うみねこのなく頃に   黄金の魔女の支配   作:ノック

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黒き殺意 その2  第一の晩 発覚

黒戦人は熊沢、紗音の遺体を一旦、礼拝堂の室内に安置すると、残り4人の生け贄を選びに行く。

 

「残り4人は、親族から選ぶとするか。ロノウェ…」

 

「戦人様。御命令を…」

 

漆黒の渦からロノウェが、姿を現した。黒戦人は命令を出す。

 

「桜座、郷田、秀吉、絵羽の4人を殺せ。第一の晩はこれで完了する。」

 

「畏まりました。戦人様は…」

 

黒戦人がロノウェに、命令を出している頃。ベアトリーチェは既に、嘉音、郷田、源次、桜座の4人を殺害していた。

 

「生け贄が合計6人…妾が4人、奴が2人か。」

 

「間に合わなかったか。」

 

ベアトリーチェの隣に、黒戦人が姿を現した。だが、今は敵意がないようで、武器となる黒い太刀もない。

 

「第一の晩は6人が、絶対条件だ。今の間は、生かしてやるよ。礼拝堂に遺体を安置している。好きにしな。」

 

「貴様…」

 

「第二の晩からは、容赦しねえよ。覚悟するんだな。」

 

黒戦人が姿を消す時。ベアトリーチェが質問してきた。

 

「何故、儀式の真似事をしているのだ?」

 

「それをお前が言うのか?ベアトリーチェ…いや、ベアトリーチェに憑依した分身と、言った方が、正しいか?」

 

「………………」

 

「黙りか…面白くないな。」

 

黒戦人は黒い蝶となり、姿を消すと、ベアトリーチェに憑依された人間は、別の場所に向かった。

 

 

 

 

 

魔女の対戦席では、ヱリカとゲームマスターである戦人が、紅茶を飲み終えた。

 

「やっと、第一の晩が始まりましたね。盤上でも、伏線探しで頭が疲れました。」

 

「ふん。十分に集まったか?」

 

「ボチボチですね。戦人さんの駒の配置が良いのか、情報は集まりました。後は、トリックと共犯ですね。」

 

ヱリカの発言に、満足したようで、赤き真実を宣言する。

 

「なら、隠す意味はないな。【真犯人は、ベアトリーチェである。】ヱリカもそれは、理解してるんだよな?」

 

「勿論。私も、ベアトリーチェさんの物語を理解はしています。ですが…私個人として、動機の理解はしかねます。殺しの計画を構築した時点で、許されませんから。偽書にして、物語にするだけならば、問題なく理解したいです。」

 

「さて、ゲーム盤を進めるぜ。殺人事件が発覚した場面から進めよう。」

 

 

 

 

 

 

1986年10月5日5時12分

 

シェカがゲストハウスに急いで入ってくると、ロビーにいたヱリカと朱志香が、どうしたのか聞いた。

 

「実は…」

 

事情を説明すると、屋敷の厨房で水を飲もうとしたら、洋形封筒が台に置かれていて、内容は、〈紗音様、嘉音様、熊沢様、郷田様、源次様、桜座様の遺体を屋敷に安置しましたので、御確認ください。〉と書かれていたらしい。

 

 

「なんだよそれ!?」

 

「秀吉様、蔵臼様が、探しに行かれました。」

 

シェカ、朱志香の2人は、屋敷に向かった。

 

 

 

私は屋敷に向かう前に、赤き真実を宣言する。

 

「【探偵権限を行使します。】」

 

屋敷に向かい、現場を見に行った。

 

 

 

 

 

 

魔女の対戦席

 

「さて、駒の私は屋敷に向かいました。戦人さん、状況と現場の再構築をお願いします。」

 

「いいぜ。最初に異変に気づいたのは、使用人シェカだ。厨房に入ったら、台には魔女の手紙が置かれていた。内容は、6人の遺体を屋敷に安置した内容だった。秀吉、蔵臼の2人が、屋敷内を捜索している。」

 

「現場は何処ですか?」

 

「熊沢、源次が、屋敷2階貴賓室、紗音が、屋敷2階の客室、嘉音は客間、桜座、郷田は、蔵臼の書斎から見つかった。客間以外の現場は、内側からチェーンで、施錠されていた。客間だけは、施錠されていなかった。」

 

「客間だけは、施錠されていないんですか?」

 

ヱリカは戦人を見ながら、笑みを浮かべるのだった。

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