混じり、あっているのかもね。
【追記】
一部修正。
勝ったあの日から、俺の"そこそこ"はそこそこではなくなってしまった。
(キツ…)
走るたびに取るはずだった進路を取れないように囲まれたり何だり。
また出る場所も前見たく少々閑散としたところではなく、人がたくさんいるところに。
そして、そんなレースは他のヤツの強さも半端じゃないから、そこそこでいたくともいられない。
んで、そんなレースに出てばっかだから、前みたく閑散とした方に出るといとも簡単に勝っちまって。
いわゆる…、
(アレ…?前まで、どうやって走ってたっけ…?)
いくら寝ても食っても疲労がとれない体。
でもか見放されたくないから、がむしゃらに走る。
結果、ますます疲労はとれずに……の悪循環。
(俺って一体、何してんだろ……)
空を見上げると、憎いぐらいに晴れやか。
しかし俺の体は、ギシギシキシキシ。
(はぁ〜)
調子いいって、どんなんだったか。
いや、まだ立てるし歩けるし走れるから大丈夫か。
俺を勝ったあの御方からも
『ピット…』
へーへー、ンな心配そうな声出すなや。
上のお前が心配することは何もねェし。
『……、』
だから、そんな顔すんなっての。
お前こそ大丈夫か?
前みたいに怒られてないか?
俺みたいなヤツに付き合ってたら、お前の体もボロボロになるぞ。
…なんて。
(まァ、そんなヤワな奴じゃねェか)
あの甘ちゃんが良い顔するようになった。
精悍っての?
『ピット……』
(あァ?)
『ピットは、すごい』
(……は)
『だから、大丈夫』
(……)
いや何が?
…とか、思ってましたら。
───────
─────
───
「…うげぇぇぇ、」
誰もが寝静まった夜半、そのウマ-マネーピットは飛び起きた。
寝間着替わりの、昔対価に他人からもらった中学時代のだというジャージは冷や汗で寒いくらいで。
もう一度寝直そうにも、身体中にある痣の部分がツキツキと痛むから。
「しゃーないしゃーない」
はぁ、とため息を吐いて、部屋の外に出た。
この時間なら寮長も起きてはいまい。
足音を殺すことには慣れている。が、
「ピットくん」
(ビクぅッ!)
「どこ、行くの」
「いや…ンだよ
「ピットくんが起き上がるのが見えて」
「……あっそ」
「うん。…ねぇ、また行くの?」
「行くなっつったってテメーは着いてくるんだし。…いいだろ別に」
「ははは、」
「俺みたいなヤツに付き合うとさぁ」
「さぁね」
優等生の癖に。
そんな同室-エクスクイジットの様子に、マネーピットは変な顔をする。
「センコーの奴が今のお前を見たら『信じられない!』って顔するだろうな」
【金食い虫】:
マネーピット。
深層的に、染み付いているのかもね。