俺とGANTZとさしす組   作:GANTZサイコー!呪術廻戦サイコー!!

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ちょいちょいランキング乗ってるみたいでうれしいね。


博士!誰ですかアレ!?

「狗巻先輩!何があったんですか!!」

 

「しゃけいくら!!おかか!?」

 

「......確かに!そうですけど!」

 

「(伏黒くんは狗巻くんがなんて言ってるのかわかるのか!?)」

 

 伏黒恵、加茂憲紀、狗巻棘はヒットアンドアウェイで逃げに徹していた。狗巻棘の呪言「動くな」で相手の動きを止め、その間に伏黒恵と加茂憲紀が攻撃する。

 

「【赤血操術】百斂(びゃくれん)穿血(せんけつ)!」

 

 加茂憲紀の赤血操術が相手に刺さる。手の中で血を圧縮・レーザーのように噴射する穿血は数少ない推定特級呪霊に傷をつける技だ。しかし、ダメージらしいダメージではない。自己補完の範疇だろう。

 

 とにかく狗巻棘の呪言で動きを止め、逃げに徹して、帳の外に出る。それを目標に走っていた。すると......

 

『僕の生徒に......なにしてる』

 

!?まさか!!そんな!!

 

 曲がり角から現れる、白髪長身目隠し。

伏黒恵も加茂憲紀も狗巻棘も、そんな人物には1人しか心当たりがない。

 

「「五条先生!!」」

 

 五条悟だ。

 

帳はまだある!貴方が居ることはありえない!

 

『......』

 

 無言の五条悟。

伏黒恵ら3人はすかさず五条悟の後ろに陣取る。

 

「先生!どうしますか!祓いますか!?」

 

「しゃけ!」

 

『......恵達は先に行っててくれ。ここは僕が祓う』

 

「分かりました!気を付けてください!」

 

 天上天下唯我独尊。両面宿儺とはまた違った【最強】の風格を出す五条悟に、心の中で何処か安心した3人。

五条悟の言葉を信じ、背後に走る。

 

『さて......お遊びと行こうか』

 

流石に早すぎる。何かタネがありますね

 

 五条悟、特級呪霊が構えをとる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見付けた。」

 

 庵歌姫は学生の保護に走った。楽巌寺嘉伸は瀕死の呪詛師に仮手当を。夏油傑は、目を瞑り帳内に残った唯一の自身の呪霊を操る事に専念していた。

 

「上手く騙されているね。本体は雑魚だが、スピードは中々。当たりさえしなければ問題ないか」

 

 夏油傑が団体戦前に放った言葉。

 

《放った私の呪霊はいずれも3級以下だが、1体だけ厄介な術式を持ってる奴がいる。階級は3級だからもちろん身体は弱いけど、面倒くささ、恐ろしさ、狡猾さで言ったら、2級呪霊を優に上回るよ。別に倒してもボーナスあるわけじゃないけど、面白そうだったから》

 

 夏油傑が放った呪霊の持つ術式はシンプル。

模造(クローン)】である。

あくまでも術式を持つ呪霊は3級相当の力しかない。だが、外見・匂い・呪力・遺伝子情報に至るまで完璧に対象を模造する。しかし、術式や呪力出力は本体と変わらないので、いざ戦うとなったら(見抜かれたら)弱い。ちなみに五条悟本人の六眼なら容易く見抜ける。だが、特級呪霊の呪力感知を誤魔化せる程には完璧なクローン(模造人間)になる。

今回、この呪霊には五条悟のクローンになってもらった。もちろんだが、六眼・無下限呪術etcは使えない。だから今はかわすことに徹している。

本来の運用想定は、東京京都どちらかの陣営の誰かの姿になってもらい、なんにせよ上手く場を混乱させられたら面白いな。と思って入れた呪霊だった。この術式に殺傷力はない。

 

「幸い、相手も悟を警戒してるね。この分なら、私も動いて良さそうだ」

 

 目を開き、呪霊のコントロールを最低限にする。先程も言ったが、本体は3級相当の雑魚。いくら五条悟のクローンになり、呪霊総量が上がっても、出力は3級上澄み、準2級とは言えない程度だ。

