外回りから戻った先生はいつもより上機嫌。
それもそのはず、今日はゲヘナの風紀委員が当番だった。
暴れるスケバン達を的確に取り押さえ、隠れた相手も容赦なく見つけ粛清する様は圧巻の一言に尽きる。
いつもより早くシャーレに戻ってこられたのである。
シャーレに戻った先生の目にはいつものゴーグルが映る
"少し疲れたし、休憩がてら..."
もはや先生の生活の一部になりつつあるVRキヴォトス、早速起動すると右上辺りにカズサの顔アイコンが浮かび上がってきた。
カズサ「先生?」
"あれ、今日当番だっけ?"
カズサ「別に、と言うか当番じゃないと来ちゃダメ?それはちょっとひどいかも。」
"そういうつもりで言ったわけじゃないけど..."
カズサ「分かってるって、ちょっとからかっただけ。」
カズサ「今日は部活もないし、たまには先生と一緒にスイーツを食べたいなーって。」
"私がスイーツを買ったの、覗いてた?"
カズサ「えっ?普通に買ってきたけど、、、」
そう言うと左手の袋を持ち上げる
"実は昨日スイーツを買ってきたんだ。"
そう言いながら冷蔵庫からスイーツを取り出す
カズサ「あー...どうしよっか」
"取り敢えず広げて、お互い食べたいのをとる?"
カズサ「先生がそれでいいなら。」
買ってきた物を広げたら机の殆どが埋まってしまった
"思ったより多いね"
カズサ「先生も、どれだけ買ったの」
カズサ「あ、このスイーツ。」
視線の先には期間限定のスイーツ
カズサ「買おうと思ってたのに売り切れてた奴。」
"人気商品で最後の1個だったからつい"
カズサ「食べていい?」
"どうぞ"
カズサ「ありがとう。」
"じゃあ私はこれ"
上部分はケーキ、下部分にゼリーの入った新作スイーツに手を伸ばす
モグモグ
カズサ「うーん、美味しいけど思ってたのと少し違うかな。先生の方は?」
ガツガツ
カズサ「そんなに美味しいの?なら1口食べたいなー、なんて」
空っぽになった容器を持って固まる先生
カズサ「あー、なんかごめん」
少し残念そうなカズサの肩を先生が叩く
カズサ「なn、んーーーーー!」
カズサ(えっ?なん、、、先生の口から何か流れ込んで...っていうか私、先生とキスして???)
チュルルル、ゴクンッ
"このマスカットゼリーの部分凄く美味しいよね"
カズサ「うん?????」
"あんまり口に合わなかった?"
カズサ「合う合わない以前に今キスを...」
"もう口に入れちゃってたからこうするしか無かったんだ"
カズサ「そうなんだ、、、それは仕方ないね?」
その後残ったスイーツを楽しんだ
カズサは終始惚けた顔をしていたが、当たりのスイーツは無かったのだろうか?
_________
カズサ「先生が急にキスをしてくるなんて。」
カズサ「あんな事があったんだから味なんてもう分かるわけないよ...」
カズサ「でも本当にキスをされたの?ゼリーの味なんて全く分からなかったし...」
カズサ「もしかしたらいつの間にか寝ちゃってたのかも。先生とキスする夢、か。」
カズサ「またスイーツ持ってシャーレに行ったら見られるかな...」
カズサ「...なんでお腹いっぱいなんだろう?」
カズサ「食べる夢を見ただけでお腹いっぱいになるなんて。」
________
カズサとのスイーツタイムが終わって直ぐアカネのアイコンが浮かんできた
アカネ「ぴょんぴょん!」
"今日もバニーガールなんだね"
アカネ「はい、先日正義実現委員会の方も先生を心配されていたので。」
"トリニティとミレニアムって交流あったっけ?"
アカネ「カフェの1席で先生の事を心配しながらパフェの容器を3つほど空にしていました。」
ハスミ...
アカネ「先生、そろそろ事務書類が溜まったり、掃除が必要ではありませんか?」
"書類はそれ程でもないけど掃除は暫くしてないかな"
アカネ「であれば私にお任せ下さい。」
お願いする前にアカネは掃除に取り掛かった。
流石はC&Cいつ見ても見事な腕前である。床や壁、棚などは見る間にピカピカになり、雑多に並べられた書物は種類ごと、且つ五十音順に並べられていく。
アカネ「終わりました、ご主人様。」
"ありがとう、まるでシャーレに来た時みたいだよ"
アカネ「お褒めに預かり光栄です。次は何をすればよろしいでしょうか?」
アカネ「洗濯?料理?護衛?」
アカネ「それとも、お 掃 除 でしょうか?」
不敵な笑みを浮かべながら提案してくるアカネ
"気になってたんだけどさ"
アカネ「はい、なんでしょう。」
"もしかしなくても誘ってる?"
