俺とGANTZとさしす組 作:GANTZサイコー!呪術廻戦サイコー!!
2007年11月。
すぅ〜はぁ〜と深呼吸する五条悟。
自身の無限バリアを破ろうと推定特級呪霊が連打で攻撃してくるが、五条悟は意にも会していない。
「(
反転術式(の効力向上)、茈、落花の情等の課題。
対して、クリアしたのは無限バリアの【術式対象の自動選択】。ずっとマニュアルにしていた無限バリアをオートマにした。そして掌印の省略はクリアしている。
サングラスは外している。
六眼で身体に流れる呪力を知覚する。
もう一度深呼吸。
そして、右手の人差し指を伸ばし、中指を絡める。
「領域展開!」
「
伏黒甚爾と対峙する夏油傑。
「いつでも来い」
そう言った伏黒甚爾は、手をだらんと下ろしている。「なんかゾワゾワする」と言って戦闘時、訓練時はガンツスーツ以外着ない伏黒甚爾だが、実力は下がるどころか上がっている。
「(私も
手始めに下級呪霊50体分の【うずまき】を展開する。伏黒甚爾が動く様子は無い。
伏黒甚爾は訓練時はいつもこんなスタイルだ。基本
それはガンツスーツに力を込め、全力で動いた時のスピードに自身の動体視力が追い付かない事。今の所は
夏油傑の下級呪霊50体分の【うずまき】が迫る。
「(速い.......が、弱い)」
手を横に振り、【うずまき】を逸らす。そのまま真横に飛んで行った【うずまき】は、森の中の木々をなぎ倒しながら消えていく。
「.......ほう?」
【うずまき】の光で見えなかったが、夏油傑は視界の外に移動していた。気配を読み、斜め後ろをむく。
そこには、右手の親指と薬指で輪を作り、頬に近付ける掌印を結ぶ夏油傑。
伏黒甚爾は知らないが、これは
「領域展開」
「
その後、五条悟、夏油傑、家入硝子、願田環は無限空間にて顔を合わせていた。
「それで?領域展開を習得したって?」
「おう!後は反転術式だな!オートマはまだ疲れる.......」
「私は粗方課題を終えてしまったね.......私も反転術式を学ぶべきだろうか」
「ねぇなんで毎回私呼ぶ訳?嫌がらせか何か?」
家入硝子の言葉をガン無視し、3人で話す。
どうやら五条悟、夏油傑は【領域展開】を習得したらしい。前々から様々な
後は【閉じない領域展開】に昇華させようと思ってる。という五条悟だが、半分無理だと思っている。【領域展開】を会得して、改めて分かる【閉じない領域展開】の凄さ。それを肌で感じた五条悟は、いつもの強がりで言っていた。
「2人はどうやって覚えたわけ?」
「俺はひたすら実践だな。最初は掌印を結びながら、領域展開!領域展開!って。初めて出来た時は冷静にやったけど」
頭の中で「領域展開!領域展開!」と叫ぶ五条悟がありありと思い浮かぶ。少し滑稽で笑ってしまった。
「私も似たようなものかな。任務と併せて、伏黒先生との訓練で【うずまき】の練習と同時並行で行っていたよ。最近は【うずまき】の打ち過ぎで呪霊が枯渇気味だ。まぁ、特級になって任務も増えて、その分下級呪霊は増えたけどね」
「ちょっと。無視しないでよ」
「そんなもんかー。やっぱ1人で練習するのと実践で練習するのは別なのかなぁ」
予想よりも早く領域展開を習得した2人に、複雑な気持ちを浮かべる願田環。
そうかそうか。
しかも話によれば
「なんかうぜぇな」
「「え?」」
「いや、なんでもない。俺がひねくれてるだけだ」
本当に複雑な気分である。才能の差を思い知ったというか、自分の無能さを体感したというか、同期2人の才能が少し羨ましいというか.......
