俺とGANTZとさしす組   作:GANTZサイコー!呪術廻戦サイコー!!

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僕の大切なともだち

「そんでね!そんでね!」

 

「そんで!?そんで!?」

 

「たかしくんが自信満々に「これは外来種の幼虫だー!毒があるかもしれないから気を付けろー!」って言うもんだから、箸で拾ってみたら......糸こんだったんですよ!!」

 

「ギャハハハ!!!!糸こん!!!!糸こん!!!!wwww」

 

「母さん飲み過ぎ......」

 

 吉野順平宅にて夕飯をご馳走になっている虎杖悠仁は、酔っ払った吉野凪(母親)のダル絡みを見事に切り抜けて、時々映画ネタを交えながら3人楽しく夕飯を食べていた。

夕飯を食べ終わり、吉野凪は酔い潰れて眠ってしまった。優しく毛布をかけ、2人になった吉野順平と虎杖悠仁は、映画を見ようという話になった。

 

「あ、ごめん。ちょっと電話」

 

 虎杖悠仁の携帯に着信が入る。相手は伊地知潔高。

現在吉野順平の家でご飯を食べているところ、これから映画を見るから2時間後また連絡する事を伝えると、驚かれたがそんなの無視して電話を切る。哀れ苦労人伊地知潔高。

 

「虎杖くんは呪術師......なんだよね」

 

「ん?おう。(言ってよかったのかな......)」

 

「人を......殺した事はある?」

 

 この時、虎杖悠仁の頭の中に走ったのは、キネマシネマの屋上で戦った改造人間の事。

アレは元々死んでいたし、致命傷は与えたが殺してはいない。そもそも、改造人間を倒した所で【殺した】と言っていいのかは分からない。

 

「......ないな」

 

「でも、いつか悪い呪術師と会った時は、どうするの?」

 

 映画の準備をする吉野順平の背中を見る。

具体的に、そういった場面に遭遇したことを想像してみるが......

 

「それでも、俺は多分殺せない......」

 

「なんで?悪い呪術師なんだよ?」

 

「わかってる。それでも、だ。1回人を殺しちまったら、なんていうか......日常生活に、【殺す】って選択肢が生まれちまう気がするんだ。それで、命の価値が曖昧になって、大切な人の命の価値まで分からなくなっちまうのが......俺は怖い」

 

「......そっか」

 

 その後、仕切り直して2人で映画を鑑賞し、キッカリ2時間後、伊地知潔高が吉野順平宅に到着。

 

「じゃあ、またな。順平」

 

「うん。またね」

 

 その日は、それで解散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ぐにゃあ。

 

 吉野順平宅、リビングの空間が歪む。

 

「慣れねぇなぁ。()()はすげぇな。ま、感覚の違いって奴か」

 

 何も無い空間から現れた()()が、そう言って、眠っている吉野母......吉野凪の傍に、両面宿儺の指を置く。

 

「さて、真人。お前の作戦通り行くかな......」

 

 ぐにゃあ。

 

 再度空間は歪み、氷川の姿が消える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ビンゴ。吉野順平」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記録:2018年9月

里桜高校(さとざくらこうこう)での事件後、吉野順平宅から、両面宿儺の指、副左腕小指が見付かる。

両面宿儺の指に引き寄せられた呪霊の残穢も確認されている。

当時吉野順平宅に居た吉野順平の実母、吉野凪(よしのなぎ)の行方は不明。

目視出来る血痕は無いが、両面宿儺の指に引き寄せられた呪霊が祓われずその場を後にしている事実から、生存の確率は3割といった所だろう。

結論、吉野凪の生死・行方共に完全に不明である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は足でまといかよ。ナナミン。次は連れてってくれ。仲間が死にました、でも俺はその場にいませんでした、何故なら俺は子供だからです。なんて、納得出来るかよ」

 

「ダメです。知っての通り、ツギハギ顔の呪霊は改造した人間を使ってきます。この仕事(呪術師)を長くやっていれば、いつか人を殺すことはあるでしょう。だがそれは今じゃない。理解してください。子供であることは決して罪ではない。

貴方にはこれから吉野順平の監視を頼みます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時間は巻き戻り、虎杖悠仁と分かれた翌日の朝。

行方不明の母、そして、謎の指。そんな中、唐突に現れた真人に、吉野順平はすがるしか無かった。

 

「これは【両面宿儺の指】......呪いを誘き寄せる効果がある呪物だよ」

 

「な、なんで、そんな物が僕の家に......」

 

