神出鬼没のおかしな猫   作:メヌエットゆりー

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もうダメだネコの小隊

 

「うさぎは猫に食べられますが、私はウサギではないので」

 

おっ、そうだな。

それでお前誰なん?散歩して公園に入った瞬間に捕まえてきやがって

 

「あの猫ですよね?あなたが先生に撫でられてあーんをしてもらって先生の着替えを見た昨日の猫ですよね?」

 

なんだこいつ、キヴォトスってこんなやつ多い気がするのだが気のせいか?

 

おーい、そこの帽子を被ったうさぎさん、助けてくれー

 

「…ミヤコ、目が怖いぞ……」

 

「サキ……私は別に何かしようとは思っていません。ただこの猫が先生の裸を見たので忠告しようと思っているだけです」

 

え?猫相手に?

 

「猫相手に必死になりすぎるだろ!」

 

「でもおかしくありません?猫が先生の裸を見れるのにウサギである私は見れないのは不平等ですよ」

 

???お前はウサギじゃないんだろ?

 

そう思っているとサキと呼ばれた子がミヤコと呼ばれた女の子から私を奪い取ってくれた。

 

「よしよし、ごめんな。怖い思いさせてしまって」

 

うん、めちゃくちゃいい笑顔だな。さっきの怖い目とは大違いだ

 

「……あれ?その猫ちゃん、先生が言ってた猫ちゃん?」

 

!!!どっから現れた!!こんな至近距離まで私が全く気づかないとは相当なステルス技術……良いセンスだ。

 

「ミユも撫でるか?」

 

「いいの?」

 

目を輝かせながら私にゆっくりと手を伸ばす

 

「……ふわふわだ〜」

 

優しいタッチだな、きっとどこかのウサギとは違いこの子はいい子なのだろうな。どっかのウサギとは違って。

 

「サキ、今からその猫を撃ちますから離してください」

 

「急にどうした!!」

 

「その猫に馬鹿にされたような気がしました」

 

えー!!なんでバレた、女の勘?

 

「私はウサギなので野生の勘です」

 

あれ?もしかして思考読まれてる?

 

そう考えているとメガネをかけた子が

 

「猫の考えてることわかるの?」

 

嫉妬ウサギにそんなことを聞く

 

「わかりませんよ?」

 

嘘をつくなぁぁぁ!!!お前!私の思考を盗聴してるだろ!!このクソうさぎが!!

 

「今心の中で私のことを貶しましたね」

 

怖いよーなんかこの人怖いよー

 

そう思っているとサキちゃんが私を連れて逃げてくれる。なんでも今から食料を探してくるとのこと。

 

「この際、お前にも手伝ってもらうぞ」

 

ええで、何すればいいんや?飯探しやから鳥でも捕まえてこればええんか?

 

「今日は山で山菜でも取ろうかと考えている。海は前に先生と行ったからな」

 

あ、ふーん。君もかー。まあ、ええやろ。とりあえずは山菜探しすれば良いんだろ?任せとけ、便利屋が貧乏な時に何回か取りに行ったことがあるからな。社長が毒キノコを笑顔で持ち寄ってきた時は殴ったが安心しろ!

 

 

猫移動中

 

山中にて

 

そっちは危ないぞ、それはあんまり美味しくない。これはしっかりとアク抜きすれば美味しい。こっちの天ぷらは先生の好物だ。

 

効率がよく集まれているな、手際がすごくよろしいようで

 

「なぁ猫、この木の実はいけるのか?」

 

ぬ!アケビじゃないか!!これは美味しいぞ!高級果物だし何個か持って帰った方がいいだろう

 

「その反応は……これって美味しいのか!?」

 

せやで、せやで。

 

「とりあえず、このくらいで帰ろうか。結構集まったし、調理法も考えないとな」

 

デザートに木苺もあったしね

 

 

 

「ただいま〜、結構な量取れたぞ」

 

「お帰り〜、おー木苺もあるじゃん。毒キノコとかはないの?」

 

「モエ……流石に取ってくるわけないだろ」

 

「お帰りサキちゃん、こんなにも取れたの?」

 

「猫が毒物の判別もしてくれるし山菜を見つけてくれたからな」

 

どや?私高性能猫ですから。

 

「今回はこれに免じて許してあげましょう。次はありませんからね」

 

なんだ嫉妬ウサギが私を許すだと?笑っちまうぜ

 

「とりあえずこれを調理しないとな」

 

私が作ってやろう。

 

いつものメイドに変身!

 

「……先生から教えてもらってたとはいえ目の前で変身されると驚くな…」

 

サキちゃんがめっちゃ驚いてるけどそれは無視して勝手に鍋や塩を使わせてもらう。

 

「お前、料理できるのか?」

 

「……猫ちゃん料理するの?」

 

えーととりあえずアク抜きのために塩入れた熱湯に果肉とタネをとったアケビを入れてサッと冷水に入れる。果肉は後で食べるように置いてといて。

この後は他の山菜のために重曹が欲しいのだけど……ないな。ちょっと待ってろ先生からパチってくる。

 

小さい二足歩行の猫でポケットなモンスターでエスパーな進化前の猫に変化する。

 

ちょっくらすり抜け使って行ってくるからその間に鍋の火を見といてくれよな。

 

 

テレポートでシャーレ近くまで来て壁をすり抜けてシャーレ内に入り、勝手に戸棚を開ける。先生が仕事をしているのが見えたが無視して冷蔵庫から重曹、カレールー、鶏肉、醤油、あとついでに豆板醤を永遠に借りて、またテレポートで公園に帰る。

 

「……お前、それどっから持ってきた?」

 

「まあ、まあ、気にしなくてもいいじゃん」

 

さっき塩を入れた熱湯に重曹を入れて山菜をアク抜きする。

 

その間に先ほどアク抜きしたアケビの皮を切り、この姿の標準装備のフライパンに入れて炒める。いい感じに焼けてきたら豆板醤で味付けをする。これで一品完成。

 

次にアク抜きした山菜と鶏肉を鍋の中で炒める。しっかりと焼けてきたら水を入れてカレールーも入れて。後は混ぜ混ぜ。

 

山菜カレーの完成だよ。

 

「……本当に料理ができちゃった。…それに美味しそう」

 

「「「「いただきます」」」」

 

うむ、なかなか美味い。アク抜きもしっかりできてるな。

 

「美味しい!…すごいなお前」

 

「本当ですね。あの時に撃たなくて良かったです」

 

やっぱ外で食うならカレーだよな。私はバターチキンが1番好きだがこういうのも悪くない。

 

「……ありがとう」

 

君はええ子やな、とりあえず私は食い終わったし帰る。

 

余ったアケビはお土産として持って帰られせてもらうで。豆板醤とか結局使わなかった醤油とかはあげるわ。

 

じゃあさいなら

 

 

「またなー!」

 

「さよなら」

 

「バイバイ」

 

「…えっと、バイバイ?」

 

そうして私はアケビを抱えて便利屋へ帰った。

 

 

 




今回のニャンコ

ニャスパー(ポケットモンスター)

みんなはこの猫の性別を誰だと思ってる?

  • オス
  • メス
  • オスでありメス
  • オスでもなければメスでもない
  • 性別 猫
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