【悲報】メラメラ食っちゃった   作:敗北者

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255:燃えるスレ主

助けたかったのは此奴?【画像】

 

256:名無しの転生者

こいつです。ありがとう

 

257:名無しの転生者

助かったか

 

258:燃えるスレ主

助かったね

 

259:名無しの転生者

良かった良かった

 

260:名無しの転生者

お前等イッチがシャッキーの水着写真くれなかったら邪魔する気だったろ

 

261:名無しの転生者

えーなんのことかわからなーい(棒)

 

262:名無しの転生者

ところでそっちで変わったことはない?

 

263:燃えるスレ主

妹分が指名手配された。初の懸賞金が八千万だ

 

264:名無しの転生者

どう思います? やっぱり政府は許せねえよなぁ!?

 

265:燃えるスレ主

まあ九蛇は元々略奪タイプの海賊だしな。相手は選べと言っているが

 

266:名無しの転生者

おう、さっぱりしてる

 

267:名無しの転生者

まあ海賊団の頭だしな

 

268:名無しの転生者

そういや今どれくらいの規模で、懸賞金は?

 

269:燃えるスレ主

本船には大体3000人。傘下は戦闘員だけなら10万人ぐらいだな。

 

270:名無しの転生者

多くね?

 

271:名無しの転生者

いや、本船には少ないと思うぞ。カイドウやビッグ・マムの本拠は万を超えてるはず。

 

272:燃えるスレ主

ちゃんとした拠点を持ってないからな。そろそろ手に入れに行くが

 

273:名無しの転生者

お、どこどこ?

 

274:燃えるスレ主

おれの故郷

 

275:名無しの転生者

おお

 

276:名無しの転生者

とうとう取り戻しに行くのか

 

277:名無しの転生者

きたー!

 

278:名無しの転生者

やっちまえー!

 

279:名無しの転生者

世界政府のお膝元ってことだけど、まあイッチなら恐れる理由はないな!

 

280:名無しの転生者

これから毎日天竜人を焼こうぜー!

 

281:燃えるスレ主

毎日は焼かねえよ

 

282:名無しの転生者

そうか

 

283:名無しの転生者

そういやイッチが消し飛ばした分はどうなったん?

 

284:燃えるスレ主

二人の能力持ち中将が土地を埋めて、上に新しい家を立てたらしい。

 

285:名無しの転生者

土地を戻せる中将?

 

286:燃えるスレ主

マグマとマグマを冷やす係

 

287:名無しの転生者

ブッホwww

 

288:名無しの転生者

未来の大将達が土木作業!!

 

289:名無しの転生者

何やらせてんすか天竜人

 

290:名無しの転生者

これは赤犬さんの天竜人嫌いが加速しますわー

 

291:燃えるスレ主

楽しそうだなお前等

 

 

 

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 

 極めて危険な海賊達がいる。

 四皇と呼ばれる強者達。

 

「現在四皇と呼ばれる極めて危険な海賊達。その一覧です!」

 

 と、海軍本部にて将校を集めた会議室にて、手配書が壁に貼られる。

 

「かつて海賊王ゴールド・ロジャーと渡り合った怪物、「白ひげ海賊団」船長エドワード・ニューゲート! 懸賞金50億4600万ベリー! 「百獣海賊団」総督【百獣】のカイドウ! 懸賞金 44億1110万ベリー! 続いて「ビッグ・マム海賊団」船長シャーロット・リンリン! 懸賞金40億8800万ベリー!」 

 

 次々貼られていく手配書は高い懸賞金をかけながらも、海軍すら迂闊に手を出せない新世界に君臨する覇者達。

 

 そしてそこに加わる、新たなる皇帝。

 

「海賊、非加盟国を束ね非戦闘員を含めれば4つの中で最大の人数を誇る「アカツキ連盟」盟主【炎魔】ウルカス・カガリ! 懸賞金30億1190万ベリー」

 

 僅か23歳にして海賊王時代から生きる怪物達に並ぶ大海賊。幼少期に故郷の民を皆殺しにし、その後海賊や海軍を襲い少しずつ戦力を増加。

 数年後平和な島であったバテリラを襲撃したシリアルアーソニスト。

 

「しかもビッグ・マムと炎魔は度々衝突を繰り返すも殺し合いに発展したことはなく、なんらかの繋がりがあるとされています。もしこの2つの海賊団が手を組んだ場合、現在の勢力図は大きく傾くことでしょう」

 

 故に最大の注意をはらいつつ、しかし敵対する際には気をつけなくてはならない。海の皇帝というのは、それだけ厄介な存在なのだ。

 

 そして、近頃新たに名を上げる赤髪の海賊もいる。姿を消した金獅子のシキも……。

 海賊王の死から10年以上。大海賊時代は、まだまだ仮初の平穏すら程遠い。

 

 

 

 

 

 フレバンス王家。

 恐ろしい感染症から生き延びた奇跡の王族? 国を見捨てた無責任な王族?

