1986年10月4日17時10分
今現在、ゲストハウスにいるのは、戦人、霧江、留弗夫、朱志香、譲治、真里亞、原次、南條、紗音の9人。行方不明となっている金蔵、嘉音、シェカの3人。すると、戦人がアリバイを聞いた。
「ごめんだけど…みんなのアリバイを聞いていいか?言ったら悪いけど、内部犯の可能性もあるんだ。最初のは、アリバイ不十分だと思うから…俺、親父、霧江さんが、屋敷に向かった時のアリバイを教えてください。」
「仕方ありませんな。【私は源次さんとチェスをしていました。】」
「【南條先生が証人でございます】
「【僕は真里亞ちゃんと一緒にいたよ。】」
「【譲治お兄ちゃんといたよ。】」
「【私は…お嬢様と一緒でした。】」
「【紗音と一緒だ。】」
「……どうなってんだよ。全員にアリバイがあるじゃねえか!?やっぱり、外部犯か。」
「秀吉さんが持ってた銃が無くなってた。それと、【血痕が付着している雨ガッパとビニール袋が見つかった。】
「雨ガッパとビニール袋?」
「返り血を防ぐためね。」
「……絶対許さねえ。俺がぶっ飛ばしてやる!」
ゲストハウスの外にいる黄金蝶が、屋敷の方に飛んでいくと、ベアトリーチェが姿を現した。
「第二の晩も終わったか。シュカが儀式を終えても【六件島から生きては出られない。】黄金郷の扉が開かれれば、魔女の宴が始まるだろう。残忍な殺し方よりは、マシなのだろうが。」
すると、ロノウェが姿を現した。その隣にはガァープがいる。
「ロノウェから聞いたわよ。碑文の謎が、戦人と譲治に解かれたそうじゃない。」
「今となっては、関係無い話ではあるが……」
「だったら、私の力で彼等をゲストハウスから、別の場所に移動させるわよ。何かの力で、魔法に枷があるけど……」
ガァープからの提案に、ベアトリーチェは選択を迫られる。シェカの儀式を妨害するには、ガァープの力が必要となる。暫くして、ベアトリーチェの決断は………
「仕方無い。ガァープ、準備するのだ。ロノウェはゲストハウスに結界を構築しろ。戦人がゲストハウスから出なければ、結界は破壊されることはない。」
「畏まりました。お嬢様……」
ロノウェは無数の黄金蝶で、ゲストハウスを囲い、結界を形成する。ガァープも魔法の準備に取り掛かる。
「…………魔力妨害があるから、完璧にとはいかないわね。」
1968年10月4日17時55分
源次がお茶の用意をすると、譲治と朱志香が手伝いをするようで、皆にカップを配る。
「戦人はいないのか?」
「戦人様なら、いとこ部屋で仮眠をとっています。疲れたみたいで……」
「仕方無いよ。戦人君は寝かせておこう。」
「そうだな。後で、俺が起こしてくる。お茶いただくよ。」
戦人以外の全員がお茶を飲むと、急に眠気に襲われてしまった。
「眠…まさか、お茶に睡眠薬が……」
「もう…無理だぜ…」
眠気に耐えきれずに、眠ってしまった。
「今のうちね。」
ガァープの魔法で、ゲストハウスにいた【戦人以外の全員が、いなくなってしまった。】