 

「恵達が逃げれる時間を稼げればそれでいいかな」

 

 そう呟き、鳥居の上から飛び降りる。すると、自身のすぐ側に何かが着弾する音。

 

「......厄介だね。」

 

『夏油傑ですね。(おれ)が排除します』

 

 顔面が渦巻状になった人型特級呪霊が、夏油傑を襲う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホント、厄介だな。君は」

 

『黙ってください。(ぼく)は不快です』

 

 呪霊操術により出された呪霊は、特級呪霊の片手間に祓われる。数だけが取り柄の4級の百足型呪霊を放っていたが、相手をイラつかせるくらいしか効果は見えない。

 

「仕方ない。直に叩かせてもらおうか」

 

 格納呪霊を出し、中から游雲を取り出す。その隙にも特級呪霊は襲いかかってくるが、物量でゴリ押す。

 

「(私の強みは限りなく多い()と、小さくない()だ。この呪霊の術式は分からないが、階級は恐らく特級かな)」

 

 夏油傑は自覚していないが、夏油傑はその術式以外にも、呪力操作・身体能力も群を抜いている。筋トレが趣味で格闘技が好きなだけはあり、術式なしの体術訓練ならじゃんけん組で伏黒甚爾に1番勝っているのは夏油傑である。

 

 游雲を構え、振り下ろす。

特級呪霊はその手で受け止め、地面に小さくは無いクレーターを作った。

 

「ふむ。」

 

『流石に特級ですね。(わたし)もですが』

 

「(先程の雑魚をけしかけた時もそうだが......ダメージらしいダメージがない。()()()()術式かな?)」

 

 その後も游雲で何度か攻撃を入れるが、フラつく様子すら見せない。

 

「(恐らくだけど、ダメージ云々以前の問題かな。効いてない。使いたくはなかったんだが......)」

 

 距離を取り、掌印を結ぶ。

 

「領域展開」

 

 

醍醐観心神呪(だいごかんしんかんのう)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(わし)は何処に居るんですか?』

 

 気付けば、夏油傑と特級呪霊は白一色の世界に居た。

 夏油傑の領域展開、【醍醐観心神呪】は、基本的に必中効果を持たない。理由は、夏油傑の術式【呪霊操術】に当たる当たらないの概念が基本ないからである。

 

「特定特級災害呪霊【地爆震(じばくしん)】」

 

 だが、夏油傑の使役する呪霊の術式には、必中効果が乗る。

 

『マズイですね』

 

 地爆震の術式が特級呪霊を襲う。内側から響く地震のような感覚に、平衡感覚を失うと同時に、激しいダメージをくらう。思わず吐血する。

 

『(鳴り止まない......!)』

 

 呪霊にあるはずの無い脳みそがシェイクされている気がする。領域展開をし返す事も考えたが、掌印を結ぶ暇がない。

術式を夏油傑に行使する事も考えたが、まともな呪力操作すらままならない。

 

『(マズイ!マズイ!(わらわ)はここで死ぬ訳には行かない......!)』

 

 意気揚々と現れたのに、あっさり殺られ(祓われ)かねない。それを自覚した特級呪霊は、術式を拙いながらも自身の身体に向けて発動して(くう)に浮かび、停止する。平衡感覚はないが、術式を全開放して辺り一帯を巻き込む。

 

「(なんだ?範囲攻撃か?)」

 

 地爆震と夏油傑は距離をとる。どうせ領域内なのだ。離れたところで必中効果は働く。

 

「......何が起きてる?」

 

 夏油傑の体が空中でピタリと止まったと思いきや、逆再生のように元の場所に戻される。かと思いきや、特定特級災害呪霊【地爆震】が自身の呪霊操術の中に戻された。

 

「(強制的に戻された(還された)?......いや、なるほど)」

 

 夏油傑の領域展開が解除され、周りの風景は白一色の世界から境内に戻る。

 

「【事象の巻き戻し】かな......いやはや、恐ろしい能力だよ」

 

