不死身な黒ヘルメットのヒーローアカデミア 作:ディセプティコン大好き
また凝りもせず新しい小説を書いている
今回はデッドプールを元にしたキャラで書いていこうと思っている
辺りが寝静まる夜の十一時頃。街の一角にある廃墟に、無数の人影が見える。その人影の正体は、自分の『個性』を悪用する犯罪者、通称『ヴィラン』と呼ばれる者達であった
「なあ、まだなのかよ?雄英高校襲撃作戦の説明は?」
そう、彼らは自らの天敵である『ヒーロー』が育成される学校の中でもトップの、雄英高校を襲撃しようと画策していた
「おいおい、俺たち騙されたんじゃないだろうな?」
「そんな訳ないだろう!?わざわざ俺は隣町から来たんだぞ!?」
「お前は馬鹿か?アッチ側が俺たちを騙して得るメリットはどこにも無いだろう」
「それにしては、遅すぎねーか?ほら、約束の十一時はとうに過ぎてるぜ」
彼らをここに集めた本人が来ない事に不安が募り、徐々に苛立つ敵たち
中には個性が体から溢れ出している者も居た
「なぁ、ちょっと、水指すみたいで悪いけどさ…ちょっと聞きたいことがあるんだよね」
「あ、ちょっと通してね、あ、ごめんねぶつかっちゃった」
そして壇上に上がる
「お前らの中にさ………マリファナ持ってるやついない?」
「はぁ?」
「何いってんだお前」
「いやさ、俺マリファナ家に忘れてよ…吸わねぇと落ち着かねぇんだ……マリファナじゃなくてもコカインとか覚醒剤とか持ってない?」
「あ、えっと、コカインならあるが」
「お?まじ?サンキュ」
コカインを持っているヴィランに近づく
「いやぁ、ホント助かったよ……一袋もらうよ」
一袋貰いヘルメットの中に入れおでこに挟む
「ヨット!」地面に思いっきり頭をぶつけ、その衝撃で袋を破く
「……はぁ、落ち着く」
「お前、そんなのでやれるのか?」
「安心しろって、俺にはこれがあるしな」
ホルスターについている2丁のデザート・イーグルを見せつける
背中を見ると刀が二本背負われている
「そ、そうか、錯乱して味方に撃つなよ?」
「大丈夫、大丈夫、俺銃の腕には自信あるからよ」
ヘラヘラと笑う
「そういえば名前教えてなかったな…俺の名前はデリット、よろしくな」
そして、前の方から黒い霧のようなものが発生してくる
それに驚いた周囲の敵たちはそこから距離を取る
個性を使用し、備えているものも居た
そのまま数秒が経過し、黒霧の中から突如、無数の手を付けた青年が現れた
そして黒い霧も段々と形を変え、人型になって行く
「今日は集まってくれてありがとう。俺と一緒に、平和の象『徴オールマイト』を殺してこの腐った社会をぶっ壊そうじゃないか」
そう言った青年の邪悪な笑みにある不思議なカリスマに魅了された敵たちは歓声を上げる
説明が終わった数週間後、デリットは自分の配置場所に着いていた
もちろん、他のヴィランたちも一緒である。
「ここゴツゴツしてんな〜、お前の『個性』相性悪いんじゃね?」
「ばっか、お前。俺たちが相手するのはただのヒーロー気取りのガキだぜ?しかも黒霧さんがそのガキ共を散り散りにしてここに呼ぶ、そんでもって俺らはやりたい放題…完璧な作戦だろ」
「……やっべ、コンロの火消したっけ」
そして生徒三人が現れる
「ガキ共が来たぜぇ!」
「とりあえずこいつらを殺せばいいんだよなぁ!?」
「おい!女もいんぞ!しかも二人とも上玉だ!」
「マジ?!」
少し後方に居たデリットが一気に前衛に来る
「うぉ、デッカ、それにかわいい……よし、お前ら、下がっとけ、このガキ三人は俺が殺す」
「おい!お前抜け駆けか?!」
「うるせぇ!俺はお前らに女二人取られるのが嫌なんだよ!」背中に背負われた刀二本抜き取る
「おい、坊主、俺は男に興味ねぇんだ、まずお前から殺してやるよ!」
一気に上鳴に近づく
「え?!ちょ!俺?!」
「うぉぉぉ!」斬りつけようとするが
「はぁ!」八百万が創造した鉄パイプのフルスイングを食らう
「うぐぉ!」ゴキッ!
