うみねこのなく頃に   黄金の魔女の支配   作:ノック

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第ニの晩 その2

屋敷の金蔵の書斎に出現した夏妃は、目を疑っている。ゲストハウスにいたのにも関わらず、金蔵の書斎にいるのだから、無理もないが。

 

「お父様の書斎…どうして私が…」

 

「本当にわからないのか?夏妃伯母さん…」

 

黒い蝶が発生して、黒戦人が姿を現した。夏妃は目を見開いた。ありえない現象を見ているのだから。

 

「……戦人君では、ありませんね?何者です…」

 

「俺は右代宮戦人だ。信じられないかもしれないがな。罪人…右代宮夏妃。今から、お前の罪をこの場で、懺悔しろ。神に祈る時間をやるよ。」

 

黒戦人は赤い瞳鋭くさせて、夏妃を睨み付けているが、夏妃は懺悔を拒否した。無実であることを主張したいらしい。

 

「私に罪などありません。懺悔も拒否します。」

 

「そうだろうと、思ったぜ。なら、お前の心から聞いてみることにするか?[私は…右代宮家の当主であるお父様の死を隠蔽しました…後…]ち、ここまでか。」

 

黒戦人は夏妃の心の中にある黒き真実を使い、夏妃の罪を宣言した。知られた夏妃は、目を見開いて、黒戦人に恐怖している。

 

「だから俺は、懺悔しろと言ったんだ。神に祈る時間も、やったのによ。当主である祖父様の死を隠蔽し、親族達からの悩みすら聞かないとは…」

 

「彼等はお父様の財産を欲しがっているだけの、欲深き人間です。」

 

「蔵臼伯父さんの方が、もっと酷いよな?親父、秀吉伯父さん、桜座叔母さんの3人は、借金があるにせよ、マシだぜ。蔵臼伯父さんは、祖父様の財産を横領しているんだしな。どっちが、罪人なんだ…夏妃伯母さん?」

 

「………く。」

 

「さて、夏妃伯母さんには、第ニの晩の生け贄になってもらう。自分の罪の重さに、地獄に落ちろ。永遠の地獄にな。」

 

黒戦人は黒い槍で、夏妃の体を貫いて殺した。

 

「第ニの晩…蔵臼伯父さんは生け贄かよ。また、邪魔されたか。」

 

黒戦人が黒い槍を夏妃から抜くと、黒い蝶になり消えた。すると、ベアトリーチェが姿を現した。

 

「また、妾の邪魔をするのか!?」

 

「第ニの晩は引き分けかよ。夏妃の遺体は好きにしな。じゃあな…」

 

黒い蝶となり、黒戦人は姿を消すと、ベアトリーチェは夏妃の遺体を持ち去り、姿を消した。

 

 

 

 

 

 

1986年10月5日10時25分

 

私、戦人、秀吉、絵羽、真里亞、南條、シェカ、十八の8人は、屋敷の玄関ホールにあるベアトリーチェの肖像画の下に、魔女の手紙が置いてあった。内容は〈蔵臼様、夏妃様の遺体は12時にお返し致します。   黄金のベアトリーチェ〉

 

 

「12時…時間指定ときましたか。」(この物語は、狂言も混じってますよね?青き真実を大量に撃たないと、勝てませんね。)

 

「悪いんだけど…お手洗い…行きたいんですけど…」

 

「……みんなで、行くわけには…ね。」

 

空室の客室に、シェカが手洗いにいくため、私と絵羽が付き添いをすることに。残りの真里亞、十八、秀吉、戦人は客室の前で、待機することに。私は室内から監視ができる位置に立ち、シェカを待つことに。

 

(客室の扉は、開けた状態なので、【真里亞、十八、秀吉、戦人を監視できます】ですが、シェカは手洗いなので、死角になりますね。いなくなったら、シェカが狂言の協力者となりますが…)

 

暫くしても、シェカが戻ってこないため私は、客室のトイレに入ってみると、朱志香が倒れていました。トイレにある窓は開いた状態に、なっていました。

 

「朱志香さん!?シェカさんがいません。」

(戦人さんのロジック?今度も、物理的にきましたか!?)

 

すると、朱志香が目を覚ますと、私は誰に連れ去れたのかを質問しました。

 

「急に眠くなって…」

 

「わかりました。無理はしないでください。」

(第ニの晩は発生しています。何処に遺体があるのか、わかりませんね。行方不明となっている霧江、留弗夫、譲治も、発見できません。シェカは共犯者か協力者のどちらかです。)

 

 

私は朱志香を客室のベットルームに寝かせると、戦人に朱志香と、一緒にいるように頼むと、客室に残ることに。

 

「さて、残りは…」

 

客室を出た私は、念のために赤き真実を宣言した。

 

「【ガムテープの封印の権利を発動します。朱志香と戦人がいる客室の窓、扉をガムテープで、封印しました】これで、ゲームマスターは手が出せない。」

 

私、十八、秀吉、絵羽、真里亞と、行方不明者の捜索を続行するのだった。

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