「人を呪う事で金を稼ぐ呪詛師は多い。今の時代、コネと金さえあれば、人なんて簡単に呪い殺せるんだよ。なにか心当たりはないかい?順平や順平のお母さんを恨んでいる人、もしくは......金と暇を持て余した、薄暗い人間に」

 

 そして時間は経過し、里桜高校に吉野順平はいた。現在は体育館で全国読書感想文コンクールの授賞式を行っている。しかし、吉野順平は体育館の外......グラウンドに居た。

 

「闇より出でて闇より黒く、その汚れを禊ぎ祓え」

 

 校舎の屋上に居た真人が学校を覆うように帳を下ろす。

すぐ近くには、氷川が居た。

帳は、至極簡単な帳。

中から脱出は出来ず、外からの侵入は可能。あくまでも呪力が微弱なものに限るので、呪力の大きいものは出入りが自由。

 

「お前の予想通りの絵図を描けたらいいな。真人」

 

「まぁね。上手くいくんじゃないかな?宿儺の器、虎杖悠仁には吉野順平と仲良くさせてる。このまま吉野順平を上手く使えば、虎杖悠仁の中の宿儺に、宿儺優位の縛りを結ばせる事が出来る。」

 

「そうか。漏瑚もお前くらい考えてくれたらなぁ」

 

「アハハ!アレはアレでかわいいじゃん!」

 

「かわ......まぁいい。俺は残穢を残す訳にはいかん。そろそろ帰る」

 

「え?氷川も見てけばいいのに。楽しい物が見れるよ......愚かな子供が死ぬ所を......」

 

 吉野順平が体育館の中に入り、生徒達を術式で気絶させる。()()()外村と、何故か表彰されていた自身を虐めていた伊藤だけは残して。

 

「死にはしないよ」

 

 狼狽え、生徒を揺すって起こそうとしている外村に向かって吉野順平が歩く。

 

「吉野!知っているのか!?今何が起きていのか......!」

 

「先生。今度こそ見ててくださいね。これからの事も、これまでの事も......」

 

 吉野順平が隠れていた右目の髪をかきあげると、痛々しい煙草の根性焼きの跡が無数にあった。

 

「そ、その傷は.....」

 

 外村の横を歩き、壇上にいる伊藤の元へ向かう。

 

「吉野......」

 

「聞きたいことがある。()()を僕の家に置いたのは......お前か」

 

「なんの事だよ......何言ってんだ。うぐっ!」

 

 伊藤が左手に何か刺された感触がしたので、視線をそちらに向けると、紫色の斑模様が浮かび上がっていた。

ピリピリと痺れる感覚が、左半身を襲う。

 

「なんだこれ!何したんだ!がっ!!」

 

 狼狽える伊藤を殴り、その場に跪かせる。

 

「まだ自分が質問を質問で返せる立場に居ると思っているのか」

 

 ドカッドカッと、何度も伊藤を足蹴にする。

 

「まぁお前の答えがどうだろうと、お前はここで死ぬんだ。だってお前の嘘を見抜く術は僕には無いし、お前はそれをされるだけの事を僕にしてきたんだからね!!最期くらい、誠意を見せろよ」

 

 伊藤を術式で浮かび上がらせる。

 

「ごめ......ごめん......なさい......」

 

「で?」

 

「ひっ......」

 

「だから!?」

 

 バタン!と体育館の扉が開く音がする。

開けたのは、吉野順平の監視をしていた虎杖悠仁。

 

「なにやってんだよ!!!順平!!!」

 

「......引っ込んでろよ。呪術師。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《俺は行くよ。ナナミン》

 

「ダメです。理由は今朝話しましたね。里桜高校に帳が下りたという事は、ツギハギ顔の呪霊がいる可能性が高い。貴方1人では危険です。()()と、それに私も向かいますので、それまで待ってください 」

 

 虎杖悠仁からの返答はなく、電話が切られる。

 

「(言っても無駄、でしょうね......)猪野くん。そういう訳なので、後は頼みました。」

 

「えぇ!?」

 

「何か問題でも?」

 

 現在七海建人と猪野琢真(いのたくま)は、真人がアジト代わりにしてきた下水道に居た。周りには数え切れない程の改造人間達が居る。

 

「いくら弱いっても......数が数ですし......それに、元は人間なんでしょう?」

 

「......1級呪術師推薦の件、考えてもいいですよ」

 

 それだけ言って、七海建人は下水道を後にする。

猪野琢真の目がキラーンと光り、帽子のように付けていた目出し帽を下ろす。

 

「よっしゃー!!頑ッ張るッぞーー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行かせてくれ。伊地知さん」

 

