俺とGANTZとさしす組 作:GANTZサイコー!呪術廻戦サイコー!!
作者はAndroidなので→にバーがあります。関係あるこれ?
今回も本編は約1万文字です。
そのくせ話が進まない。ぐう。
さーて!原作改変だァァ!!!楽しむぞーー!!!おーー!!!
特級過呪怨霊祈本里香
「ごめんなさい.......ごめんなさい.......ごめんなさい.......」
2016年、11月。
夕方のとある学校の教室。
1人の男子学生が教室の隅で体育座りで座り込んでおり、1人で謝り続けている。
彼の隣にあるロッカーから血が流れ落ち、ロッカーがギィィィという軋む音と共に開く。
中には、生きているとは到底思えない人間が詰まっていた。
時は流れ、2017年4月。
「これは何かな?
「.......ナイフ
高専を4年満了で卒業。
2010年1月に伏黒甚爾との訓練と称した
元々呪術高専上層部、もっと言えば呪術界総監部を【腐ったミカンの寄せ集め】と称し、大嫌いだった五条悟はどうにかしようと思案し、「いきなり頭を狙うからダメなんだ。足元からじわじわと変えていけばいいんじゃないかい?向いてると思うよ。教師」という親友の言葉に思うところがあり、今は呪術高専1年生を担当する教師になっている。
そんな、学生時代のようなサングラスではなく目に包帯を巻いた五条悟の手に握られているのは、くしゃくしゃになったペーパーナイフ。とてもじゃないが人間の手で出来ることでは無い*1
「死のうとしました.......でも、【
「.......そ。まぁ切りかえてこう!今日から新しい学校だよ!」
ナイフを捨てる。
「行きません」
笑顔だった五条悟の顔が曇る。
「もう誰も傷付けたくありません.......だからもう、外には出ません」
口をへの字に曲げる五条悟。
「でも.......1人は寂しいよ?」
五条悟は、遠い昔の記憶を掘りおこして言った。
願田環。日本に
彼の学生時代の狂行を思い返す。
「..............」
それでも、乙骨憂太は答えない。
「や、悟」
「傑」
先程紹介した5人の特級術師の1人、五条袈裟姿の夏油傑と高専で出くわす。
現在夏油傑は【半分】教師になっており、【高専教師】という籍だけを置いている形になる。その為、願田環と同じく基本的には高専から出払う事が多い。なので五条悟と同じ1年生を担任しているが、しっかりした担任でなく【副担任】という位置付けになっている。
五条悟程
ちなみに
「
「これから来る。環は来てるか?」
「来てるよ。今日は仕事をフリーにしているらしい。明日は任務だから、夜には出発してしまうらしいけどね」
「ちぇっ。4人で焼肉の1つでも行きたかったな」
久々にじゃんけん組集結でご飯でもしゃれこもうかと思っていた五条悟は、手を頭の後ろに組み高専の職員室に入る。
「甚爾は?新しい生徒見に来る〜?」
「行かねぇ。」
「えー?でも
「お前も傑もどうせ環も行くんだろ。世界一安全な教室じゃねぇか。」
それ以降カチカチと競馬をパソコンで楽しむ伏黒甚爾に、五条悟はガックシと項垂れる。
「悟。そろそろ乙骨くんが来る時間だ。教室に行こう」
「オーケー!行こうか!」
「聞いたか?今日来る転入生、ロッカーに同級生4人を詰めたんだと」
高専本棟に向かって歩くパンダが言う。
「殺したのか?」
そんなパンダの同級生の女子生徒が聞く。
「ツナマヨ?」
そして最初のパンダの言葉に女子生徒と同じく疑問を抱く男子生徒。
「いや、重症だと」
「ふーん。ま、生意気なら絞めるだけだ」
女子生徒がスタスタ歩きながらそう言う。
「おかか」
そんな女子生徒の言葉に「やめなさい」という男子生徒。
そんな話をしていると、教室に到着する。
「環。」
「おいおい珍しいな」
「しゃけ!」
教室を開くと、いつもの黒いガンツスーツに灰色のパーカー、黒い長ズボンを履いた知り合いの特級術師、願田環が居た。
「よっすお前ら。ちょち顔覗きにね」
たまに【特別授業】と称し、結界術についての講義を行うので、呪術高専1年組とは何度か顔を合わせている。
