俺とGANTZとさしす組   作:GANTZサイコー!呪術廻戦サイコー!!

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GANTZ×呪術廻戦のクロスオーバー。

半分深夜テンションで書いてます。

GANTZからは一応武器とかある程度の設定とかしか持ってくる気ないけど、星人とかを呪霊として出すかは検討中。
ノリと勢いで書いてます。




懐玉
特級呪術師願田環


「昨日出たジャンプ読んだ?」

 

 椅子に座り、机の上に無駄に長い足を乗せ、隣の男に話し掛ける白髪長身の男。

名を五条悟(ごじょうさとる)。未だ2人しか居ない【特級呪術師(とっきゅうじゅじゅつし)】であり、ここ東京都立呪術高等専門学校の2年生である。

 扱う術式は【無下限呪術】。【無限】という至極曖昧なものを現実に引っ張り出し、バリアのように身を守ったり、無限に収束する呪力を発生させる【術式順転・蒼】を使用したりする事が出来る。

 一般的な呪術師が持てば、その扱い辛さからまともに使うには苦労を要する術式だが、五条悟にはもう1つ力がある。

【六眼】と呼ばれる目を持っており、相手の術式の解析から、呪力反応の特定、ひいては術式行使時の呪力効率の最大化までなんでもござれの眼を持っている。

 

「まだ読んでないね。ネタバレは控えてくれ。私がネウロを楽しみにしているのを知っているだろう」

 

 答えるは男子にしては長髪で、前髪を特徴的に仕上げている夏油傑(げとうすぐる)。1級呪術師であり、五条悟の親友。

 扱う術式は【呪霊操術】という名前の通り呪霊を使役し、操る術式である。2階級以上差のある呪霊は無制限に取り込む事が出来るが、それ以上の呪霊はある程度弱らせてから取り込む必要がある。一見して地味な術式だが、成長の伸び代が無限にあるとも言える、1級呪術師に相応しい術式と言える。

 

「硝子は?ジャンプ読んだ?」

 

「読んでなーい。」

 

 3人しかいない教室の紅一点。家入硝子(いえいりしょうこ)。これと言った術式は持ち合わせていないが、呪力という負のエネルギーを掛け算することにより生まれる正の呪力を扱うエキスパートであり、反転術式と呼ばれる、呪術師の中でも極一部の呪術師しか扱えない技を、なんと他者にアウトプット出来る逸材でもある。この力でここ東京都立呪術専門学校に日夜運ばれる怪我人を反転術式のアウトプットで治し続けている。

ちなみにヤニカスである。

 

「揃ってるな。」

 

2006年、5月。春の終わりを感じ、桜も散り始めた頃。3人のいる教室に、担任の夜蛾正道(やがまさみち)が現れる。

 

「夜蛾セン。一限は自習じゃねーの?」

 

「まぁな。その説明は追追するが、まずは転入生を紹介する」

 

「「「転入生?」」」

 

 3人の言葉が重なる。

彼らは東京都立呪術専門学校の2年生である。そう。2年生なのだ。こんな中途半端な時期に転入生とは珍しい。

 

「へぇ〜面白そうじゃん。階級は?」

 

 五条が面白半分にニヤニヤしながら夜蛾先生に質問する。

夜蛾正道は少し顔を歪めながら(胃痛も我慢しながら)、五条の質問に答える。

 

 

 

 

「特級だ」

 

 

 

 

 

「「「..................はぁ?」」」

 

 特級呪術師。

先程も説明したが、ここ日本においては未だ2人しか居ない......いや、夜蛾正道の言葉を信じるなら3人か。

それはともかく、ここ呪術界に置いて、最上級レベルの戦力......具体的に言えば、【単独での国家転覆が可能】の戦力を持つ特級呪術師が今から3人の前に現れるのだ。五条悟は新しい玩具を手に入れた子供のように目を輝かせ、夏油傑はそんな親友の様子を微笑ましく見て、家入硝子は若干引いている。

 

「まぁいい。環。入ってこい」

 

 その言葉と共に、教室の扉が開く、中肉中背。程よく鍛えた筋肉が高専制服越しにでも分かる洗練された身体。五条はサングラスをずらし、六眼で入ってきた男の顔を見る。

一見普通の男子高校生だ。黒髪黒目。呪力も並程度。何故か術式には霧がかって見えないが、それが素朴な見た目と裏腹に不気味さを感じさせる。

 

願田環(がんだたまき)です。特級呪術師です。五条悟をぶっ殺す為に来ました。」

 

