神出鬼没のおかしな猫   作:メヌエットゆりー

18 / 27
壊す力は救える力にもなるそうやって猫は成長する

今日は便利屋のみんなと一緒にシャーレに呼び出された

 

なんでも私に関することらしい

 

私の話なんて何をするのだろうか?我、ただの猫ぞ、、

 

 

そんなことを考えているうちにシャーレに着いた

 

社長が身だしなみを気にしている間に私とご主人はシャーレに入っていく

 

少し廊下を歩くとみんながある部屋の前で止まった

 

ここに先生がいるのだろう、私の優れた鼻でわかる

 

 

社長が扉を開けると先生は真剣な面持ちで出迎えてくれる

 

「"待っていたよ"」

 

そのあとソファーに座り少し世間話をしたあと

 

「"今から、本題に入るね"」

 

その言葉にご主人が返す

 

「この子のことでしょ?」

 

そうして全員の目が私を見る

 

「"みんなはその猫のことをどこまで知ってる?"」

 

「え?」

 

そんなことを社長が口に出す

 

「"ある人から聞いたんだがその猫はキヴォトスを1週間足らずで潰せる、そんな猫なんだ」

 

続けてこうも言う

 

「"確かにそいつは信用できないやつだ、だけどある猫に変身できるとしたらキヴォトスを破滅させることができる、そんな猫を知っている"」

 

その言葉を聞いた私は思うところがあった、私はここにいていいのかと考えた時もあった

 

「…つまり、先生は私たちの家族が世界を破滅させるって言うの?」

 

少し強い口調で社長は言う

 

ムツキさんもいつもの笑顔じゃなくて真剣な顔をしている

 

ハルカはいつも通り慌ててる

 

 

私はきっとわかっていた、私の力は明らかに異端だ、そして先生が言う猫にも心当たりがある、どれだけ普通の猫と言っても周りは異常と認識する

 

「"私はその可能性があると思っている、便利屋のみんなには悪いけど"」

 

その言葉を聞いた社長はとびっきりの屈託もない笑顔をしていた

 

「つまり、可能性の話でしょ?なら私たちがこの子にそんなことさせなければいいじゃない!!」

 

そんな言葉の後にいつも通りのご主人と笑顔のムツキさんも言う

 

「そうだね、私たち家族なんだから」

 

「そうそう!破滅させるほどの力があるってことはそれだけ救える力もあるってことだし」

 

私を庇うように、発言して私を信じてくれる

 

すると、今まであまり発言していなかったハルカが声を出す

 

「……わ、私もそう思います、猫さんは賢いですし、私たちのことを何度も助けてくれましたから」

 

 

私は涙が出そうになった、私はこれだけこの4人に愛されていたんだなと、世界を壊してしまうかもしれない私でも家族と言ってくれることに

 

先生は少し黙った後、3本の指を立てて口を開く

 

「"猫に三つほど質問させてもらう"」

 

私はそれに真剣に答えることにした

 

「"君は生徒の敵?"」

 

その言葉に首を横に振る、だってその生徒の中にはご主人や社長、ムツキさんやハルカも含まれている、絶対に敵対しない自信がある

 

私のその考えをわかっているかのように次の質問をする

 

「"便利屋以外の生徒達の敵?"」

 

その言葉にも首を横に振る、便利屋の4人以外にも私はたくさんのニンゲンを見てきた、その日常を壊したいとは思わない

 

「"最後の質問、君はその力で何をするの?"」

 

私の答えは決まっていた

 

姿が変わる、その姿は深い青に覆われて、剣を持ち、ライオンの力を持ったヒーローの姿である

 

これが私の答え、守るためや誰かを幸せにするためにこの力を使う

 

先生はとても驚きながらも冷静な声で言う

 

「"それが君の答えでいいんだよね?"」

 

その言葉に深く頷く

 

ふと、社長達を見ると、真っ直ぐな目でこちらを見つめていた、この感情を私は裏切るなんて真似はしない

 

「"わかった、君と便利屋のみんなを信じよう"」

 

そんな言葉を聞くと社長が飛びつき抱きついてきた

 

「よーし!先生にも認められたことだし今からお祝いするわよ!!」

 

「それだったら、先生に奢ってもらおうよ!」

 

さっきまで雰囲気は無く、いつもの会話をする

 

「"え?ちょっと待って、今月これ以上無駄遣いするとまたユウカに……"」

 

「えー!!ムツキちゃんは家族をあんな風に言われて泣きそうだなー!」

 

なんだ、さっきは天使のように見えていたムツキさんが悪魔に見える

 

「"ハイ!奢らせていただきます!!"」

 

罪悪感か世間体かどちらかはわからないが先生は奢る覚悟をしたらしい

 

「よーし!先生の奢りとなれば前にテレビでやってたお寿司屋さんに行くわよ!!」

 

この社長まじか、、、一緒にテレビを見ていたから覚えているがバカ高い寿司屋だぞ

 

私は猫の姿に戻り、ご主人の肩に乗りご主人が先生に耳打ちする

 

「大丈夫なの?社長が行こうとしてるところすごく高いけど?」

 

先生は何か諦めた顔で大丈夫と言っていた

 

まあ、私が気にすることでもない

 

 

 

こうしてお高い寿司屋に行き、先生の財布は無事死亡

 

社長は値段を覚えていなかったのか予想以上に高くて罪悪感増し増し

 

ご主人と私は貰えるものは貰っておきましょう精神で普通に食事をしていた

 

ムツキさんは狙ってかは知らないが高いネタを中心的に頼んでいた

 

ハルカは値段を知らないため、爆破事件にはならなかった

 

 

 

こうして家に帰る、私たちの家族の家、こんな私を家族として接してくれてどんな時でも庇ってくれた家族の家

 

そこでみんなでお風呂に入り、みんなで遊び、みんなで一緒に寝た

 

 

 

 

 

私は幸せ者だ




最終回じゃないよ

安心してね


今回のニャンコ

仮面ライダーブレイズ ライオン戦記(仮面ライダーセイバー)

みんなはこの猫の性別を誰だと思ってる?

  • オス
  • メス
  • オスでありメス
  • オスでもなければメスでもない
  • 性別 猫
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。