シャドバはやったり辞めさせられたり、やったり辞めたりを繰り返してらのでしらんカードとか多いです
俺は前世はただのゲーマーだった。RPGはもちろん、格闘ゲーム、シューティングゲームその他もろもろ、数えきれないゲームをやってきた
転生してこの世界のゲームを見た時は心が踊った、前世では経験できなかったゲームの世界に入れるのだから。それからという物狂うようにゲームをやり続けた
そしてしばらくしてからユグドラシルというゲームが発売さたという広告を見て俺は迷わず購入した。それからという物、ユグドラシルにハマりプレイし続けた
まずこのゲームは自由すぎる、大まかに人間族、亜人族、異形種に別れ、それから上位種族も含めると700種類あり、職業は2000を超える数もある。
俺は興奮した、こんなに自由でいいのかと。そして目を引くのはNPC作成である。所有権を手に入れることができるダンジョンが無数に存在し、拠点ごとにポイントが支給されそのポイントを消費をしてNPCを制作するというシステムだった
俺は基本ソロプレイヤーである、他人とやるゲームが面白いこともわかるし否定もしないが一人で自堕落にやりたいようにやるゲームが一番だ。だが一人だと限界がある。なので一人を誤魔化せるNPCは魅力的だし自分で作成できるのは控えめに言って最高だ
作りたいNPCは決まっていないが前世ハマっていたゲームのキャラを作りたい俺は血眼になってポイントの高いダンジョンを探した、そして見つけた。ふさわしい拠点『不朽の王城』
前世シャドウバースというカードゲームに滅茶苦茶ハマっていて、そのシャドウバースに不朽の王城というカードがあった。これは運命だと確信してそのダンジョンを死ぬ気で攻略し所有権を持ってついにNPCを作成できるようになった
俺は迷った。どのような設定でいくのかを、ロイヤルカードの王城だからロイヤル縛りで行くのか、それとも好きなカードを作っていくのか。悩みに悩んだ結果色んなクラスカードを作成しようと決めた
だがすぐに作りたいと思ったらカードキャラがいる、この不朽の王城を見た瞬間からだ。シャドウバースのイラストは素晴らしいものばかりである、中でも自分が心奪われたカードがある『不滅の英雄・ローラン』
他人からしたらそんなに共感はできないかもしれないが俺はあのカードのイラストに心奪われた美しい金髪にキリッとしたカッコいい顔、そしてローランを囲む魔法陣的な何か。全てが俺の感性にブッ刺さった
というわけで最初に彼女を作成する。前世から苦手だったキャラメイクを3日かけ、共にダンジョンに行きレベルを上げていき、その合間に様々なNPCを作成していった
生活そっちのけでユグドラシルをプレイし多くのNPCを作り、レベルを上げていくという事を繰り返しているうちにだんだんとこのゲームの人口が減ってきていた
かく言う自分もそこまで頻繁にログインしなくなっていた。いくらハマったゲームといえどずっとやれば疲れたり飽きたりする物である。それに他のゲームをやりたい
それでもふとユグドラシルを思い出すとログインして楽しむと言うことを繰り返していた。そして発売から12年ユグドラシルがサービス終了をするという発表があった
ユグドラシルにログインして自分のギルド『シャドウバース』の拠点不朽の王城を見渡す。そこには自身が作成したNPCが並んでいて懐かしい記憶を思い出す
NPCの武器を作成するために高難易度ダンジョンに潜ったり、カードではできない衣装変更なんかのためにドロップ品を出るまで狩り続けたりなど今思えばあんなに時間を費やしてバカだと思うがあの時は最高に楽しかった
サービスが終了するということはこの目の前の光景は消えてしまう。NPCはプレイヤーではないし友情を感じるのは少し変かもしれないが、俺は確かに長い時間共にしたNPCに友情の用なものを感じていた
「こんなことになるなら、もっと全力でやり込めばよかったな、、、、」
そんなことを呟き出るはずのない涙が溢れ出した
「どうした?泣いているのかアルベール?」
そして聞こえてくるはずのないローランの声が聞こえた
ユグドラシルから転移したプレイヤー、モモンガはマジックアイテムで周囲を索敵し、村が襲われているのを発見。見捨てようとするも仲間のたっちみーを思い出し腰を上げた
転移魔法で襲われている姉妹の前に立ち、兵士たちに魔法を放とうとした瞬間に稲妻が走り目の前の兵士を無力化した
何事かと思い構えるモモンガの前には一人の青年がいた。一本の剣を持ち黒髪の剣士。モモンガには見覚えがあった。目の前の人物はは間違いなくプレイヤーである。彼はユグドラシルの有名プレイヤーで間違いない
ユグドラシルというゲームは基本的にオンラインを前提として作られているのにも関わらずソロでプレイをして強力なNPCを連れ歩く狂人。モモンガはあったことはないがギルド仲間が話しているのを聞いたし画像も出回っていたため知っている
プレイヤーネームはアルベール。ギルド『シャドウバース』を運営しているがメンバーは一人、ギルド対抗戦などのイベントなどは全くしないオンラインゲームでオンライン要素を全く使わないプレイヤーである
そしてプレイヤーがいるということは他にも転移してきた人がいると言う事を確信した。そんなことを考えている間に彼はこちらを見て話しかけてくる
「お前はこいつらの仲間か?」
警戒しているのか目つきが鋭く、即座に剣を振るえる構えをとっている。聞いた話ではアルベールはかなり強いプレイヤーだという。敵対するのは危険だとモモンガは判断した
「いいや、この村が襲われているのを見て助けに来たのだが」
「そうか」
アルベールはすぐに納得して襲われていた姉妹に近寄り、回復ポーションを渡した。姉はポーションを飲むと切られてしまった背中の傷がみるみると消えていくことに驚いていた
「悪いが俺はまだ残ってる奴らを倒さないといけない、失礼する」
そう言い残しアルベールはとてつもないスピードで村の中心へと向かっていった。置いて行かれた姉妹にモモンガは防御魔法とマジックアイテムの笛を渡してアルベールの跡を追った
村の中山に村人が兵士によって集められていたが多くの兵士が一人の女騎士に全て倒されてしまった。そこに到着したアルベールは女騎士ローランに話しかける
「この村を襲っていた兵士はこれで全員か?」
「ああ、この村に入った兵士は全員気絶させてそこに転がしておいた。それで、さっきはどうしたんだ?いきなり一人でに走り出して」
「少し外れに襲われてる村人がいたからな、それを助けにいっていた」
「ならその事を言ってから走り出せ、何事かと思ったぞ。まったく、、、」
そんな会話をしてると集められていた村人の老人の一人がアルベールとローランに問いかける
「あなた方は一体、、、」
「ああ、自己紹介がまだだったな。俺はアルベール、そしてパーティのローランだ。安心してくれ、襲われてるのを発見して助けに来たただの騎士だ」
その言葉を聞いた村人たちは喜んだ