「ダメです。我々補助監督は......いえ、大人は、子供を守らなければなりません。それは虎杖くん。貴方も例外ではありません」

 

 伊地知潔高は、少年院での事を思い出していた。

あと少し、伏黒甚爾の到着が遅れていたら、伏黒恵も虎杖悠仁も死んでいたかもしれない。*1

 

「(私はもう、間違えない)」

 

 しかし、伊地知潔高の想い虚しく、虎杖悠仁は伊地知潔高の横を走る。

 

「ごめん」

 

 そう言い残し、走り去る虎杖悠仁。

 

「......」

 

 伊地知潔高は、どうしようも無いほどの自身の無力さに、絶望した。

 

 

 そして、場面は里桜高校の体育館に戻る。

 

「待て!順平!!」

 

 校舎まで逃げ込んだ吉野順平を追い、虎杖悠仁は走る。曲がり角で逕庭拳を吉野順平に叩き込もうとするが......

 

澱月(おりづき)!」

 

「(海月(くらげ)の式神!?中に入られると打撃が効かない......!)」

 

 吉野順平の術式【澱月】に邪魔をされる。殴った感覚だが、まるで本物の海月のような感触だった。吉野順平を包み込んでも余りある大きさの海月の式神。それが、吉野順平の術式だった。

 

「引っ込んでろよ。呪術師。関係ないだろ!」

 

「それはお前の決めることじゃねぇ!」

 

「無闇な救済に、何の意味があるんだ......命の価値を、穿き違えるな!!

 

 伸ばされた澱月の触手をかわし、吉野順平本体を叩こうとする。しかし、やはり澱月の体でガードされる。

攻防をしていると、澱月の触手に虎杖悠仁が包まれる。チェックメイトだと思い、踵を返すと背中を掴まれる。

そのまま投げられ、窓から落ちる吉野順平と澱月。しかし、着地点の駐輪場の上には澱月がクッションになって吉野順平にはノーダメージ。虎杖悠仁も窓から飛び降り、駐輪場の屋根に着地する。

 

「......霊長ぶってる人間の心はまやかしだ。全て魂の代謝に過ぎない。そんなまやかしで作ったルールで僕を縛るな!奪える命を奪う事に、意味なんてない!!」

 

 吉野順平に呪術的な才能は無い。

生得術式こそ持ち合わせていたが、脳の構造は非術師の物。呪いの認識すら、真人と映画館で会うその時まで出来なかった。

しかし、真人の術式【無為転変】により脳の構造を弄られ、無理やり術式の使える体にして貰った。

 

「順平の術式はその海月の式神。より詳細に言うなら【毒】だね。毒の加減や式神の大きさは、追々調整すればいい。普通の呪術師が頑張って掴む呪力の核心......っていうのかな。経験は、俺が教えてあげる。順平、()()()()()

 

 そして、真人から呪術の事、式神の事、毒の加減、使い方等を教わった。

 

「誰に言い訳してんだよ。順平。」

 

「(なんで虎杖くんに僕の澱月の毒が効かないんだ......!?)」

 

 虎杖悠仁は、夏油傑に教わった、対式神・呪霊使いの戦法を思い出す。

 

 

「式神や呪霊を使う呪術師や呪詛師は、どうしてもそれらに頼りがちになる。けど、操ってるのはあくまでも本体である私や恵くんさ。だから、もし戦う事があったら、本体を叩くといい。もちろん、相手が手練なら、生半可にはいかないけどね」

 

 

「順平が何言ってんのか、俺にはひとつも分からねぇ!!ゴタゴタ御託を並べてるみたいだけど、結局は......」

 

 伸ばされた澱月の触手を、地面を叩いた事で発生した衝撃波で吹き飛ばす。

 

「自分が正しい。って理由が欲しいだけだろ」

 

 吉野順平に肉薄し、殴って校舎内に吹き飛ばす。

 

「順平の動機は知らん。でも、これはあの生活を捨ててまですることなのかよ......人の心がまやかしなんて、あの人(吉野凪)の前で言えるのかよ!!」

 

「人に、心なんてない......」

 

「ッ!お前まだ」

 

「ないんだよ!!!」

 

 涙を零し、声を震わせる吉野順平。

 

「人に心があるなら、僕も母さんも、人の心に呪われたっていうのか!?......そんなの、そんなの......あんまりじゃないか......」

 

 虎杖悠仁は、吉野凪が行方不明な事をまだ知らない。吉野順平の家に両面宿儺の指があったことも知らない。だが、今の言葉で、吉野凪に何かあったことを悟った。

 

「僕は、僕はもう、何が正しくて、何が間違っているのか分からない......!」

 

