心霊スポットで動画撮影しにきたらほんとに出てきちゃった   作:ムツヒロ

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梓ルートエピローグです


エピローグ(梓ルートver)

ここは堵替塚から少し離れた町にある霊園。

そこにある『杉元家之墓』の文字が刻まれた墓標の前に二人の男女がお参りしていた。

 

 

「じゃあ、二人ともまた来るからな」

 

 

男……‥‥杉元は墓に向かってそう言った。

そう、この墓は杉元の妹と母が眠るお墓だったのだ。

 

 

「行こうか、梓」

 

 

「うん、大吾」

 

 

女……‥‥‥梓は隣に置いてあった柄杓が入った水桶を持ち杉元と手を繋ぎ墓を後にした。

 

 

「ありがとうな、墓参りついて来てくれて」

 

 

「ううん、一度挨拶しに行きたかったから」

 

 

あのホテル事件以降、杉元と梓は良い関係になり見ての通りカップルになったのであった。

 

 

「じゃあ、今度はおれが梓のお父さんとお姉さんに挨拶しに行く番だな」

 

 

「そうね」

 

 

「あ~緊張するな~お父さんに娘さんと付き合ってますって言ったら化けて出てくるかもしれないな」

 

 

「なにそれ?大丈夫よ、きっと」

 

 

そんな会話をしているうちに駐車場に着いた。

 

 

「あっ、桶と柄杓返し忘れちゃった。ちょっと返してくるわね」

 

 

「おう。じゃあ車で待ってるからよ」

 

 

梓は一人で水桶と柄杓を元の場所に戻しに行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここだったわね」

 

 

梓は水桶と柄杓置き場に着き元の場所に戻した。

 

 

「これでよし、さぁ戻ろうっと」

 

 

梓は杉元のいる駐車場へ戻ろうとしたその時

 

 

「あれ?」

 

 

霊園の案内図の横に小学生くらいのロングヘアーの女の子が立っているのが見えた。

 

 

「なんであんなところに女の子が………‥‥迷子かな?」

 

 

梓は女の子の元に向かった。

 

 

「ねぇ、あなたどうしたの?もしかして迷子?」

 

 

「うんうん……‥‥‥見に来たの」

 

 

「えっ?」

 

 

「よかった………‥‥大丈夫みたいだから私もう行くね……‥‥」

 

 

「あっ、ちょっと!」

 

 

女の子は急に走り出し梓はその後を追いかけた。

 

 

「待って!どういう意味!?」

 

 

曲がり角で女の子は曲がり梓も曲がろうとしたその時

 

 

「うわっ!」

 

 

「きゃっ!」

 

 

杉元とぶつかりそうになり急停止する梓。

 

 

「だ、大吾!?なんで!?」

 

 

「お前が遅いから様子見に来たんだよ」

 

 

「そ、そう……‥‥あっ、女の子見てない!?小学生くらいのロングヘアーの!」

 

 

「お、女の子?いや、見てないけど‥‥…‥‥」

 

 

「そんな……‥‥だっていまさっきこの角を曲がったはずなのに……‥」

 

 

訳がわからない状態で困惑する梓。

 

 

「小学生くらいの女の子でロングヘアー………‥‥まさか!」

 

 

杉元はあることを思い出しスマホを取り出し操作する。

 

 

「梓、お前が見た女の子ってこの子か!?」

 

 

「えっ?あっ、うん!そう、この子よ!」

 

 

スマホの画面に映し出された画像にはさっき梓が見た女の子まったく同じ人物だった。

 

 

「やっぱり……‥‥‥‥」

 

 

「大吾、この子ってもしかして‥‥…‥‥」

 

 

「ああ、俺の妹だ……‥‥」

 

 

梓が追いかけた女の子、その正体は杉元の妹であった。

 

 

「そういえば見に来たとか大丈夫みたいとか言ってたわ‥‥…‥‥」

 

 

「もしかしたら梓がどんな人か見に来たのかもしれないな」

 

 

「ええ、おそらく‥‥……‥‥」

 

 

「あいつ、死んでも俺のこと思ってきてくれたのか……‥‥‥」

 

 

「お兄ちゃん想いのいい妹さんね」

 

 

「ああ、そうだな」

 

 

杉元と梓は青く広がる空を見上げた。

 

 

「帰ろうか」

 

 

「うん」

 

 

二人は駐車場へ向かおうとしたその時

 

 

『お兄ちゃんのこと‥‥‥‥よろしくね』

 

 

「えっ?」

 

 

「どうした?」

 

 

「ううん!なんでもない!」

 

 

どこからか声が聞こえ辺りを見るが気のせいだと思い杉元の後を追いかける梓であった。

 

 




梓ルートこれにて終了!
残るは奈々ルートとBADENDルート、あとはハーレムルートくらいかな~?

次は奈々ルート書くかBADENDルート書くか迷っている!
ハーレムルートは………‥‥エッチな感じで書いていいですか?

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