 特級呪霊の術式を見破った夏油傑だったが、倒す方法が思い付かない。領域展開前まで()()()()されたが、自身の手に游雲は握られたまま。

 

「(恐らく術式の対象は触れた物か、灰原と同じで呪力を流し込んだ物に限る。さっきは領域展開という私の術式自体を巻き戻す事で領域展開前に戻ったのか。)」

 

(やつがれ)は負ける訳にはいかんのだ!!領域展開!!』

 

「面白い能力だが!私の術式を対象に巻き戻したのは間違いだったな!!領域展開!!」

 

 

輪輪輪輪動動動動動動(しりんむつどう)!!』

 

醍醐観心神呪(だいごかんしんかんのう)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『どうした?特級』

 

口だけですか。五条悟

(おかしい。先程から技をかわすのみで、攻撃する素振りすら見せない。五条悟の術式は知っている。ならばかわす必要等無いはず。やはりこれは......)

貴方、偽物ですね

 

『良く回る口だな。僕に当ててから言ってみろよ』

 

もう茶番には飽き飽きしました

 

 クローンと花御は、戦い始めて割とすぐ決着を迎えようとしていた。いくら模造しようが、クローンはクローン。本人のような風格は感じるが、実力が伴っていない。まるでハリボテである。

それを見抜いた花御は、目の前にいる五条悟はスピードだけの雑魚だと判断する。

 

『(無視して進んでもいいですが......)』

 

 攻撃の手を止めると、クローンの動きも止まる。徹底して距離を保つつもりだ。

 

『(知能が低い?......いや、見破られても問題ないと思っている。虚勢も少なくなってきましたね)』

 

『......もうバレたか。選手交代だな』

 

 クローンは花御の予想の何倍も頭が良かった。

それは特級術師歴12年の夏油傑からしてみても「面倒くささ、恐ろしさ、狡猾さで言ったら、2級を優に上回る」と言わしめる程に。

3級呪霊はそのスピードを生かし、花御から距離をとる。

 

『(追うのは愚策ですね。今やるべきは......)』

 

 クローンと入れ替わりで現れた2人の人影。

 

「準備は良いか!マイ・ベスト・フレンド!!」

 

「押忍!」

 

宿儺の器!

 

 宿儺の器こと虎杖悠仁と、東堂葵だった。

 

「なぁ東堂。さっき五条先生居なかったか?」

 

「居たな。だが恐らく偽物だ。呪力や外見こそ五条先生だったが、本物なら()()()()訳もない。しかし俺達と入れ替わりのように逃げたのを見るに、敵でもない。大方、夏油先生の言っていた「特別な3級」とやらだろう。」

 

「そうか」

 

 東堂葵の言葉にとりあえず納得する事にした。

確かに、あの自他共に認める最強が呪霊相手に逃げ出すなんて有り得ないか。と、心の中で思った。

 

「ブラザー。約束は忘れてないな?」

 

「ん?おう。()()だっけか」

 

「そうだ。」

 

 特級呪霊の存在を感知した東堂葵は、虎杖悠仁を引き連れてこの現場に来るまでに、走りながら1つだけ約束をした。

 

「ブラザー!これから戦う相手は恐らく特級!1つ約束がある!」

 

「なんだ!?」

 

「俺は手を出さん!!お前が黒閃をキメるまでな!」

 

「コクセン!?なにそれ!」

 

「簡単に言えば打撃に呪力をドンピシャで乗せたら起こる現象だ!今のブラザーにはそれが必要!」

 

「......押忍!!」

 

 そして、それだけを聞いて現着した。

とは言っても、黒閃を狙って出せる術師は七海建人以外存在しない。いくら虎杖悠仁が身体能力に優れていようと、だ。

 

「......お前、話せるのか。1つ聞きたい事がある。お前の仲間に......ツギハギ顔の呪霊は居るか?」

 

居る。と言ったら?

