『ありゃりゃ。ボロ負けしたの。スワードちゃん。』
「…負けは学び。失敗せんものに成功なし。」
ボートマトンの廃工場。
小汚いソファーの上にアバルとスワードは座り、目の前の薄型テレビを見ていた。そこに座っているのは…白いスーツに身を包んだ白髪の人物だった。
『いいねぇ!!エトスは強いッ!!…また賭け金跳ね上がっちゃったよ。いやぁ、罪づくりな男。』
「僕たちで賭博をするんじゃない。」
『水臭いなぁ。いいだろ?別に。…人の欲望は学べるんだ。恋も、賭博も。欲しいものがある人間は馬鹿みたいにもがく。だから、私は私でいられる。』
「…ギャンブ。…君の出番はまだ早い。」
そう言うアバルを見てテレビの前を長い白髪が靡いた。
『ふふ。勘違いするな。私を操れるのは生涯を誓った姫だけだ。…それ以外の命令でこのパレスを出て行くわけがない。…アバルちゃん。私を動かしたければ…私の姫を探してくれ。』
そう言うと目の前のテレビにノイズが走り、映らなくなった。
アバルは立ち上がると机の上のレジ袋からペットボトルのお茶を取り出し、飲む。口元から垂れているのも構わず、ペットボトルのお茶を半分以上飲み干した。
「味なんて感じるのか。」
「…鉄の味しかしないね。どうやら、オートマトンはシンギュラリティに達すると…感情以外の全ての生きがいを失うらしい。」
「俺たちの血は凍っている。…この状況を楽しんでるのはギャンブだけだ。」
ソファに座り直し、かちゃかちゃと手遊びをするようにアバランチヴィランギアを動かすアバル。
「…エルピス、エトス…本当にめんどくさい。ギャンブが乗り気なら、消えてなくなるのに。」
「ああ。…アイツはエトスと俺と同じ…戦闘型の…。」
『ライダーシステム保持者』
「“パレス”?」
改動家食卓。
雪彦の愉快な声がこだまする。こころは身支度を整え、朝飯であるジャム塗りのトーストに食らいついていた。英人はその横で2人の様子を無機質な表情で眺める。
「そ、西行グループの大型ゲーム施設。玲奈のお父さんが運営してた場所の一角を突然現れたやり手の女性社長が買い取ったんだって。そしたら、営業成績が鰻上りですごいことになってるらしいよ。」
「へぇー。そこに招待されたってのか。やめてくれよ?まだこころちゃんに恋は早い。」
「何でそんな話になるのよ…。」
髭を撫でながらそう言う雪彦にジト目で言い返すこころ。雪彦はおよよと泣き真似をする。
「パレスと言えば若者に今話題のとこって書いてあるぞ?男も来るんじゃないのか?」
携帯を触りながらそう言う雪彦。
「今度の週末だし、そんな男が近寄らないように英人がいるんでしょ?」
「…こころは俺が守る。不埒な輩はぶん殴る。」
「あらやだ、英人ちゃん。頼もしっ。こころちゃんのお婿ちゃんに来てくんないか…いってぇ!!」
ふざける雪彦の足をこころが無言で蹴る。
足を撫でながら苦笑いをする雪彦に英人は首を傾げた。
「俺とこころでは結婚とやらはできんぞ。」
「それはどうかな?…オートマトンは人間の形をした機械だ。愛の形は不定形。決まったものなんてこの世にない。人形に恋をして成就する人間もいれば、逆に人間以外にしか好意を抱けない人もいる。…これも個性だ。英人ちゃんも、感情を理解するんだったら、恋ぐらいした方がいい。」
珍しく真面目なトーンで言う雪彦。こころはその言葉を聞き終わる前にご馳走様と言い、後ろの台所に食べ終わった皿を持って行った。
「馬鹿なこと教えないでよ。」
「俺はこころちゃんがどこぞの馬の骨と結婚なんて嫌だぞぉ!!!」
「うっさい。馬鹿親父。…行ってきます。」
バックを持って制服に身を包み、学校へと行くこころ。英人も口元のジャムを拭い取り、後ろへとついて行こうとする。クライオシティではペットや道具のようにオートマトンの携帯の自由化が進められている。勉強中であっても勉学を阻害しないオートマトンの利用は可能なのだ。
しかし。
「待って、英人ちゃん。」
雪彦が英人を止めた。
英人は無表情で雪彦を見つめる。
「どうした。雪彦。」
「これ、持ってちゃって。」
