エセボンドルドinブルアカ   作:エドアルド

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続きました。たぶん次があるなら原作に入るかな?


愛娘と危険物

 

「待ちなさい、プルシュカ。まだ定期検診がすんでいません」

「つまんないんだもん!」

祈手(アンブラハンズ)

「捕まらないよ!」

 

 そう言って祈手を躱してかけていくプルシュカ。元気なのは良いですが少々ワガママなのがいただけませんね。まあ、子供らしいと言えばらしいのですが。

 

 プルシュカはアビスの第6層白亜神殿と名づけた場所にて発見しました。神殿という名の通りその階層丸々ひとつを使った巨大な白亜の神殿でした。その最奥の玉座のような場所にてプルシュカは眠っていました。

 

 はっきりいって厄ネタ臭が凄いですが連れて帰ってきてしまったものは仕方がありません。発見したとほぼ同時に目を覚まし私の事をパパと呼んだのならばもうあとはおわかりですね?私がパパですよプルシュカ。

 

 ちなみに第二層以降の階層についてですが、三層が溶岩地帯。溶岩がそこら中に流れており溶岩地帯の高温域に適応した生物が闊歩しています。万全の準備をしなければ環境に殺されます。

 

 第四層は古代樹の森と名づけられたアビスの外に確認される樹木よりも遥かに巨大な樹木が大樹海を作っている階層です。ここでは数多の危険生物が生息しています。人を一瞬でドロドロに溶かす程の強酸性と気化した煙を吸うだけで人を殺せる毒を持つ巨大蠍、角の生えたTレックスのような蜥蜴、SAN値チェックが入りそうな生物たち、様々な危険生物が息づいています。祈手には基本重火器を携帯させておかないと全滅しかねない、というか全滅仕掛けました。 枢機へ還す光(スパラグモス)が無ければ死んでましたね。命懸けの強行軍はもう二度とやりたくないです。

 

 第五層は機械都市と名づけた巨大な機械群により構築される階層です。ここでは多数のロボットによる迎撃システムがあるようで多種多様の銃火器からミサイルや榴弾なんかも飛んで来ました。弾幕と爆撃が通行者を襲う危険地帯です。なんか三層からとてつもなく殺意が高いです。ただこの階層は所々セーフゾーンと名ずけた機械都市として重要な設備が集まる場所には攻撃してこないので一息つけれるのが幸いでした。ここでは多数のオーパーツが見つかるので稼ぎが大変良いです。

 

 それでプルシュカについてですが現在わかっている所では人ではなく人に限りなく近いロボット、アンドロイドである事がわかりました。ですがキヴォトスの生徒たちと同じく神秘とヘイローを持っています。

 まあ、おそらくですが名もなき神々の王女であるAL-1S、天童アリスと似たような存在の可能性が高いですが、未来の事は未来の私にお任せしましょう。

 

「はーなーしーてー!!」

「プルシュカ、あまり我儘は良くないよ」

「おやおや、ウタハさん。ありがとうございます」

 

 祈手と鬼ごっこを続けていたプルシュカですが突然やって来たウタハさんに捕まったようです。このまま鬼ごっこを続けられたら午後からの予定がパーになってしまうので大変ありがたいです。

 

「プルシュカ、確かに定期検診はつまらないです。ですがプルシュカが健やかにすごす為には必要なのです。もし、プルシュカが定期検診を受けないせいで具合を悪くしたらパパは悲しくて悲しくて身体中の水分を涙に変えてしまいミイラになって死んでしまうかもしれません」

「パパ、死んじゃうの?」

 

 ああ、少し意地悪をしてしまったようですプルシュカが涙目になってしまいました。

 

「プルシュカが定期検診を受けてくれれば私は嬉しくて長生きができます」

「…………わかった」

「ありがとうございます。プルシュカ」

 

 プルシュカは暗い顔をしながらも定期検診を受けてくれる事を了承してくれました。大変いい子です。

 プルシュカは祈手たちに連れられて定期検診に戻って行きます。その時こちらを心配そうにチラチラと振り返って見てきましたが愛されている証として胸に刻みましょう。

 

「悪い大人だね」

「嘘も方便と言います。それに嘘を信じ込ませるのには真実を混ぜるのが定石、プルシュカが体調を崩したりしたら私は悲しいです」

「じゃあ、イジワルな大人にしておこう」

「ええ、ありがとうございます」

 

 世の中嘘は良くありませんが優しい嘘というのもあるのです。

 

「ところでウタハさんはどのような御用で?」

「ああ、依頼のものが出来たから届けに来たんだよ。もう倉庫の方に運び込んであるよ」

「おお、ありがとうございます」

「それにしてもあんな危険なものどうするんだい?」

「もしもの時の保険です。使わない事を祈りたいですね」

「確かに。もし人に向けようものならキヴォトスの人でも塵一つ残らないだろうからね」

「しかし、良く依頼を受けてくれましたね」

「そこはボンドルドさんとミレニアムの付き合いと個人的な信用かな」

「それは大変ありがたいです」

「ああ、それと生徒会長がもしもの時はこちらでも使わせて欲しいと言ってきたよ」

「もちろん問題はありません。正当な理由があれば、ですが」

「そうだね正当な理由があればね」

「例えば宇宙人による侵略とかですかね?」

「ふふっ、確かにそれなら正当な理由だね」

「まあ、使わない事に越したことはないありませんよ()()()は」

「オーパーツ、いや、ボンドルドさんに合わせるなら遺物を模して作った物理法則を無視した絶対分解。危険だね」

「危険ですね」

「使わないといいね」

「使わないといいですね」

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