俺とGANTZとさしす組   作:GANTZサイコー!呪術廻戦サイコー!!

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いやーさーせんさーせん。

引越しでバタついててすっかり忘れてやした。
またぼちぼち更新していきやす。

リハビリがてら、短いのをポン。


通達

 

 

 願田環の2度に渡る虐殺により、東京メトロ渋谷駅副都心線ホームB5Fには死体すら残っていない。五条悟はその事に疑問を抱きつつも、羂索(氷川)との戦闘を繰り広げていた。蒼による体術はもちろん、赫による攻撃も。被害を考え、狭い場所である地下空間で無闇に茈は打てない。

 

 しかし、3分もすれば五条悟は違和感に気付く。

むしろ、何故ここまで気付かなかったのか。

 

「(体が重い。思考が鈍る。目が霞む。なんだ?)」

 

 1度距離を取って現状把握をしたい。しかし、羂索がそれを許さない。衰えた六眼で微かに捉えられるほどのスピードで動く羂索に脳が追いつかなくなっていた。

 

「(マズい。どうする。思考が鈍る......待て、さっきから思考が反復している。)」

 

 歳を取ればそれに伴う生活習慣病や成人病も患う。今、五条悟は軽度の認知症や老眼等を発症していた。

 

「(そろそろかな)」

 

 羂索は現在の五条悟が齢60程になっているのを察する。時間稼ぎも佳境だろう。もう後1分もすれば、骨密度の低下により激しい戦闘は出来なくなる。

 

「ッ!!」

 

 衰えた六眼で、五条悟は特級呪具【銀沙羅】の存在を把握する。それは、東京メトロ渋谷駅副都心線ホームB5Fの全体を囲うように4つ置かれていた残穢を確認する。

そう、捉えたのは残穢だった。

 

「特級呪具【銀沙羅】。存在は文献で知っていたが、見るのは初めてだよ。対処法は簡単だね。4つの球体のうち1つでも回収・移動させる。私の呪霊操術は体内にある無限の生得領域に押し込む形だから......格納呪霊に食わせてしまえば、機能しなくなる。」

 

 ザッ、ザッ、という足袋の音を鳴らしながら、線路から夏油傑が現れる。

 

「残念だったね氷川。ゲームオーバーだよ」

 

「............それはどうかな」

 

 羂索の手には、戦闘のどさくさに紛れて回収した獄門疆が握られている。

 

「確かに、五条悟の殺害には失敗した。しかし願田環の封印・五条悟の弱体化は成功した。結果は上々ってとこかな。」

 

 空間がぐにゃりと曲がり、羂索が瞬間移動をしようとする。五条悟は咄嗟に赫を打とうとするが、上手く呪力が練れずに不発に終わる。

夏油傑も百足型呪霊を使い羂索を攻撃したが、そのまま逃がしてしまう。

 

「悟!無事かい!」

 

「......いや、ヤバいかも」

 

 特級呪具【銀沙羅】が特級たらしめる理由。それは、術式効果の継続性にある。

銀沙羅により老いた年月は戻らず、半永久的に老化効果は続く。

半永久的というのは、【銀沙羅により老化・老朽した分は術式効果発動後停止する】という意味であり、現在齢60程の五条悟は、少なくとも30年は成長がストップする。そして時が年齢に見合った時、また体は成長を始める。

つまり、29歳の五条悟は30年後59歳になるわけだが、それまでこの齢60の体は成長しない。

 

「そうだ!時を戻す呪霊が居た!アイツを私の呪霊操術で取り込めば......!」

 

「いや、それは無理だ。六眼で確認したが、傑が交流会で戦った呪霊の死んだ残穢が残ってる。塵も残ってない。恐らくやったのは環だな......クソッ」

 

「なら、【老化】が術式効果だとして、天逆鉾を使えば.......」

 

「混乱し過ぎだ傑。天逆鉾の効果は【発動中の術式強制解除】だぜ。今回の場合、既に老化は完結してる.......天逆鉾の対象外だ。」

 

 足が震え、立っているのもやっとになる。夏油傑は耳に付けたミニメカ丸で通信を繋げる。

 

「ッ.......幸吉くん!全術師に通達!環が特級呪具【獄門疆】で封印・悟が特級呪具【銀沙羅】で戦闘不能になった!増援も頼む!」

 

《!?了解しました!!通達します!!》

 

「傑、氷川はまだ渋谷に居る」

 

 ふとそう零す五条悟。

 

「奴ら......真人と、あと2体の特級呪霊が、まだ生きてる。氷川はそいつらを理由もなく置いて逃げたりしない。情なんかじゃなく、【環ならそうする】と思うからだ。何か自分の目的の為に利用し尽くしてから殺す......多分、そういう立ち回りを氷川はする。」

 

「......わかった。幸吉くん、聞いてたかい?」

 

《はい。全術師に氷川の捜索及び環さん(獄門疆)の奪還を通達します。》

 