パンダ、女子生徒、男子生徒。3人とも入学してひと月も経っていないので、高専では1、2回程しか会った事がない。
高専では、という枕詞が着くのは、パンダは幼少期(?)から結界術を仕込まれ、女子生徒は家柄で何度も顔を合わせた事があり、家で鍛錬を受けた事もある。男子生徒も家柄で何度も顔を合わせた事があり、幼少期は大分お世話になった。
ちなみに男子生徒がさっきからおにぎりの具しか喋らないのは彼が原因の一端でもある。おかげ、とも言えるが。
「めんたいこ!」
「おー
願田環の元に駆け寄る棘と呼ばれた男子生徒。
「棘はホント環好きだな」
「しゃけ」
「ハハッ。こいつは俺が育てたと言っても過言」
「「過言なのかよ」」
「おかか」
その後、3つしかない机と椅子に各々座り、担任を待つ。
ガラッ!と音がなり、見慣れた
「ハイッ!!!転校生をッ!!紹介しーーーやすッッ!!みんなテンション上げて!!」
「君が落ち着け。悟」
妙に.......いや、学生時代からか。時たまテンションがおかしくなる
「夏油先生も居るんすか」
女子生徒が驚いている。
「環も居るし。転校生、そんなにやばいのか?」
「しゃけ?」
「今日はちょうど暇だし、環も来る。どうせ高専に居るなら、噂の転校生に会っとこうと思って」
後、彼の特級過呪怨霊を見てみたいんだ。と笑う夏油傑に、3人は彼があっさり呪霊操術で解呪してしまわないだろうかと思った。
「テンション上げてよ」
ハイテンションのセリフを
「まいっか!」
しかしすぐに立て直し、先程まで自分の背後を歩いていた教室外で待機している乙骨憂太に声をかける。
「入っといでー!」
「(なんだか僕だけアウェーな雰囲気を感じる.......)」
どうやら仲良しらしい教室内の先生達と同級生(とは言っても乙骨憂太は留年してるので1歳年上だが)の空気を感じ、教室に入るのを躊躇う。
だがいつまでも燻って居られない。
意を決して教室の扉に手をかけ、開ける。
何の変哲もない教室。そこに、乙骨憂太は足を踏み入れる。
「(シカトこいてやろ.......)」
少し意地悪な事を考える女子生徒。
1歩。
「「「ッ!!」」」
呪術高専1年組は感じる。特級過呪怨霊の気配を。
今入ってきた男に取り付く悪霊を。
手にグローブをはめるパンダ。
呪具を取り出そうとする女子生徒。
口元を覆う布を下げようとする男子生徒。
「動くな」
そんな3人の背中から、良く知った声が聞こえる。
「3人共、動くな」
願田環である。
固まったまま動かない3人を不思議に思いながら、乙骨憂太は教卓の前に立つ。
「乙骨憂太です.......よろしくお願いします」
ぺこり。と頭を下げる。
「「.......」」
「.......こんぶ」
逸早く気を取り戻した男子生徒が、口元の布を正しながら2人の同級生に問いかける。
「しかしなぁ、棘.......」
「なぁ。これなんかの試験か?」
グローブを外さないパンダと、未だにバックの中の呪具を握る女子生徒。
「違うよ。君達が感じたのは
ふと、夏油傑が手を乙骨憂太に向ける。
『.......あ゛.......あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!』
そんな叫び声と共に、乙骨憂太から溢れ出す呪霊。
「里香ちゃん!?」
『なんだ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!お前ェ゛ェ゛ェ゛!! 』
「ふむ。やはりこの手ではダメか.......」
乙骨憂太に向けていた手をひっこめ、顎に手を当て考える夏油傑。
『お前!!!お前お前お前ェ゛ェ゛ェ゛!!!!』
「里香ちゃん!抑えて!!」
必死に乙骨憂太が【
「うーむ。流石に弱らせれば強制的に主従関係を奪える気配はするが.......無条件で取り込むのは無理そうだ」
『あ゛あ゛あ゛あ゛!!!』
夏油傑に襲いかかる里香ちゃん。
しかし、3人の後方からワイヤーが飛んで来て、空中の里香ちゃんを拘束。ワイヤーが絡まり、3つの先端が地面に突き刺さる。
