【悲報】メラメラ食っちゃった   作:敗北者

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主人公の身長は365センチ
コラソンが大きいは、主人公の前世基準

ハイデッガーバスあるやん?それよりちょっとデカい


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「じゃあ兄貴は暫くこの島にいるのか?」

「いいや、軍艦島を中心に、交易のある島を回るからな」

 

 因みに海軍の管理がしっかりされてる島は避ける。

 平和故に悪魔の実に疎い海兵はともかく、本部の海兵なら悪魔の実の重要性も知るから人海戦術で先に取られかねない。

 

 カガリ達がこの海にいるとバレれば本部は必ず動く。四皇故に戦えずとも、原因を探すはず。その過程でエースの存在が見つかれば目も当てられない。

 

 まあ、有力な情報があれば向かうが。適当に悪魔の実をおいておけば政府が勝手にそれ狙いと判断するだろう。カガリは何気に悪魔の実を集めていたし。

 

「そうだエース、お前にコレを渡しておこう」

 

 と、カガリはエースに宝箱と鍵を渡す。

 

「必要になった時、鍵を使い箱を開けろ」

「必要な時って?」

「さあな。それがどんな状況かは解らねえが、コレがお前に役立つのなら、きっと無くさずそこにあるはずだ」

 

 

 

 

「良いかてめぇ等! ルージュの飯残したらぶっ飛ばすからな!」

「うるせえダダン! てめぇこそ母さんの飯汚く食うんじゃねえぞ!」

「「おかわり」」

 

 ダダンとエースが罵り合うなかサボとカガリがおかわりを要求する。

 

「「「ワフ!!」」」

「てめぇ等は食うなよ!」

 

 ちゃっかり森の狼達もご相伴に与っていた。エースの言葉に器用に頭をかく。

 

「まあ良いじゃねえか。こうして鹿を狩ってきたのは此奴等だ。あ、内臓はこいつらにやれ。消化中の植物だ……まあ狼は肉食寄りの雑食だが」

「別に内臓なんて食わねえよ」

「おれは食うがな。よく洗った腸とか」

「うえ〜」

「何言ってやがんだエース、動物は内臓までうめえんだ」

 

 山賊ではあるがガープが怖くてまともな活動の出来ないダダン一家はルージュが来てから完全に悪事から手を引き、食糧難になった際洗った内臓も食ったのでその美味さを知っている。

 

 エース達が知らなかったのは、ダダンがこっそり独占していたからだ。ルージュには子供の体には悪いだの嘘をついていた。

 

「因みに内臓を先に食うのは上下関係の刷り込みにも使えるぞ」

「だからその狼達はお前に内臓食わせようとしてたのか」

 

 さきほど、狼達は腹を食い破り内臓を取り出すとカガリの周りに置いていた。酸っぱい匂いが立ち込めていた。

 

「なあ兄貴! 航海術について教えてくれよ!」

「うちの船は航海術はあまり必要としねえから本しか渡せねえぞ。偉大なる航路(グランドライン)では基礎にしかならねえし」

 

 因みに天候予報士もいるが、予報というか予知というか………。名前以上の性能だった。

 悪魔の実図鑑の今の出版社には名前の変更届を出したが果たして変わるのだろうか? 初めて発見した奴が名前を決めるからな。

 

「新世界にゃこっちの常識は通じねえ。それを頭に叩き込んでから挑むんだな」

「おう!」

 

 と、元気に返事をするサボ。

 

 

 

 

「シャンクス〜! おれも連れてってくれよ〜!」

 

 ルフィはシャンクスに連れて行ってほしそうにせがむ。ただ、ルフィの性格では海軍や他の海賊に出くわせば前に出ようとしそうなので却下だ。

 

「よお、そっちの船の準備は出来たか?」

「おう来たか………そいつは?」

「見習いのテリアだ」

「よろしくお願いします!」

 

 今や5メートル。そのうち8メートルとか行くのだろうか? 人間で8メートル超えというビッグ・マムという前例もあるわけだし。

 

「荷物持ち、戦闘、頑張る! ます!」

 

 子供好きの海賊達、これにはほっこり。

 

「船長は、僕に悪魔の実も、武器もくれた!」

 

 それは斧というにはあまりにも大きかった。大きく分厚く、そして大雑把だった。それはまさしく鉄塊だった。

 下の方が長く柄まで伸び、手を狙った攻撃から手を守る。そんな機能性を加えた鉄塊だった。

 誰がなんと言おうと、鉄塊だった。

 

「ちなみに斧の形をしているが刃は研いでいない、打撃武器だ」

「すごーい! テリア、力持ち〜!」

「すげーな! おれとウタが寝っ転がれるぞ!」

「ありがと、ウタ、ルフィ」

 

 子供同士、早速仲良くなったようだ。

 

