俺とGANTZとさしす組   作:GANTZサイコー!呪術廻戦サイコー!!

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この作品のファンブックの情報ちょっと出しますけど、氷川のような瞬間移動能力が使えるのは始祖の吸血鬼こと氷川とそれの適性がとても高い仲間3人だけです。
他の吸血鬼や呪霊を瞬間移動させる事は出来ます。
後書きに書くか悩んだのですが、「?」って感じで読むの気持ち悪そうだったので。

百鬼夜行東京編・京都編。長く書くこと出来るのですが、絶対途中でグダるのでチャチャッと進めます。
顔見せ程度にね!
前日譚の主人公は乙骨憂太くんだからね!


記録:2017年12月24日 百鬼夜行 東京にて

 12月24日。百鬼夜行当日。

広範囲の避難警報により非術師の居なくなった東京、新宿。

 

「何も居ないな......」

 

 新宿に集まった術師は総勢200名以上。夏油傑の呪霊操術で使役された呪霊が約3500体。その全ての術師がガンツスーツを身にまとっているが、各々好きなように上から呪具やらコートやらを着込んでいる。ガンツスーツのコントローラーの機能で味方の呪霊か敵の呪霊かを可視化出来るようにしており、もし呪霊入り乱れる混戦になっても間違わない。

パンダも例外ではない。

そして冒頭のパンダの言葉通り、新宿はもぬけの殻。高専東京校1年生は乙骨憂太以外の全員が出ばっていた。

 

 なぜ乙骨憂太は居ないのか。

 

 それは、乙骨憂太が戦力に数えられないほど弱いから。

ではなく、未だ乙骨憂太が祈本里香という特級過呪怨霊を使役出来ていないからである。もし祈本里香が完全顕現し、暴れられたら敵も味方もたまったものではない。なので、乙骨憂太は高専本校にて待機である。

 

「家入先生。あの吸血鬼共、やっぱりブラフ()張ってたんじゃ......」

 

 あまりの静かさに、禪院真希がそう呟く。

 

「いいや、それはないね」

 

 家入硝子の横から、夏油傑が口を出す。

 

「アレ程までの特級呪霊が4体。ブラフ張るならもっとマシな嘘をつくだろう。だから......」

 

 突如、帳の空が歪む。

 何かが落ちてくる。

 

「構えなさい!!呪霊よ!!」

 

 家入硝子がそう叫び、ガンツスーツに呪力を流す。

 

「ヒャッッッッハーーーーーァァァ!!!!」

 

 そんな吸血鬼の叫び声と共に、数え切れない程の黒スーツと呪霊が空から落ちてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 新宿に集まった主な(ネームド)術師は以下の12名。

【五条悟】特級術師

【夏油傑】特級術師

【七海建人】1級術師

【冥冥】1級術師

【日下部篤也】1級術師

【夜蛾正道】1級術師

【狗巻棘】準1級術師

【家入硝子】準1級術師

【灰原雄】準1級術師

【パンダ】準2級術師

【枷場美々子】3級術師

【禪院真希】4級術師

 

 そして190名以上の準2級以上の術師達。

 

「建物やインフラの破壊はできる限り避けろ!事前の説明通り常にコントローラーを展開し同士討ちを避けるんだ!分かったか!」

 

 夜蛾正道の怒号と共に、東京、新宿が戦いの場に変わる。

降ってくる吸血鬼や特級を含めた2級以上の呪霊群達を見て、各呪術師達が戦闘態勢に入る。

 

 戦闘開始から凡そ5分。戦況は意外にも拮抗していた。

 

「おらァ!」

 

「【シン・陰流】抜刀!」

 

 日下部篤也がシン・陰流を使って吸血鬼の首をはねる。

吸血鬼と戦って2つ分かった事がある。

腕や足、胴体を斬っても10秒もあれば再生されるが、頭だけは再生出来ないらしい事。

吸血鬼の創造する武器ではガンツスーツの防弾・防刃性を破けない事。だからといってくらい過ぎるとスーツの機能が停止する(死ぬ)事は聞かされているので、出来るだけさけているが。

