俺とGANTZとさしす組   作:GANTZサイコー!呪術廻戦サイコー!!

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呪霊廻戦

『おい。どうなんだ?態々貴重な指1本使ってまで確かめる必要があったのか?宿儺の実力』

 

 東京都心某場所にて。

3体の呪霊と、頭に縫い目のある1人の呪詛師が話していた。

 

「まぁ、中途半端な当て馬じゃ意味ねぇからな。予想よりは少ないが......それなりの収穫はあった」

 

 その後、ファミレスに入っていく呪霊達。

 

「いらっしゃいませ〜。お1人でよろしかったでしょうか?」

 

「あぁ。1人だ」

 

 

 

「つまりお前達のボスは、呪いと人間の立場を逆転させたいと......そういう意味か?」

 

 煙草の煙を吐き出す黒スーツの男。

 

『まぁ大体はな。だが少し違う。人間は嘘で出来ている。行動や考えには必ず裏がある......しかし負の感情は違う。殺意、嫉妬、憎悪。それらは嘘偽りのない真実だ。そこから生まれ落ちた我々呪いこそ、真に純粋な人間なのだ!』

 

「だが現状、消されるのはお前らの方だ」

 

『だからお前に聞いているのだ。我々はどうすれば呪術師に勝てる?』

 

「戦争の前に、3つの条件を満たせば勝てる......チッ。」

 

 まだ吸い途中の吸殻を灰皿に捨て、新しい煙草を取り出す。

 

『なんだその条件というのは?』

 

「1つ目は呪術師最強の男、五条悟を戦闘不能にすること......なんでもいい。殺すでも封印でも心を折るでもな。2つ目、五条悟に肩を並べる願田環を戦闘不能にすること。優先順位で言えば願田環の方が上だ。願田環をどうにかすれば、五条悟もどうにかなる。3つ目、両面宿儺こと虎杖悠仁を仲間に引き込む事。」

 

 その言葉を聞き、黒スーツの前で頭を抱える火山のような頭をした特級呪霊。

 

『五条悟に願田環......そ奴らはそれ程までに強いのか』

 

「五条悟はヒラヒラかわされるか、最悪お前ら全員死ぬ。願田環に会ったら、まず間違いなく死ぬ。五条悟と違ってイカれてるからな。アイツは人間というより呪霊に近い感性を持ってる。願田環は殺すより、封印する事に心血を注ぐ方をオススメする。五条悟は殺した方が早い」

 

『封印?どうやってだ』

 

「五条悟は特級呪物【銀沙羅(ぎんしゃら)】で殺す。成功率は......そうだな。願田環の封印が成功したと仮定しても、1割にも満たない。そもそも、願田環の封印も賭けだ。それも1割......いや、1分以下。単純に考えて、五条悟を殺せる確率は0.1%かそれ以下だ。

そして当の願田環は封印。特級呪物【獄門疆(ごくもんきょう)】を使う。」

 

 後ろで1人の店員が、慌てて店外に逃げ出している。

 

『銀沙羅に獄門疆!?持っているのか!!!あの忌み物を!!』

 

 興奮したように火山頭を沸騰させ、炎が吹き出る。

店内の温度が一気に上昇し、近くに来ていた店員が丸焦げになる。

 

漏瑚(じょうご)ぉ。あまり興奮すんなよ。煙草がまたダメになった」

 

 ジュッと燃える煙草。そして、店内の人々。

 

『これで良かろう』

 

 1人、また1人と丸焦げになり、死んで行く。

1人の店員が腰を抜かし、這い蹲るように外の出口へと向かう。

 

氷川(ひかわ)。今の儂は宿儺の指何本分だ?』

 

「甘く見積って8......いや、9本って所か」

 

 氷川と呼ばれた黒スーツが机に頬杖をつく。

 

『充分!銀沙羅と獄門疆を儂にくれ!蒐集(しゅうしゅう)に加える。その代わり、まず先に五条悟を......儂が殺す』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 場所は変わり、高専。

先刻の伏黒甚爾の暴走により校舎は半壊状態だが、グラウンドは無事だった。

 

「たかな?」

 

「......すみません。まだ俺には狗巻先輩の言ってる事分かりません」

 