首が折れる音を鳴らしそのまま後方にぶっ飛ぶ
「ま、まじかよ……強すぎん……だ…ろ」ガクッ
気絶する
「あ、あれ?意外と弱い?」
「あいつ!イキった癖に一発ノックアウトかよ!」
「武器持ってる意味ねぇ!」
「あいつのことはほっとけ!さっさと殺すぞ!」
一気に襲いかかるヴィラン達
数分後
「う、うぅ……くそぉ、頭いてぇ」立ち上がるコディ
「状況…どうなってん……だ」
周りを見ると黒焦げになっているヴィランが倒れている
「……おいおい嘘だろ?」
するとそお遠くない所から声が聞こえる
「ヤオモモ!服が超パンクに?!」
「また作りわすわ」
「あ?んだあれ」
絶縁体のシートに近づき覗く
「っ?!生き残り?!」
「うぉ!でっか!」
「ヤオモモ!危ない!」八百万の前に立ち塞がり体を隠す耳郎
「いや、もう見たし……てかさ、ホントデカイんだな、もう少し見せてくれない?」
「何なのこのヴィラン…」
「つーかさ……どうすんの?戦うの?俺もう戦いたくないんだけど」
「……え?」
「それってどういう事?」
「普通に人数不利……1対3って無理だろ…確かに銃と刀持ってるけど……弾薬入れ忘れたし」
「なら、拘束しますわ」手錠を創造する八百万
「あいよ、するならしてくれ」両手を差し出す
「アンタってやる気あるのか無いのかよくわかんないな……」困惑する耳郎
「よく言われるよ……んで、これからどうすんの?」
「広場に向かいます…そこで先生と合流して…あなたを警察に差し出します」
「わかった、それじゃ広場に連れて行ってくれ…俺この場所の地形とか把握してないからさ」
「言われなくても連れて行くよ…行くよ上鳴」
「ウェ~イ……」
「……あいつって……もしかしてマリファナやってる?」
「違います…個性を使ってあの様になったのです……」
「そりゃ、大変だな」
そして広場に移動した
「もう大丈夫、私が来た!!」
広場に憤怒の表情をしたオールマイトが登場
「あのおっさんは……オールマイトか」
ヴィランたちの前に降り立ったオールマイトはまずボロボロになった相澤を助けた
「良かった…ひとまずこれで相澤先生は助かったね…」
「さてと…これからどうやるかな?」地面に座り込む
「八百万さん、その人は?」
「ヴィラン…です」
『ヴィラン?!』構える生徒たち
「おいおい、無抵抗な人間を攻撃するのか?本当にお前らヒーローになるのかよ?」
「テメーにだけは言われたくねぇ」
「それによく見ろ俺の腕、手錠してるから攻撃しようにも出来るわけねぇだろ」
「で、でも、警戒はしてたほうがいいよ」
オールマイトが動き出す
ヴィランのリーダー、死柄木弔に豪速で襲いかかる
それを見た死柄木は、そばに居る改人『脳無』に指示を出した
「CAROLINA……!!」
「脳無」
死柄木の前に出て、オールマイトの攻撃に備える脳無
「SMASH!!」
両腕をクロスさせ、それを『ワン・フォー・オール』の超力で開くように相手に叩き込む、『CAROLINA SMASH』が脳無の顔面に決まった
しかし、脳無は何事もなかったかのようにオールマイトに反撃の手を繰り出した
「…ッ!マジで全っ然──効いてないな!!」
ならばと、オールマイトは脳無のボディに強烈な一撃を叩き込む
その衝撃により脳無は一歩後ずさるが、やはりダメージは無い様だ
「あのおっさん……アイツに勝てるか?」
「黙ってろ!」声を荒げる爆豪
「攻撃が効かないのは『ショック吸収』だからさ、オールマイト。脳無にダメージを与えたいんだったら…ゆうっくりと肉を抉るとかが効果的だね…。それをさせてくれるかは別として」
死柄木はオールマイトに説明する、これも余裕の現れなのだろうか
不気味な手の装飾の向こうには邪悪な笑みが浮かんでいた
「わざわざ説明センキュー!そういうことなら……!!」
それを聞いた途端、オールマイトが加速
脳無の背後に回り込み、胴体を抱え込む、そのまま敵を持ち上げて
「やりやすいッ!!」
バックドロップ
まるで地雷が爆発した様なその威力に、周りの生徒たちは顔を腕で覆う
「何でバックドロップが爆発みたいになるんだろうな…!やっぱダンチだぜオールマイト!」
相澤を安全な場所へ移動させながらオールマイトの破壊力に慄く峰田
「……いや、あれじゃダメだな」
「オ、オイ!?見ろよあれ!」
それは、誰が放った言葉だっただろうか
その声の指し示す方に全員注意を向け
「オールマイトォ!!」
「ほらね」
バックドロップを決められた筈の脳無が、地中からオールマイトの脇腹に指を突き刺している姿があった
それに苦悶の表情を浮かべるオールマイトを見た生徒たちは悲鳴を上げる
「(な…何というパワー!あながち私以上ってのも間違っちゃいないかもな……!)」