 そして、澱月の触手2本が虎杖悠仁を襲う。

虎杖悠仁は動かず、澱月の触手はそのまま、虎杖悠仁の肩と脇腹を貫いた。

 

「な、なんで......避けないんだよ......!」

 

「ごめん。何も知らないで、偉そうなこと言った」

 

 血を垂らしながら、吉野順平に近付く虎杖悠仁。

 

「話してくれ。順平。俺はもう、順平を呪ったりしない。」

 

「......っ」

 

 そして、吉野順平の口から語られる事。

両面宿儺の指。

吉野凪の行方、生死何れも不明。

呪霊に襲われた事。

 

「そんな......あの母ちゃんが......なぁ、順平。高専に来いよ」

 

「......え?」

 

「馬鹿みたいに強い先生達や、頼りになる仲間達が居る。母ちゃんを呪った奴も、必ず見つけ出す!一緒に戦おう!」

 

 スタスタ、という足音が、階段の上からした。

そちらの方を見ると、ツギハギ顔の人......否、呪霊が居た。

 

「初めましてだね、宿儺の器」

 

「(誰だ?人......じゃ、ない!ツギハギ顔!ナナミンの言ってたッ!)」

 

 しかし、時既に遅し。真人の変形した左腕が、虎杖悠仁を壁に叩き付ける。

 

「順平!逃げろ!そいつと順平がどんな関係なのかは知らん!!だが今は逃げてくれ!!」

 

「虎杖くん!落ち着いて!真人さんは悪い人じゃ......」

 

 下水道での光景、真人の言葉を思い出す。

 

「これは1人の人間をどこまで大きく出来るのか実験したもの」

 

「逆にそれは、1人の人間をどこまで小さく出来るのか実験したもの」

 

「順平は()()に慣れてるの?」

 

 悪い、人......じゃ......

 

「順平はさぁ。頭良いよね。熟慮は時に、短慮以上の愚行を招く事があるんだ。順平は頭良いけど、順平が馬鹿にしてる人間の次くらいには、愚かだよ」

 

 無為転変。

 

 吉野順平の左上半身が吹き飛ぶ。

 

「がァァ!!!」

 

「順平!!」

 

 真人の拘束から外れた虎杖悠仁が、吉野順平に駆け寄る。

左上半身が腕ごと欠損している。恐らく、心臓も無くなっているだろう。

 

「ッ!!おい!!宿儺!!宿儺ァ!!」

 

 メキッと頬に両面宿儺の口が生える。

 

『なんだ』

 

「なんッでもする!!俺の体もやる!どう使ってもいい!!だから俺の心臓を治した時みたいに、順平の体を治してくれ!!」

 

 吉野順平の体から止めどなく血が流れ、刻一刻と死に近づいている。

 

『ケヒッ!!断る!!!』

 

 両面宿儺の言葉に驚いたのは、虎杖悠仁ではなく真人だった。

 

「(縛りを断った?......改造人間にしちゃうと反転術式じゃどうにも出来ない。だから、改造じゃなくて宿儺の反転術式なら治せる程度の傷にしたんだけどな。もしかして宿儺、他者を治すのは出来ない......それか難しい?専門外なのかな) 」

 

『ケヒヒヒヒ!!!!愉快愉快!!小僧が矜恃(きょうじ)や未来を捨て、目の前のちっぽけな餓鬼を助ける為に呪い()に縋るとは!!その結果......何も救えない!惨めだなぁ......これ以上なく惨めだぞ小僧!!ケヒッ!ケヒャッ!ヒャッヒャッヒャッヒャッ!!!』

 

「(まぁいいか。俺の狙いはここからだし。それにしても......!)」

 

 死にゆく吉野順平を眺める事しか出来ない虎杖悠仁。

虎杖悠仁の頬に生えた両面宿儺の口と目。

そして、真人。

 

『「アッヒャッヒャッヒャ!!」』ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲララゲラ

 

 2人の()()の声が響く。

 

「(あぁ......そうか)」

 

「ハッ......ハッ......いた......どり......く......」

 

 吉野順平は、もうじき死ぬ。

もう1分も持たないだろう。本人に意識があるのが奇跡とも言える。だがそれが逆に......残酷だ。

吉野順平の血が、虎杖悠仁の赤いスニーカーを、更に別の赤で染める。

 

「(コイツら(真人と宿儺)は、どこまで行っても呪いなんだ......)」

 

「......じゅん、ぺい」

 

「......ご......ごめ、んね......」

 

 吉野順平の涙が落ちる。

最期に、自分の愚かさを、呪いとは何かを、否定していた心で感じ取った吉野順平は、熱い程までに感じる体が、逆に冷えていく感覚がした。

 

「(あぁ......僕、死ぬのか)」

 

 今際の際で、自分の人生を振り返る。

走馬灯、だろうか。

 

「(負けっぱなしの......騙されっぱなしの人生だったなぁ......逃げて逃げて、呪い(真人)に縋って......最期は、裏切られて......