「こんぶ......」

 

「ホントすみません......」

 

 グラウンドにやってきた伏黒恵が、唯一暇を持て余していた狗巻棘と話している。

虎杖悠仁は禪院真希と組手、釘崎野薔薇は嫌々ながらパンダに投げ飛ばされ受け身の練習をしている。

 

 何故こんなことをしているのか。

それは、近々行われる高専の東京京都姉妹校交流戦の練習の為である。本来1年生である伏黒恵、釘崎野薔薇、虎杖悠仁は出場しないが、3年生の2名が停学中の為渋々出場する事になっている。

 

「そら。足捌きがおざなりだぞ」

 

「いってぇ!」

 

 虎杖悠仁の踏み込みに合わせて、訓練用の棒を虎杖悠仁のつま先にぶつけ転ばせる。

規格外の戦闘センスを持つ虎杖悠仁だが、如何せん実戦経験が足りない。転んだ所を踏んずけられ、また1本取られる。

 

「真希先輩!踏む必要あります!?」

 

「うるせぇ。」

 

「ひっど......」

 

「センスは良い。私から見て足りねーのは実戦経験だな」

 

「後は、呪力だね」

 

「夏油先生!」

 

 いつも音もなく現れる夏油傑に、いつも驚かされる伏黒恵。この人は瞬歩(しゅんぽ)とか響転(ソニード)とか縮地(しゅくち)とか使っているのだろうか......

 

「虎杖くん。君はこっちだ」

 

「俺すか?」

 

「あぁ、さっき真希ちゃんが言ってたけど、君に足りないのは実戦経験。それは後から付いてくるものだ。まずは、お手軽に呪力のコントロールを学ぼう」

 

 そして、虎杖悠仁が連れてこられたのは、高専のとある地下室。夏油傑の歩くままに付いてきたので、帰り道が分からない。着いてみれば、五条悟がテレビと人形を弄っていた。

 

「悟〜連れてきたよ〜」

 

「おー傑。それに悠仁。」

 

「何してるんすか?五条先生」

 

「んー?練習の為の道具だよ」

 

 パンパンとお尻を払い、立ち上がる。

 

「それじゃ悟。私は退席するよ」

 

 そう言って、地下の階段を上がって去っていく夏油傑。

 

「オッケー。それじゃまずは悠仁に呪力について説明しよう」

 

 そして、五条悟の呪術レクチャーが始まる。

五条悟曰く、呪力は【電気】。術式は【家電】で、呪力をぶつけるだけなら呪力を持つすべての存在にできる。しかし術式は生まれ持った才能が物を言い、呪力を色々な姿、形にして現象として現れさせる事が出来る。

 

「なるほど!つまりこれから俺はチョベリグな術式を身に付けると!!」

 

 自身のIQで結論を弾き出した虎杖悠仁。

 

「いや、悠仁は術式持ってないから使えないよ。簡単な式神や結界術は別として、術式は生まれながらに備わってるものだからね。呪術師は才能が8割ってとこなんだ」

 

 五条悟の言葉に、体をピシッと固めさせたと思いきや、ふにゃふにゃになって地面に転がる。

 

ふぁ〜〜〜俺も霊丸とか卍解とか螺旋丸とかどどん波とか使いたかったぁ〜〜

 

 等と宣う虎杖悠仁は無視して、

 

「まぁ呪術界最強の結界師、環に結界教えて貰えば、似たようなこと出来るよ!(それに今は使えないだけ......いずれ悠仁には宿儺の術式が刻まれる)

ま、出来ないことは放っておいて、今は出来ることをやって行こう!悠仁の天性の戦闘センスに加え、呪力で身体能力を底上げするんだ!下手な小細工(術式)使われるより僕は怖いよ〜。甚爾とか環とか」

 

 その言葉を聞いて、ハッ!となる。

虎杖悠仁は、少年院で特級仮想怨霊と戦った時、少しだが呪力のコントロールが出来ていた......気がする。

 

「先生先生!それなら俺もう出来るぜ!」

 

「ホント?ならここに打ってみてよ。どうせ出来ないから」

 