 

「そうか。」

 

 自身の友達(吉野順平)が殺されかけた事を思い出す。あの絶望を。真人と両面宿儺にゲラゲラと笑われた事を。しかし、自身の頬を叩き雑念を振り払う。

 

「そっかそっか。居るんだな。」

 

『(存外冷静ですね。宿儺の器はまだ術師として未成熟と聞きましたが......)』

 

「フゥー......」

 

 深呼吸をして、集中する。

あまりの集中力に、口から垂れる唾さえ認識出来ない。

 

『(恐ろしい集中力......!何をするかは分かりませんが先手を取らせてもらうッ!!)』

 

 花御の木の鞠から木が伸びる。

それを走りながら伏せてかわし、花御に肉薄する。

そして虎杖悠仁の打撃と呪力の誤差0.000001秒以内。空間は歪み、呪力は黒く光る。

 

黒閃

 

『(なっ......にッ......!!)』

 

「成ったな。ブラザー」

 

 黒閃を経験した物と経験していない物では、呪術師としての格が違う。呪力の核心への距離が段違いである。今、虎杖悠仁は、呪術師としてまた1歩成長した。

 

これは......少々本気を出した方が良さそうですね

 

 左腕を覆っていた布を引きちぎる。

掌に穴がポッカリ空いた左手と、肩にある眼のような球根。

 

「ブラザー!ここからは、俺の術式を解放する!」

 

 未だ虎杖悠仁の見た事のない東堂葵の術式の解放宣言。東堂葵が虎杖悠仁に伝えた事は2つ。止まらないこと。そして東堂葵を信じる事。

 

「いいか!」

 

無問題(モーマンタイ)!」

 

「重畳!行くぞ!!」

 

 走り出す東堂葵......しかし、踏み込みで花御の木の根を踏んでしまう。

 

「あ」

 

 間抜けな声を出しながらブンブン振り回される東堂葵。吹き飛ばされた先には、花御の用意した棘の山が。

 

「東堂!グッ!」

 

 虎杖悠仁も助けに入りたいが、花御の邪魔が入る。

 

まずは1人

 

 パンッ

そんな音が響く。

 

ガハッ!

 

 気付いた時には、花御と東堂葵の場所が入れ替わっていた。虎杖悠仁は、殴った先が花御ではなく東堂葵な事に気付いた。

 

『(なるほど......シンプル。故に厄介)』

 

「そう!俺の術式は相手と自分の位置を入れ替える不義遊戯(ぶぎうぎ)!!」

 

 体に空いた穴を再生させる花御。

 

「ちなみに!」

 

 パンッ

虎杖悠仁の場所と東堂葵の場所が入れ替わる。

 

「手を叩くことが!」

 

 パンッ

東堂葵の場所と虎杖悠仁の場所が入れ替わる。

 

「発動条件だ!」

 

 そして始まる東堂葵と虎杖悠仁の協奏曲(コンチェルト)。花御は東堂葵が手を叩く度に、自分と入れ替わるのか虎杖悠仁と入れ替わるのかの2択を迫られ、判断が鈍る。

 

やり辛い......!

 

 黒閃をキメた者はアスリートでいうゾーン状態に入る。故に、1度黒閃をキメた者は、24時間、黒閃をキメやすい体になる。

 

黒閃

 

 虎杖悠仁の黒閃が、また1発花御に決まった。

 

黒閃

 

『(2連!?)』

 

 否。

 

黒閃

 

「(3連チャンか!!)」

 

 花御は自然特級呪霊組の中でも随一のタフネスを誇る。その花御からしても、合計4回の黒閃はダメージが酷かった。

そしてまた1度、東堂葵の不義遊戯が発動しようとしていた。それを逸早く察知した花御は、今入れ替るべきは自分と東堂葵ではなく、東堂葵と虎杖悠仁なのを予測。東堂葵に向き直る。

 

 パンッ

東堂葵が手を叩いた。

しかし......

 

『(入れ替わっていない!?)』

 

「単純だけど引っかかるよな」

 

 無防備な花御の胴体に、虎杖悠仁の拳が当たる。

 

黒閃

 

グゥ!