アカネの胸に手を伸ばしながら質問する
アカネ「あっ...先生?」
"先生じゃなくてご主人様、でしょ?"
カリカリカリカリ
バニー姿なので、すぐに場所が分かる
アカネ「ごっ主人っ様っ...!」
"お 掃 除 お願いしたいんだけど、アカネの方が余裕無さそうだね。すこし湿ってきてるよ"カリカリカリカリ
色の濃くなった部分を軽く撫でる
アカネ「ふっ、うぅぅ...あっ!はぁはぁ...」
"大分息が荒いね、掃除で疲れちゃった?"カリカリカリカリ
アカネ「駄目ですっ、それっ以上...はっ...」
ピンポーン
"少し待っててね"
配達員「お届けものです。」
某おもちゃ会社の限定商品のようだ
"いつもご苦労さまです。"
配達員「いえいえ、それでは。」
ハンコを受け取り配達員は帰っていった。
"アカネお待たせって、あれ?"
先程まで居たはずのアカネが居なくなっていた
"時間が無い中ご奉仕に来てくれたのだろうか..."
_________
アカネ「今までそんな素振りを一切お見せしなかったのに...」
アカネ「やはり先生も男性、そういう事に興味がおありなんですね。」
アカネ「つまりこれはチャンスでもあります。本日は退散してしまいましたが、次こそは先生をお掃除して差し上げないと。」
________
アカネが消えて少し経ち、今度はモエのアイコンが浮かんできた
モエ「こんにちは、先生。マクロが正常に作動してるかどうかの点検に来たよ。」
モエ「とは言ったものの先生の所に苦情が入ってないみたいだし問題は無さそうだけどね、くひひ·····」
"その事なんだけど…"
マクロが上手く作動しなくなってから再び手作業でメールを送信していたことを告げる
モエ「何してんの!?ちゃんと言ったよね!私!!『マクロが正常に作動しなくなったら呼んでね』って言ったよね!?」
"ごめんごめん、こんな怒られると思わなくて"
モエ「そりゃ怒るよ!原因の究明は次にマクロ組み立てる時の役に立つし、それに『SRTのマクロ使ってる割に連絡遅いよね』なんて噂がたった日には目も当てられないよ!!」
"ごめんなさい。"
モエ「分かればいいの、分かれば。ほら早く見せて」
モエはPCを奪い取ると、原因を探り即座にマクロを直した
"もう直ったの?"
モエ「当然でしょ?」
得意げな顔で続ける
モエ「SRTのオペレーターを舐めないでよね。先生最近PCのアップデートしたでしょ。」
"うん"
モエ「そのアップデートに対応してない奴を使ってたから一部が機能不全を起こしてエラーが出てたの。今後アップデートした後に使えなくなったらすぐ呼んでね、夜中でも駆けつけるから。」
"夜中に生徒を呼び出すのはちょっと、"
モエ「今先生のPCが誰の手に渡っているかよく考えて答えてね?」
"はい..."
モエ「あー......怒るのって頭使うんだよね、最近細々した物資の整理もあって肩も凝っちゃってるし。」
軽い体操をするモエの体からパキパキと音が鳴る
...次いでに立派なお山も揺れる
"揉みましょうか?"
モエ「うぇ、いきなりどうしたの?」
"連絡しなくて怒らせちゃったお詫びに、ね"
モエ「そういう事ならお願いしようかな、くひひ。」
失礼して肩を揉む。肩周りを揉んでいるが思っていたより柔らかく何だか如何わしいことをしている気分になってくる。それに飴のせいだろうか?甘い匂いが漂ってくる
モエ「ん...気持ちいい、結構上手だね。」
"そうかな?"
モエ「うん、今まで揉んでもらった中で、あんっ...1番上手かも...んぅ...ん...」
相当気持ちいいのか声も色っぽくなっている、それにしても大きいな...
モミモミ
モエ「ひぅっ!ちょっと先生、どこ揉んでるの?」
"胸が大きい人って肩が凝りやすいんだよね?根元もほぐしたほうがいいかなと思って"モミモミ
モエ「あのさ、これ普通にセクハラだよ?」
"うん、そうだね。"モミモミ
モエ「んっ...っはぁ、これ以上はほんと...んう...ぁん...怒るよ?」
"でもさ、この光景を誰かが見たらさ、どうなると思う?"モミモミ
モエ「それは、あん...大変な事になるね...ふっ...うぅ...」
"そう思うとさ、なんだか興奮してきちゃって、止められないんだ..."ハァハァ
モエ「先生も...おっ...癖になって来ちゃった?はぁん...!」
汗ばんできたモエから興奮する匂いが上がってくる
モエ「いいよね、先生」
言うが早いか唇を重ねてくる、口の中は今まで食べた中で1番甘い。
モエ「先生、先生!」ちゅっちゅる...