 五条悟が手をパーにして虎杖悠仁に向ける。

虎杖悠仁は立ち上がり、遠慮なくあの時の感覚で拳を五条悟の掌にぶつける。しかし、呪力はこもっていなかった。

 

「あるぇ......??」

 

「僕はよく知らないけど、悠仁が呪力コントロール出来た時は負の感情、怒りやら恐怖やらなんやらが渦巻いてたんじゃないかな。」

 

「そう言われれば確かに!......伏黒もいつも怒ってるもんな」

 

 その頃、伏黒恵は遠くで電波を受信した。

 

「違うよ。呪術師は僅かな負の感情から呪力を捻出するんだ。いきなり怒った時とかに無駄に使わないためにね。

という訳で、悠仁には特別キツ〜〜イ訓練をしてもらうよ!」

 

 ゴクリ。と喉を鳴らす。

 

「名付けて、映画鑑賞!」

 

「映画鑑賞ぉ?」

 

「名作ホラーからC級ホラー。地雷のフランス映画まで選り取りみどり。それとこれ。夜蛾学長の呪骸ね。名前はなんてったっけな......確か〜......ツカモト?」

 

「なにこれ。キモかわいいな」

 

「......かわいいか?」

 

「それで?これ使って何すんの?要領を得ないんだけど......」

 

 等と話していると、鼻ちょうちんを作って眠っていた呪骸が目を覚まし、虎杖悠仁に襲いかかる。グローブあり、そして呪骸とはいえ中々のパンチを食らい、頭を抑える。

 

「いってぇぇ!!」

 

「それは一定の呪力を流し続けないと襲ってくるんだ。悠仁には、どんな状況下でも呪力を一定に保つ訓練をして貰うよ。まずは、無傷で映画1本丸々見ようか。これなんてどう?セルビアン・フィルムのモザイク削除版。環が好きで九十九さんに態々取り寄せてもらったんだ」

 

「九十九さん?」

 

 呪力をなんとか流し込み、ツカモトを起こさないように気をつけながら疑問を浮かべる。

 

「僕、環、傑の他に特級を冠する術師は2人いる。九十九さんはその1人で、今......というか大体いつも海外でぷらぷらしてるろくでなしだよ。

まぁそんなことはどうでもよくて、どうする?どれ見る?」

 

「そうだな。最初はアクショ」

 

『ふんぬ!』

 

 五条悟との会話で少し呪力出力を怠り、ツカモトに顔面を殴られる。イライラのあまり地面にツカモトを叩き付けるが、五条悟から「呪力は一定に」と注意されてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やぁ。戻ったよ」

 

「夏油先生」

 

 2年と1年の集まるグラウンドに、夏油傑、伏黒甚爾が現れる。

 

「丁度良かったです。夏油先生に聞きたい事が」

 

「ん?何だい?」

 

 伏黒恵は悩んでいた。

伏黒恵の術式十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)は影を媒体に式神を召喚し、戦う術式だ。基本戦闘は式神に行ってもらうので、本体である伏黒恵は無防備になる。その欠点を補う為、ある程度戦闘技能を身に付けようと思っていた。しかし、十種影法術で式神を召喚する時、手で掌印を結ばなければならない都合上、両手はフリーにしておきたい。だが、禪院真希のように呪具で戦うのも一理ある。

 

「夏油先生はどうやって戦ってますか。甚爾先生や環先生はガンツスーツがあるから戦えますが、夏油先生は俺と同じ式神......というより、呪霊を操って戦いますよね。本体である夏油先生が狙われたらどうしますか」

 

「そうだね......極々小さなうずまきで戦う......というのは、君が求めている回答じゃないね。かといって、望む答えは返せないな。私の場合は呪具を格納出来る呪霊を飼っているんだ。ここだけの話、元は甚爾のものでね。甚爾が術師殺しをしてた時に使ってたらしいんだ」

 

「何度も言うが、そろそろ返せ」

 

「嫌だね。アレはもう私のものさ。中の物(呪具の数々)含め、ね。甚爾はもうガンツスーツがあるじゃないか。これ以上は欲張りというものだよ」

 

