うみねこのなく頃に   黄金の魔女の支配   作:ノック

24 / 61
影の者殲滅戦   捜索

ベアトリーチェは、上空で影の者に操られた人間と戦闘していた。

 

 

「く、ゲストハウスから移動させたのが、仇となったか。」

 

「ベアトリーチェ卿。もう、儀式の邪魔はさせません。おとなしく引いてください。」

 

8体の影の者を従えているのは、勇気の魔女シェカだった。この事実にベアトリーチェは、目を見開いている。

 

「シェカ卿!?やはり…」

 

「この力を使い、儀式を完成させます。黄金郷の扉を開けさせて貰います。」

 

 

シェカは8体の影の者をベアトリーチェに攻撃させる。その攻撃は命中する前に、穴の中に消えた。

 

「ガァープ。助かったぞ!」

 

「彼女の目的は儀式の遂行でも、やり方が好みじゃないわね。」

 

「防がれましたか。」

 

「何故、このようなやり方でやるのだ!?」

 

「こうでもしないと、見てもらえないからですよ。」

 

シェカは影の者に、力を与えると槍を出現させて、ベアトリーチェに攻撃する。黄金蝶となり、槍を避ける。

 

「何を言っているのだ?」

 

「私は…見てもらいたいがために、儀式をしてるんです。」

 

シェカは8体の影の者に、ベアトリーチェに総攻撃命令をするか、何故か1体だけが動かない。

 

「な、何故動かないんですか!?」

 

その1体の影の者は、シェカを一瞬だけ見て、悲しそうに消滅した。

 

「そ、そんな……」

 

シェカは何故か、落ち込んだ表情になり、その場から姿を消した。シェカがいなくなったことで、影の者を指揮する存在が消えて、消滅した。

 

「………ガァープ。7体の亡骸を屋敷に移動させよ。儀式は終わったのだ…」

 

「わかったわ。」

 

7体の亡骸…霧江、留弗夫、譲治、真里亞、源次、南條、紗音の7人の遺体を屋敷に移動させたガァープ。

 

「……スッキリしないわね。私も帰るわ…ベアトはどうするの?」

 

「戦人を観測してから戻る…」

 

「わかったわ。」

 

ガァープは姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

1986年10月4日19時25分

 

いとこ部屋で寝ていた戦人が目を覚ますと、ゲストハウス内が静かであることに気づいた。

 

「………人の気配がしない。」

 

不自然に感じた戦人は、ゲストハウス内を歩き回る。だが、誰もいない。

 

「…………何処に行ったんだ?」

 

ロビーまでいくと、壁に洋形封筒が貼ってあり、封筒を取って中身を調べると手紙が入っていた。

 

「〈戦人様…皆様を儀式に必要になりましたので、お預かり致します。 黄金のベアトリーチェ〉何が儀式に必要だ。今からでも、殴りに行ってやる。」

 

ゲストハウスを出て、先ずは森に向かった。人を隠す場所に、屋敷はすぐに見つかってしまうためである。広さと隠し場所は、十分にある。だが、発見される危険が高い。

 

 

「やはり…森の中にはいないか。」

 

戦人は小屋ある場所まで向かった。移動中に手掛かりなどはなく、誰も発見できなかった。

 

「ついた。入るぜ…」

 

小屋の中に入ると、魔女の手紙とシェカが縛られた状態で、発見された。

 

「シェカ!?大丈夫か。」

 

「……戦人君?私…何かに…」

 

「今、助ける。」

 

紐をほどいて、シェカを抱き抱える。掠り傷程度で問題はなかった。

 

「みんなは!?」

 

「それが…その前に魔女の手紙…」

 

戦人は封筒を破いて、手紙を取り出すと儀式終了の文字が書かれていた。更に…手紙には、〈皆様の遺体を屋敷にお返し致しました。御確認ください。     黄金のベアトリーチェ〉と書かれていたのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。