 混乱を避ける為、通達するべきか悩んだが、現状把握しなければ立ち回りが分からなくなる。夏油傑に司令官(オペレーター)としての才能はない。なので、各々の判断に任せる事にした。

 

「銀沙羅を全て回収して逃げるよ、悟」

 

 体こそ老いているが、呪力は五条悟そのもの。最強も歳には勝てないか、と思った。

 

「......すまねぇ」

 

「アハハッ。君らしくないな、笑って伏せよ。このくらい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 21:15

 

 七海班は、ミニメカ丸からの通信を聞き、立ち回りを考える。

 

《それと七海さんに通達です。見えているでしょうが、現在七海さんの居る位置から渋谷駅構内に向けて計5()()の帳が下りてます。》

 

「5枚ですか」

 

《はい。内側から、

1、術師の出入りを禁ずる帳。

2、一般人の出入りを禁ずる帳。

3、基礎呪力の大きすぎるものの出入りを禁ずる帳。乙骨や九十九さんを上手く動かさない為でしょう。氷川の瞬間移動能力は帳関係なく働きます。特級呪霊達も帳は抜けてきます。

4、更に術師の出入りを禁ずる帳。

5、そして更に一般人の出入りを禁ずる帳。

七海さんの班は4の帳の外側に居ます。七海さんには、4と5。2つの帳の破壊を頼みます。》

 

「5の帳の破壊は分かりますが、何故4の帳を私達が?嘱託式の帳の話は聞いていますが、結界のルール上内側にあるのでは?」

 

《俺の予想ですが、恐らく交流会の時のように見つかるリスクを上げる縛りで帳の強度を上げています。もちろん内側にある可能性もありますが、呪詛師の数からして嘱託式帳の数はそう多くありません。4と5の嘱託式帳は同じ場所にあるかと。それと、これは全班に伝えている事なのですが、非術師の救助避難・帳内の無数の改造人間及び呪霊及び呪詛師の殲滅・生き残り特級呪霊の真人と脹相、陀艮の発見及び殲滅もマルチタスクでお願いします。》

 

「......了解しました。ありがとうございます。さて、私と灰原はこのまま帳に突入。まず帳の破壊方法を探ります。猪野くんと恵くんはこのまま待機を。」

 

「「何故!?(すか!?)」」

 

「ここから先は1級案件です。私や灰原で最低レベル。貴方達の手に負えるものではありません。」

 

 それは、呪術師七海建人としての最善と取れる判断だった。しかし、いついかなる時も【最善】が【最良】なのかは別なのだ。

 

「それでも俺は行きます」

 

「ちょっ!?」

 

「理由は?」

 

 尊敬する七海建人が言うなら......と納得しかけた猪野琢真だったが、伏黒恵が否定し、それでも行くと言い出す。その理由を問いただす七海建人。

 

「虎杖は、釘崎は、順平は、戦ってます」

 

 別動隊の同期達に、待機命令が下されているかは分からない。しかし、司令官である与幸吉が言ったのは【氷川の捜索及び願田環の封印された獄門疆の奪還】。

 

「確かに今の渋谷は魔境です。俺じゃ足でまといになるかもしれません。でも、それは俺が動かない理由にはなりません。」

 

 以前、真人と遭遇した七海建人が、虎杖悠仁に言われた言葉を思い出す。

 

 

「俺は足でまといかよ。ナナミン。次は連れてってくれ。仲間が死にました、でも俺はその場にいませんでした、何故なら俺は子供だからです。なんて、納得出来るかよ」

 

 

「(しかし、これで何かあったら監督不行届で甚爾先生に殺されますね......)」

 

「良いんじゃないかな!?七海!」

 

「灰原」

 

 それは、同じ1級呪術師の長い付き合いになる灰原雄の助言。

 

「ヤバくなったら僕が出る!大丈夫さ!僕達なら!!」

 

「............相も変わらず底無しに馬鹿ですね。」

 

「酷いなぁ!?」

 

 しかし、その明るさと馬鹿さ。そしてそれを感じさせぬ戦闘IQの高さと実力に救われた事は何度もある。

 

「わかりました......しかし、帳破壊の任は外れてもらいます。猪野くん、恵くん。貴方達には、補助監督の保護に動いてもらいたい。」

 

「保護......ですか」

 

「えぇ。先程から伊地知くんを含む帳内の補助監督数名に連絡しているのですが、一向に出ません。補助監督を狙い呪詛師に襲われている可能性があります。」

 

「七海さん。それは帳のせいじゃ?」

 

「違います。支給された【ミニメカ丸】は普通の電波とは訳が違う。与くんの呪力で独立した通信網で、帳でも電波は遮断されません。」

 

「ほーう......」

 