 

「下手なゾンビパニック映画かよ......」

 

 新宿の路地裏でそう呟く。

 日下部篤也は生得術式を持ち合わせない。【シン・陰流】だけで1級にまで上り詰めた男である。その身体能力・呪力操作も折り紙付きで、ガンツスーツの底上げもあり、吸血鬼や呪霊をバッサバッサと斬り伏せている。

 

 目の前に落ちてきた刀を持った吸血鬼をシン・陰流で斬ろうと、また刀を鞘に収める。

 

「抜刀!」

 

「引ッかかッたなァお前ェ!」

 

 シン・陰流を受け止めた吸血鬼が、自分の傷を意にも介さず自身の鍔迫り合った刃を掴んでくる。

 

「(掴まれた!?今までの奴らと違う!術式持ちの吸血鬼!)」

 

「こッちも個体差ッつーもんがあんだわァ!」

 

 そう言って、刃を離さないまま刀で斬り伏せようとしてくる。

 しかし、それより早く壁から現れた麻縄が吸血鬼の首を捉え、壁に引き付ける。間抜けな声を出しながら壁に打ち付けられ、吊るされる吸血鬼。

 

「日下部......さん。単独行動は危険です......」

 

「......お嬢ちゃん。枷場美々子ちゃん、だっけ」

 

 後ろから、枷場美々子が歩いてくる。

 壁に打ち付けられた吸血鬼が、枷場美々子の背後から現れた通常の2本の腕に加え、背中に6本の腕と太刀を持った無駄にイケメンな武者型呪霊により首をはねられる。

 

「ブリーフィング聞いてなかったんですか......?」

 

「あー......いやー......ハハッ(やっべー。出来るだけ中心から離れて帳の内周ぐるぐるしようと思ってたのバレるかな......)」

 

『大丈夫か。御仁』

 

「おっ!?お、おう......喋れるのかお前......」

 

 唐突に喋った武者型呪霊に驚く。

 

『私は夏油様より美々子様の護衛を仕った者。よろしく頼む』

 

「おう......よろしくな」

 

 武者姿に似合わない高い声に今どきのホストのようなイケメン顔。

ドシャドシャと音がして、後ろをむくと枷場美々子の後ろから現れる呪霊3体と、吸血鬼1体。

 

「とりあえず、この呪霊達を祓ってから動きましょう」

 

 そう言って、麻縄を伸ばす枷場美々子。

 日下部篤也も、流石に階級も年齢も大幅に下の、しかも女の子の呪術師に守られるのは、ちっぽけなプライドが傷付く。

 

「別にブリーフィング聞いてなかったワケじゃねぇよ。枷場......美々子ちゃんの術式も知ってる。俺が前に出て斬るから、拘束頼む」

 

「了解......」

 

『私も出よう』

 

 ガシャガシャと普通の人間の大きさの下半身に比べ、大きな胴体と背中の腕を持つ味方の呪霊が隣に立つ。

 

「頼りになるなぁ......」

 

 呪霊とはいえ仲間。なんだか不思議な気分になった日下部篤也は、ため息混じりにそう零した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ!」

 

「ぐァ!?」

 

『ギっ』

 

 冥冥と冥冥引きいる鴉達は、新宿のメインストリートで大立ち回りをしていた。

 

「これで総合150体目......吸血鬼だけでも50は越えるねぇ。インセンティブが楽しみだ」

 

 シューという音と共に鈍く光るガンツスーツと、手に握られたハルバードを撫でる。

 

「しかしこの【ガンツスーツ】はいいねぇ......今回は特別に環くんが貸してくれたそうだが、恒常的に借り......いや、貰おうか......上に掛け合ってみるかな」

 

 ちなみに【買う】という選択肢はない。

 冥冥にとって金は命のようなものなので、絶対的に必要とまでは感じないガンツスーツに特級呪具相当の金を出す気はなかった。

 