 瞬間、五条悟の額に青筋が浮かぶ。

 

「はぁ〜〜??なぁに行ってんだお前。お前なんか1秒で消し炭だわww」

 

 売り言葉に買い言葉。五条悟とはそういう人間である。

 

「だからボンボンは嫌いなんだよ。無駄に他人を嘲り驕り、3流のひな壇芸人を思い出すね。」

 

 更に環の追随。事前に夜蛾先生から聞いていた五条悟の情報をあらん限り詰め込み煽り散らかす。

願田環とはそういう人間である。

 

「表出ろや」

 

「真昼間から1人でトイレにも行けねーのか五条悟ゥ?」

 

 この教室たった2人の特級呪術師がバチバチと火花を鳴らす。

夏油傑は二つの意味でため息を吐き、家入硝子は我関せずと窓の外を見、事前に「五条悟煽り散らかして決闘するから1限自習にしてください」と願田環に言われていた夜蛾正道は更なる胃痛を我慢した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金的目潰し術式使用なんでもあり(バーリトゥード)。敗北条件は戦闘不能になるか泣いて許しを乞うか。質問は?」

 

「ねぇよ。」

 

 場所を移し、グラウンド。

充分な距離を取った五条悟と願田環は向かい合い、ルールの確認をする。

 

「夜蛾先生。この展開は折り込み済みですか?」

 

「......まぁな」

 

 夏油傑が夜蛾正道に問い、夜蛾正道が答える。

 

「(折り込み済み......あの願田環とかいう特級呪術師。私と同じ一般の出か?聞いたことがない......しかし、特級か。悟に喧嘩を売るとは馬鹿な奴だとは思ったが、冷静に考えれば勝ち筋があるからあそこまで露骨に下手な煽りで悟を決闘に持ち込ませたのか?)」

 

「センセー。あの特級の術式知ってるんですかー?教えてくださいよー」

 

 外をいい事に(自習とはいえ)授業中教師の目の前で未成年喫煙を決め込みながら、気だるそうに家入硝子が言う。ちなみに彼女は非戦闘員なので夏油傑を盾に使うように座っている。

 

「あぁ。どうせ聞くだろうから教えておこう。願田環の術式は超科呪法(ちょうかじゅほう)。簡単に言えば、現代科学では再現不可能なオーパーツを操る術式らしい。」

 

「聞いたことねー......」

 

「その超科呪法とやらは......強いんですか?」

 

 薄々愚問だろうと思いながらも、夏油は聞かずには居られなかった。【あの】五条悟を知りながら、真っ向から喧嘩を売る術者がいるとは思えなかったのだ。

 

「そうだな.....一言で言えば、【私にはわからん】という事だ。上層部曰く、超科呪法の使い手は代々特級の名を与えられていたと言う。しかし、環が呪術界に足を踏み入れたのは極最近の事だ。教師として超科呪法について歴史を漁ったが、【代々】と言われる程使い手がいた訳でもないし、文献もそれ程残っていない。だが、環が呪術師になったタイミングと、環が呪術の存在を知ったタイミングには大きな齟齬があるらしい。歴史に準えば、環は物心ついた時から呪術の存在を知っていたはずだ」

 

「......というと?」

 

「超科呪法の使い手は、術式の知覚と共に、【とある存在】と半強制的な【縛り】を結ばされる......と、文献には残っていた」

 

 縛り。

 一種の呪術的因子の一つ。

 例外はあるが、基本的には自分と他者の間で結ばれる縛りで、破ると相応の罰則(ペナルティ)が与えられる。基本的には何か特定のデメリットを追うことで、何かしらのメリットを得る事が縛りの基本規則である。

 

「その【とある存在】って......」

 

「さぁな。そこまでは文献に載っていなかった」

 

 まるでそこだけ消されたかのように。

その言葉を飲み込み、両手をポケットに入れ完全に受け身状態の五条悟と、体を曲げ軽い準備体操をする願田環を見る夜蛾正道。

 

「悟。環。スタートの合図はこの雷管ピストルの音だ。準備はいいか!」

 

「もち!」

 

「オーケー」

 

 夜蛾が雷管ピストルを上に掲げる。準備運動していた願田環は左手を前に突き出し右手を引き、戦闘準備に入る。対する五条悟は相も変わらず受け身な姿勢。

 

