【悲報】メラメラ食っちゃった   作:敗北者

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 海軍の英雄。そう呼ばれるガープが英雄と呼ばれるに至った事件を知る者は、実は少ない。

 それでも1つ解ることがあるとすれば、かの海賊王と何度も殺し合った海兵と言うことだ。

 

「えええ、英雄ガープ!?」

「ほ、本物!?」

「サインください!」

「ばっか! おれ達海賊だろ!」

「そうだった!!」

「落ち着けお前等…………敵意は、ねえな。お茶でも出そう。それと彼奴にサインを頼む」

「せ、船長!!」

 

 船員が感動で涙を流す。島民達は恐る恐る遠くから窺っている。

 

「か、海兵………大丈夫かな?」

「船長さんは警戒してないけど………」

 

 子を持つ母親達は子を隠す。ガープもそんな態度を理解しているのか、特に反応しない。

 

「ワシ、サインなんてもっとらん!」

「あー、じゃあこの鉄板を殴ってくれ」

「ふん!!」

 

 カガリが持っていた鉄板が殴り飛ばされ岩にめり込む。

 引き抜くと拳の跡が残っていた。

 

「ほら」

「ありがとうございますガープさん、船長! 大切にします!」

 

 ガープの拳の跡が残った鉄板をヒャッホーと掲げながら走る船員。カガリは自分の家に案内する。

 島の動物達が怯えているのは、侵入者として追い出そうとして返り討ちにあったからだろう。

 

「粗茶だが………」

「美味い!」

「………そりゃ良かった。が………まず質問。どうやってここに来た?」

 

 この島には塁の幻炎の結界が張られ、外からは見ることが出来ない。近くの海底火山をわざわざ爆発させ地殻変動にも見せた。

 

「この島はペレンから姿を消したお前さんが最初に目撃された島じゃろ? 沈んだと聞いて手掛かりがないか探そうと思ってな! とはいえ正式に動いて記録が残ると困るしボートで向かっとったら凪の帯(カームベルト)で海王類に襲われた!」

「ここ偉大なる航路(グランドライン)でも割と内側のほうなんだが……まて、まさか海中を泳いだのか?」

 

 塁はあくまで炎だ。だから、海中にまでその影響を及ぼさない。だが対策として、海底の地形を溶かし、岩を動かし、この辺りの海流はそれなりの大型の魚でもない限り越えられないはず。

 

 魚人でもあるまいに、まさか泳いできたのか?

 化け物め。

 因みにカガリは同様の環境の場合周囲の水を蒸発させながら進むので、そもそも水流の影響を受けない。

 

「いやあ、いい運動になった!」

「…………で、用件は? 俺を捕まえに来たわけでも、新生児狩りでもなさそうだが」

「新生児狩り…………か。ありゃ本当に、やりすぎじゃ」

 

 本気でキレている。

 

「やはり凶行の本当の目的は妊婦達の保護か。海軍から海賊に民間人を救われておるとはまったく…………」

「海軍達の反応は?」

「もとよりあくまで噂。真実だったら困るが確証もない………そのまま死んでいてくれたらよし程度じゃ。お主が狂人扱いじゃからな………センゴク辺りは妊婦保護には気づいとるが、ロジャーの子を守るためとは結びつけておらん………精々妊婦を守るためと思っとるよ」

 

 というかそもそも、カガリの目的は全妊婦、新生児の保護だし目的としてはあっている。

 

「彼奴自身も思うところがあるだろうからな、このまま埋もれてくれるなら探そうとは思わんだろ」

「確信してるんだな? ロジャーの子がいることを」

「彼奴から聞いておったからな。まったく、敵の儂に子供を託すなんざどうかしとるわい!」

「………………案内しよう、ロジャーの子の下へ」

「…………………」

「父親本人が託してんだ。他人の俺がとやかく言う権利はないだろ」

 

 立ち上がり、家を出るカガリ。ガープもその後に続く。海兵を不安そうに見る島民達は、カガリの姿を見て何処か安堵しているように見える。

 

「信用されとるの」

「強いからな、俺………ついたぞ」

 

 と、ある家の扉をノックするカガリ。中からどうぞ、と女性の声が聞こえた。

 

