五条悟の妹は最強に並びたい   作:タカオ山

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 領域とかも決めたけど名前が思い浮かばない……




楽しい地獄

 

「恵。あいつって何者?」

 

 上層部への報告と取り調べに行ってしまった兄様の代わりに恵に尋ねる。私は宿儺のことをボコボコに殴り散らかしたが、器の男については何も知らないのだ。

 

「名前は虎杖悠仁。何故かは知らんが身体能力が化け物だ。」

「どんぐらい?」

 

 恵が身体能力化け物って言えるほどすごいのか。何かしらの競技で日本記録でも更新したか?

 

「砲丸投げで30メートル投げたり、50メートルを3秒で走ったりする。」

 

 なん……だと……?いくらなんでも常識から外れた存在すぎる。何食べたらそうなれるのか教えて欲しいなぁ。虎杖悠仁、フッおもしれぇ男だ。

 

「部活の先輩のために呪霊に勝負を挑むようなお人好しで、俺が宿儺の指を取り込もうとした呪霊に苦戦してるのを見て指を食った。」

「恵を守ろうとしたってこと?」

「恐らくな。」

 

 お人好しすぎる。呪術師としてやっていくには頭のネジがどっか外れてないといけない。被害者の、肉片すら残っていたらマシな呪殺現場。見たものの恐怖を倍増させる呪霊の異形な様相。

 だから私達の仕事は一般人に見られてはならない見られてしまうと、無駄な恐怖の感情を人々に与えてしまい、逆に呪霊が増えてしまうのだ。

 

「悠仁は高専に来ると思う?」

「来る。アイツはそういう奴だ。」

 

 なんかよく分からん友情があるっぽいね。男の熱い友情、キライじゃないです。ただ兄様だけには手を出すなよ?兄様は私のものだ。手を出したのなら、殺す。

 

 個人的にも悠仁には死んでほしくない。悠仁に死なれたら私が宿儺に借りを返せない。それに、私はあの男の優しさの片鱗を見た。

 

『俺も伏黒もボロボロじゃん。はやく病院いこうぜ』

 

 普通あんな状況だったら他人の心配なんて出来ない。奴は自分の命より他人の命の方が重いやつだ。放っておいたら、その辺の呪霊に勝負を挑み気付いたら死んだらかもしれない。他者を助けようとして呪殺されるなんて、正しい死に方じゃない。

 せめて、呪術師として呪霊を祓う方法を学び、一般人を助けてから呪霊に敗北し死ぬ方がいい。

 そんなことを考えていると、兄様が建物の中から顔だけだしできた。

 

「今から近くの火葬場に行くから先行っといてー。」

 

 そういうと、兄様は瞬間移動をしたのかこの場から消える。

 

「なんで火葬場?」

「虎杖の爺さんが宿儺受肉前に死んだんだ。病院で火葬の手続きをしてたから、その火葬だろ。」

 

 私達がその火葬に付き合うってことは悠二は高専に来るってことか。……フフ。私にしては珍しい。周りに新たな人が現れることを拒んでいない。私が唯一友人といえる恵が認めているからか。それとも宿儺への借りを返す機会が失われずにすんだからか。

 

「じゃあ火葬場に行って、悠仁とお話しをしようか。」

「あぁ。そうだな。」

 

 ん?そういや何処の火葬場だ?

 


 

 や、やっと着いた……。兄様から火葬場の場所を聞いてなかったから電話しても出ないし。そのせいで宮城市内の火葬場をいろいろ回ることになったし。折り返しの電話でそもそも仙台市じゃないことが判明するしでもう散々。

 でも兄様は悪くないよ。ちゃんと聞かなかった私の責任。お、悠二いた。兄様とまだ話してたのか。

 

「いいね君みたいのは嫌いじゃない。楽しい地獄になりそうだ。今日中に荷物まとめておいで。」

「どっかいくの?」

「東京」

 

 そう言うと恵に気付いた悠仁が元気そうじゃん!とか声をかけてる。元気ではないだろうなぁ

 

「君はこれから私達と同じ呪術師の学校に転入するの。」

「へー。そういやあんた誰?」

「五条美悟。そこの目隠し先生の妹だよ。五条って呼ばれるのは嫌いだから美悟って呼んでね。」

「りょーかい!」

 

 素直な男だ。確かに楽しい地獄になるかもしれない。

 

「悠仁。美悟が欲しかったら僕を倒してからだからねー。」

「はい!先生!」

「兄様やめて!悠二も間に受けないで!」

 

 全く兄様は。でもこの感情は嫌だけど嫌じゃない。これがイジられるってことなのかな。でも兄様?ホントに私の相手を兄様を倒せる人だけだと私一生独身な気がするからやめてね。

 あ、そうなったら兄様に責任をとって貰えばいいのか。グヘヘ。兄様は最強でいて私を貰いやがれ!

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