エセボンドルドinブルアカ   作:エドアルド

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続きました。


エセボンドルドの日常

 

「それでは行きますよ」

「「「「はい!」」」」

 

 現在私はアビスの縁に設置した昇降機の前にいました。私の言葉に元気よく返したのは不良生徒達の皆さんでした。不良と言ってもそうならざるを得なかった子達です。

 私はそういう子供たちを集めてアビスの調査への協力をお願いしています。もちろんお給金はしっかりと用意しています。

 

 そしてそんな彼女の後ろにいるのは仮面をつけた怪しい大人たち。祈手(アンブラハンズ)です。彼らはミレニアムのエンジニア部に作ってもらったアンドロイドで精神隷属機(ゾアホリック)によって私の意識を植え付けたもの達です。

 一応私が死んでも彼らがいる限り精神的には死にませんが自分の肉体は大切にしたいですねぇ。

 

 彼らを連れて今日はアビスの探索に向かいます。昇降機に全員が乗ったのを確認して私は昇降機を起動して第一層に向けて降りていきます。

 

 第一層は殆どが流紋岩、安山岩、玄武岩等の火山岩で形成された岩石地帯です。それ故に植物は少なく生物もまた少ない傾向にあります。

 ですが生息している生物植物共に地上には存在しない種である事がわかりました。環境としては火山地帯とほぼ同じですがここまでの差が出るのは実に興味深いです。

 

 ですがここは素通りします。比較的簡単にこれて危険も少ないですからね。次の階層に降りる為の昇降機に向かいます。

 昇降機に到着すると同時に昇降機に隣接して立てられた観測拠点に道中拾ったオーパーツを渡します。荷物は少ない方が良いですからね。

 一層のオーパーツは基本的に欠片のようなものやつまらないものが大半です。ゲームであったオーパーツの破片はともかく古代技術で作られたライターなんて一瞬で模倣出来ましたし。

 

 そうして荷物を預けたら第二層に向かいます。第二層は自然が多い熱帯地域のような場所です。私が目覚めた場所でもあります。

 

 今日の目的地はここになります。第三層はしっかりと事前準備して行かないと死にますからね、環境で。

 

 今回の目的はいつも通り生物採取・観察とオーパーツの回収ですね。この二層ではオーパーツというより遺物と呼ぶべきものが多数収集されています。ここ第二層が現在研究の焦点となっています。

 

 生物に関してはアビス内は共通して外とは全く違う進化を遂げた生物が多く、様々な生物の大型化や小型化、創作の中に出てくるような生物も多数確認できています。見た目がドラゴンのそれが出てきた時は私の子供心が大変刺激されました。まあ、その後危うく食べられ掛けましたが。肉食獣に迂闊に近付くのは良くないですね。

 

 この日は幾つかの遺物と研究用の生物を数匹捕獲する事が出来ました。危うく巨鳥の餌になりかけましたが呪い針(シェイカー)で地面に落として落下死させました。私は巨鳥をクッションにしたので無事でした。

 巨鳥はその後基地に持ち帰り解体、一部を研究に回し残りを食べるように加工しました。この巨鳥、実は美味しいのです。そこら辺の食用の鳥とは比べ物になりません。今回手伝ってくれた生徒子供たちにもおすそ分けしたのですが少し微妙な顔をされました。……まあ、分からなくもありません。味は美味しいですが巨鳥の見た目がゲーミングカラーなんですよね。どうしたらその進化をとげるのか全く分かりません。

 

 持ち帰ったオーパーツや遺物は知らないものは研究、知りえているものは保管か売却・譲渡を行います。生物に関しては飼育と解剖をして研究していきます。

 生物は殆ど趣味みたいなものですが。

 

 研究の大部分は遺物の解析に行きます。この時稀にミレニアムの生徒たちが参加します。彼女たちの意見も実に興味深く大変為になりますね。

 ただ、時為突拍子もない事をして爆発を起こすのはやめて欲しいです。危うく爆殺される所でしたよ。近くの祈手でガードベントしてなければ即死でした。キヴォトス人なら問題ないのでしょうが私はそこまで防御力無いので。逆に攻撃力は高すぎてキヴォトス人でも下手に向けられません、 枢機へ還す光(スパラグモス)なんかは筆頭例ですね。

 

 遺物はそのまま研究して有用なものであれば保管及び私の強化に使用します。巡航ミサイルすら持ち出される世界ですから防御力に関しては幾ら強化しても物足りないくらいです。攻撃力は……範囲攻撃が欲しいですかね。

 

 研究を終えたもの数があるものそこまで強力でないものはミレニアムやゲマトリアに売却及び譲渡をします。契約を履行するのは大切な事です。

 

 そのうちアビスの外にも目を向けて行きたいですがアビスそのものが謎多き場所ですからいつになるのでしょうか。

 気が滅入りそうですがこれも生き残る為です。それにこれまでに少なからず関わって来た人達とは笑って生活出来れば嬉しいですからね。

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