俺とGANTZとさしす組   作:GANTZサイコー!呪術廻戦サイコー!!

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※作者は死滅回遊編も好き放題やるつもりです。




渋谷事変・改
獄門疆・開門


 記録――2018年10月31日 19:00

 東急百貨店 東急東横店を中心に、半径およそ400mの帳が下ろされる。

一般人のみを閉じ込める帳。術師は補助監督含め出入り可能。

 

 術師は複数のグループに別れて行動していた。

 

 20:14

 

東京メトロ渋谷駅13番出口(帳外)

七海班

七海建人1級術師

灰原雄1級術師

猪野琢真2級術師(昇級査定中)

伏黒恵2級術師(昇級査定中)

 

渋谷マークシティレストランアベニュー入口(帳外)

禪院班

禪院直毘人特別1級術師

禪院真希4級術師(昇級査定中)

禪院真依2級術師

釘崎野薔薇3級術師(昇級査定中)

 

JR渋谷駅新南口(帳外)

日下部班

日下部篤也1級術師

パンダ準2級術師(昇級査定保留中)

加茂憲紀準1級術師

吉野順平4級術師(昇級査定中)

 

セブンイレブン渋谷宇田川町北店(帳外)

東堂班

東堂葵1級術師

新田新3級術師

 

 その他特級術師やそれ相当に値する存在。

乙骨憂太。

五条悟。

願田環。

伏黒甚爾。

夏油傑。

九十九由基。

以上は単独行動でこそ真価を発揮するので、別個で動いている。

又、特例として通信係に傀儡操術を扱う与幸吉を置いている。

 

 そして、五条悟、願田環は同時に移動していた。

補助監督や他の術師とグループ通話で現状確認をする。

 

「一般人は」

 

《予定通り、警察から10月31日渋谷への立ち入り禁止命令を出してました。しかし.......》

 

「はぁ.......アホ共が」

 

 混乱は避ける為、強制的な交通網の遮断や、兵器汚染などのカバーストーリーを作らず、ただ警察庁から「10月31日渋谷の立ち入りを禁ずる」とし、駅も全線を渋谷に止まらなくした。

それでも.......いや、例年に比べれば比にならない程少ないが、ハロウィンの渋谷に人は集まっていた。

そして、案の定約数千人の一般人.......非術師が渋谷に閉じ込められた。

 

「まぁ上出来だな。例年の渋谷ハロウィンなら多けりゃ100万人は居た。渋谷駅周辺800mに限定しても10万人は居ただろ。それが数千人にまで減ったなら、警察庁もよくやった方か」

 

「それで?僕達はどうする?」

 

「俺と悟はこのまま渋谷ヒカリエに行く。どうやら、中の非術師共が俺達をお呼びらしい」

 

 20:31

願田環、五条悟、現着。

 

「.......悟。下には俺が行く。お前は上を頼む」

 

「わかった」

 

 下に特級呪霊の気配が複数。上にも何体かいる。

 

 20:40

願田環が単身で渋谷ヒカリエから東京メトロ渋谷駅B5F副都心線ホームに降りる。

 

「(なんだ?今の感触)」

 

『来たか』

 

 落ちている途中、何かを通り抜けた感覚がしたが、帳のような結界は張られていない。不可視の帳だとしても、現呪術界で最も結界学に詳しい願田環なら見抜ける。

何かしらの術式だとは思うが、有害では無いと判断し、捨て置く。

 

「お前らか。悟や傑と戦った特級呪霊は」

 

 そこに居たのは、漏瑚、時戒、脹相の3体*1

 

『初めての言い訳は考えてきたか?』

 

「初めてじゃねーよ。悟じゃねぇんだし。でも心配せずとも逃げずに戦うさ。逃げたらここに居る人間全員殺すだろ」

 

 現在東京メトロ渋谷駅B5F副都心線ホームには大量の非術師が居る。願田環や特級呪霊達は線路に立っているが。

 

『正解は.......逃げずとも、だ』

 