 残念ながら、夏油傑から答えらしい答えは返ってこなかった。しかし、呪具を使わないのは些か心もとない。伏黒甚爾も夏油傑も願田環も、結局は呪具を使って戦っているのだから。

 

「というか、恵くんは別に格納呪霊要らないんじゃないかい?」

 

「......と言うと?」

 

「君、影を媒体にして式神を召喚するんだろう?普段は影の中に式神が居るわけだ。同じ要領で、呪具を影の中にしまったり出来ないの?」

 

 考えたことも無かった。試しに自身の影に触れてみると、硬い石畳の感覚ではなく、どぷりと沈み込むような感覚が。

 

「こんな使い方が......良く思いつきましたね。夏油先生」

 

「私は昔から頭が固い頭が固いと言われ倒してね。一時期は改善する為に色々試行錯誤した物さ。そのお陰で、今では色んな術式の理解が出来る。これも環のおかげかな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日の夜......

山道を走る車の中、運転する伊地知潔高と後部座席に五条悟が居た。これから夜蛾正道に会いにいく為だ。

 

「学長との約束までまだ少しありますが、どうしますか。何処か寄ります?」

 

「いいよ。たまには先に着いててあげよう」

 

 そして、ふと外を見ると、こちらに猛進してくる呪力反応を六眼で捉える。伊地知潔高に車を停めてもらい、先に行くよう伝える。伊地知潔高は試験かなにかだと思ったが、普通に危ないので帰らせた。

 

「さてと......」

 

『きぃぃぃぃっっやぁぁぁぉ!!!!!』

 

 空から降ってくる火山頭の特級呪霊......漏瑚。

難無く漏瑚の初撃をかわし、対峙する。

 

「君、何者?」

 

 それに漏瑚は答えず、五条悟の横の壁に噴火口を生やし、炎を発射する。道路と森が焼かれ、煙で何も見えなくなる。

 

『ふん......存外、大したこともなかったな』

 

「誰が......大したことないって?」

 

 しかし、その一撃は五条悟の無限バリアを破れ無かった。

五条悟は六眼、そして今までの経験から、目の前の呪霊が特級相当な事、現在(指3本分)の宿儺よりも強い事を悟る。

 

「あのさぁ。特級呪霊は特別だから特級なわけ。こうもポンポン出されると、なんていうか、困っちゃうよね」

 

矜恃(きょうじ)が傷付いたか?』

 

 構えをとる漏瑚。

しかし、五条悟は余裕の態度を崩さない。

 

「いいや?楽しくなってきた」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悠仁〜」

 

ひゃぁぁぁぁ......五条先生。いきなり何?」

 

「(飲み込みが早いな。これはすぐに次のステップに進めそうだ)話は後、とりあえずついておいで。呪術戦の極地、【領域展開】について課外授業だよ!」

 

 その10秒後、虎杖悠仁を連れ漏瑚と戦っていた森まで()()()

 

「富士山!頭富士山!!」

 

 ファミレスでの氷川との話を思い出す漏瑚。

 

「戦争に勝つには、五条悟と願田環をどうにかする。そして、宿儺の器、虎杖悠仁を味方に引き込む。」

 

『(宿儺の器......もしや我らの目的に気付いたか?)なんだその餓鬼は。盾か?』

 

「いやいや違うよ。見学だよただの見学。」

 

『弱者を守りながら儂に勝てると?』

 

 漏瑚の言葉に、何を言っているんだとばかりに笑う五条悟。

 

「大丈夫だよ。だって君、弱いもん。」

 

 漏瑚は特級呪霊である。

今の宿儺よりも強い。全力の宿儺でも、力の半分は出さざるを得ない程に。

そのプライドが、傷付いた。頭と耳から炎が溢れんばかりに吹き出る。

 

『舐めるなよ小童がァァァ!!!!!!!!』

 

「(弱い!?今五条先生弱いって言った!?コイツ......今まであったどいつよりも......強い!)」

 

「悠仁。僕の側、離れないでね」

 

 漏瑚は親指を組み、人差し指、中指、薬指と段々になるように合わせ、小指は離す掌印を結ぶ。

 

『領域展開』

 

 周りの景色が変わっていき、温度が急上昇する。

まさに、火山の中。

 

「なんだよ......これ!」

 

蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)

 

 漏瑚の領域が、展開された。

 

 しかし五条悟はそんな事は意にも介さず。

 

「これがフツーの【領域展開(りょういきてんかい)】。99%はこんな感じ。術式を付与した生得領域を呪力で周囲に構築したものだよ。領域を広げるのはめちゃくちゃ呪力を消費するけど、それでも利点がある。まずは環境を自身の生得領域にする事で自身の身体能力や呪力出力の向上」

 

「おぉ。ゲームのバフみたいなもん?」

 

「飲み込み早いね。そんなもんかな。後は、領域に付与された術式は相手に絶対当たる。」

 

 迫り来る岩石を手で払い、粉砕する。

 

『チッ......並の術師ならば領域に引きずり込んだ時点で焼け死ぬというのに』

 

「絶ッ対?」

 

 虎杖悠仁が疑問に思う。

 

「絶ッッッ対!!

でも安心して。対処法はいくつかある。

その1、今したみたいに、呪術で受ける。大抵はこれかな。

その2、これは殆ど出来ないけど、領域から出る。まぁ出来て甚爾......将来的に真希くらいかな。殆ど無理。

その3、これが最も効果的で、有効的、効率的な方法......こっちも領域を展開する。同時に領域が展開された時、より洗練された方が、その場を制するんだ。相性差や呪力差はあれど......ね」

 

『灰すら残さんぞ!!!五条悟!!!!!』

 

 漏瑚の術式が五条悟と虎杖悠仁を襲う。

 しかし五条悟は、目隠しを取り、右手の中指に人差し指を絡ませる。

 

「領域展開」

 

 

「無量空処」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『(なんだ......何が起こった......儂の領域が押し負けたのか......?

何も見えん......何も感じん......

否。すべて見える。すべて感じる!あまりの情報量にいつまでも情報が完結しない......!

何も......出来ん......)』

 

 ガシッ。と、漏瑚の頭を背後から掴む。

 

「ここは無下限の内側。知覚、伝達......()()()という行為に、無限回の作業を強制させる。皮肉だよね。すべてを与えられると、生物は何も出来なくなる......まぁ君には聞きたいことがあるから、これくらいで勘弁してあげるよ」

 

 そして、漏瑚の頭をねじりとる。

閉じられていた五条悟の領域が解除される。

漏瑚の頭を草むらに放り、足で踏む。

 

「さて......誰に唆されてこんなことしたのかな」

 

「(これが......呪術師最強!生き物としての格が違う!!)」

 

 虎杖悠仁は、初めての領域展開に戦慄していた。

少年院に居た特級仮想怨霊も、似たような技を使っていたらしいが、アレは術式の付与されていないただの生得領域。こっちは呪術の極地。似ている様で、全くの別物である。

 

「それで?なんで僕の事殺しに来たの?いや、殺す理由なんて腐るほどあるけど......お前レベルが出張るなんて、裏に誰かいるよね。誰?言いなよ。祓うよ?言っても祓うけど」

 

『誰が......!』

 

「五条先生。今更なんだけど、呪いと会話って出来るんだな」

 

 瞬間、五条悟と漏瑚の頭の間に()が刺さる。

その木を起点として、周りが一瞬にしてお花畑になる。

 

「わぁ〜」

 

「お花だぁ〜」

 

「きれぇ〜」

 

「うふふ〜」

 

 パンッと手で頬を叩く。

 

「っと危ない。呪術だよな。意識が削がれる」

 

 そして、漏瑚の頭を抱え逃走する謎の呪霊を発見する。追撃しようとすると、虎杖悠仁が地面から生えた木に足を取られる。

 

「わぁ!!だ、大丈夫!五条先生は富士山追って......ごめんやっぱ無理ヘルプ!」

 

 もちろん虎杖悠仁優先。

虎杖悠仁を襲おうとしていた木を焼き、再度漏瑚を探すが......