「.......私も術式欲しー。ねーGANTZちゃん」
『しょーこははんてんじゅつしきあるじゃん』
「でもそれは環も、少しだけど五条も使えるし.......」
『ほかのひとにはんてんじゅつしきつかうなんて、あてしのしるかぎりしょーこだけだよ』
「嬉しっ。ありがとー」
唯一の味方の
「.......なにやってんの」
五条悟が家入硝子に向き直る。
何だか精神的に
「お前達に用もなく呼ばれたからGANTZちゃんと話してたんだよ。話し終わったなら帰してよ」
「GANTZとォ?こんなのと何話すってんだよ」
『こんなのっていうなあしなが。ばか』
「テメェぶっ壊してやろうか.......」
安全圏から五条悟を馬鹿にするGANTZだが、もちろん五条悟にどうこうする術は無い。例え願田環が五条悟の【六眼】と【無下限呪術】の使用を許可し、GANTZの標準武器庫を開かせ本体を露出させ、裸で体育座りで丸まって座るGANTZ本体の女性に、今は使えないが【虚式・茈】を200%でぶち込んだとしても、GANTZには傷1つつかない。むしろ部屋の広さ的に自爆する。
「GANTZ相手にまともに取り合う方がバカバカしいぞ。悟」
当たり前だが1番GANTZに寄り添って生きてきた願田環がそう答える。
『たまきもなんだ。もんくあっか』
「喧嘩腰やめろよ.......」
【数万年の1人修行】事件から、GANTZが素っ気ない。
まぁ、数万年この世界に滞在した願田環は、必然、GANTZ自身も数万年を体感している。
無限空間が利用されていない時、GANTZは何をしているのか。
基本的にだが、【何もしていない】。無限空間に願田環と他誰かが居る時は、GANTZの超科学で眼下の街のカメラを覗いたり、冬眠のような【休眠】状態に入ったりしている。
GANTZ視点だと、願田環や五条悟達が出ていった瞬間また現れている。
もちろん願田環はGANTZが【眼下の街の【カメラ】を覗いている】事なんて知らないし、気にしたこともないが、少なくともGANTZは眼下の街に【人間の形をした者達】が居る事は知っている。もしもだが、願田環がその事をGANTZに質問したら【縛り】によって行動を強制されるGANTZは素直に答えるが、そもそも願田環が【この未来の世界が何年先で、眼下に広がる街並みで暮らしているのが人類なのか、人間の形に進化した呪霊なのか】を気にしたことがないので、生涯聞くことは無いだろう。もしもあるなら、この世界に激しい興味を持つ九十九由基に催促された場合だろうか。
粗方近況報告を終え、過去に戻る五条悟と夏油傑。
「あれ?私は?」
「硝子には話がある」
家入硝子だけは残されている。
「話って何?」
「あぁ。前々から上層部に掛け合ってた【GANTZ武器】の件だ」
今まで家入硝子に与えられたGANTZ装備はガンツスーツのみだった。しかし、以前の1級任務、そして2級に昇級した事により、任務の危険度も上がった。なので、願田環は以前から上層部に【家入硝子に【超科呪法】で作り出された武器を渡してもいいか】と掛け合っていた。ちなみに上層部は【GANTZ】の存在を知らない。報告書で無限空間は知っているが。
あまりGANTZ武具が流通する事を嫌がっている上層部であるが、大事な高度の反転術式のアウトプット要因を呪具も持たせず2級任務に行かせるのは心許ない。しかしすぐに持たせて効果のある呪具はそうそうない(格納呪霊の中にある数多の呪具を呪術界総監部は知らない)。
だがそうと言ってGANTZ武具の使用を許可したら【前例】を作ってしまう。
討論に討論を重ねた上層部は、苦渋の決断で家入硝子【のみ】にGANTZ武具の使用を許可した。
ちなみに理由無く許可していない人物にGANTZ武具を使わせた場合、相応の罰則が与えられる。
願田環が以前庵歌姫に貸した時に言われた言葉だ。
「諸々の説明をする。だから残ってもらった。
基本的にガンツスーツに装備できるのはGANTZ通常装備。その中でも、【ガンツソード】と【Xガン】、【Yガン】だけだ。通常装備は通常装備でも【Xショットガン】は携帯性が悪いし、Xショットガンが必要な呪霊を相手にする事は多分ない。この前みたいな甚爾のミスが無ければ。硝子は反転術式を流し込む事に特化してるから、甚爾にガンツソード、いわば刀の使い方を学んだ方がいい。甚爾も刀は使ってたから、ある程度心得はあるだろう。とりあえず、簡単な使い方だけな」