「(なーんか術式が上手く見えねーけど......呪力は並。階級で言や良いとこ2級。身体は鍛えてるっぽいけどそれ以外突出した所はなし......やっすい挑発受けて決闘受けたはいいけど、ぶっちゃけすぐ終わりそーだな。なんで特級なんだ?コイツ)」

 

 違和感を感じながらも、自分の【無下限呪術】のバリアを信じ、まずは様子見に徹する事にした五条悟。

 

「行くぞ」

 

 そして、夜蛾の雷管ピストルの音が響く。

瞬間、願田環の身体が一瞬光る。

 

「(......なんだ?黒いスーツ?)」

 

 願田環の高専制服の下に、黒いスーツのようなものが現れる。手足や首を覆うように現れ、全体像は見えない。

 

「(呪力は感じない......マジでなんだアレ?)」

 

 違和感。

五条悟がポケットから手を引き抜く。

同時、願田環の手に黒い銃が現れる。

その銃にも呪力を感じない。

 

 

 違和感。

 

 

 X状に展開した願田環の持つ銃が、ギョーーーーーン......という音と共に光り、静けさが訪れる。

反射的に身構える五条悟。

 

 

 違和感。

 

 

 五条悟は自分の【無下限呪術】の所謂【無限バリア】を疑ったことは無い。今まで幾度となく呪霊、呪詛師の攻撃を無効化してきたバリア。絶対防御のバリア。

効かない。届かない。無限の壁。

 

しかし、()()()

 

 後方に吹っ飛ぶ五条悟。

信じられなかった。しかし確かに感じる腹部の鈍痛。叩き付けられた衝撃は【無限】が受け止めた。しかし、正面から発せられた【不可視の銃撃】は、確かに五条悟の腹を穿った。

 

「(何ッだ......コレッ!!)」

 

 【無限】が軽減したのか、手加減されたのか。高専制服は破れず、しかし痣程度にはなっているだろう腹部を抑えながら、五条悟は思案する。

 

「(不可視の銃撃。六眼でも見えなかった!あの銃か!?そうとしか考えられない。呪力的物理的攻撃を完全無効化する筈のバリアを無理やりこじ開け......いや、【通過】したッ!)」

 

 六眼で、願田環の姿を捕える。相手からはまだ土煙でこちらの姿は見えていない筈だ。その願田環の左手に握られた銃の下のトリガーが引かれる前に、五条悟は【蒼】を使い、空中へ逃げる。

 2撃目。先程まで五条悟の居た場所を【正確】に捉えられた【不可視の銃撃】を、謎の爆発が襲う。

 

「(クソッ。六眼じゃあの銃撃を捉えられない。なら......ッ!)」

 

 【蒼】による瞬間移動で、願田環に肉薄する。そして、蒼を最大限活用した全力パンチを願田環の腹に入れる。

 

「グッ......」

 

 すんでのところで防御が間に合わず、まともに腹に五条悟の全力パンチを食らう願田環。受け身も取れず、木々を押し倒しながら、森の中に姿を消した。

 

「(流石に肋骨の1、2本は逝った......筈だ。感覚はあった。六眼で見る限り、呪力防御も間に合っていなかった。)」

 

 

 違和感。

 

 

 自分の【術式順転・蒼】による全力パンチは、確実に願田環の腹を穿った。

 願田環は、その全力パンチをまともに食らった。

 願田環は、その全力パンチに呪力防御は間に合っていなかった。

 正しい。

 全て正しい。

 六眼は、戦闘経験は、無下限呪術は、全身が、そう言っている。

 しかし......

 

 感知。

 

 背後から感じる軽微な呪力反応。

 警戒は怠っていなかった。

 背後を向く。

右手に【刀】を構える、【いいとこ2級】程度の呪力反応しか感じない、小さな、弱い筈の男。

願田環がそこに居た。

 

「ッ!」

 

 六眼は「問題ない」と言っている。

 戦闘経験は「問題ない」と言っている。

 無下限呪術は「問題ない」と言っている。

 全身が、「この攻撃は【無限バリア】を破れない」と言っている。

しかし本能が、魂が、それを否定し、全身に警鐘を鳴らしている。術式頼りの守りでは通用しないと叫んでいる。

 

 【蒼】を背後に展開し、短距離だが、速度重視の瞬間移動を発動する。願田環の持つ刀の刃が、目の前を通過する。なんとかかわせた。

しかし、次の攻撃、願田環の左手に未だ健在の銃が、五条悟に向けられた。

先程の鈍痛を思い出す。

 

 呪術的、物理的攻撃関係なく、全てを実質無効化する【無限バリア】。

しかし、この銃による不可視の銃撃は、その【無限バリア】を貫通し、五条悟本体にダメージを与えた。

理屈は分からない。

ただひとつ分かる事がある。

 

「(この銃による攻撃はッ!否!()()()()()()()()()ッ!