 

「(逃げられたか......隠れるのが上手い。さっきの火山頭よりよっぽど不気味だ)ハハッ!連れてきてよかったー!」

 

 後ろで土下座しながら言い訳をつらつら並べる虎杖悠仁に向き直る。

 

「みんなには、アレらに勝ってもらうくらい強くなって貰うよ。とりあえず1ヶ月は、映画鑑賞しながら僕とバトル、そしてたま〜に環の結界術授業!それでメキメキ実力伸ばして、1ヶ月後の交流戦でお披露目だ!」

 

アレ(漏瑚)に勝てるくらいか〜......1ヶ月後俺生きてるかな」

 

 とりあえず、特級呪霊漏瑚、五条悟の手により撃退!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カン、カン、カン。

とあるビルの非常階段を上る氷川。

一室にたどり着き、扉を開く。

 

 中はマンションの一室ではなく、常夏のビーチになっていた。

 

「随分と穏やかだなぁ」

 

 海に浮かぶ呪霊を見て、氷川がそう呟く。

 

「漏瑚はどうした?氷川」

 

「瀕死。花御(はなみ)が助けに入ったから、多分大丈夫だろ」

 

「無責任だな。君が焚き付けたんだろ?」

 

「とんでもねぇ。俺は止めたさ」

 

 キィという音で、後ろの扉が開いたのに気付く。

 

「漏瑚。花御。無事で......何より」

 

 ツギハギ顔の呪霊がそう言う。

 

『どこをどう見て言っている......!』

 

 首から上......頭だけになった漏瑚が目を血走らせながら言う。

 舌を出して肩をすくめる氷川に、漏瑚は怒り心頭の表情と言葉を浮かべる。

 

「これで分かっただろ?五条悟は然るべき時、然るべき場所、こちらのアドバンテージを最大限活用してから殺す。むしろ五条悟はそれほど問題じゃねぇ。まずは願田環だ。決行は10月31日渋谷。詳細は追って連絡する。異論ねぇな?真人(まひと)。」

 

 ビーチに傘を指し、ビーチベットで本を読んでいたツギハギ顔の人型呪霊......真人が、読んでいた本を閉じる。

 

「異論ないよ。狡猾に行こう。呪いらしく......人間らしく』




見てわかる通り説明回ですね。

そしてもっと色んな特殊タグ使いたい......
俺が現役だった頃はルビ機能しかなかったもん!!
しかも簡単な方(コレ)
うぇぇ〜ん。みんな文字のフォント変えたり揺らしたりニコ生見たいに流したり凄すぎるよ〜
1回特殊タグ一覧覗いたけど数が多すぎて簡単なものしか覚えられないよォ〜(´;ω;`)

〜みんなのお悩み相談室〜

Q.セルビアン・フィルム......?
A.世界46ヶ国(多分)で上映禁止になった超グロい映画です。

Q.漏瑚はどうして環ではなく悟の方に向かったの?
A.事前情報で「願田環に会ったら容赦なく殺される(祓われる)」ことはわかっていたので、リスキーな方は取りませんでした。五条悟ぐらいの力は知っておこう、という原作同様半分戯れですね。死にかけてますけど。

〜じゅじゅさんぽ〜

氷川&真人「イチニ、サンシ、イチニ、サンシ!」

漏瑚『何をしている』

氷川&真人「ブラジル体操。サッカーの前には準備体操しなきゃ」

漏瑚『......な、なに?』

真人「そろそろ身体もあったまったかな」

漏瑚『だから何を......ぶげっ!?』

真人「氷川くん!パスッ!」

氷川「貰った!!イリュージョンボール!」

漏瑚『あばばばば』

氷川「漏瑚ッ!」

真人「うおおおおお!!!」

真人「ファイアーーーートルネーーーード!!!!!」

花御『熱血パンチ!!

漏瑚『ぶべらっ!』

真人「やるね花御!だけどこれは止められるかな!?」

真人「氷川くん!」

氷川「応ッ!」

氷川&真人「ツインッッ!!ブーーースト!!!!」

漏瑚『ぎょひぇーーー!!!』

花御『ッッ!!こうなったら!......ゴールずらし!!

真人「あっ!!それ反則だよ花御!!」

花御『そもそもボールが増えたり燃えたりしていいと?

漏瑚『こいつら......後で......殺す!!!』

じゅじゅさんぽどう?大丈夫そ?いや、結果で辞めるとか消すとか無いけど。

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