『あ゛あ゛あ゛!!!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!』
「傑。あまり刺激しないでくれ。相手は特級過呪怨霊だぞ」
ワイヤーを射出した主、願田環が夏油傑にそう言い、Yガンを下ろす。呪力が込められたワイヤーに、里香ちゃんは身体を身動ぎさせるが、ギチギチという音が鳴るだけで破れる気配は無い。
「悪い悪い。やってみたかったんだ」
悪びれる様子なく、ニヒルな笑みを浮かべる。
「少なくとも今やるべきじゃなかったな。見ろ。1年組がビビってる」
Yガンを下ろした願田環が、呪術高専1年組を顎で指す。
「.......ビビってねーよ!」
「しゃけ!」
「(俺は少し怖かったな.......)」
強がりを張る女子生徒と男子生徒。
パンダは心の中で本音を言っていた。
「おい。」
「ハイッ!」
拘束される里香ちゃんをどうにかしようと慌てる乙骨憂太に、女子生徒が問いかける。
「ここは呪いを【学ぶ】場だ。呪われてる奴が来るとこじゃねーよ」
既に呪具から手を離し、ドカッと椅子に腰かけながら女子生徒がそう言い、乙骨憂太はクエスチョンマークを浮かべる。
「.......へ?」
既に椅子に戻っていた男子生徒と、いそいそと自分も椅子に座るパンダ。五条悟が未だ暴れる里香ちゃんをスルーし、乙骨憂太の横に立つ。
「乙骨くん。日本国内での年平均怪死者、行方不明者の数、知ってる?」
「し、知りません」
「約1万人。その多くが、【呪霊】。つまり呪いの影響だ。呪詛師なんかの影響もあるけどね。そして、まぁ、ごくご〜〜〜く特殊な例外を除いて、呪いに対抗出来るのは呪いだけ。そしてここは【呪い】を祓う為【呪い】を学ぶ。都立呪術高等専門学校だ。」
その言葉を聞き、乙骨憂太は里香ちゃんをなんとか戻そうとしながら思う。
「(先に言ってよ.......!!)」
「「(え?言ってなかったの.......?)」」
「(おかか.......?)」
乙骨憂太の顔を見て、事前にこのバカ目隠しが何も伝えていない事を悟り、あまりにも無情で、あまりにも無常な扱いを受ける乙骨憂太に、少し同情する。
「アレ。言ってなかったっけ?めんご!」
里香ちゃんの顔を掴み、無理矢理乙骨憂太の体に押さえ付ける五条悟。里香ちゃんは何やら叫びながら、乙骨憂太の中に戻っていく。
「(戻った.......)」
特級被呪者、乙骨憂太。
特級過呪怨霊、
彼らの物語は6年前に遡る。
「憂太。誕生日おめでとう。」
6年前。つまり、11歳の乙骨憂太が、【人間だった時】の祈本里香から小さな箱を受け取る。
「ん?何?やったー!」
乙骨憂太は喜び、その箱を開ける。
中には、質素だが少し高そうな指輪が1つ。
「?ゆびわ?」
指輪を手に取り、陽にかざす。
「婚約指輪。」
少し照れた顔で、乙骨憂太にそう言う。
指輪を持つ乙骨憂太の手の小指に、自身の小指を絡ませる。
「約束だよ。里香と憂太は、大人になったら結婚するの。」
そう笑う祈本里香の笑顔は、乙骨憂太にとって太陽のように眩しい笑顔だった。
その帰り道。【事件】は起きた。
交通事故だった。
乙骨憂太の目の前で祈本里香は、頭をぐちゃぐちゃに潰されて死亡。周りの大人が騒いでいる。
「.......里香ちゃん?」
ぐちゃぐちゃな頭をした祈本里香
驚き、咄嗟に下を向くと、祈本里香の死体から謎の影が伸び、その影から謎の巨大な手が自身の足を掴んでいる。
『ゆ゛う゛た゛あ゛.......』
祈本里香が出したとは思えない、しかし、確かに聞き慣れた
『大人になったらあ゛あ゛あ゛.......結婚するう゛う゛う゛.......!!』
「約束だよ」
「てな感じで、彼の事がだーーーい好きな祈本里香ちゃんに呪われてる、乙骨憂太くんでーーーす!!みんな拍手ーー!!」
パチパチと1人拍手する男子生徒。
パンダは何も反応せず、女子生徒もそっぽを向いている。
「さっきの傑みたいに、乙骨くんや里香ちゃんを攻撃しようもんなら、里香ちゃんが暴れて出てきたり出てこなかったり.......何にせよ、みんな気をつけてねー」
