ソード・アートオンライン〈黒の剣士と白の拳士>   作:黒川可憐

1 / 3

どうも、はじめまして。黒川可憐です。あまりおもしろくないかもですが、見ていってください。


~第一章~アインクラッド
第1話


振り下ろされる剣を、後ろに体をずらしてかわす。

 

何度も見てきたが、慣れることはない。

 

何故なら、あの剣で斬られれば、自分のHPはそれだけ減ってしまう。言い替えれば、自分の命を削られている。

 

また相手の剣が振り下ろされそうになったとき、大きく後退する。

 

「あいつ、大丈夫かな……?」

 

今は近くにいない相棒のことを思う。

 

俺も、あいつも、そう簡単には負けたりしないが、それでも心配ではある。

 

だからといって、目の前の《敵》―――二メートルはあろうかというトラ男のようなモンスター《ビフロンスタイガー》は、情けをかけたりしてくれるわけじゃない。

 

今もまた、両手で握っている両手大剣でこちらに突撃しようとしている。

 

「考えてる暇はないか……」

 

そう言い、俺も攻撃に備えて身構える。

 

「グルオオオッ!!」

 

圧倒するような咆哮をあげ、こちらに突撃してきた。

 

―――両手用大剣スキル上段ダッシュ技、《アバランシュ》―――

 

そう判断した途端、俺は奴の懐に飛び込んだ。

 

本来なら、距離を置き、その状態で見切るのが、効率的だ。そう、本来なら。

 

そうして肉薄した俺に容赦なく、剣を振りおろしてくる。

 

俺はそれを紙一重でかわし、奴の顎に強烈なアッパーを見舞った。

 

―――体術スキルの単発重攻撃《ブレイドアッパー》―――

 

スキル発動後の一瞬、つまり、カウンターに成功すると、通常より威力が増加するそれを、ぶちこみ、残り半分にまで減った奴のHPを一も残らず奪いさった。

 

瞬間、奴は少しの断末魔をあげ、ポリゴンの欠片となって消えた。

 

俺はその場に腰を降ろした。直後―――

 

「お疲れ、カイト」―――

 

と、話しかけてきたプレイヤーがいた。

 

「いつから見てたのさ?」

 

「き、気づいてたのか?」

 

「当然だろ、キリト」

 

と、俺はそのプレイヤー、キリトに言った。

 

キリトも俺と同じく狩りをしていたのだが、どうやら終わったらしい。

 

「そろそろ帰るか?」

 

と、俺は少し疲れた様に言った。

 

「そうだな」

 

と、キリトが言ったため、俺は腰を上げる―――。

 

と同時に聞きなれない鳴き声を聞いた。

 

「なあ」

 

「ああ」

 

俺もキリトも少し上機嫌で言う。

 

こういった知らない音などは、なにかラッキーなことがあるかもしれないのだ。しかしその逆もあるのだが。

 

《索敵スキル》の熟練度が高いと、隠蔽〈ハイディング〉状態のモンスターやプレイヤーを見破ることができる。

 

それは樹上にいた。ウサギ型のモンスター《ラグーラビット》

 

「「っ」」

 

俺とキリトは同時に息をのんだ。

 

《ラグーラビット》は超のつくレアモンスターだ。

 

こいつから取れる肉だが、相場が半端じゃないのを知っている。

 

「どうする?」

 

キリトが聞いてきたが、俺は迷わず

 

「当然倒す」

 

と、俺は少し強めに答えた。

 

「倒すっていっても、あいつ逃げ足メチャクチャ速いっていうぜ。どうするんだよ?」

 

「忘れたのか?俺投剣スキル完全習得〈コンプリート〉しただろ?」

 

「あっ!そうか!じゃ、やってくれよ」

 

「いいけど、狩るの俺なんだからなにか出たら俺のな?」

 

「そ、それは……」

 

と、キリトは口ごもる。

 

「冗談だよ。じゃあもし出たら、公平にジャンケンな」

 

「ああ。悪いな」

 

「いいって。じゃ、やるぜ」

 

「ああ」

 

俺が言うと、キリトも強く答えた。

 

俺は投擲用のピックを抜き、ラグー・ラビットに狙いを着けた。そして―――

 

「セッ!!」―――

 

気合い一閃俺は奴に向かって投剣スキルの基本技《シングルシュート》を放った。

 

放たれたピックは狙い違わず、ラグー・ラビットに直撃し、一発で、そのHPをゼロにした。

 

「よし」

 

「お見事です」

 

俺の動作にキリトも平伏。

 

すぐさまアイテム欄をチェックすると、それはあった。

 

―――《ラグー・ラビットの肉》―――

 

「よし。肉ゲット。んじゃ、早速…」

 

「ああ。望むところだ」

 

俺の呼びかけにキリトも答えた。

 

そして

 

―――「「ジャンケン」」―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんな…馬鹿な…」

 

「いや~悪いな~こんな高額なもの」

 

「お前がやれば良かったんだ…そしたら少なくともこんなことには……」

 

「まあそんな言うなって」

 

と、キリトは言うが、正直かなりショックだ。

 

結局勝ったのはキリト。

 

何にもしてないのに戦利品だけかっさらっていった。

 

理不尽だ。

 

「取り敢えず転移結晶使って帰ろうぜ」

 

「お前がだせ」

 

「わ、分かったよ。そんな根に持つなよ」

 

とは言うが、超レアアイテムを取られて、根に持たないのも、どうかと思う。

 

「で、その肉どうすんだ?」

 

俺はキリトに聞いた。

 

すると、

 

「うーん。料理スキルなんか上げてないから売るかな~」

 

「だろうな……ん?なんか忘れてるような……」

 

「じゃ、行こうぜ。準備はいいか?」

 

「あ?ああ…」

 

俺が少し戸惑っていると、キリトが聞いてきた。まあ気のせいだろう。

 

―――「転移!アルゲート」―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





改めて、はじめまして。黒川可憐です。はじめての投稿で少し緊張しました。
いろいろと他の方々の作品を見て、レベルの高さに、正直恐れ入りました。
こんなダメダメですが、読んでいただけると、幸いです。
感想、指摘など、ありましたら、いろいろください。お願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。