パスカルさんのとこで暇を持て余して作ったおもちゃをキッズ達に気に入られて、取り合いで喧嘩するわ遊びに付き合わされるわで忙しくすることしばらく。
「休みが、休みが欲しい…!」
疲れはしないのよ、機械だしね?
でもねなんかね、純粋な子どもたちの相手してるとダメージが入るんだよ!!だってワタシ女の子男の子のケツ追いかけてる系女子だぞ!?生まれ落ちて初めての涙がケツ拝めなかった後悔が原因の汚れ100みたいなやつやぞ!?
あっやめてそんな目で見ないで!!
というわけで浄化されて入ったダメージを癒すべく慰安旅行に行こう!!このままでは消えてなくなってしまう!!
「キッズ達!ワタシ、しばらく出かけるから!……クッ!わかってる、でも止めないd」
『『『オニーチャン、イッテラッシャーイ!』』』
「ウゥン…………」
セリフも途中までしか言わせて貰えないままおもちゃを持ってそこらに散っていったキッズ達に悲しいような安心したようななんとも言えない気持ちになった。
あと、おねーちゃんなガキども。他のヨルハ機体のローアングル盗撮眺めながら「この子もいいケツしてんなぁ…」とか呟いてケツ比べてるの見られてからこの調子だよ。
……なんだよ、ケツが好きで悪いか!?NieRにハマると同時に性癖が歪んだんだよ!!名作をありがとう先生!!
……パスカルさんに一言言って出発しよう。
ていうか今って時系列的にはいつ頃なんだろうなぁ…。
「パスカルさんやーい」
『おや、ポッドさん。おはようございます。どうかされましたか?』
何やら作業をしていたパスカルさんに声をかけると一旦手を止めてわざわざこちらに向き直って返事してくれた。
こういう何気ない真摯さっていいよね、だから好きだよパスカルさん!
「ワタシちょっとの間出かけるからさ!子どもたちの面倒しばらく見れないや」
『そうでしたか。分かりました。寂しくなりますねぇ…。あ、そうだ。この頃、動きが活発になっている機械生命体が増えているらしいので、くれぐれもお気を付けください』
「おっと、そうなんだ?肝に銘じとくね!肝なんてないけど!行ってきまーす!」
『ふふふ。はい、行ってらっしゃい』
さて、行くぞ!聖地巡礼!行きたいのはチュートリアルの地、そして2人の出会いの場である工場廃墟!!
もしかしたらまだ白の約定が刺さってるし、生で見れるかも!したら行くしかないよねっ!!
▼十数分後
……あ〜、そっか、そうだよね。そう、なるよね。時系列次第では。でも、これは、テンション、下がっちゃうなぁ……。
目の前には、崩れた壁と、壊れた防衛システム、もとい巨大ノコギリ。それと、ヨルハの制服に身を包んだ、1人のアンドロイドの遺体。
NieR:Automataの、バンカーの中で受けられるサブクエスト。16Dからの、クエスト。
「……11Bちゃん」
2Bを含めた降下作戦の時、撃ち落とされた内の一機。
飛行ユニット撃墜に乗じた脱走計画を企てて失敗、そしてこの場所にて後に2B達に発見されるアンドロイド。
怖かっただろう。悔やんだだろう。こんなところで、最後を迎えたくは無かっただろう。
……幸せに、なりたかっただろう。
ヨルハ機体もそうだけど、登場人物達みんな箱推しなんだよね。レジスタンスキャンプのみんなも、パスカル達機械生命体も。何ならアダムとイブも。
NieR:Automataは美しい物語だ。同意しよう、大いに賛同しよう。でも、悲しいものはやっぱり悲しい。
推し達が住まうこの世界のみんなには幸せになって欲しい。
このまま時が進めば、ストーリーに準拠した美しい物語を紡いで終わるんだろうね、たぶん。
これはワタシの我儘だ。
悲しくも美しい物語は原作にお任せしよう!
ケツ見たさに命を落としたワタシが生まれ落ちた世界だよ?!美しさなんて似合わないでしょ!!
ギャグ落ちでも何でもいい!!みんなが笑って終われる世界に変えてやろうじゃないの!!
「そうと決まれば行動に移さなきゃねぇ!!思い立ったが吉日ってやつ!!んふふふふ!待ってなよ運命さん!!抗っちゃうんだからねッ!!」
11Bちゃん、お体、ちょっと調べさせてね。この我儘を通すにはどうしても戦力がいるから。
バランス良く高水準で纏まったスペックのヨルハ機体で対抗出来ないなら、ちょんっちょんに尖った性能の子をいっぱい作ればイけるでしょ!!わかんないけど!!
「いくぞ!やるぞ!やったるぞー!!えいえいおー!!」