そう言うと雪彦は一つのアタッシュケースを取り出した。英人は雪彦の了承を待たずにそれを開ける。
そこには真っ白な機体に青と金のラインの入ったシャープな銃型ウェポンが入っていた。
「…これは?」
「英人ちゃんのドライバーをさ、チューニングしてる時にぴぴぴっと閃いちゃったんだよねぇ。ドライバーとリンクするリンクウェポンその1!『リンクバスター』ッ!!…安っぽいネーミングだけど、君の力になりたくてね。」
「…そうか。」
静かに英人はそう言うとアタッシュケースを握り、外へ出ようとした。こころの早くという声が聞こえたからだ。
「英人ちゃん。こういう時は…ありがとうだよ。」
「…ありが…とう?…なんだそれは。」
「言える人間と言えない人間でその人の器のデカさがわかる。感謝の気持ちだよ。英人ちゃんは言えてね。」
ニコッと笑う初老の男性に英人は何もわからずただ頷く。英人は心を待たせまいとそのまま外へと飛び出した。
「…ありがとう。」
「おうっ。」
そう言い残して。
…エルピスタワー。
現政府の強さを誇示するように聳り立つその中には2人の男が立っていた。ホワイトボードに書かれているのは現状のボートマトンの動向。メガネをかけた人物がそれを見てふっと微笑んでいる。
「よく調べたね。咲已。」
「恐縮です。成道さん。」
立っているスーツの男は成道条一郎。このクレイオシティを牛耳る実質的なトップだった。咲已は条一郎に頭を下げる。咲已にとって条一郎は命の恩人と言っていい存在だった。
「しかし、未来からの仮面ライダーエトスか。彼がシンギュラリティに達し、我々に牙を向いたら厄介だな。」
「それに関してはなんとも言えません。エルピスの仮面ライダーよりも高性能で、まさに機械的な戦い。感情に訴えられない兵器です。ただ滅ぼすだけ。」
「もし“壊し屋”の耳にでも入れば面倒なことになるね。」
「謎の技術を持った壊し屋…ですか。エルピスの技術に似ていると言う。」
エルピスの技術は実働部隊の雷隊、特殊部隊の影島隊、そして条一郎率いる科学部隊の三者にしか流れていない。しかし、壊し屋と名乗る男はエルピスの技術を用いた道具で戦うと言うのだ。
「…疑っているのかい?咲已。我々は家族だ。この中で裏切り者が出るのは私はとても悲しいよ。」
メガネを上げて、微笑む条一郎。
咲已は条一郎に恩義がある。彼にとっては父も同然の存在であった。条一郎の言葉に咲已は自分は早計だったと感じた。
その言葉の直後だった。
室内のベルがけたたましく鳴り響く。条一郎はそのベルを聞き、すぐさま大きな液晶テレビの音を最小限まで下げ、壁にかかっている固定電話のボタンを押す。そうすると室内に音が聞こえるようになる。
『伝令!!クレイオ中央高校で大規模なオートマトン暴走を確認ッ!!雷隊は至急現場まで。』
「咲已ッ!!」
「ええ。…そこへは龍平と冬芽を先に行かせます。俺は後を。」
そう言うと咲已は走り去っていった。
…時刻は少し前。
「パレスってどんな場所?」
教室の一室。生徒たちでごった返す昼休み。
こころは自分で作った弁当を食べながら、前にいるピンク髪の西行玲奈に話しかける。その後ろには壁に背中をつけて本を読む英人の姿もあった。
「ふへへ。パレスはね〜。宝ちゃんがオーナーになってからお客さんがいっぱいくるようになってね。宝ちゃん、すっごくかっこいいんだよ。ほら!!」
「…面食いめ。」
エルピスフォンに映る宣材写真には肩までかかる銀髪の色白の美女の姿が映っていた。女というよりも中性的で、目は青い。
「…確かに言われてみれば…。」
「そうでしょー。あ、でも、英人くんもカッコいい!」
「…アンタそればっかね。」
「英人くんはこころの騎士だもんね。手は出さないわよ。」
そう言うと玲奈は手に持っている菓子パンを口いっぱいに頬張った。
「騎士ってねぇ。」
「…安心しろ。こころは俺が守る。」
2人の会話に水を刺すように、英人は小説を読みながらそう言った。無機質ながらも低く穏やかなその声に玲奈はきゃーきゃーと囃し立てるように小さな声で言う。こころはその玲奈の頭に拳を一つ落とした。