()()()()()の攻撃ッ!!!)」

 

 ギョーン......という特徴的な発射音が鳴らされる。

 不可視の銃撃の速度は分からない。

 しかし、この願田環の攻撃は当たる。理論は分からないが。そう結論付けた五条悟は、賭けに出た。

 普通、刃を避け、後ろに倒れそうになった人間は、倒れまいと踏ん張る。しかし、五条悟は違った。

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()!!!

 

 目を見開く願田環を他所に、靴底に確かに感じる衝撃を五条悟は知覚した。【無限バリア】は解いていない。理屈も理論も分からないが、やはり願田環の攻撃は【無限バリア】を貫通するらしい。

 不可視の銃撃による衝撃を受けながら、後方に飛ぶ五条悟。しかし、勢いを蒼で殺し、再度願田環に肉薄する。

 

 五条悟は先程から分からないことだらけだなと頭の片隅で思っていた。

絶対無敵の【無限バリア】を何故か破る不可視の銃撃(と恐らく刀による剣撃)

2級程度の呪力反応しか感じない願田環の、全力蒼パンチを食らってもピンピンしている恐るべき防御力。

そして六眼の呪力感知にギリギリまで引っかからない敏捷力。

 

「(なんなんだ......なんなんだコイツッ!)」

 

 しかし、その五条悟の顔は、獰猛的なまでに()()()()()

 

 (たの)しかった。

どんな呪霊の攻撃も、どんな呪詛師の術式も通さなかった【無限バリア】を破るその攻撃が。

 (たの)しかった。

 親友でも一発でゲロ吐いてグロッキーになる全力パンチを呪力防御なしで受けてピンピンしている目の前の存在が。

 (たの)しかった。

 未だジンジンする腹部の鈍痛が、目の前の存在を明確に【敵】として認識していた。

 

 (たの)しい。(たの)しい。(たの)しい。不明(たのしい)

自分は今確かに、全身全霊で生きて(楽しんで)いる。

ヒリヒリするまでに感じる今の状況が、五条悟の人生に、更なる彩りを与えた。

そう、実感した。

 

「「ッッッッッ!!!!!」」

 

 全身全霊、無駄のない、六眼による最大最高の呪力効率で廻す頭。腕。体。攻撃。防御。

いつの間にか願田環の両手には何も無かった。五条悟の、本気の【蒼パンチ】を、黒いスーツを纏った願田環の両拳が受け止めていた。

 切迫。

 六眼を、無下限を、呪力を、惜しみなく、今まで会ったどの特級呪霊よりも強大な目の前の(願田環)にぶつけた。

眼が爆発しそうだった。頭が沸騰している感覚がした。両拳から鮮血が溢れ出した。

何撃か、何十撃か、何百撃か。数えられない程打ち合った拳は、弾かれるように両者の間に距離を作った。

 

 

 違和感はもう無かった。

 

 言葉は要らなかった。

 

 ただ今は............

 

 

 

 (願田環)に感謝を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「術式順転ッ!!最大出力!2()0()0()%()ォッ!!!!【蒼】ッ!!!!!!」

 

 

「Xショットガンッ!!!」

 

 

 両者、今この瞬間に出せる全身全霊最高パフォーマンスの火力攻撃を叩き込む。

 これが最後だろうと、最初から全身全霊で当たっていればと、両者感じていた。

 

片や(おご)っていた。

幼少期から天才天才と持て囃され、周りが何故そうまで弱いのか理解出来なかった。自分は最強であると自覚していたし、実際そうだった。

 

片や確かめたかった。

生まれつき備わった自身の力が、新しい世界(呪術界)最強(五条悟)にどこまで届きうるのか。そして特級(最高)の階級に相応しい力なのか。

 

 爆発。

 

「ッ!」

 

夜蛾正道、家入硝子は、夏油傑の【呪霊操術】により使役された呪霊、【虹龍】の背に隠れ、爆発により発生した暴風、爆風を耐えていた。

 

「(悟......ッ!)」

 

 親友(五条悟)の身を安じ、しかし守るべき2人を背後に動けない夏油傑は歯噛みしながら、爆風が止んだ後、とぐろを巻くように自分たちを守っていた虹龍をどかし、爆発後を見やる。

 