早く言えよ。と思う3人の生徒。
「コイツら担任の僕にだけ反抗期だから。副担任と環と1年生の生徒3人、ちゃちゃっと自己紹介しちゃうね〜。」
「(それはこの人だけが悪い気がする.......)」
里香ちゃんを拘束した
そんな乙骨憂太の気も露知らず。
「この怪し〜〜い格好をした男が、特級術師【夏油傑】。僕の親友ナンバー1号で、【呪霊操術】を操る呪術高専1年の副担任。まぁ籍だけ置いてるもんで、授業は全然しないし、教師らしい事もしないけど」
「や。さっきはごめんね」
夏油傑が片手を上げ反応する。
「怪しい」と言われた夏油傑だが、意にも介していない。
「次に同じく特級術師【願田環】。【超科呪法】を操る僕の親友ナンバー3号。2号は保健室の先生ね。それと、環は教師じゃないけど、乙骨くんを見る為に態々来てくれたんだ。ちなみに僕と傑の同級生。」
「傑を守る為とはいえ、
五条悟の指す指先には、先程ワイヤーで里香ちゃんを拘束して見せた男が立っている。
「そんで次が生徒の紹介ね」
女子生徒を指差す。
「【呪具使い】の【
「チッ」
舌打ちを吐く禪院真希を無視して、次に男子生徒を指差す。
「【呪言師】の【
「こんぶ」
何を言っているか理解出来ない乙骨憂太だが、話は進む。
「パンダ」
「パンダだ。よろしくな」
パンダである。
「とまぁ。こんな感じ」
「(1番欲しい説明がなかった.......!!)」
驚愕するが、呪術界。一々こんなことで止まってられない。
「1年生も4人になったし!午後の呪術実習は2:2のペアに分かれて貰うよ!!」
「(3人と、1匹.......)」
未だ驚愕から帰って来れてない乙骨憂太だが、五条悟はそんな事気にせず話を進める。
4人並び立つと、1人だけ【白い制服】の乙骨憂太が浮いて見える。
まぁ、それ以上に
「棘、パンダペア!そして真希、憂太ペア!」
「げ。」
「(げって言った!)」
自分とペアを組む禪院真希が嫌がっている。それくらい乙骨憂太にも分かる。なぜなら「げ。」と言われたから。
「真希、憂太ペアは僕、珍しく教師らしい事をする傑は棘、パンダペアについて貰うから、安心してね!」
「俺は?」
1人説明がなかった願田環が自分を指さす。
「あー.......何も言われてないんだよね〜。ま、着いてくるなり高専で硝子と話すなり、好きにしてていいよ」
ここで初めて名前が出たじゃんけん組最後の1人、家入硝子は高専所属の医師になっているが、準1級呪術師でもあるので、極稀に任務に駆り出される。本当に極稀なので、殆ど高専に居るが。夏油傑の逆バージョンである。
「なら、まぁ、暇だし高専に居るか。久々に甚爾と訓練でもしてるわ。悟と傑がいれば安心だろ」
「来ないんすか?」
「ツナマヨ?」
少し残念そうな禪院真希と狗巻棘。
「どっちにしろお前らペア別だろ。どっち選んでも遺恨残るなら、俺はどっちも選ばん。」
それだけ言って、教室から出ていく願田環。
「こんぶ.......」
「まぁそう落ち込むな、棘、真希」
「落ち込んでねーよ」
パンダが肩を下ろした狗巻棘を慰める。
禪院真希は相変わらず意地を張っていた。
ガラッと職員室を開け、目的の人物を目視する。
「甚爾」
「げ。」
願田環の声を聞いて、モニターから目を離さず明らかに嫌そうな声を出す伏黒甚爾。
「なんだよ環。仕事中だぞ」
「ネットギャンブルを仕事とは言わん。久しぶりに体動かしたい。付き合え」
「任務で散々動かしてるだろ」
「お前レベルの奴が居ねーんだよ。察しろ馬鹿」
「長い付き合いの彼女かテメェは。絶ッ対に嫌だね。今日は【アツい日】だ。」
相も変わらずパソコンのキーボードを叩き、あらゆるネットギャンブルを行う伏黒甚爾。12年前と違って、科学も少しは発展した。今ではパーソナルコンピューター1つで競馬からボートレース。果てはカジノまで選り取りみどりのギャンブルがある。伏黒甚爾のギャンブル癖は中々直らず、最近
「甚爾が【アツい日】か。なら今日は何十万負けるかな」
「は?勝負はここからだろ」
ネットカジノでブラックジャック*2をする伏黒甚爾の背中から、パソコンのモニターを覗き込む。