「すぐそういう話にしない。」
「いったぁ…。でも、私は人間とオートマトンの恋もいいと思ってるよ?私も来ないかなぁ。王子様。」
「…はぁ…。頭痛くなってくるわ。アンタと話すと。」
頭を抱えて、こころは英人の方へと行く。
側から見れば髭を剃った英人は高校生といっても遜色ないものの、少し大人びた印象を与えていた。
「何読んでんの?」
「…人間の感情というものを学んでいる。」
そう言って見せたのは今話題の少しどろっとした恋愛小説だった。こころはそれをそっと取り上げると鞄に入れる。
「こころの部屋にあったものだぞ?」
「アンタにはまだ早いのっ!!…こんなの学ぶのに値しません。」
「…そうなのか。」
間に受けて少しがっかりとする英人。
こころはそんな英人を見て、無口な弟ができたかのように思っていた。自然とこころの口元が綻ぶ。
「また教えてあげるから。授業終わるまでじっとしてて。」
「わかった。」
そう言ってまた教室の壁に背中を預けて立っていた。こころはため息をこぼすとふと教室の外へと目を向ける。そこには…見たことのある銀髪が見えた。
「あれって…!!」
「…アバル。」
いつの間にか隣にいた英人が呟く。
直後、校門にいたアバルは1人の教職員オートマトンを見つけ、それに…何かを引っ付けた。その直後である。オートマトンの身体が徐々に変化していき、その姿は異形と化した。
そのままその異形は中へと入ってくる。
直後、校舎内に避難のアラームが鳴り響く。英人はそれを聞き、すぐさまロッカーの上に置いてあったアタッシュケースに手をかけ、こころを守りつつ、廊下を確認した。
こころたちの教室は二階。
一階は爆発音と共に白煙が立ち上っていた。
「…無理やり登ってきてるの!?」
こころの怯えた声に英人はコックリと頷く。こころだけならまだしもここには玲奈をはじめ、何人かの生徒がいる。こころだけを守っても意味がないという判断を英人の脳内PCが弾く。
「ここから出るな。」
そう言った直後だった。
一階から暴走したオートマトンが三体登ってきた。一体は身体中に導火線を巻きつけたダイナマイトを身体中につけたボートマトンで、もう二体はそのダイナマイトを背中につけた骨組みだけの人形だった。身体は三体とも真っ黒で、ボートマトンの顔は六つの穴のようなものが空いたまるでボーリングの玉のような顔をしていた。
「…仲間を増やせるのか。」
直後、ダイナマイトを身体中につけたオートマトン…『ダイナマイトマトン』は腰から一本取り出して、英人へと投げつける。
英人はアタッシュケースを使い、それを打ち返す。すると2階廊下の天井で爆発した。白煙と砂埃に目の前が覆われる。
「変身。」
その白煙が散ると英人の目が真っ白に光っていた。
腰にはエートスドライバー。英人のその声に反応し、英人の身体にアーマーがつく。
〈ライセンス認証〉
〈エトス、ログイン〉
少し高めの青年のような声がベルトから鳴り響き、英人は仮面ライダーエトスへと変身を遂げた。
「…貴様らをデリートする。」
多勢に無勢。
ダイナマイトマトンは自らの力でボート化させたオートマトン…ダイナマイトセルマトンをエトスに突進するよう、命令する。
エトスは向かってくるダイナマイトセルマトンの腹を殴りつけるが、その後小規模な爆発を起こした。
「英人ッ!!」
「問題ない。」
エトスはそれをモロに食らったものの、無傷。
「…なるほど。取り巻きは攻撃を加えたら自爆するのか。…ならば、これが最適解だ。」
そう言ってエトスは腰のギアバックルから一個のマトンギアを取り出す。それはギアの形状がドローンに酷似した…ドローンマトンギアだった。
エトスはそれをエトスマトンギアの入っていたベルトの『ギア認証スリット』へと入れ、コントローラーのレバーのようなボタンを横に倒す。
すると教室と廊下の窓を破壊して4つのドローンがエトスの周りに飛び始めた。
〈ジョインッ!!〉
〈フライハイッ!!エトス・ドローンッ!!〉