「はじめまして」

 

 微笑みを向ける、ソバカスが似合う愛らしい女性。その腕に抱かれる、小さな赤子。

 

「………その子の、名は」

「エース…………女の子ならアン、男の子ならエース。彼がそう決めていた。この子の名前は「ゴール・D・エース」………私と、彼の子」

 

 愛おしそうに黒髪の赤子を抱きしめるルージュに、ガープは何も言わず、ただその場に立ち尽くした。

 

 

 

「俺としてはお前が育てるのはむしろ大歓迎だ。俺は政府に狙われてるし、最近だと俺が訪れた後ビッグ・マムが現れるらしいし…………」

 

 非戦闘員を何時までも置いていけるほど、今のアカツキ海賊団に余裕はない。もっと戦力が要る。

 ラチェットが作った自動人形は戦闘の役に立たないし…………。

 

「バテリラの住民も随時他の島に移す予定だ。このご時世誰がどこに引っ越してもおかしくないからな」

「不甲斐ない限りじゃ…………」

「そういうわけで、エースを連れてきたいなら好きにしろ」

「お前はそれでよいのか?」

「そうだな…………まあたまに鍛えてやろうか」

 

 なにせ本来彼が手に入れるはずだったメラメラの実を食ってしまったのだ。どこまで鍛えれば良いのだろう? とりあえず覇王色を纏うところまで教えるべきか?

 

「ところで、エースが海賊になって処刑されそうになったらどうする?」

「………お前さんは?」

「それが正当な理由なら別に………ただ、そこに親の罪を持ち出したなら、邪魔しに行くだろうな」

 

 正当な理由………つまりエースが海賊として悪逆に振る舞うなら、処刑されるのもやむなし。ただし海賊王の血筋という理由で殺すなら、話は別だ。

 

「スカイタートルの改修が終わり次第、漸く移住を始められる。そん時に連れていけばいい…………ところで、お前は?」

「…………解らん」

「正直だな。だが、即答されるよりは信用できる……………」

 

 

 

 

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4023:名無しの転生者

ロジャーの死後9年

 

4024:名無しの転生者

マリージョア付近

 

4025:名無しの転生者

魚人

 

4026:名無しの転生者

なんこれ?

 

4027:名無しの転生者

単語?

 

4028:名無しの転生者

なんでまた?

 

4029:燃えるスレ主

コレを集めて何が解る?

 

4030:名無しの転生者

ロジャーの死後9年後。2年後世界において15年前。マリージョア、魚人………あ(察し

 

4031:名無しの転生者

ネタバレですねえこれは。管理人さーん

 

4032:燃えるスレ主

黙れお前等。詳しくは言わなくて良い、俺は何をすればいい

 

4033:名無しの転生者

そこで出会う出会いに意味がある

 

4034:名無しの転生者

マリージョア

 

4035:名無しの転生者

奴隷

 

4036:名無しの転生者

増える!

 

4037:名無しの転生者

かわいい子が居るよ!

 

4038:名無しの転生者

減る。攻めやす邪魔だな

 

4039:名無しの転生者

騙されるな!

 

4040:名無しの転生者

>>4037俺が本物よー!

 

4041:燃えるスレ主

うるせえ

 

4042:燃えるスレ主

>>4038情報助かる。ありがとう

 

4043:名無しの転生者

そんなイッチ! 信じてくれないの!?

 

4044:燃えるスレ主

>>4038が信じて得のある情報だからだ

 

4045:名無しの転生者

確かに

 

4046:名無しの転生者

都合の良い………はいはーい、俺持ってます

 

4047:燃えるスレ主

【不適切な単語を検知しました】

 

4048:名無しの転生者

!?