GANTZの武器庫を開き、ガンツソードを1つ、Xガンを1つ、Yガンを1つ取り出し、家入硝子に渡す。
「ガンツスーツの説明は前したよな。んでこのガンツソードは柄に呪力を込めたら込めるだけ刀身が伸びる。俺は最長500m程まで伸ばした事がある。斬ったら斬った場所が生物無生物関係なく爆発するから、注意してくれ。呪詛師を相手にする時は大体こっち。殺さず捕縛するのに向いてる。斬ったら爆発の熱で傷口が塞がるから、失血死することも無い。出力下げれば爆発しない普通の刀としても使えるぞ。切れ無いものはGANTZ以外ないんじゃないかってくらい凄い切れ味だから、気をつけてくれ。
次にXガン。上がターゲットロックトリガーで、下がショットトリガー。ショットトリガー引くだけでも一応発射できるが、普通の銃みたいに直線上にある大体直径1m程を爆発させる。ターゲットロックトリガーを相手に向けて、押したら銃がX状に展開する。ショットトリガー引いてから爆発まで数秒ラグがあるから注意な。握った指先にあるダイアルで出力の調整。呪力込めれば限界突破した威力で攻撃出来る。基本1回ターゲットロックに引っかかったら相手が遮蔽物に隠れてもショットトリガー押したら爆発する。
次にYガンな。これはXガンと大体一緒だが、攻撃用じゃなくて、足止め用かな。物理的に相手を拘束する。甚爾か俺、ガンツスーツレベルなら1秒で破ける程の硬さだが、逆に言えばそのレベル以下の呪霊は大体拘束できる」
「捕縛ならこのYガンで良くない?なんでガンツソードの方が向いてんの?」
「呪詛師に容赦をかけてたらこっちがやられる。両足切り落として、敵によっては両腕も切り落とした方が安全。結局は補助監督に任せるんだし、呪詛師は犯罪者だからな。補助監督の為にもなる」
「ふーん.......」
願田環からガンツソードとXガン、Yガンを受け取る。
「どの武器もどっちかの太もものどっかに付けたら勝手に吸着する。俺は任務の時以外はGANTZに仕舞ってるから、硝子も任務の時以外は自室に置いとけ。」
「盗まれたりしない?」
「それは気を付けてくれ。と、言いたいが、別に盗まれても問題ない。俺の許可した呪力以外には反応しないようになってる。呪霊か呪詛師に盗まれて行方不明になったら俺に言え。遠隔で回収する」
「リョーカイ」
GANTZ武器の説明を受け、予備を含めガンツソード2つ、Xガン2つ、Yガン2つを受け取り、過去世界へ帰る家入硝子。
「これで少しは任務減るといいけど。九十九さん帰ってこねーかな」
無限空間で独り愚痴る。
「ハッ!!私の夫が呼んでいるッッ!!!」
高専からはるか遠い海の向こうで、九十九由基は電波を受信していた。
戒玉編、完。
次回から時間飛びます。
〜みんなのお悩み相談室〜
Q.悟の領域展開【無量空処】って?
A.相手に【無限回の知覚と伝達】を行わせる事で、強制的に脳をフリーズさせる領域です。詳しくは原作参照。
Q.傑の領域展開【醍醐観心神呪】って?
A.【呪霊操術】の領域展開で、領域内に自身の所有する呪霊を何体でも展開出来るのに加え、各1級・特級呪霊の持つ様々な術式にも必中効果が乗る。
【領域展開】の中で呪霊による【領域展開】をする。という【二重の領域展開】をすることも出来るが、今の所【領域展開】を習得している呪霊を数体しか持っていない為あまり使いどころが無い。今回は領域展開した瞬間領域外に伏黒甚爾がガン逃げしたので展開自体は成功したが
じゅじゅさんぽどう?大丈夫そ?いや、結果で辞めるとか消すとか無いけど。
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好き
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嫌い
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どっちかって言うと好き
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どっちかって言うと嫌い
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どうでもいい。