その小型ドローンはエトスの肩と腕に合体。エトスの首と胸を囲むように白いサポーターのようなものがつき、そこからエトスの右耳付近の場所に白いアンテナが伸びている。片耳だけのヘッドホンのようについたそれから右目へと伸びる四角形のモニターのようなものが付いていた。
「…ゴー。」
エトスのその言葉を皮切りに肩のドローンが一台飛び上がる。そのままドローンは向かってくるダイナマイトセルマトンへと当たるとダイナマイトセルマトンは爆散した。
「狭すぎて一台が限界だが…どうでもいい。」
そう言って次に取り出したのは雪彦の用意してくれたリンクバスターだった。
エトスはリンクバスターを手に、ダイナマイトマトンへと走る。
ダイナマイトマトンはダイナマイトを引き抜き、エトスへと投げつけた。
「無駄だ。」
エトスはそれを正確に打ち抜き、黒煙を隠れ蓑にダイナマイトマトンへと滑り込んで距離を詰めた。
目と鼻の先になった瞬間、エトスはダイナマイトマトンの腹部にリンクバスターの銃口をつける。
「ハッ!!」
ダイナマイトマトンの腹部から白煙が発生。よろめくダイナマイトマトンの頭を蹴り、階段の下一階へと落とす。
「…取り敢えず脅威は去ったか。」
エトスは階段の下を見るも、階段はほぼ崖になっており、およそこちらへと向かって来れるようなところではなかった。ここで追ってはこころを含めた生徒たちが犠牲になる。…そう考えたエトスは教室へと戻っていく。
「こころ。取り敢えず一階までは安全になった。」
「わ…わかった。取り敢えず皆んなで。」
エトスはドローンを2台前に走らせ、こころの近くを走る。数にして10人程度。残っていたのはそれほどだった。東側の階段まで走るとそこは爆発の被害を受けておらず、人間が渡っても大丈夫であった。エトスたちはそこから下へと降りる。生徒玄関へは距離があるため、教室の窓から逃げる算段だった。
一番に近い教室は生徒会室。そこから逃げる…。
「…待てッ!!」
そう叫ぶのはエトスだった。
ドローンが何かを感知したのである。それと同時、生徒会室のドアを蹴り飛ばして、何かが現れた。
エトスはその者の放つ縦薙の斬撃を腕に縦向きについたドローンシールドで受け止める。
「スワード…。」
「決着がまだだ。」
エトスはその斬撃をシールドで跳ね除けると、スワードことブジンマトンの腹を蹴り、距離を離す。
「ぐっ。」
ブジンマトンは腹を抱えて、横に生徒会室に入る。それを追ってエトスも生徒会室に入った。
「ばぁぁ!!」
そこにはアバランチマトンの姿もあった。
その声と共にアバランチマトンはエトスに向かって氷塊を投げつける。しかし、エトスはそれを全て予測し、打ち壊した。
…状態は変わっていない。
目の前にはアバランチマトンとブジンマトン。そして、廊下にはエトスを追って近くまで来ているダイナマイトマトン。…エトス1人では少し荷が重かった。
考えている暇はない。
ブジンマトンの斜めの斬撃がエトスを襲う。それをエトスは右腕のドローンシールドで受け止めるとその腹にリンクバスターを打ち込んだ。
「ぐっ。まだまだっ!!」
そう言うとブジンマトンはもう片方の短めの刀を引き抜く。二刀流となったブジンマトンはそれをバツ字に振り下ろした。
エトスはそれをバックステップで避けると同時、ブジンマトンに向かって引き金を引く。放った3発の銃弾は全て命中。しかし、エトスの敵はブジンマトンだけではない。
「食らえっ!!」
エトスに向かって飛んでくる氷柱。
エトスは手で飛んでいるドローンに合図を送り、それ全て壊しながら進ませる。
その攻防で発生させた白煙を利用して、エトスは教室の外へと出る。
「走れ!!」
生徒たちにそう叫ぶと共にエトスたちはダイナマイトマトンのいる方向へと走っていった。
生徒玄関は大きな広間になっており、そこへいくためには確実にこちらへと向かっているダイナマイトマトンと鉢合わせする。エトスはもう生徒がいないと確認した一階の天井を撃ち抜くと、生徒会室へといく道を遮断するように岩が落ちてきた。
「ちょっと!!学校壊さないでッ!!」
「…これが最適解だ!!」
