神出鬼没のおかしな猫   作:メヌエットゆりー

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猫にエ駄死って何があった?

 

zzz

 

「……コハルちゃん、『ネコ』ですよね?」

 

「ね、ネコ!!急に外で何言い出すの!?エッチなのはダメ!死刑!」

 

「ふふふ、あそこにいるネコちゃんのことを聞いていたのですがコハルちゃんは何か違うことを想像したんですか?」

 

「……///」

 

うーん、うるさいなー。せっかく気持ちよく眠っていたっていうのに。

 

「ああ、ごめんなさい。せっかく気持ちよさそうに寝ていたのに起こしてしまいましたね」

 

「…あ、ごめんなさい」

 

謝ってくれるならいいよ、いつぞやかの爆発に巻き込まれて起きるのよりは100倍マシだから。

 

それからピンク髪……どっちもピンクだな……大きい方のピンクが私のもちもち顔を撫でてくる。

 

「やはり綺麗に整った見た目からある程度は予想できましたがこの子、飼い猫ですね」

 

「『飼いネコ』??!!エッチなのはダメ!死刑!」

 

飼い猫になんで反応するんだ、隠語ってやつか?ネットで見たぞ。ケジメって書いて小指切るやつだろ?久瀬の兄貴が好きなやつだろ?

それと一緒で隠された意味があるはず。

 

「飼い猫なら迷子でしょうか?この子のご主人様を私たちで探してみませんか?」

 

「『ご主人様』!?エッチなのはダメ!死刑!」

 

やばい、私この子の人生が心配になってきたよ……

 

「……マンチカンやヒマラヤンでも無さそうですね」

 

「『マン』『チカン』『マラ』!?!?!?エッチなのはダメ!死刑!!」

 

こいつ頭おかしいんじゃない?私のご主人探す暇あったら精神科行ったほうがいいよ絶対……

 

あと大きい方のピンクもこのエ駄死娘のことを揶揄ってるな。選ぶ猫の種類に悪意は感じないけど変な意味は感じたよ。

 

「落ち着いてくださいコハルちゃん……こんな時は聞き込みですよ」

 

そう言って私を抱っこしてその辺の人に私のことを聞いて回る。私としては1人で帰れるのだが面白そうなのでこのまま同行することにした。

 

あとさっきから思ったんだけど頭ピンクな方は人見知りみたいだな。

 

そうこうしているといつぞやかに撫でられたケモ耳シスターに話しかけている。

 

「この猫さん……数ヶ月前に教会に来ていました。あの時にずっと撫でさせてくれまして」

 

「ではこの子の飼い主は知っていますか?」

 

「飼い主……申し訳ありません、私は知らないです」

 

「いえいえ、大丈夫ですよ」

 

「お力になれず申し訳ありません」

 

そういうと次の人への聞き込みへと移行する。

 

次は………あ、ウェーブキャットの時の2人だ……

 

「ねえヒフミ、アズサ、この子について何か知らない?」

 

「……この猫ちゃん……どこかで見たような…」

 

思い出すな(命令)思い出すな(懇願)思い出すな(希望)

 

「奇遇だな、私もこの猫をどこかで見た覚えがある」

 

思い出すな(願望)思い出すな(申請)思い出すな(哀願)

 

「やっぱり思い出せません。気のせいかな?」

 

「私も詳しい場所は覚えてない、どこかで見かけた程度だろう」

 

勝ったわ、今勝利確定BGMが流れてるはず。

 

「ヒフミちゃんとアズサちゃんもご主人探ししませんか?」

 

「私はいいですよ、アズサちゃんもしますよね?」

 

「そうだな、今日は特に予定も入っていない」

 

そういうと大きな方のピンクから私を渡されたアズサ嬢は私を抱きしめてキュッとした感じになっている。

 

それからまた書き込みを再開する。

 

するとヒフミ嬢がすごく大きい人となんかやばそうな人に話しかけに行った

 

「ツルギさーん、ハスミさーん、ちょっといいですか?」

 

「ヒフミさん…奇遇ですね。どうかなさいました?」

 

「きひぇへへへへへへへへへ!!」

 

なんでこいつ話しかけた!!明らかにやばいやつやんけ!!マリク顔にこんな奇声を発するやつとか危ない奴に声をかける必要あったか?

 

「ハスミ先輩!実はこの子飼い猫なんですけど迷子らしくて私たちで飼い主を探してるんです」

 

「そうでしたか、私たちも正義実現委員会の者としてお手伝いしますよ」

 

なんかママみたいな顔になってるな……子供がいいことをしようとして成長を喜ぶママみたいな。

 

そうしているとアズサ嬢がツルギとかいう奇声を上げてる人に私を渡してきた。

 

え?まじで?もしかしてあの時の記憶があって私を殺すつもりか?

 

「くへええええっへへへへええ!!!」

 

ひっ、怖いよ、誰か助けて!!

 

「ツルギ……嬉しいのはわかりますが猫が怖がっていますよ」

 

これ嬉しくて奇声上げてるの!?

 

わからなすぎる!!

 

理由はわかって怖くなったのでがむしゃらに変身して拘束から逃れようとする。

 

体は黒くなり、首に赤いスカーフを巻いただけの姿になった。

 

「とっとと離せや」

 

「ね、ね、猫ちゃんが喋ったあぁぁぁ!!!」

 

「猫が喋ったらダメっていうのか?あと猫ちゃんって……お前らいくつだ?15から18歳やろ?俺はな人間でいうところの20歳になる、猫ちゃんじゃなくて猫さんやろ?」

 

「えっと……猫さん?」

 

「それでいい」

 

「それでなんで喋り出したんだ?」

 

「この体の持ち主がこいつのことが怖くなって逃げ出したっていう話だ。それで人格を持つ俺が出てきてやったっていうわけよ」

 

「では、元の人格の猫はどうなりましたか?」

 

「眠ってるだけだ、心配はない。俺なら1人で帰れるし安心しておけ」

 

「よかった、1人でも帰れそうで」

 

「でも帰る前に一つ文句を言わせてもらう。お前たち……猫の抱き方が雑すぎる!!そっちのピンク髪を見習え!きちんと片手で背中を支えて片手で尻を持つ正しい持ち方をしていた……それに比べてそこの白髪と怖い顔のやつは脇に手を入れるやり方で体勢が辛いに決まってる。そこを直してから俺を抱っこするんだな」

 

…………ふう、なんか精神乗っ取られた気がするけど今日はなんでか疲れたし帰ろう。

 

本当になんでこんな疲れが溜まってるんだろ……

 

 

 

 

 

 

 






今回のニャンコ

阪本さん (日常)

みんなはこの猫の性別を誰だと思ってる?

  • オス
  • メス
  • オスでありメス
  • オスでもなければメスでもない
  • 性別 猫
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