 

 

 

「〜〜〜♪」

「――!!」

 

 甲板で歌うウタを頭に乗せ、真似して歌うテリア。モフモフの茶髪にウタの下半身が隠れている。

 

「お、軍艦まだいるよ」

「随分遠くからずっとつけてきてるな、なんのつもりだ?」

「どれ………ふむ、この気配は海賊が略奪するのを待って後から奪って懐に貯めるタイプだな」

「そうか、喧嘩を売ってこないなら見逃してもいいと思っていたが………野郎共、戦闘だ!!」

「「「おおおおお!!」」」

「うおおおおお!!」

 

 と、テリアが一足先に飛び出す。ウタはキチンと置いていっている。甲板を走り、船の端に来ると勢い良く跳ねる。その衝撃で船が傾いた。

 

 異変に気づいた軍艦から砲撃が飛ぶが、咄嗟のことで照準が合わせられない。そのまま斧が振り下ろされ、軍艦は真っ二つに切れ………いや、刃はないから真っ二つに割れた。

 

 断面の木材がささくれ立ち金属板はひしゃげ、大型の海王類にでも出くわしたかのような有り様だ。

 

「強いな」

「15歳ならあんなもんじゃね?」

 

 感心したシャンクスに、生粋の戦士一族出身に加えビッグ・マムの血統とよく会うカガリは少しずれた反応を返す。

 エースとサボも、力の問題で軍艦を一撃で破壊できずとも、東の海(イーストブルー)の軍艦程度なら一人で制圧できる程度にはなってもらわないと。

 

「船長、赤髪さん、ただいま!」

 

 と、戦利品を持って戻って来るテリア。戻る際も思い切り跳ね、その衝撃で軍艦がさらに沈んだ。

 

「すごーい! 今のがテリアの悪魔の実!?」

「ううん、僕、まだ使ってないよ」

「そうなんだ!? すごいすごい! 船が真っ二つ!」

 

 キャッキャッとはしゃぐウタを見て、シャンクスはキョロキョロ辺りを見回す。恐らくは自分も軍艦を真っ二つにするつもりだろう。

 しかし残念なことにエレジアにつくまで海軍は来なかった。

 

 代わりに海賊が襲ってきたのでぶっ潰して宝を奪い、途中の島で食料を貰い港に停泊させて貰う代わりに宝を渡す。

 

 無人島で宿泊する際にはシャンクスとカガリがどちらがより大きな獲物を取ってくるか勝負になり、ベックマンが止める間もなく島の森へと走り出す二人。

 

 島の主を同時に見つけ、どちらが狩るか決めるためにその場で主をそっちのけで勝負を始める。

 

神避(かむさり)!!」

闇絶(あんぜつ)!!」

 

 嘗てこの海の王となった男の技と、夜闇を裂いた伝説を持つ島に伝わる奥義が触れ合うこと無くぶつかり合う。

 主は海の彼方まで吹き飛ばされ海王類に食われたが、だんだん楽しくなってきた二人は気付かず島の形を変えながら戦い、ベックマンが拡声電伝虫を使いウタの歌で二人を眠らせ縛り上げた。

 

 

 

 

 

「見えてきたぞ〜!」

「「無人島か!?」」

「無人島じゃねえ座ってろ」

 

 見張りの言葉に反応するシャンクスとカガリをベックマンが止める。テリアはオロオロしてる。

 船長か、お世話になってる船の船員のどちらの味方をすれば良いのか迷っているようだ。

 

「エレジアが見えたんだよ!」

「おお、ついに!」

「やってきたぜ、音楽の島エレジア!」

「世界中から集まった美しい歌姫も多いって話だ!」

「カガリはその手の話興味ねえのか?」

「なくはないが見合い申し込まれてる身としてはなんだかバツが悪くてな」

 

 その手の店に行こうとした時に定期的な襲撃に来たポワールに見つかって泣かれてから特にバツが悪い。

 その時はその島で遊んで許してもらった。

 

「お前見合い受けてるのか……」

「海賊だがな………」

「お前に合う海賊団か?」

 

 つまり略奪とかしない海賊団かと尋ねてくる。普通に略奪する海賊団だ。

 

「それよりもおれはエレジアでは顔を隠そうと思うんだが、これどう思う?」

「すごく、怖い」

「おい、ウタを怖がらせるな」

「骨は駄目か。ウチの海賊団では人気なんだが………じゃあこれか」

「「「ぎゃー! すごく怖ーい!!」」」

 

 リアルな向日葵の仮面を被るカガリ。人の体にリアルな花がついてると、目茶苦茶不気味で海賊達が騒ぐ。

 

「え、なんで? かわいいよ?」

 

 ウタには好評だ。

 最終的に普通の仮面を被ることになった。

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