第十の晩までを見終えたラムダデルタとベルンカステルは、黄金の欠片に集中している戦人に聞いてきた。
「さて、戦人。第十の晩まで終わったけど…」
「このゲーム盤…共犯者が多すぎないか?」
「戦人でも、わかったわね。一部、駒の動きが怪しいもの。」
ベルンカステルが笑みを浮かべながら、紅茶を飲む。ゲーム盤の物語を見返し、赤き真実を探す。
「赤も少なかったわね。観測者達からの復唱要求も無さそうだし……」
「ラムダデルタ?観測者達?何言ってるんだよ……」
「なんでもないわ」(戦人達は知らないわよね?他の観測者達が、このゲーム盤を観測してるの……)
「ゲーム盤の考察を続けるわよ。退屈だし……」
紅茶を飲み終え、ベルンカステルは駒である古戸ヱリカを召喚した。
「我が主。お久し振りです!ラムダデルタ卿と戦人さんも、お久し振りですね。」
「ヱリカは前に、ドラノールと俺と一緒にお茶会をしたばかりだろ。」
「それより、このゲーム盤はある意味…悪質ですね。解かせる気があるんですか?ベアトリーチェさんは……」
「ベアトから伝言もらってるぜ………このゲーム盤では、動機を答える必要は無いらしいぞ。犯人、共犯者、トリックを暴けば勝利らしい。一応、動機となる伏線は【幻想描写含めて、提示したらしい】」
ベアトリーチェからの伝言を伝えた戦人は、黄金の欠片に集中する。
「それならな楽ね。戦人は何を見てるのよ?」
「一応、殺人事件ものだぜ。犯人が最初に登場して、警部補が事件を解決させる一応、推理ものだな。」
「それよりも、考察しますよ。この物語は、最初からわかりにくいですね。冒頭から幼い戦人さんとシェカ…でしたっけ?森の中を仲良く歩いてますね。」
観測をしながら手掛かりを集めていく。
「ベアトリーチェさんの今回のゲーム盤は、登場人物に赤を取り入れてますね。ヒントのつもりなんでしょうか?」
「ヒントになるわよね?わかる人間なら…」
「赤が乱発しているため、結構……わかりにくいですが……」
物語の中盤辺りで、目を見開いている。ラムダデルタは楽しそうに、クッキーを食べている。
「シェカは魔女駒だったんですか!?しかも、探偵の駒戦人に認識されてます。【探偵戦人は、嘘をつけません】ですから、駒戦人は、魔女駒であるシェカの認識は、真実であることが証明されます。」
「ベアトの駒の配置が、悪質過ぎで赤があってもわかりにくいだよな。【このゲームの六軒島の人間は、18人以上存在しない】からシェカは【魔女駒が確定している】【金蔵は存在しない】から、容疑者は絞られるが…」
「ヒントが欲しいなら…復唱要求と青を使わないとだめね。」
「……俺は仕事に戻るぜ。黄金郷に新たな住人が増えるからな。」
戦人は黄金の輝きと共に姿を消した。
「私はゲーム盤をはじめから観測しますね。」
ラムダデルタとベルンカステルは、休憩のため姿を消した。すると、ロノウェが現れて、独り言をいった。
「今回のお嬢様のゲーム盤は、過去のゲームを理解している人間なら、解けるものです。赤き真実【黄金の魔女ベアトリーチェの過去のゲーム盤を理解している人間なら、解ける物語】ですが、【それ以外にも、もう1人だけ…魔女を作り出した人間がいます】少々、独り言が大きかったですかな。」
ロノウェは姿を消した。
ヒントや犯人とトリックがわかった場合は、活動報告の方で、コメントよろしくお願いします。
復唱要求、青き真実を可能な限り、受け付けたいと思います。