「冥冥さん。ここ一帯は粗方片付いたんじゃないですか。私は引くんで、冥冥さんはみんなと合流してください」

 

「家入くん......別に着いて来なくてもいいと言っただろう?」

 

 インセンティブも減るし。そうは思ったが口には出さない冥冥であった。

 

「でも最低でも2人1組で行動しろってブリーフィングで言われたでしょ。それに私、回復要員(ヒーラー)でもあるんで、あんまり中心から離れられないんですよ。1人になりたいなら開幕どっか行った日下部さんみたいに走ればよかったじゃないですか」

 

「相手がどれほどの相手か分からない段階で1人になるのは馬鹿のすることさ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いッ......重ッ!?」

 

「アハハハハ!!!弱いねぇ君達!!!ホントに1級かなぁ!?ブリーフィングで間違いを教えられたのかな!?七海!」

 

「灰原。油断しすぎですよ。貴方の昔からの悪い癖です」

 

 そう言って、質量が128倍になった吸血鬼の頭7:3の位置を叩く七海建人。

 

「しかし、気持ちは分からなくもありません。1級呪霊にしては動きが悪い。頭が居ない。居ても統率が取れていない、というべきでしょうか......」

 

「うーん。そんなに深く考えなくていいんじゃないかなぁ?このスーツのお陰で敵味方区別つくし、とりあえず敵全員ぶっ殺せば済む話でしょ!!」

 

 ギチィ!という音と共に拳に呪力を込める灰原雄。

現在灰原雄と七海建人の撃破数は開始5分で合わせて200を越える。現在進行形で襲ってくる無数の呪霊と吸血鬼の相手をしながら、七海建人は考える。

 

「(数は多いですが質が悪い......1級にしては、という枕詞は付くので夏油先輩の呪霊とレベルは同程度でしょうが......一体何が目的でこんな事(百鬼夜行)を?)灰原。」

 

「なんっだい!!七海!」

 

 また1体吸血鬼を祓った灰原雄が七海建人の呟きに答える。

 

「量が多い。周囲の夏油先輩の呪霊も粗方祓われてしまったので、()()を使います」

 

「久々に見れるの!?楽しみだなぁ!」

 

「えぇ」

 

 

 

 

「領域展開」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「五条さん!」

 

 時刻は戻り、開戦の火蓋が切られる少し前。

補助監督で非戦闘員の伊地知潔高が五条悟の元に走ってくる。

 

「どうした。」

 

「開戦の前と言うのは分かっているのですが、逸早く伝えた方がいいと判断し来ました。前から調査を頼まれていた乙骨憂太くんの件です」

 

 そして、伊地知潔高の説明を聞く五条悟。

それでとある1つの可能性に行き着く。

 

「まさか......不味いな」

 

 それは氷川の百鬼夜行の目的。なぜ東京と京都に総勢15000もの呪霊を放ったのか。

なぜこのタイミングで事を起こしたのか。

 

「(流石に僕が行くか......?相手は未知数の氷川だ。5000体の1級呪霊(吸血鬼)を使役してる。憂太を危険な目には合わせられない。)」

 

 五条悟が考えていると、禪院真希がブラフではないか?と呟く声が聞こえる。

 

「(今すぐ向かえるのは......)」

 

「ヒャッッッッハーーーーーァァァ!!!!」

 

 吸血鬼の声。視界いっぱいに映る呪力反応に、少し(六眼)がチカチカする。

 

「......面倒な奴が1人」

 

 遠くのビルの屋上にある空間が歪むのが眼に入る。

そこから現れたのは、高専に現れた特級呪霊(吸血鬼)の白髪の男。

 

「(傑に任せるか?......いや、傑は各所の対応で手一杯だ。東京に加え京都の呪霊総勢約8000体をコントロールしてるんだ。アイツの相手は僕がしなきゃならない......心は痛むが......)棘!パンダ!真希!」