「後でお説教ッ!!」
走るエトスたちの前にはダイナマイトマトン、そして、たくさんのダイナマイトセルマトンが一階の生徒玄関の広間を埋め尽くしているのが見えた。大きな広間だがそこにいたのは15体ほどだ。校内のほとんどのオートマトンがダイナマイトセルマトンへと変化されていた。
「…学校のほとんどの生徒は…なるほどな。」
エトスのその言葉と共に、セルマトンたちが発砲される。エルピスの団員がエトスの周りにやってきた。敵か味方か。それを判断する能力は彼らにはない。発砲、迎撃よりも先に生徒たちに駆け寄った。
こころたちはエルピスに任せ、エトスは地面を蹴り、前へと進む。目の前にいたダイナマイトマトンへ拳を入れた。
ダイナマイトマトンはそのまま後ろへと飛んでいくが、すぐに立ち上がり、ダイナマイトを2本、エトスへと投げつけた。
エトスはそれを即座に撃ち抜くと黒煙から現れ、ダイナマイトマトンの顔面を殴る。ダイナマイトマトンはガラス張りの生徒玄関を破り、校庭へと出た。
「テメェはッ!!」
校庭には既にエルピスの団員が雁首揃えてセルマトンと戦っていた。エトスに向かって声をかけるのは龍平だった。
龍平もセルマトンと戦うため、ベルトを巻き付けようとしていたその時、エトスがダイナマイトマトンと共に校庭へと出てきたのだった。
「中にいた生徒を守っていた。…ただそれだけだ。」
「ふん。そうかよ。」
そう言いながら龍平はエトスの横に立つ。その近くに見知らぬ黒髪ロングの少女が立っていた。歳ならこころたちに近いだろう。
「氷雨ッ!!…やるぞ。」
「…了解。」
ヒサメと呼ばれた少女は龍平と共にその腰にエナジードライバーを巻きつける。龍平はオレンジの、少女は水色のエルピスギアをエナジードライバーのスリットへと入れる。
〈ライセンス認証〉
「「変身ッ!!(変身)」」
勢いよくギアのボタンを押す龍平。対して少女は親指を添えて静かにボタンを押した。燃えたぎるような炎が床を走り、火柱を上げる。その火柱に龍平は包まれ、オレンジの戦士『仮面ライダーヴルカン』へと変身を遂げた。
〈barnッ!!ヴルカンッ!!〉
対して少女はというと、吹雪が渦巻くように少女を取り囲んだ。カチカチと凍っていく中水色と白のアーマーが少女の体につく。所々に雪化粧があり、ギアが左肩につく。そのギアも雪の結晶のような姿をしていた。そこから三本氷柱のようなパーツが右肩へと伸びている。上から大中小と大きさが違った。
エトスのようなシンプルなメットパーツをしているが、複眼は3本ずつの線対象にクリスタルが斜めに生えたような複眼をしており、氷のように澄んでいた。
〈coldッ!!ネージュッ!!〉
…白と水色の戦士『仮面ライダーネージュ』がそこに立っていた。
長くなったのでバトルは次回です。詳しめのいつもの置いておきます。
仮面ライダーエトス
個体名:英人が変身するシステムライダー。顔は線対象になだらか段差のあるタイプの楕円形の頭部。複眼は少し大きめで真っ白。ドライバーは丸みを帯びた四角形のような形をしており、中心にギアを読み込むパーツがついている。マトンギアを左側のギア認証スリットへと入れることによってベルトの内部のギアが噛み合い回転し、形で読み込む。
アンダースーツは黒に近いグレー。肩パーツは丸みを帯びており、あらゆる装甲が黒。ローブはついておらず、theシンプル。胸は基盤のようなものが見えており、透明。そこから配線のような赤いラインが全身に渡り描かれている。
仮面ライダーエトス ドローンギア
エトスがドローンマトンギアを使い、変身した姿。肩の側面と腕に4つの小型ドローンがついている。また、胸部と肩パーツがユニット付きのパーツへと変わり、白いものに上半身のアーマーが一新されている。また首パーツは少し大きなものになっており、そこからピンマイクとモニターのようなものがついており、エトスの思う通りにドローンを発進。攻撃やシールドとしての役割もある。エトスが変身を解除しない限り壊れない。
どんどん長くなっていく。回りくどいのはごめんなさい。では。