主はブルアカ初心者
突然だが質問がある。君達はクローンというものは知っているだろうか?クローンというと難しい物をイメージする人も居るかもしれないが、まぁ簡単に言えば、その存在と全く同じ物を作り出すもの、といったものだ。
しかしながら、その技術を人に対して使っては行けないものとされている。それは、人間の尊厳に関わるものであり、人格権の侵害がウンタラカンタラ…。まぁ細かいことはいい。重要なのは、人間のクローンを作ることが禁止されていることだけだ。
ここで一旦別の話をしてもよいだろうか?
俺は、まぁよくある転生、及び憑依というものを体験した。前世の俺はまだ高校生で、ある程度は充実した生活を遅れていたと思う。親にも恵まれたし、友達にも恵まれた。勿論彼女だっていたさ。
それでも、俺の心が晴れることはなかった。両親からの温かい言葉も、友達との遊びも、彼女との付き合いも、俺にとっては何にもならなかった。
そんなある日だ。いつも通り彼女と帰っている途中、変な男に遭遇した。黒いニット帽にサングラス。黒いマスクと黒いパーカーという、むしろ滅茶滅茶目立った。何処ぞのコナンの犯人かと思ってしまうぐらいには黒かった。
まぁ当然そんな格好をするとしたら、何か今から犯罪を犯すぞって輩か目立ちたがり屋の二択だが…案の定そいつは彼女のストーカーだったらしく、包丁を構え、彼女との心中を測ってきた。
俺は彼女を守ろうと前に出るが、何にも習ってなくゆとり世代の俺が包丁持った相手になにか出来るわけもなく刺された。ただまぁ、こちとら転んでもただじゃ転ばない主義なんでね。刺さった包丁を逆に刺してやったわけだが。
そんなわけで、体に力が入らなくなってそろそろ死ぬんだろうなって時に、彼女が泣きながら死なないでと叫ぶんだ。
その時だった。
今まで全く晴れることのなかった俺の心が、一気に晴天になったんだ。その泣き顔を、曇顔を見ると、気持ちよくなってたんだ。
その時気付いた。俺は誰かの笑顔が見たいんじゃない。笑顔を見ることが好きなんじゃない。俺は、曇らせが好きなんだって。泣いてる顔が好きなんだって。
だから俺は、生まれ変わったら絶対誰かの傷になって死にたいって。
そんで気付いたら俺はなんか緑色の液体があるカプセルの中にいて、体は女になっていて。何なら周りのカプセルの中に、同じ顔の女が何人もいる状況で分かった。
あっ、俺誰かのクローンに生まれ変わったんやって。
それで最初の話に戻るわけね。
生まれ変わったと言っても、すぐに何かできるわけでもなかったんだ。体は動かねぇし声も出せねえし、何なら息もできねぇし。でもなんか苦しくはなかったんだよね。やっぱりこの緑色の液体のおかげかな?
最初は焦ったよ。緑色の液体の中にいるせいで、ワンちゃんドラゴンボールのナメック星編の誰かに転生したのかと思ったからね。そしたら秒で死んでたろうに。あんなインフレ爆発世界にいったら、命が何個あっても足んねぇよ。死んで誰かを曇らそうにも、「でぇじょうぶだ、ドラゴンボールでいいねぇれるさ」とかぬかす奴がいるから曇らすこともできねぇし。
しかしまぁそんな心配も杞憂だったようで、この体の記憶が都合好く残っていたんだ。そんでもって確認してみると、ここはキヴォトスっていう超巨大学園都市で、日常的に銃弾が飛び交ってるとか…えぇ、怖っ(・_・;)
そして頭の上にある天使みたいな輪っか。これがこのキヴォトスの女子生徒にあるヘイローってやつらしい。そしてこのヘイローこそが命や人格に相当するもの…らしい。
さて、ここまではこの世界の常識みたいな話だが、ここからが本題だ。この体の記憶によると、どうやら俺が通っていた学校は信じられないぐらいの借金があって、どうにかしようとした俺にある人物が提案を仕掛けてきたとか。お前、おもしれぇ女だな。俺の提案にのれば学校の多額の借金の半分を肩代わりしてやんよ(要約)という提案にのってしまったらしい。
結果的に、俺の体は壊れてしまったらしくそこら辺に捨てられたらしいが、実験のかいあってクローンの作成に成功したらしい。その完成品が俺ってわけだ。
そしてここまでのことを踏まえて、俺は思うわけよ。
曇らせポイントじゃね?と。
だってだって、急に行方不明になったやつが気付いたら死んでて、死んだと思ってた奴が生きてると思ったらそいつはクローンだったわけよ。クローンでも、元はそいつだったわけで、話そうとするけど、そいつは全く
んお"お"お"!
おっと失礼。下品な声を上げてしまったね。これからのことを考えるとつい心の声が漏れ出てしまった。
まぁ皆が言いたいことはわかるよ。人の心ないんか?と。
それに対してこちらも答えを出そう。
あるわけがないだろうと。
と言うことで、早速曇らせていこうか!!
曇らせる相手がいるとわかっていると、力が湧いてくる。そんなわけでこのカプセルもこうやって(気合で)割れるんですねぇ。
俺の学校からここまでの道のりは覚えてる。その学校付近にいれば、あっちから自ずと此方に接触してくるだろう。いや、この場合はむしろ倒れてる方が良いか?うん。そっちの方がいいな、そうしよう。そんでもって倒れてる俺を、唯一学校に残っている同級生と先輩が見つけて驚くんだ。そんでそっから…ウェヒ、ヒヒヒヒヒ。あぁ駄目だ駄目だ、俺今絶対女の子がしちゃいけない顔してるわ。
あぁ、楽しみだなぁ。一体あんたらはどんな顔をするのかなぁ。なぁ?"ホシノ"、"ユメ先輩"…
「嘘…?!」
続くと思う
この作品の今後に人の心は…
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ある
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ない