虎杖くん......良い人だったなぁ......真人さんは......虎杖くんを殺すのかな......

嫌だなぁ......僕の、大切な、とも......だち......)」

 

 ドカン!!!!!という激しい音と共に、校舎の壁が吹き飛ぶ。

 

「(なんだ?)」

 

 真人はとりあえず破壊された壁から距離を取った。

土煙が晴れると、そこには黒い球体があった。

 

「......は?」

 

 真人は、それが(とばり)だとは気付けなかった。

*1
伊地知潔高は伏黒甚爾が殺した300余名の非術師の事は知らない




〜みんなのお悩み相談室〜

Q.吉野順平宅に瞬間移動したら、氷川の残穢残ったりしないの?
A.氷川の瞬間移動能力は呪術的な物ではなく、どちらかというと科学よりの現象なので残穢は残りません。残っても、極々小さな物で、特級術師でも気配察知・視認出来ません。

Q.「ビンゴ。吉野順平」の台詞は誰の台詞?
A.ひみつ〜!勝手に考察しろ〜!

Q.伊地知たん無視されてて草
A.ワロタンゴブルファンゴwww

Q.宿儺なんで縛り断ったの?
A.彼なりにプランがあるそうですよナンダロウネ( ˙꒳˙ )( ˙꒳˙ )( ˙꒳˙ )コソコソ

Q.順平......お前......死ぬのか?
A.デデドン!!(絶望)

〜じゅじゅさんぽ〜

 高専にいる虎杖悠仁以外の1年達

釘崎「そういえば最近虎杖のヤツ見ないわね」

恵「任務らしいぞ」

釘崎「アレ?そういえばあいつって何級だっけ」

恵「確か3級だな」

釘崎「なら誰かと行ってるんだ。誰だろ」

恵「少なくとも高専関係者じゃないか?虎杖は宿儺の器だからな。五条先生の信用出来る人がついてる筈だ」

釘崎「それもそっか」

パンダ「お〜いお前ら〜」

釘崎「げ。」

パンダ「あ、釘崎お前今げ。って言ったな。パンダ差別か?」

釘崎「最近パンダ先輩に投げられっぱなしで嫌なんですよ」

パンダ「そりゃお前が受身をできるようにならないからだ。それでいえばアレだ。結界学は順調か?」

恵「それこそダメですね。なんですか、24時間生得領域を意識し続けて帳を下ろし続けるって。」

パンダ「そー言われてもなー。俺も2年かかったしなー。こういう時憂太が居ればなー」

釘崎「前から気になってたんですけど、そのオッコツ?ユウタ?って誰ですか?」

恵「前にも話したが、海外に遠征任務行ってる特級術師だ。1回4級に落ちたんだが、また特級に返り咲いた。」

釘崎「特級!?嘘ォ!?2年ってことは私達の一個上よね!?」

パンダ「いや、憂太は普通の高校留年してるからお前らの2個上だぞ」

釘崎「でも呪術歴は?」

恵「2年未満だな」

釘崎「それで特級?ヤバすぎでしょ!!」

恵「そんな事言ったら、環先生は呪術界に入って1ヶ月で特級になって、1度も落ちてないぞ」

パンダ「環は天才だからな〜。本人にそれ言ったらめちゃくちゃキレられるけど」

釘崎「それも気になる。環先生ってなんか天才コンプレックスよね。特級なのに」

恵「あの人の場合は事情があるからな......」

釘崎「事情?」

恵「......いや、よそう。あまり他人の口から話していいことじゃない。どうしても気になるなら環先生本人に聞いてくれ。話してくれるかは知らんが」

釘崎「気になる言い方するわね......次会った時聞いてみるわ」

棘「めんたいこ!」

パンダ「棘......あっ。そうだ。ごめんなぁ棘。俺はお前ら1年坊呼びに来たんだった。つい立ち話しちまったな」

棘「しゃけ」

パンダ「行くぞ。恵、釘崎。今日も訓練だ」

釘崎「うぇ〜」

恵「わかりました。」

 ちゃんちゃん。

じゅじゅさんぽどう?大丈夫そ?いや、結果で辞めるとか消すとか無いけど。

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