 

4049:名無しの転生者

え、なにこれ

 

4050:燃えるスレ主

【不適切な単語を検知しました】

 

4051:燃えるスレ主

【不適切な単語を検知しました】【不適切な単語を検知しました】

 

4052:燃えるスレ主

【不適切な単語を検知しました】【不適切な単語を検知しました】【不適切な単語を検知しました】【不適切な単語を検知しました】

4053:燃えるスレ主

【不適切な単語を検知しました】

 

4054:名無しの転生者

イッチが何を言いたいのかわからないけどものすごくブチギレてることは解った

 

4055:名無しの転生者

ちょーしのってサーセン

 

4056:名無しの転生者

許してクレメンス

 

4057:燃えるスレ主

じゃあ具体的に何が起こるか教えろ

 

4058:名無しの転生者

マリージョア

 

4059:名無しの転生者

マリージョア

 

4060:名無しの転生者

燃える

 

4061:名無しの転生者

マリージョア

 

4062:名無しの転生者

マリージョア 襲撃事件

 

4063:名無しの転生者

全部じゃないけど、奴隷

 

4064:名無しの転生者

減る。焼きやすい?

 

4065:燃えるスレ主

焼きやすい。ありがとな、次からはふざけないなら>>4038みたいに素直にお礼を言えるんだが

 

4066:名無しの転生者

だが断る

 

4067:名無しの転生者

このスレ民が最も好きなことは、真面目な情報を欲しがっているものにあえてふざけることだああああ!!

 

4068:名無しの転生者

一緒にすんな

 

4069:名無しの転生者

でもこのスレって真面目にイッチの為に動くやつは追い出されるのよね

 

4070:名無しの転生者

イッチにお願い事があるなら情報を制限しなきゃいけないというね

 

4071:名無しの転生者

原作前に転生させておいて、なるべく原作改変させたくないのかね?

 

4072:名無しの転生者

メラメラの実を食ってんのに?

 

4073:名無しの転生者

実は炎熱系最強種ケンケンの実モデル流刃若火なんやで

 

4074:名無しの転生者

実は炎熱掲載業種ボウボウの実の炎上人間なんやで

 

4075:名無しの転生者

実は………リュウリュウの実幻想種モデルアトラスフレイム

 

4076:燃えるスレ主

どうでもいい。エースがメラメラの実を食えなかった分は、俺が鍛えるか別の悪魔の実を探す

 

4077:燃えるスレ主

カジカジの実とか…………

 

4078:名無しの転生者

ありそう

 

4079:名無しの転生者

絶妙にありそう

 

4080:名無しの転生者

超人系、発火人間!

 

4081:名無しの転生者

ありそうだな

 

4082:名無しの転生者

サンサンの実の太陽人間!

 

4083:名無しの転生者

リュウリュウの実、モデル宇宙恐竜ゼットン!

 

4084:名無しの転生者

リュウリュウの実幻想種呉爾羅

 

4085:燃えるスレ主

少なくとも動物系じゃないだろ

 

 

 

 

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 海を流される人型の生き物。しかし決して人ではない。

 ボロボロの男を空を浮かぶカガリはじっと見つめる。

 

「初めてみた………これが魚人。思っていたより、人間寄り」

 

 

 

 

 

 

「…………で、何だその妙な格好」

 

 宇宙服みたいな服を着たラチェットにバカを見る目を向けるカガリ。ラチェットはやれやれ、と肩を竦め服のスイッチを押すと中からアームが現れ眼鏡をクイッと持ち上げる。

 

「知らないのですか? 魚人はウイルスを持っていると…………」

「迷信だろ。新世界にゃ魚人島よってピンピンしたまま旅を続ける海賊も居るぞ」

「………………だ、だとしても深海で独自に進化した、我々が抗体を持たないウイルスを持つ可能せいぎょ!?」

 

 ラチェットは唐突にカガリに蹴り飛ばされる。

 

「な、何をするんですか野蛮な! これだから海賊は……え?」

 

 通路の奥から迫る拳。それがカガリによって受け止められていた。

 

「ふー………ふうー…………!!」

「目覚めて早々元気だな。まあ落ち着け、このバカを何故そんなに憎む?」

「ば、馬鹿!? この大天才たる私を馬鹿と言いましたね!?」

「………ぐぅ………」

「!? だ、大丈夫ですか!? そんな傷で無茶をするから…………!」

 

 グラリと倒れる襲撃者………魚人の男を慌てて支えるラチェット。

 

「………天竜人では、ないのか?」

「俺がこの船に天竜人を乗せるとしたら、思想が染まっていないガキだけだ。とりあえず船医室に運ぶぞ」

 

 


 

 

因みに船医はオリキャラ。いいキャラがいなかったから。

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