 直径にして約数十m程だろうか。大きなクレーターを残し、石畳は跡形もなく破壊され、校舎の窓は割れ、屋根は吹き飛び、学び舎は半分崩壊していた。

 

「悟ッ!!」

 

 今度は声に出し、親友の呪力を探す。そうして見つけた五条悟の姿は、お世辞にも無事とは言えなかった。

高専の制服の上半身は破れ無くなり、その珠玉の肉体を惜しげも無く晒し、前面は筋筋(きんすじ)が見える程まで抉られている。しかし、その両足はしっかりと地面に付けられ、堂々たるまでの風貌を感じさせながら、最強は立っていた。

 安心半分不安半分の表情を浮かべながら、五条悟に駆け寄る。

 ヒューヒューと今にも死にそうな息をしながら、でも確かに、その六眼は土煙の向こうに居るはずの相手を見据えていた。

 

「硝子!!硝子ッ!!来てくれ!!悟が......ッ!!」

 

 かつてない程までに痛々しい姿をしている親友の姿に、激しく狼狽する夏油傑。家入硝子は慌てて五条悟と夏油傑の元に駆け寄り、反転術式による治療を行う。

 

「環ッ!!」

 

 遠くから、自身の担任の夜蛾正道の声が聞こえ、夏油傑はそちらの方を向く。夜蛾正道は、虹龍から開放されたあと、瞬時に状況把握。夏油傑が五条悟の元に向かうのを確認し、自身はもう1人の生徒の方に向かった。

 

「けほっけほっ......大丈夫。無問題(モーマンタイ)だよ夜蛾先生。スーツは()()()けど、俺は無事。元気だから、さっさと五条悟の方に行ってください。」

 

 なんでもないように、ショットガンのような長身の銃を左手に持ちながら、土煙の中から歩いてくる願田環。

夏油傑は信じられなかった。片やボロボロ。片や無傷。しかもそのボロボロな方は自他共に認める最強の呪術師(特級呪術師五条悟)なのだから。

 

「......お前。名前なんだっけ」

 

 反転術式を受けながら、五条悟は願田環にそう伝える。名前を忘れた訳では無い。もう一度、相手の口からその名前を聞いておきたかった。

 

「............願田環。お前と同じ特級呪術師。これからよろしく。」

 

 その言葉を聞き、フッと微笑み、脳と眼の痛みと体力と呪力が底をついた事による倦怠感で、五条悟は現在進行形で治療を受けているにも関わらず、後ろに倒れ込んだ。




主人公くんは術式知覚と同時に【とある存在】ととある【縛り】を半強制的に結んでいますが、天与呪縛ではありません。

〜みんなのお悩み相談室〜

Q.オリ主の容姿は中肉中背・程よい筋肉・黒髪黒目ぐらしいか言及されてなかったけど?クロノくんなの?ねぇそうなの?(GANTZファンの期待の眼差し)
A.違います(デデーン)
個人的な趣味で、「オリ主の見た目って、読者視点で自由に想像出来るようにしたいよね」ってのがあり、極々一般的な日本人という意味で、中肉中背、黒髪黒目。少しカッコイイ方がいいよなと程よい筋肉が追加されました。

Q.あの黒いスーツって?
A.ガンツスーツと呼ばれるGANTZ通常装備。生きており、死ぬまで装着者を守り続ける最強の盾。呪力をこめれば最強の矛にもなる。着た者の身体能力・呪力総量・呪力出力が高ければ高い程より固く、より強くなる。言うなれば【着れる游雲(ゆううん)

Q.あのX状の銃って?
A.Xガンと呼ばれるGANTZ通常装備。ターゲットロックトリガーと発射トリガーに分かれており、トリガーに指をかけると対象の身体がレントゲンのように映し出される。ターゲットロックと共にX状に展開し、【ギョーン】という特徴的な発射音と共に対象を爆破する。

Q.Xショットガンって?
A.Xガンの威力を上げた代わりに機能性を下げたみたいなGANTZ通常装備。今回は出番無しだったが、スコープが付いており、最大1kmまで射程がある。ショットガンのような形状をしているが、その実スナイパーライフルの方が近い。

戒玉編。好きなキャラは?

  • 五条悟
  • 夏油傑
  • 家入硝子
  • 願田環
  • 夜蛾正道
  • 庵歌姫
  • 天内理子
  • 黒井美里
  • 伏黒甚爾
  • 七海建人
  • 灰原雄
  • 伊地知潔高
  • GANTZ
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