ホロライブ ~彗星と珈琲~   作:こもくれは

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第2話 店に向かう道中で

昨日Aちゃんが話をしていたHoleLiveの新しい音楽レーベルの話を聞いた次の日の朝。喫茶Stellaの朝は早く、光は朝から仕入れ、仕込み、開店の準備に勤しんでいた。

 

「兄さん、この段ボールは厨房のほうでいいんですか?」

「うん。いつもありがとう美咲。」

 

美咲と呼ばれた少女の名前は光の実の妹でもあり、喫茶Stellaのアルバイトをしている”凪瀬 美咲”である。

 

「もう、兄さんは妹の私にまで気を使いすぎです……」

 

高校3年の彼女ではあるが、時間があればこうして店の手伝いをしており

ここの常連にも気に入られ、一部では「Stellaの看板娘」と称されるほどの人気を誇っているのであった。

 

「そういえば、この前懐かしい人を見かけましたよ」

「えっ? 懐かしいってこっちに来る前の人ってこと?」

 

もともと、凪瀬兄妹は田舎のほうに住んでいたが、進学や家庭の事情もあり東京に引っ越してきたのだ。

 

「星街さんって覚えていますか?私たち兄妹とよく遊んでて地元で美人姉妹で有名だった」

「なつかしいね~。って星街さん達に会ったの!?」

「遠目からだったので同一人物かどうかははっきりとはしませんでしたが

 そんな面影を感じる方でしたよ。」

 

実際にははっきりとはわからない様子ではあったもの昔話に花を咲かせ、刻一刻と開店の時間に近づいているのであった。

 

(星街さん 元気にしてるかな。)

 

Side Cover

 

「これで会社の概要についての説明は以上になります」

Aちゃんは、新しくできた音楽レーベルであるイノナカミュージックの2人”AZKi”と”星街すいせい”への説明を終えた。スタジオ内にはAちゃん、AZKi、星街の3人だけとなり少ししんみりとした時間に包まれていた。

 

「星街さんでいいのかな? これからよろしくね」

静かな雰囲気の中、AZKiは星街に話を振る形で呼び方についての話をしてみた。初対面ということもあり、緊張するAZKiであったがこれから一緒のグループでの活動もするということで勇気をだして星街に話しかけたのだった。

 

星街もAZKiの緊張している様を見てか、あっけらかんとした様子でAZKiへの返事をした。

 

「こちらこそよろしく!っていうか下の前で気軽にすいちゃんって呼んでよ、私もあずきちって呼ぶからさ」

 

にっこりとした笑顔でAZKiに返事をした星街はAZKiが笑顔になったのを

見てか歌や、これからのことについての話に花を咲かせるのだった。

 

「盛り上がっているところすみません。これから親睦を深めるためにも、お店に行ってゆっくりお茶でも飲みながら話をしませんか?」

 

星街とAZKiが話をしているなか割って話に入るのもなんだか申し訳ないと感じていたが、先日話をした光に二人を紹介するためにも二人へお茶の誘いをした。

 

「いいですね。どこか良い店が近くにあるんですか?」

「ここの会社の職員さんやタレントの皆さん御用達のお店があるんですよ。店主の方もお二人と同じくらいの年ですごく話しやすいと思います。ちょっと電話で聞いてみますので少し待っていてください」

 

意気揚々と話をするAちゃんに少し驚きはしたが、自信をもってお勧めできると話をしていたのだから二人も少しワクワクしながらどんなところだろうと楽しみにしてた。

 

電話をかけてほどなくして、電話がつながりAちゃんが電話相手と話を始めた。

『あっ。光さん今から三人でお店に向かいたいんですが大丈夫ですか?』

(コウ? 懐かしい名前。)

『今からだと15時くらいだね。うん、大丈夫ですよ』

 

電話の話を少し聞いていた星街であったが、電話の中に出てきた”コウ”という名前には少し懐かしさを感じていた。地元で昔一緒に遊び、よく私の歌を褒めてくれていた人。昔のことではあるが、今でも鮮明に思いだせるほど大切で懐かしい記憶。

 

「お店大丈夫そうなので行きましょうか。ってどうしたんですか、星街さん?」

そんな上の空の星街をみて、電話を終えたAちゃんが不思議そうに星街へ話かけた

 

「いや~ Aちゃんが話してた人の名前?が昔よく遊んだ人の名前と同じでびっくりしてたの。」

Aちゃんはそんなこともありますよと軽く話をしながら、二人を喫茶Stellaへ案内するように歩き出していくのだった。

 

歩きながら店に向かっているさなかAZKiは星街に先ほど程、話に出ていた人について気になっていた。

 

「さっき話してた、コウ?って人はすいちゃんの幼馴染なの?」

AZKiは興味本位で星街に話しかけ、その話題について星街はすこし微笑みながら

 

「うん。昔、田舎に住んでた頃によく遊んでたのがその光って人なの。すいちゃんのわがままにいつも付き合ってくれたり、一緒に歌を歌ったりしてた。」

 

懐かしさを感じながら、星街は昔のことを少しずつ話し始めた。

 

「いつも私の歌を褒めてくれて、今の私がこうやって歌を歌い続けているのは彼のおかげかもしれないね。」

 

星街は彼と一緒に過ごした日々のことを嬉しそうにAちゃんとAZKiに話した。一緒にゲームしたことや、遠くまで遊びに行って怒られたこと、病気になったとき看病してもらったこともあった。

 

「そうなんだ~。すいちゃんはその人のこと好きだったの?」

 

AZKiは星街の顔を覗き込むように、聞いてみた。

 

「っっ! ちょっとあずきち急に何言ってるの!?」

「だってすいちゃんその人のことすごく嬉しそうに話すんだもん」

「たしかにすごくニコニコしてましたね。」

 

AちゃんとAZKiに茶化され少し顔が赤くなる星街だったが、そうこう話をしているうちに3人は目的の場所へ到着した。

 

「それはそうと、着きましたよ。ここが【喫茶 Stella】です」

 

Aちゃんが店のドアを開けて3人は店の中に入っていった。




私もホロ沼にはまってまだ2年ちょっとしか経過していないので
正直設定があやふやな部分があるかもです。。。

それでも構わないという人に楽しんでいただければと思います。
あと、初めて感想をいただきましたがめちゃくちゃ嬉しかったのでこれからも頑張っていこうと思います。
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