 与幸吉は無為転変により天与呪縛の肉体を捨て去ったが、だからといって傀儡操術が弱まる事は無い。伏黒甚爾が四肢を失って願田環の......もっと言えばGANTZの呪力溢れる体で尚天与の暴君の名を欲しいままにしているのと同じで、天与呪縛は与えられた段階で【縛り】そのものは完了している。普通の【縛り】とは違い、後から何らかの方法で縛りを放棄・破っても(ペナルティ)はない。

 

「それでは、私と灰原は中にいる呪詛師撃退及び氷川の捜索。猪野くんと恵くんは補助監督の位置を与くんに聞いて急行してください。猪野くん」

 

「はい?」

 

「後は頼みます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同時刻、禪院班も与幸吉からの通信を聞いていた。

 

《禪院さん達は3つの帳の解除をお願いします》

 

「3つ?なんで私達なんだ?」

 

《七海班を除いた全ての班で、尚且つ特級以下で確実性の高い班が禪院さんの班だからです。》

 

「七海さんはなぜ除外した?」

 

《帳に阻まれています。現在渋谷には東京メトロ渋谷駅副都心線ホームを中心に5枚の帳が下ろされています。》

 

 そして、七海建人らにしたように5つの帳の説明をする。

 

「わかった......ちなみに、環先生は謎。バカ目隠......五条先生と夏油先生は1の内側で、それ以外の特級達はなにしてる?」

 

《乙骨は1と3の間に。甚爾先生もそこに居ます。九十九さんは3と4の間に。上手く3の帳で分断されましたね》

 

「そうか。分かった」

 

「ねぇメカ丸?虎杖くんはどこ?」

 

 先程まで話していた禪院真希ではなく、禪院真依が問いかける。

 

《虎杖は――》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 21:17

 

「はい冥冥。戦闘中だよ、与くん」

 

 渋谷駅の隣。

明治神宮前駅地下構内にて、準1級呪霊1体と複数の改造人間、そして少なくとも準1級以上の呪詛師を迎撃していた冥冥達。

 

《なら戦いながら聞いてください。通達です。環先生が東京メトロ渋谷駅副都心線ホームB5Fにて封印、更に氷川と邂逅した五条先生が戦闘不能になりました》

 

「何?どちらも眉唾だね。五条くんは生きているのかい?」

 

「冥冥さん!?まともにやってくんねぇかなぁ!?」

 

「シッ!姉様が喋っています!」

 

「えぇ!?戦闘中なんですけ......どっ!?」

 

《生きていますが戦闘は出来ません。詳しくは追々。》

 

 

 冥冥班。

冥冥1級術師

憂憂3級術師

虎杖悠仁3級術師(昇級査定中)

 

 もちろんだが、冥冥達にも帳の説明をする。

 

《5枚の帳は想定外の事態です。その呪詛師撃退後は3人とも地上に上がり、4と5の帳破壊をお願いします。》

 

 このまま進んでも4.術師の出入りを禁ずる帳で行き止まりになるのがオチだ。ならば、地上から七海建人と同じ目標を据えた方がいい。

全員に通達している通達事項も伝える。

 

《先程も言いましたが特級呪霊達も行方知れずです。細心の注意を払ってください。》

 

「了解だよ。」

 

《最後に、冥冥さん達は歌姫先生達の班と合流してください》

 

「何故だい?」

 

《予想よりも相手が上手です。失礼ですが、冥冥さん、憂憂、虎杖だけでは戦力不足かと》

 

「ふむ......まぁいいだろう。了解したよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同時刻。

 3と4の帳の間にて。

 

「ん?」

 

 違和感を感じ、柱の方を向く。

 

『ぶふぅ〜』

 

「おやおや。ミニメカ丸で見た特級呪霊じゃないか。なら、意思疎通も出来るのかな?呪霊に聞くのは、流石に初めてだけど·····

 

 

どんな(呪霊)が、タイプかな?」




〜みんなのお悩み相談室〜

Q.60歳ぐらいなら五条悟ギリ行けるくね?
A.五条悟なら確かに行けそうと思えちゃうあたり、やっぱ最強くんだよね。
某不可能ミッションの映画俳優も今そんくらいでスタントしてるし。まぁガチバトルだからね.......


Q.帳多ない?
A.まぁその分呪術師も呪詛師も多いから.......(?)


〜じゅじゅさんぽ〜

環「な〜んか外大変そうだなぁ.......」

環「マズったよなぁ。非術師文字通り死ぬ程殺したし.......」

環「3年間無給だぜ?これ以上の処罰なんだっつーの。」

環「ま、俺居なくてもなんとかなるべや。」

環「最悪、羂索の奴が封印解くまで辛抱強く待ってやってもいいし.......」

環「1000年?10000年?まぁそんくらいなら.......」

環「呪術も使えねーし。せめぇし。くれぇし.......物理的時間流れてないっぽいから、腹は減んねぇけど。」

環「ちょっと無限空間に似てるな。学生時代を思い出すぜ。」

じゅじゅさんぽどう?大丈夫そ?いや、結果で辞めるとか消すとか無いけど。

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