1986年10月5日6時15分
私は現場となっている屋敷の客間を調べていた。探偵権限を行使しているため、現場検証では邪魔されなかった。嘉音の遺体を見た私は、しらみ潰しに、手掛かりがないかどうかを探した。
「ソファーに寝かされた状態ですね。【現場の客間は、争った痕跡は、ありませんでした】【嘉音の服には、血痕があります】もし、銃殺なら屋敷にいた人間が気づきますね。更に、【雨天以降、窓は開けられていない】お手上げですね。しかも【壁には、魔法陣が描かれている】不気味ですね。」
客間を調べ終わった私は、同行している十八に、客間の扉を施錠するように、指示を出した。
「わかりました…」
「皆さんが待機しているゲストハウスに戻りましょう。」
十八は客間を施錠すると、扉の隙間に紙を挟んでおいた。
残りの3部屋の現場も、調べ終わっているので、調べた情報を思い出す。
【屋敷2階貴賓室、熊沢、源次の遺体を発見】
【窓は内側から施錠されていた】
【チェーンは切断された後がある】
【争った形跡はなく、遺体の胸には、血痕がある】
【雨天以降、窓は開けられていない】
【壁には、魔法陣が描かれている】
【蔵臼の書斎、桜座、郷田の遺体を発見】
【窓は内側から施錠されていた】
【チェーンは切断された後がある】
【争った形跡はなく、遺体の胸には、血痕がある】
【雨天以降、窓は開けられていない】
【壁には、魔法陣が描かれている】
【屋敷2階の客室、紗音の遺体を発見】
【窓は内側から施錠されていた】
【チェーンは切断された後がある】
【争った形跡はなく、遺体の胸には、血痕がある】
【雨天以降、窓は開けられていない】
【壁には、魔法陣が描かれている】
【ライフルの空薬莢を握っていた】
情報の整理を終えると、待機しているゲストハウスに戻ると、皆が悲しみにくれている。真里亞は桜座が死んでいるのにも、関わらず変な笑みを浮かべている。
「真里亞さん…どうして、笑ってるんですか?」
「死んだ6人は、黄金郷の鍵に選ばれた生け贄だよ。ベアトリーチェが、教えてくれたの。ききき…」
「鍵に選ばれた生け贄ですか。」(やはり、真里亞は真実を言っている。情報を引き出したいですが、今はやめます。次は第ニの晩…生存者を籠城する作戦でいきます。戦人は手が出せないはず…)
計画を決めたヱリカだが、譲治が泣きながら頼んできた。最後に紗音の顔を見たいらしいが、ヱリカは当然ながら行かせなかった。
「犯人が潜んでいる可能性があるため、行かせるわけには、いきません。わかってください…譲治さん。」
「祖父様が危ない!助けに行かないと…」
「そうですね。ですが、全員で行かなければ…」
ヱリカは戦人の発言を聞き入れ、屋敷に向かうのだが、蔵臼が反論する。
「親父が書斎扉から出なければ、安全なのだ。」
「そうですか。」(蔵臼が原因で、屋敷に行けませんね。それでも良いでしょう。第ニの晩が発生出来なければ、大量の青き真実で第一の晩のトリック、共犯を暴き、私の勝ちです。)
生存者は、蔵臼、夏妃、秀吉、絵羽、留弗夫、霧江、朱志香、譲治、戦人、真里亞、南條、十八、シェカ、ヱリカの14人が、ゲストハウスに籠城することになった。