 ホームと線路を仕切っていた安全ドアの扉が開き、線路に非術師が流れ込む。

 

「そうかぁ......うーん......めんどくさいな.......」

 

 漏瑚と時戒が術式を使って襲いかかり、脹相は遠くから苅祓(かりばらい)を撃ってくる。人の山なぞなんのそのと言ったふうに、まるでゴミのように人の命を下ろしながら。

願田環はガンツスーツの五感強化と身体能力強化を呪力により底上げし、対応する。

 

「(こっちの火山頭(漏瑚)は問題じゃないな。熱もガンツスーツなら防げる。こっちの白髪ポニテ(時戒)は異様に触れようとしてくる。触らないでおこう。最後に赤血操術の使い手.......アレは受胎九相図の最後の1番か?付かず離れず.......まぁ放っといていいだろ)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「願田環や五条悟が1番力を発揮するパーティ。わかるか?」

 

 公園でたむろする氷川と特級自然呪霊組。

 

『勿体ぶるな。話せ』

 

1人(ソロ)だよ。どんな術師でもアイツらの前じゃ足手まといだ。だから、更に下の非術師で周りを固める。今回は願田環だな。願田環の場合、攻撃手段は刀と銃の二段構えだが、どちらも基本広範囲攻撃だ。特に銃。人でぎゅうぎゅう詰めの所であの爆発する銃は恐らく使わない。刀にだけ注意しろ」

 

『領域展開はどうする?奴の領域展開は閉じないのだろう?』

 

「そこは時戒の出番だ。漏瑚、お前が言った通り、願田環の領域展開は閉じない領域展開だ。それに加え、仮に非術師を除きお前ら呪霊達のみに領域効果を与える術を持っていたとしても、時戒の術式に気付かれさえしなければどうにかなる」

 

『【領域展開の巻き戻し】か』

 

「そうだ。時戒には常に術式で体を守ってもらう。触れた物はオートで巻き戻すようにな。そうすれば、願田環が領域展開しても自動で巻き戻る。だがこれは味方にも適応される。お前達も領域展開は使えない。時戒を除外して使ったとしても、すぐに領域展開し返されて祓われる。時戒自身が領域展開してもな。

とにかく願田環を集中させろ。呪霊(お前ら)攻略にな。最低でも20分は欲しい。その後は俺と【獄門疆】の出番だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「正直、驚いたよ」

 

『......何がだ』

 

 大量の非術師の死体。だがまたまだ人はいる。

漏瑚や時戒はそれらを踏みつけにしながら、願田環に襲いかかっていた。

 

「この程度で俺とタメ張れると思ってるその脳みそに驚いたっつってんだよ。俺が非術師なんか守る為に領域展開しないとでも思ったか?」

 

 そう言って、掌印を作る願田環。

 

「領域展開」

 

 

乱銃防実在伝(らんがんぼうじつざいでん)

 

 領域は展開された。しかし、領域効果が発動する前に巻き込まれた時戒の術式がオートで発動。領域展開前に巻き戻る。

 

「......へぇ。対策してんだ。そっちの白髪ポニテの術式かな?」

 

『(洞察力が鋭い。(おれ)の術式が見抜かれたか!)』

 

 時戒の生得術式は【時還(じかん)呪術】。触れた対象の時間を巻き戻す事が出来る。それは物に限らず、術式や領域展開にも有効である。あくまでも巻き戻す事しか出来ず、対象の時間を止めたり進めたりする事は出来ない。

そして術式を薄く自身に貼る事で触れたものをオートで巻き戻す五条悟の無限バリア擬きも作れるが、普通に力で押されると術式が間に合わない。

 

『脹相ォ!協力しないならお前から殺すぞ!!』

 

「チッ......はいはい」

 

 人混みをかき分けて進む漏瑚と時戒。そして、人混みなんぞ気にせず赤血操術で攻撃してくる脹相。

 

