魔女の対戦席
ヱリカと戦人は休憩を終えると、対戦席に座り、駒に触れている。すると、戦人の手番から開始された。
「さて、俺の手番からやらせてもらうぜ。」
「どうぞ、ご自由に。」
「討論バトルの前に、残りの殺人事件を俺の手番で、開始させてもらう。」
1986年10月5日13時55分
私と真里亞は屋敷に到着すると、玄関ホールに譲治、霧江、留弗夫の遺体を発見した。2丁のライフルは無くなっていた。遺体の頭部を撃ち抜かれており、死亡を確認できる。
「【霧江、留弗夫、譲治の3人は、死亡している。頭部を撃ち抜かれている。銃殺】どのタイミングで、殺害されたのかが、わかりませんね。」
「第六~第八の番だよ。そして、第九の晩に黄金の魔女ベアトリーチェが、復活する。誰も生き残れはしない。」
「皆殺しですか。【霧江、留弗夫、譲治の3人の衣類には、多少の乱れがあります。】犯人に襲われたので、抵抗でもしたのでしょうか?」
私は推理を進めるために、真里亞と一緒に森に向かうことにする。
「絵羽伯母さん探さないの?」
「犯人は…魔法で、鍵がなくとも室内に、侵入できるんですよね?」
「魔女は密室なんて関係ないよ。」
「なら、屋敷は危ないですね。森に行って、手掛かりを探します……が、遺体は屋敷に無いかもしれません。そもそも、私は鍵がないので、部屋を開けられません。」
屋敷を出た私と真里亞は、森に向かい手掛かりを探すことにした。
(あの森には、小屋がありましたから…遺体を隠すには都合がいいはず。)
森に到着して、奥に進んでいくと、太い大木の近くに小屋があり、微かに血の匂いがしてきました。入ると、秀吉、絵羽、南條、十八の遺体を発見しました。
「【秀吉、絵羽、南條、十八は、死亡している。死因は銃殺です。頭を撃ち抜かれています。2丁のライフルが無くなっています。】確認していないのは、シェカだけですね。」
私は小屋から出ましたが、真里亞の姿がいなくなっていました。地面には、魔女の手紙が落ちてありました。
「〈黄金の魔女のゲームを楽しめましたでしょうか?生き残りは、貴女のみ。時間切れまでもうすぐです。〉生き残りは私だけですか。【ベアトリーチェが真犯人である】確定なんですけどね。」
屋敷に戻り、現場検証を開始しました。いろいろと調べ回り、ガムテープの切れ端が残されている客室に来ました。
「確か、遺体は消失されていましたよね。」
室内を調べ、誰もいないことを確認しました。
「【窓のガムテープの封印は、剥がれていません。】遺体を運んで、扉から出たんですか。ベアトリーチェが遺体を…」
客室を出た私は、真里亞を探すために無人の屋敷内を探索します。すると、食堂の扉が開いていて、入ると真里亞の遺体を発見した。他の遺体と違い、損傷がなく眠っているような遺体でした。
「【衣類の乱れが無いので、抵抗しなかった】みたいですね。毒殺でしょうか。」
食堂を出て、肖像画の前を通ると黄金の魔女ベアトリーチェに遭遇しました。
「今こそ、妾は復活を遂げたのだ。人間の客人には悪いが、そなたは六軒島に来てしまった被害者である。今現在は18時…今から脱出したいのであれば、生きて返すと約束しようぞ。」
「そうですね。それでは…」
戦人はゲーム盤を閉じると、ヱリカに声をかけようとしたら、考えているようで無言である。暫く、邪魔をせずに紅茶を飲むのだった。