 

 身体能力馬鹿の虎杖悠仁の黒閃4連続は、流石の花御にも効いた。

 

『(このままでは押し切られる......!)』

 

 1度東堂葵と虎杖悠仁と距離を取る。

 

使いたくはありませんでしたが......領域展開!

 

 

朶頤光海だいこうかい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 東堂葵と虎杖悠仁の周りが、一面お花畑になる。

空は帳内のように夜ではなく、青い空が澄み渡っていた。遠くには、捻れた木の様なものが沢山生えている。

 

「領域展開か!」

 

「どうする!東堂!」

 

「変わらんさ!奴の術式は物理攻撃タイプだ!必中効果は働かない!!押し切るぞ!」

 

来なさい。愚かな児等(こら)

 

 領域展開で発動するのはなにも必中効果だけではない。環境要因による身体能力の上昇。出力バフ等様々なものがある。

 

「(とは言ったが......先程までのようにはやらせてくれんだろうな)」

 

 東堂葵は領域展開が使えない。故に、ここから出る術はない。一応師匠である九十九由基から【シン・陰流 簡易領域】を習っているが、アレは領域の必中効果から身を守る為の技。器用に領域に穴を開ける事は出来ない。

 

!?

 

 バキン!!という音と共に、空に亀裂が入る。

人一人分の大きさの穴が空に空いた。

 

「(侵入者!?)」

 

 東堂葵がその空間に注目していると、黒い人影が中に入ってくる。お花畑に着地し、ぐるりと1周見渡す。

 

「見た目より広いな」

 

 伏黒甚爾が、花御の領域の中に侵入した。

 

『(馬鹿な!!真人のような未成熟な領域展開とは訳が違う!!私の領域展開は内からも外からも強い!それを物理攻撃のみで破壊した!?)』

 

 花御の領域展開【朶頤光海(だいこうかい)】は、必中効果がない代わりに術式の出力が大幅に上昇している。そして常に満ちる自身の呪力で、継続的な回復も出来る。

東堂葵、虎杖悠仁、伏黒甚爾に向けて木の物量攻撃を仕掛ける。

 

「(早い!そして硬い!!先程までは術式範囲の拡大の代わりに威力はそこそこだったが、今はすべてが高水準!)」

 

 パンッ

虎杖悠仁と花御の場所を入れ替える。

 

『(術式開示は嘘偽(うそいつわり)!他者の移動も可能なのか!)』

 

「(特級呪霊!貴様が考えなければ行けない事はまだあるぞ!)」

 

 それは、東堂葵の術式【不義遊戯】の発動条件。

自分と他者?是。

他者と他者?是。

正しい。すべて正しい。しかし、不義遊戯はそれだけでは無い。

東堂葵が、地面の花を一輪摘み、上に投げる。そして、花と自分の位置を入れ替える。

 

「(俺の術式【不義遊戯】の効果対象は【一定以上の呪力のあるもの】!!特級呪霊の呪力で満ちているこの空間での不義遊戯はわけないさ!!)」

 

 残る伏黒甚爾を見やる東堂葵。実力からして助ける必要は無いだろうと思って見たが、案の定殴り壊して居た。

 

「ふっ」

 

 重力に従って落ちる東堂葵は、伏黒甚爾に任せる為自身と伏黒甚爾を入れ替えようとする。しかし、違和感。慌てて虎杖悠仁の近くの花と自分を入れ替える。

 

「東堂!大丈夫か!」

 

「問題ない(なるほど......甚爾先生は呪力を持っていない。感じる呪力はダディが補佐している四肢のみ。無理やり不義遊戯を発動したら、ガンツスーツのみが転送されてしまうな。)」

 

 違和感はIQ53万の脳内CPUが解決してくれた。

 

「怪我はねぇな。」

 

「うお!?いつの間に!」

 

 いつの間にか近くに来ていた伏黒甚爾に驚く虎杖悠仁。

 

「後は任せろ。大人の仕事だ」

 

伏黒甚爾。ここは引くのが正解ですね

 

 地面から木を生やし、自身を籠のように覆う。

 

「待てよ」

 

何!?