 願田環や五条悟は、虎杖悠仁らと違って冷酷さを持ち合わせている。故、()()()()の犠牲を払い確実にこちらを祓いにくるだろうと想定していた。だが、呪霊による死者が増え続けるこの場面。

願田環がしなければ行けないのは、Xガンの解放。ガンツソードによる無差別範囲攻撃。

 

『(だがそれは出来んだろう!!貴様の想定している犠牲は【呪霊に殺される人間】であり【願田環に殺される人間】では......)』

 

「仕方ないね。ここの非術師には死んでもらうか」

 

『!?飛べ!!!時戒ィ!!!』

 

 願田環は虎杖悠仁らと違って冷酷さを持ち合わせている。間違っていない。

しかし、漏瑚が思っているより何倍も、願田環は冷酷だった。

 

 その場でガンツソードを伸ばし、回転しながらしゃがむ願田環。もちろん、範囲内に居た人間は5枚下ろしにされ、願田環の呟きを聞いて狙いを察した漏瑚は回避出来たが、時戒は回避出来ず体を下ろされた。

しかし、時戒は呪霊。しかも特級だ。体を5枚下ろしにされても、呪力で再生――

 

「させねぇよ」

 

『グッ!!』

 

 周りの人間は死に、5枚下ろしにされた時戒を捉えた願田環は、その体にガンツソードを刺した。

常に呪力の流れるガンツソードで刺し貫き続ける事により、再生を不可能にする。

 

「お前はこのまま死ね」

 

『時戒ィィ!!!』

 

「うっせぇなぁ火山頭ァ!?」

 

 刺し貫いたガンツソードのダイヤルを回し、爆発させながら引き抜く。

時戒は遺体も残さず散り散りに砕け散った。

 

『(なんて奴だ!人間としての心というものがないのか!?確かに最適解はあぁする事だったが、実際にその場面に出くわして迷わず捨て去る事が普通出来るか!?)』

 

 例えるならば、トロッコ問題を実際に出された時、迷わず少数を切り捨てる判断をするが如き所業。しかも、スイッチ1つではなく、自身の刀で切り捨てた。まともな人間の出来る所業では無い。

脹相は願田環の呟きは聞こえなかったが、構えから何かするつもりだとすぐに察して上階に回避した。あくまでも切られたのは首、胸、腰、膝の4箇所のみ。首より上は攻撃範囲外だった。もし逃げたのか上ではなく下だったら、まともに斬られていただろう。

 

『(もう20分は経ったはずだぞ!!このままでは全滅する!)』

 

 漏瑚がそう思うと同時に、電車が別の線路に走ってくる。

 

「あ?」

 

『遅い!!』

 

 プシューとドアが開くと、中に居た大量の改造人間がなだれ込んでくる。

 

「漏〜瑚〜!」

 

『何をしておった!!真人!!』

 

 時戒が死んだ事により、術式で区切られた空間が解けた。それによりなだれ込む新しい生者達。そして、それを襲う改造人間。

 

『(しかし、再度()()で殺すか!?)』

 

「......」

 

 別に願田環は非術師を憎んじゃいない。さっきだって、特級呪霊を殺す為に邪魔だったから仕方なく殺しただけだ。殺さないで済むならそれでいい。

だが、先程願田環がした所業を無下にするかのような生者と改造人間の投入。死者は増え続けている。

 

「(アレが白髪ポニテの術式なら)......領域展開(対象はこのB5Fに絞る)」

 

『(しまった!!時戒が居ない今領域展開は......!)』

 

 

乱銃防実在伝(らんがんぼうじつざいでん)

 

特級呪霊、改造人間、人間。誰彼構わず爆破する領域を展開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 10秒後、東京メトロ渋谷駅B5F副都心線ホームには、1体の呪霊を残して全滅していた。

階段を降りてくる脹相。

脹相は、願田環が全方位攻撃をしてから素早くB4Fへと逃げていた。乱銃防実在伝はB5Fのみに放たれた領域展開であり、B4Fは対象外だった。

 