 そんな評価すら生温いだろう。

 彼等は感染症に見えるそれが、代々体に蓄積された珀鉛による中毒だと知っていた。

 

 100年も前から、その危険性を知っていた。そのうえで、金に目が眩み同じく金に目が眩んだ世界政府と口裏を合わせ公表しなかった。

 

 決してすぐ死ぬ毒ではなくとも、子孫に蓄積されていく毒は老若男女同時期に症状を発症させ、それが感染症と思われたのが真実。

 

 王族はそのまま国外に逃げ出した。発掘の現場には訪れたりしていない、健康な体で。

 そして、その王族の王子がある島の管理を任された。

 

「お任せください! 鉱石発掘において、我々以上の働きを出来る王族などいないでしょう!」

 

 そう意気揚々と答えた王子は妻を連れ島に移り、シャボンディ諸島で()()()()()()()もらい、その島に訪れた。

 

 巨大な火山が存在し、様々な鉱石だけでなく、島独自の鉄鉱石により造られる金属もあるという。特殊な金属など、まさに自分達に相応しい。

 

 

 

「ぜぇ、はぁ…………」

 

 鎖で手足を繋がれた国民は、現場監視員達と違い防塵マスクを渡されず肺を患う。

 アチラコチラで咳の音が響き、痰の匂いが鼻につく。

 

「作業が遅れているぞ!」

 

 と、銃床で殴りつける現場監視人。痩せ細った男が倒れる。立ち上がらないのを見てもう一度蹴ろうとするが、大きな手がそれを止める。

 

「ぼ、僕がじいちゃんの分働くから…………」

 

 4メートルはある大男。土で汚れた巨体は妙な迫力があり、思わず後退る。

 

「さっさと作業に戻れ!」

「うん………」

「悪いなぁ………」

「だ、大丈夫。僕、硬いから!」

 

 むん、と力こぶを作る大男。坑道が崩れた際、岩を一人で掘り進んで出てきたこともある。血だらけになりながらも他の者達を救い出した。

 

「……………!!」

 

 と、ズズズと島が揺れる。ここ最近、火山が活発に動いているのだ。

 だが、王族達は港に建てた何時でも逃げられる屋敷でふんぞり返り作業を続けさせる。

 

 一度落ち着くまで島を出る? 島民を乗せるだけの船も、何処かに泊めてやる金も勿体ない。それに、何年も経っているのに例の金属の材料が見つからない。

 

 先住民が己の武器や家を造るのに使っていたとされる金属。元々外に出回るのは稀。

 家を解体し誤魔化しているが、最初に家を壊しすぎてそろそろ尽きる。天竜人にはもっと寄越せと言われている。

 

「使えん屑どもめ! 我が祖国の民を見習え!」

 

 とは王の言葉。

 ()()()()()()()()使()()()()()祖国の民の、なんと素晴らしいことか。

 

「本当にあるのかね………そんな金属」

 

 作業を続けながら、聞こえぬように吐き捨てる老人。

 もうとっくに原住民が掘り起こしきってしまったのではないか、と老人が呟く。なら自分達は、この島がなくなるまで掘り続けさせられるのだろうか。

 

 また揺れる。先に生き埋めになるかも知れない。

 

「だ、大丈夫……」

「?」

「島の動物達が、最近ずっと同じ方向を見てる」

「…はぁ?」

「王様が、戻って来るって………」

「お、おいおい………」

 

 既に王は居るのに王が戻るなど、先住民のことを指しているのだとしたらなんと不敬な。

 

「聞こえたぞ貴様! 我等が王に対する反逆か!?」

 

 銃声が響く。血が流れる。

 

「…………痛い」

「え………?」

 

 現場監視員は銃を見て、大男を見る。当たったよな、今………。痛い? え? それだけ?

 労働者達は慣れたのか気にしてない。監視員がこの区画に来たのは、最近だ。

 

「っ! れ、れんた………!?」

 

 連帯責任だと叫ぼうとした瞬間、島全体が激しく揺れる。パラパラと土埃が落ちてきて、監視員はヒィ、と尻餅をつく。

 

「と、兎に角作業に戻れ! サボったりしたら、飯は抜きだからな!」

 

 そう言って走り去る。入り口辺りまで逃げたのだろう。

 

「……………帰ってきたって」

 

 

 

 

「随分とまあ、穴だらけにしてくれやがって。おまけに価値も解らねえらしい」

 

 あちらこちらに見える坑道の入口に加え、ビーチは屑石として捨てられたのであろう石で埋まっていた。

 見張りの船がこちらに気付く。

 

『ア、アカツキ海賊団!! 此処から先は天竜人の私有地だぞ! 引き返せ!』

「……………」

 

 大砲を向けてくる船に向かい指を鳴らす。ボウッと炎上。それが合図だというように、島の中央の火山がボゴゥ! と煙を吐いた。

 規模こそ小さいが、噴火だ。ガラガラと落ちる大きな岩が港を焼いていく。

 

「すげー船長!」

「知らねえのかコーラ。船長は火山すら爆発させられる!」

「今のはおれじゃねえよ。たまたまおれ達の襲撃が被っただけだ。んじゃコーラ」

「おう! あんたの影響で出る音はぜんぶ消えるの術だ!」

 

 パンと音がなりそうな勢いでカガリを叩くが、音は出ない。

 カガリは見聞色で屋敷にいる昼間から酒を飲んでる男に向かい熱線を放った。音は出ない。

 

「「「音が出ないとなんか地味だな〜」」」

 

 屋敷の一部が融け酒を飲んでいた男が落ちてきた溶岩に融かされたが、音は鳴らない。しーんとした光景に何人かの船員は不満の声を上げた。

 

 カガリは気にせず炎を噴出しながら島に向かって飛ぶ。居住区の一角が一瞬で炎に包まれたが誰も気付かなかった。

 

 

 

 

「…………………」

 

 折れた大剣。蔓に絡みつかれ、苔むしたそれに見覚えがある。父の剣だ。

 岩に深々と突き刺さり、回収されなかったらしい。それを片手で引き抜くカガリ。岩が砕けるも、音は出ない。

 

 その日静かに、だが確かに激しい炎がペレンの各所で燃え上がった。

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