 

「あっ?」

 

「おっ?」

 

「こんぶっ?」

 

 空から落ちてくる吸血鬼や呪霊達に目を取られていると、五条悟に首根っこを掴まれる。

 

「質問禁止!氷川は今多分高専に居る。僕の勘が当たったら、最悪憂太が......いや、東京全域が終わる。僕もあの白髪吸血鬼を倒したらすぐに向かう。それまで()()だ。分かったな!?」

 

 五条悟が3人を地面に置き、地面に呪文を書く。

無下限呪術の応用。他者の長距離瞬間的移動に使う。

 

「「わかった!」」

 

「しゃけ!」

 

「良い返事だ!頼んだぞ!」

 

 パン!と掌印を作ると同時に、地面にクレーターを残してパンダ、狗巻棘、禪院真希が高専に吹き飛ぶ。

 

 

 そして、それを遠くから観察していた白髪の吸血鬼。

 

「気付かれたか......まァいい。氷川の目標を達するまで......否、私が死ぬまで暴れるだけよ。」

 

「悪いけど......今少し忙しいんだ」

 

 いつの間にか包帯を外した五条悟に接近された白髪は、声の方向に6連式グレネードランチャーを撃つ。

 

「(白煙弾?......いや、ただの白煙弾じゃないな。)」

 

 自身の手を見る。

 無限バリアが()()()()()()。呪力が上手く練れない。

 

「(前に傑が捕まえてきたミゲルとかいう呪詛師の黒縄みたいなもんか......天逆鉾みたいに強制解除じゃない。でも黒縄程優秀じゃないな。しかしこの煙の中は僕にとって少しアウェーだ)」

 

 煙の中の動きを六眼が捉える。紙一重で自身の鼻先を通る刀を見る。

 

「面倒だな......お前」

 

「こッちの台詞でもあるぞ......五条悟」

 

 ポンッという軽快な音と共に、6連式グレネードランチャーからまた白煙弾が撃たれる。




〜みんなのお悩み相談室〜

Q.美々子の護衛してた呪霊......見に覚えがあるぞ!?
A.気付いた?(ここまで1人会話)
アニメBLOOD-Cの7話に登場した【古きもの】です。
完全趣味なので知らなくても大丈夫です。
一応階級は特級。
夏油傑が身内の護衛に生半可な呪霊を付けるとでも?

〜じゅじゅさんぽ〜

 ガンツスーツを支給された東京組

環「......以上がガンツスーツの説明だ。機能について質問あるやついるか?

居ないな。よし。俺はこの後京都に向かう。悟、後は頼んだ」

灰原「環先輩!」

環「ん?なんだ。質問か?」

灰原「いえ!そうじゃないです!......いや質問なんですかね!?機能についてじゃなくて、他の事なんですけど!」

環「手短にな。」

灰原「ハイ!ガンツスーツ配っていいんですか!?」

環「緊急事態だからな。夜蛾先生と貸し出す俺が責任を負う。好きに使え」

灰原「分かりました!ならなんであの武器達は貸してくれないんですか!?」

環「武器?ガンツソードとかXガンとかの事か?
ガンツソードは単純に扱いが難しくて、初めて使う時味方を斬る可能性があるからだ。普通の刀使いでも刀の長さが変わるだけで使い勝手が変わるし、代表格のシン・陰流の日下部さんは鞘があって初めて真価を発揮する。Xガンは余計な破壊をしない為、Xショットガンも同じ理由。Yガンは使い所がないからお荷物。」

灰原「なるほど!!」

環「結論、こちらが譲歩できる限りの戦力底上げ装置がガンツスーツなんだ。特級と学長とは言え、無闇矢鱈と配る事はしっかり禁止事項なんでな。首が物理的に飛びかねん。特例で許してくれる事を祈るよ」

じゅじゅさんぽどう?大丈夫そ?いや、結果で辞めるとか消すとか無いけど。

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