「......ぅぁぁ」

 

 脹相が血も残っていない爆破跡しかないB5Fを見渡していると、声がしたのでそちらを見る。そこには、なんとか人間の形を保とうとしている真人が居た。

願田環は魂の知覚が出来ていない。故、真人に有効打は与えられない。真人はB5Fに居る中で、唯一の生還者となった。

 

「ふぅ」

 

 そして、遠くにため息を吐く願田環を発見する。脹相としては、願田環なぞどうでも良い。呪霊側についているのも、そちらの方が都合がいいだけだった。有り体に言えば日和見主義なのだ。

 

「......あ?」

 

 そんな願田環の2m先に、四角いキューブが。

 

 獄門疆・開門

 

 ピシリと稲妻が走ったと思えば、獄門疆が展開される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「獄門疆は生きた結界。源信の成れ果て。獄門疆に封印出来ないモノはない。」

 

 獄門疆の説明をしながら麻雀を打つ氷川と漏瑚、真人、時戒の4人。

 

『だが流石に封印条件はあるのであろう?』

 

「1分だ。獄門疆開門後、封印有効範囲半径約4mに、1分間願田環を留まらせる」

 

『......』

 

「......」

 

『......おい』

 

 ガシャア!と麻雀牌を薙ぎ倒し、頭から火を出す漏瑚。

 

『よもや、その無理難題を押し付ける為に我らと手を組んだわけではあるまいな?』

 

「暑いぜ。漏瑚。安心しろ。1分と言っても――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 願田環の程近くからワイヤーが伸びる。

 

「(これは......Yガンか?中々硬いな)」

 

 何個もワイヤーを打たれ、その場に拘束される。

 

「お前に精神攻撃は通じないからな。漏瑚達で出来るだけ体力削いで()()でお前を拘束する。いい案だろ?」

 

 氷川の声がする。

しかし、下を見ながら、足に踏ん張りをきかせ、全てのワイヤーから抜け出す願田環。

 

「その声は氷川か、懐かしいな。Yガンも作れんのか。お生憎様だが、Yガンの仕様は俺の方が詳し――」

 

 氷川の顔を見る。

 氷川の目を見る。

 

 その瞬間、願田環の術式【超科呪法】に刻まれた【術式の記憶】が流れる――――

*1
厳密には2体と1人




ごめんだけど、次回は渋谷事変改ではありません。
最初だけね!


〜みんなのお悩み相談室〜

Q.灰原いつの間に1級になったん?
A.元々準1級だったので、2018年10月31日時点では既に1級になってます。

Q.環がホームに降りる時の通り抜けた感覚って?
A.時戒の張ってた術式です。花御のスケスケバージョンとでも思ってください。

Q.流石に環非情過ぎない?
A.非情過ぎますね。まぁ悪人の感性呪霊野郎なので......
俺はハピエン厨なのですが、【過程はどうあれ結果(エンド)良ければ全てよし】というタイプのハピエン厨です。原作で死んだり救えなかったりした人々を助けたいだけなので、ネームドじゃない有象無象はどうでもいいです(!?)
非術師なんて猿なので......(原作夏油)
環は、恵と同じで助ける人間助けない人間を予め選んでるだけなんです。後は、作中にもある通り、トロッコ問題で即座に少数を選ぶ、100人の人間を救う為なら49人までなら全然殺せるという感性してるので。

Q.時戒、領域展開しないで死んじゃったね。
A.そうだね。輪輪輪輪動動動動動動ってなんだったんだろうね(適当)

Q.漏瑚たん......?
A.死にました。お墓を立てましょう!割り箸でいいですか?(外道)

Q.術式に記憶って宿るの?
A.超科呪法は特別です。なんたって前の使い手が生きてサポートしてくれるんですから。

〜じゅじゅさんぽ〜

 今回はお休み!!

じゅじゅさんぽどう?大丈夫そ?いや、結果で辞めるとか消すとか無いけど。

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  • どっちかって言うと嫌い
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