ピロリロ ピロリロ
破滅へ手を伸ばそうとした時着信音がなった
モエ「はぁ...はぁ...何よこんな時に、ってヤバっ!」
"どうしたの?"
モエ「来た時言ったけど、軽い様子見だからみんなと一緒に来たの。今外で待ってもらってて」
"なるほど"
モエ「そういう事だからごめんね、また今度って事で。」
言うが早いか乱れた服を整えて帰ってしまった
"やはりなんらかの抑止力が働いている、流石はVRだ"
_________
サキ「遅かったな」
モエ「まいったね、マクロ使えなくなってたのに先生が黙ってて。」
サキ「全く、先生らしいな。」
モエ(今までで1番気持ち良かった...まだ身体が熱い...)
サキ「顔が赤いぞ、大丈夫か?」
モエ「大丈夫、大丈夫だよ。くひひ。。。」
_________
モエが帰った後お茶の準備をしているとアカリの顔が浮かんできた
アカリ「先生!11月ですよ!」
"11月だね"
入るや否や突然、今が何月かの宣言をするアカリ
アカリ「不思議そうな顔をしていますね~、どうやら私の予想は当たっていたみたいです。」ガサガサ
アカリ「という訳でポッキーゲームをしましょう!さぁ!」
ふわっ
アカリ「!?」
息まで掛かるほど急接近してきたアカリが急に距離をとった。
数秒後、ポッキーを取り出し近付いてくる。なんだか様子がおかしい気がする。
アカリ「さあ、先生。行きますよ?」
"うん。"
ガガガガガガ
"!?"
ポッキーを咥えるや否や物凄い速度でアカリの顔が迫って、迫って。
否、これはポッキーゲームでは無い。アカリが私と合法的にキスをする為の言い訳だ。
アカリ「んっ...」ぷはっ
アカリ「捕まえました、先生❤」
"アカリ、この距離感は流石に"
アカリ「先生がいけないんですよ?私の前で他の子の匂いをさせて...」
さっきまでモエとしていた行為を思い出す。
アカリ「本当は先生が他の子とお喋りしてるだけでも許せないんです。でも先生は先生、そのぐらいは仕方ないと思っています。」
アカリ「でもこの匂いは話してるだけでは付きませんよね?まだ私ともしていない行為を他の子としたんですよね?」
"み、未遂に終わったから..."
アカリ「へぇ~...」ジロジロ
アカリ「嘘は付いてないみたいですね。では記念すべき1人目は私という事で、文句はありませんね?」
"先生と生徒という間柄でそれは不味いのでは..."
アカリ「しようとしたんですよね?他の子と。」
"はい..."
アカリ「私とはしたくないんですか?」
"したくないと言えば嘘になります。"
アカリ「お互い合意の上なら問題ありませんよ?」
"いや、冷静に考えると駄目に決まってる!"ジタバタ
アカリ「逃げられると思っているんですか?」
もがいてみたはいいもののガッツリホールドされており全く抜け出せる気がしない。
むしろ身をよじる度に胸の感触が体を駆け巡りどんどん元気になっていく。
アカリ「先生も準備万端みたいですし、そろそろメインディッシュに...」
ベルトに手を掛けられ、もうダメかと思った瞬間
アカリ「うーん、やっぱりやめておきます。」
"えっ?"
アカリ「今この場で2人きりなら思う存分楽しめるんですが...そうもいかないみたいなので。」
アカリは幽霊とか見えるのだろうか、と頭を捻っていると
アカリ「気のせいかもしれませんが、誰かに見られている気がするんですよね~」
目つきも口調もいつもの様に戻っている
アカリ「という訳で先生、次2人きりで会う時のお楽しみ、です❤」
そう言うとアカリは帰っていった。
一体何だったのだろう...
_________
アカリ「うーん、思い返すと勿体ないことをしましたね...」
アカリ「誰かに見られていたとしても、それはそれで既成事実を証言してくれる人になるんですよね。」
アカリ「でも初めては2人きりのがいいですし...」
_________
"結局最後までは出来ない、VRだけあってセーフティは万全って事かな。"
残念ではあるが実際行為に及んでしまうと、現実とのラインがあやふやになってしまいそうなのでありがたい。
"胸ひとつとっても感触が違うのは凄いなぁ、凄く...凄い。"
VRの出来に感動しつつ書類に手を付ける先生であった。
『回数を重ねて先生も随分と大胆になってきましたね。さて、ここから先は先生と生徒のチキンレース...とでも言いましょうか。どちらが先に一線を超えてしまうのか。......クックックッ。おっと失礼。それが先生の癒しになれば幸いですよ、、、』
To Be Continued·····