耳郎はその光景を見て、動揺と恐怖が押し寄せていくのを感じる
その横の八百万とアホ状態から戻った上鳴も汗を滲ませる
「マズくね!?なあコレマズくね!?あのオールマイトがやられてんのかよ俺らここで死ぬのかよ嫌だよオイ!!」
「うっさい!!」
「ハイ!!」
みんなが不安がっている中一人声を上げる
「お前ら、あのおっさん、助けたいか?」
「はぁ?!いきなり何言って!」
「いいから、早く答えろ………あのおっさんを助けたいか否か」
「そ、それは……できることなら助けたいけどさ!」
「よぉし、わかった…俺が助けに行ってやるよ」
立ち上がる
「金さえ払ってくれればな」
「え…?」
「は?」
「な、何言ってるの?」
「えっと、今何人居るんだ?……ひー…ふー…みー……ざっと…20人か……よし!20万出したらあのおっさんを助けてやるよ」
「に、20万?!」
「あぁ、一人一万出せば足りるだろ?」
「で、でも何故そんな事を!あなたはあのヴィランの仲間じゃ」
「いやアイツら金払ってねぇから仲間じゃないよ?」
「え?」
「いや、だから金も払ってないから仲間じゃないの!」
「……それで、どうするんだ?金さえ払えば助けてやるよ」
「……わかりました…この私が20万円支払います!」
「ヤオモモ?!」
「へぇ……!」
八百万に近づく
「アンタ一人で20万をねぇ……」
「…」真剣な眼差し
「……わかった、引き受けたぜその依頼……それじゃ、鍵外してもらおうか」手錠を掛けてある腕をあげる
「わかりました」鍵を外す
「よっしゃ、やっと、暴れられな!」そう言うと同時に銃を抜き死柄木たちに向かって走り出す
「はぁぁ…やっぱチンピラは使えないな……黒霧、いいよ、俺がやるから」
ゆらり、とデリットの前に立ち塞がる死柄木
しかしデリットの走るスピードは変わらない
「飼い主に逆らうって勇気は凄いと思うよ……ま、結局殺すけど」
「うるせぇ!頭に風穴開けるぞ!」
銃を死柄木に突きつけるコディ
首を掻く死柄木
そして、手をゆっくりと肩の高さまで上げた後
「ぐぁぁぁ!」
超高速で動き、デリットの左腕を掴んだ
その掴まれた腕は見る見るうちに崩れていき、そして徐々に彼の体の中心がひび割れていく
「くそ!いてぇな!」もう片方のデザート・イーグルを構える
しかし次の瞬間
「……え?」デリットの頭が地面に落ちる
死柄木はもう片方の腕でコディの首を崩壊させ首を落としたのだ
そのショッキングな光景に生徒の中では口に手を当て、吐き気を抑えている者も居た
「……」バタンッ
そのまま頭はゴロゴロと転がり体から遠ざかる
残った体は仰向けに倒れる
「……貴っ様ァァァッ!!グアッ!?」
簡単に人を殺す敵に激怒したオールマイト
しかし、立ち上がった途端、脳無に腹部を殴られて吹っ飛んでいく
「アッハハハハハ!惨めだなぁオールマイト!教え子の目の前で人が死んでいく様子を見せた気分はどうだ!?最っ高だよなぁ!?」
「グ…うおおおおおおおおお!!」
歯を食いしばり、猛スピードで脳無との距離を詰め、拳を叩き込んでいく
だが、やはり脳無にはダメージが通っていない様子だった
「…だからさぁ……効かないんだって…はあ、もういいや、脳無、殺れ」
命令を受けた脳無がゆっくりと拳を振り上げるそれを見たオールマイトは構えるが
突如、その体から白い蒸気が微かに放出され始めた
それを見たオールマイトと緑谷は同時に顔色が変わった
「(活動限界!)」
マッスルフォームの制限時間が迫ってきた事により密かに焦るオールマイト
しかし、ヒーローである彼は守る者たちを見捨てる訳には行かない
「(せめて、この子たちだけでも!)」
この絶対的窮地でも生徒たちは逃がすそう思い、脳無の攻撃を防ごうとしたその時
ダァン!ダァン!
銃声が2回なると同時に脳無の腕に2発の銃痕が出来ている
銃撃により脳無の攻撃はそれる
「な、なに?!」
銃声がした方向を見ると
頭のないデリットの体がいつの間にか立ち上がっている
「な、なんだと!」
「こういうのを油断大敵っていうんだぜ?クソガキ」
どこからか声が聞こえる所同時にダァン!ダァン!
とまた2発の銃声が鳴り響く
「っ!」避ける死柄木
声がした方向を見ると頭がある
頭のないデリットの体がその頭に近づき拾い上げる
そして体に置くが
「あれ?」ポロッと頭が落ちる
「あー、くそ、めんどくせぇ!」
体に頭を慎重に置き、ポケットから一本の注射器を取り出し首に注射する
「……よし!くっついた!」
頭を上下左右に動かす
「は?なんだよ、それ……チートだろ!」
「うるせぇな…仕方ねぇだろ不死身なんだからさ」
「はぁ?!不死身?!」
「そう、不死身だよ……俺の名前は、デリット……神によって不死身の呪いを受けたナイスガイの……デリットさ」
よし、こんな感じかな