ついにたどり着いた
我々の新しい水槽だ。
早速ここに居る生物を駆逐しよう。
それが我々の使命なのだから・・・
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日はトーナメント当日。
初戦は凰鈴音VS織斑一夏である。
ピット内では1組の主な人物が揃っている
「一夏さんいよいよ戦いの日が来ましたわね!」
セシリアが一夏に話しかける。
「あぁ俺もなんだかワクワクしてきたよ。っても鈴はなんだか俺を倒したあとラムさんを倒すとか滅茶苦茶不機嫌そうに言ってたんだけどなんかあったのか箒?」
「なんでも真条は鈴の知らない子を部屋に入れたとかなんとかと言っていたが・・・すまない、詳しくはしらん」
「何だそりゃ?遊ぶ約束でもすっぽかされたのか?」
「だから知らんと言ってるだろ、それよりそろそろ試合に向けて精神統一しておけ」
「確かにな、相手は鈴だしなぁ・・・」
箒にそう言われ一夏はこれから戦う相手のことに考えをめぐらせた。
自分の幼馴染の一人で中学の頃に別れることになったがまさかIS学園で再開しようとは・・・。
しかも真条ラムとは知り合いで格闘で戦っていたという話もあるぐらいだ。
冷静に考えると・・・
「とんでもないヤツが初戦に当たったよなぁ・・・」
「一夏さん!弱気では勝てませんわよ!ここは訓練を思い出すのですわ!」
「そうだぞ一夏!私とセシリアと真条で散々鍛えたではないか。
ここで一夏君の特訓メニューを晒そう。
①セシリア・オルコットによる射撃回避訓練。結構まともなんだがビットの練習台にされているような気もする。
②篠ノ之箒による接近戦。結構まともなんだが技の練習台にされているような気がする。
③たまに真条ラムによる処刑。
「・・・ただの地獄だよッッ!!!」
「でも一夏さん後半のほうは結構回避していましたわよ?」
「私の技も結構流したではないか」
「一夏さんって飲み込みが早いから結構教えるの面白いですわよね箒さん」
「うむ、こちらとしても次はどうしてくれようかと考えるからな」
「コレが終わったらもっとハードな練習にしましょう」
女子二人が恐ろしい会話をしている。
「アーアーキコエナイー」
一夏は現実から逃げ出した。
「そういえばラムさんは来てないのですか一夏さん?」
「あ、そうなんだよなー来てないんだよ、せっかく特訓(?)の成果が見せられると思ったのにさ」
そう一夏たちが話し込んでいると。
「あ~真条さんなら体調崩したのでおやすみですぅ~」
パトラ子が彼らの質問に答えた。
「えぇ!?だってラムさん昨日普通にしてたじゃないか!?」
「なんか熱っぽいってさ。何してたんだろうね?」
そんなこんな話しているうちに試合の時間は迫っていた。
「一夏、時間だ用意はいいか?」
千冬先生が声をかける。
「バッチリいけるぜ!千冬先生!」
白式は勢いよく飛び出した。
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「来たわね一夏!アンタを倒してリムのやつにリベンジしてやるんだから!」
「いや、別にそこに俺絡める必用なくないか!?」
「問答無用!覚悟!!」
そして二人の戦いは始まった。
「ほらほらぁ!どうしたどうしたぁ!」
「くぅ!」
前半は凰が有利に戦いを進めていたが、凰の攻撃の癖をかすかに読めてきた一夏が徐々に回避し始めた。
「まだまだぁ!今度はコッチから行くぞ鈴ッ!!」
「面白くなってきたじゃないさ一夏ぁッ!」
衝撃砲も武器に攻める凰と零落白夜を一撃必殺のチャンスをうかがいつつ攻める一夏。
二人の戦いがクライマックスまで達した時。
「いまだ!零落白夜あぁぁ!!!」
「させるかぁ!!鉄山靠!!!」
二人の技が激突しようとしたその刹那。
雷鳴が響き渡り乱入してきたのだ。
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乱入者が暴れている。人の決闘を邪魔したばかりか自分達を殺そうとまでしてくるのだ。
許されることではない。
凰と一夏は自分達の持てる力を活かし乱入者と戦う。
しかし、彼等は、いや。ハッキングされてまともに機能しない施設にいる者達は知らない。
襲撃者よりも危険で、そして最悪な者達が来ることを。
そしてそれと闘う者の存在を。
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簪は寮内の廊下を歩いていた。
本来ならトーナメントを見なくてはいけないのだろうが、パトラ子から真条の体調が悪いという話を聞いて見舞いに行くことにしたのだ(膝枕の件以来簪と真条はよく会っていて、そのときにパトラ子とは友人となった。簪からすると本音が増えたようなものだが)
だが肝心の真条が部屋にいなかったのだ。
おかしいと思い真条を探しているときふと窓の外を見る。
「え?」
簪は驚いた。
地面から一筋の光が空へ向かっていったのだ。そしてあの光を生み出して飛んでいたものは・・・
「I・・・・S・・・・?」
空へと向かった存在をはっきりと見た。
果たしてあれは何だったのだろう?
簪は先ほどみた光景を頭の中で繰り返していた。
ISだろうか?少なくともそう見えた。
しかし、何か違う。曲りなりともISを作っている自分だ。
先ほどの機体が出していた雰囲気はISのそれではなかった。
「なにが起こっているの・・・・?」
簪は訳の分からない不安感に襲われるのであった。
いよいよ本題に入れそうです。
しかし本編のカットしまくりである。