ディーラーはハートの【10】。
伏黒甚爾はスペードの【
「
伏黒甚爾がマウスを操作し、カードを引く。
そのカードはスペードの【10】。
これで伏黒甚爾の数字は【20】。ブラックジャックにおいては2番目に強い数字だ。
「勘が戻ったかな」
そう言って、意気揚々とスタンド*5のボタンをダブルクリックする。
ディーラーの
出た数字はクローバーの【A】*6
つまりディーラーはハートの【10】に加えクローバーの【
伏黒甚爾の5000$はディーラーに没収される。
「..............」
マウスを持ったまま固まる伏黒甚爾。
また日本円換算で約70万円を溶かしてしまった。
「こりゃダメだ」
願田環はそんな伏黒甚爾の一部始終を見て、【
「東京はもうダメだ.......大阪も.......北海道、いや沖縄まで行けばまだ居るか.......?」
不穏な事を喋る伏黒甚爾を無視して。
次に尋ねたのは保健室である。
「硝子〜居るか〜」
ガラッと開けると、学生時代から変わってない
「環じゃん。いつぶり?」
「言うて3日ぶりとかだろ。この前無限空間で10時間くらい寝てたし。付き合わされる身にもなれ」
「私みたいな美人が添い寝してやってんだ。場所ぐらい貸せよ」
「はぁ.......」
家入硝子は高専所属医師と準1級呪術師の二足の草鞋を履いているので、寝る時間があまりない。12年経った今でも【反転術式のアウトプット】は家入硝子の専売特許であり、その腕をふんだんに奮っている。
なので、眠気が限界を迎えそうな時は、願田環にLINEし、即効性の強い睡眠薬と水を持って待機。大体1任務1時間以内に終わらせる願田環がLINEを見て、無限空間への転送が始まると同時に手に持った睡眠薬を水で流し込む。転送する身体の
基本家入硝子はそれで睡眠を取っている。
本来なら無限空間での睡眠は叶わないが、眠い状態で転送されたら眠気はそのまま引き継がれる。そして無限空間で眠り、平均睡眠時間より多く寝た本人は起床、眠気はなくなる。そして【しっかり睡眠を取り、健康になった脳】が出来上がる。無限空間の10時間なぞ現実世界の0.000000000..............何秒か。
健康な脳がそのまま無限空間から過去世界へコピペされ、【1秒以下の10時間睡眠】という矛盾を成立させている。
ちなみに家入硝子本人の希望で【添い寝】しているが、別に肉体関係があるとかではない。ただ添い寝しているだけである。
順当に成長した家入硝子は、年々美少女から美人へ変化して行き、いつも願田環はドギマギしている。慣れたそばから成長するんだもの。
「嘘嘘。助かってるよ。」
「へーへー。」
「で、何の用?さっきも話したけど3日前に会ったばっかじゃん。そんないつも会える私じゃなくて、五条と夏油に着いてけばよかったのに」
チュッパチャプスを舐めながらカルテから目を離し、願田環に向き直る。
余談だが数年前から禁煙し、今の所成功している。これは昔から交流のある庵歌姫の
「いやー。ホントは甚爾と訓練しようと思ったんだけど、甚爾が【アツい日】でね」
「
カルテに目を落とし、立ち上がる。
「えー?硝子もなんかあんの?」
残念そうな声を出すと、やれやれと言った顔でため息を吐かれる。
「あのねぇ。乙骨くんが来た日でしょ。【もしも】の為に私も午後の呪術実習、行くように言われてんの。」
「えー.......」
口を尖らせる願田環。そんな姿を見て、家入硝子は口の中の半分ほど無くなったチュッパチャプスを取り出し、願田環の尖らせた口に突っ込む。
そして、スタスタと保健室の出口に歩いていく。
「じゃ、ドンマイ」
それだけ言って、家入硝子は保健室から退室する。
「.......甘い」
保健室に1人残された願田環は、口に突っ込まれたコーラ味のチュッパチャプスの味を感じる。
好きなんですよね.......ギャンブル。
早口オタクみたいですみません。へへっ。
〜みんなのお悩み相談室〜
Q.12年経ったけど未だに【数万年の1人修行】はタブーなの?
