能力の影響を解除出来る。
「どんな能力かと思えば、ただカサカサになる程度。これじゃあクロコダイルの方がよっぽど便利な能力をしていたな」
わざと攻撃を受けてどんな能力か実験していたイオリは確かに斬られた事実はあれど、身体が能力によって乾燥でパキパキと割れて剥がれていく前に自前の覇気によって弾き飛ばしたのだ。
「なぜ。どういうことなのです!有り得ない。私のカラカラの実の力が効かないなど!」
ゴウマが現実を受け止めきれず狼狽えていると、一人の海兵が坂から駆け下りてきた。イオリとゴウマの元に辿り着いた海兵は息を整えると報告を始めた。
「ゴウマ大佐!報告します!我々クロネコ海賊団を発見し応戦を開始しようとしたところ、既に何者かと交戦していたようで…その…」
「なんです?早く言いなさい」
「それがたまたまこの村に立ち寄った者らが村の少年と一緒に村を守るために戦っているようで…そのそちらの方もお仲間のようです!」
「へっ?─────あ、これは失礼しました!どうぞこちら粗茶です」
報告を聞いたゴウマは壊れた機械のようにイオリの方に振り向くと綺麗な土下座をしながらどこからか出したお茶を差し出す。
「いるかっ!!どの道お前は斬る」
「なっ!分かっているのですか?!海軍に手を出したら犯罪ですよ!」
「先に手出したのはそっちだろ?」
俄然やる気のイオリの言葉を聞いた周りにいた海兵は「それもそうですね大佐。素直に斬られちゃってください」と何故か行動を肯定した。
「一刀流・
イオリは居合の型で一瞬のうちにゴウマを峰打ちで仕留めた。その姿に周りの海兵も「うおおお!!!!」と歓声を上げるが一体ここの海軍支部は仲が良いのか悪いのか分からない団結力。直属の上司と仲良くしてた様子を見るに縦の関係は良好と見られる。
「ほら、俺たちから奪った荷物と船返してもらうぞ」
「へい、もちろんです!ご迷惑をお掛けしました!」
──北の海岸線イオリ対ゴウマ
勝利者『イオリ』──
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