 

 籠を1発で破壊された花御。

 

「お前、呪霊だろ?逃がさねぇぞ」

 

 伏黒甚爾の顔面パンチが炸裂し、籠を突き破り遠くまで吹き飛ぶ。シューーという音と青い光と共に肉薄し、勢いそのまま地面に叩き落とす。

 

これは......マズい!

 

「何がマズい。言ってみろ」

 

 逃げようとする花御の背中を追い、腹を拳が貫通する。

 

「弱いな」

 

 物理攻撃最強。

伏黒甚爾を知る術師は、口を揃えてそう言う。術式を使われたら無限を突破する手を持たない伏黒甚爾は五条悟に勝てないかもしれない。いくら伏黒甚爾と言えど、特級呪霊を同時に数十体相手にしたら夏油傑に勝てないかもしれない。閉じない領域展開をされたら、逃げる前に頭を吹き飛ばされるかもしれない。しかし、比較対象(特級術師)が悪いだけで、伏黒甚爾もまた、特級と肩を並べる存在(あっち側の人間)なのだ。

 伏黒甚爾の猛攻が炸裂する。

 

『(見誤った!領域展開するべきではなかった!)』

 

 自身の領域に逆に閉じ込められてしまった花御は、肉を削られながらも木々を伏黒甚爾に向けて放った。しかし、伏黒甚爾はガードすらしない。実際、ガンツスーツを破れるだけの呪力は、もう花御に残っていなかった。

 

私が......ここ、で......?

 

 花御の顔を踏み付ける。

そして、領域展開が解除される。

 

「おっ!帳上がってんじゃん!」

 

 虎杖悠仁の言葉通り、先程の花御の領域展開のように青く澄み渡った空では無いが、そこには確かに青い空が広がっていた。




花御vs東堂虎杖は好きだから結構原作寄りになったな。

〜みんなのお悩み相談室〜

Q.最初棘くんなんて言ったの?
A.「僕が聞きたい!!それ今聞く!?」的なニュアンスです。

Q.クローンは実際どれくらい強いの?
A.出力以外は完璧なクローンになってくれますが、そういう術式なだけで身体は3級程度です。スピードと知能だけは1級上澄みくらいあります。

Q.クローンが伏黒甚爾に化けたら?
A.化けれません。クローンになる条件は【クローンになる相手の呪力を覚える】なので、フィジギフの甚爾くんや真希ちゃんには化けれません。

Q.謎の特級呪霊は?
A.多分説明する機会が無いのでここで説明しますが、【人々が()を恐れる負のエネルギーから生まれた自然呪霊】です。
名前は時戒(じかい)
当初は陸海空に準えて空を恐れる負のエネルギーから生まれた自然呪霊の予定でしたが、書いてるうちに【そういえば死滅回遊にこんなヤツいるな?】となって書き直しました。

Q.なんで傑は領域展開直後に領域展開出来たの?
A.特級呪霊が術式ごと巻き戻したので、領域展開をする前の術式(脳みそ)に戻ったんですね。だから、連続での領域展開が可能でした。普通は無理です。

Q.輪輪輪輪動動動動動動......?
A.子子子子子子子子子子子子(ねこのここねこししのここじし)みたいなもんです。効果は追々。

Q.花御死んだ?マジ?
A.マジで死にました。

Q.花御の敗因は?
A.伏黒甚爾が氷川や自然特級呪霊組の予想より強かった。

〜じゅじゅさんぽ〜

時戒『(おれ)は囮ですか。』

氷川「囮っつーより足止めだな。【杭の帳】の実験では人1人を弾くのが限界だった。夏油傑はお前に任せる」

時戒『......わかりました』

花御『私は?

氷川「お前も本命は足止めだ。伏黒甚爾のな。だが道中出来る限り生徒は殺せ」

漏瑚『儂は行かんくていいのか』

氷川「お前病み上がりだろ。死ぬぞ」

花御『いざという時は戦いながら撤退ですね

氷川「そうだ。死ぬなよ」

時戒『(ぼく)は分かった』

花御『当たり前です

じゅじゅさんぽどう?大丈夫そ?いや、結果で辞めるとか消すとか無いけど。

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