A.少なくともじゃんけん組の中ではタブーです。
Q.【無限空間】を知る人物はあれから増えた?
A.一部の1級呪術師は知っています。
主に硝子が必要な場面で、仕方なく転送する場合のみに限るので、救われた1級呪術師は【無限空間の事を喋らない】という【縛り】を結びます。命を救われた恩があるので、大体の呪術師は応じてくれますが、極一部は【縛り】に応じてくれません。呪術師はイカれてる奴多いからね。仕方ないね。
そういう時は五条悟か夏油傑を召喚し、じゃんけん組の為なら命も辞さない2人はその呪術師を拷問。死にそうになったら硝子が治す。を繰り返し、【縛り】を結んで
怖いね!
Q.悟の一人称変わった?
A.変わりました。学生時代の傑のアドバイスを受け、今は「僕」と言ってます。
Q.特級過呪怨霊って?
A.特定の一人の人間に憑りついて、その人物に危害がおよびそうになると発現する怨霊のことを「過呪怨霊」といいます。
その中でも、更に危険度が高い怨霊は、特級過呪怨霊と呼ばれます。
※じゅじゅナビさん参照。
Q.特級被呪者って?
A.簡単に言えば特級過呪怨霊に取り憑かれた人間です。
Q.里香ちゃんはYガンのワイヤー破れないの?特級過呪怨霊なのに?
A.基本性能では変わってませんが、成長した環の呪力込みなのでいつもより硬く仕上がってます。
Q.親友ナンバーの番号の順番に意味とかある?
A.親友になった順です。
Q.作者はギャブ厨?
A.断じて違います。
Q.硝子、もしかして環の事好き?
A.恋愛感情はあまりありませんが、じゃんけん組、もっと言えば周りの男性と自身の年齢を鑑みて、「現実的に考えて結婚するなら環かな」程度には思ってます。なので他2人と比べパーソナルスペースが激近です。
Q.前々から、薄々感じてたけど.......作者、チェンソーマン好き?
A.好きです(セルフ自己開示)
〜
※これは本編とあまり関係がない話を最初と最後以外地の文無し、台本形式で話す楽しい楽しいコーナーです。
※
※長かったり短かったりします。本編も大概適当に書いてますが、それより適当に書いてるので。
保健室の後、出払ってしまったじゃんけん組に一抹の寂しさを感じながら、高専食堂を訪れる願田環の話。
環「久しぶり。理子ちゃん。黒井さん」
黒井「お久しぶりです」
理子「久しぶり。環。なんか食べてく?」
環「.......」
理子「ん?どうした?なんか私の顔についてる?」
環「いや、理子ちゃんが「妾」とか「わし」とか「のじゃー」とか言わなくなったの、いつだっけ」
理子「え゛」
黒井「.......(無言で目を逸らす)」
環「俺たまにしか来ないから分かんないんだよね。一時期混同してたし。」
理子「あ、いや。その.......」
環「いつ頃?」
黒井「あの、環さん。その辺で.......」
環「ん?」
理子「あ゛あ゛あ゛!!!忘れて゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!」
どうやら
大人になったね!理子ちゃん!
じゅじゅさんぽどう?大丈夫そ?いや、結果で辞めるとか消すとか無いけど。
-
好き
-
嫌い
-
どっちかって言うと好き
-
どっちかって言うと嫌い
-
どうでもいい。