ワールドトリガーRTA   作:佐倉シキ

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ブラックトリガーの特訓まで

 

 

 

 

【遠征艇が着艇します。付近の隊員は注意してください】

 

と、言った感じで遠征は終了です。遠征部隊が取って来た成果を城戸さんに報告してるのをバックにこれまでの流れを振り返りつつこれからのことを説明しましょう。

まず祭理ちゃんのキャラクターを女にしたのはアニムスで性欲爆発した敗残のモブに襲わせるためですね。次に絶世の美人にしたのは痴女が確実に喧嘩を売ってくるようにしたかったからです。そんでもって性格を悪くしたのは棘の衣に適合する為というワケです。ただ仕事以外でもサボりまくっていた為何回か上層部から注意を受けているので、この辺の塩梅が難しかったですね。

この時期にA級になるにはやっぱ太刀川隊に入るのが最速だし確実です。ですが太刀川隊と一緒なのも今日までやね。この後ブラックトリガーに適合できるのは誰かという話になるんです。ですがこの場にいる全員が試してみても起動しません。

 

「おかしいな……加古さんと源ちゃんは起動できる未来があるのに」

 

と、迅が首を傾げるのがヒントです。

ちなマゾトリガーは1回目は誰に対しても起動しません。勝手に決めつけてますけど多分元になった人がマゾなので屈服させなきゃ行けないんですよね。このゲームのオリジナルのブラックトリガーはこういう要素がありますよね。特殊なサイドエフェクトを持ってる人にしか適合しないとか、誰にでも適合するけど毎日とんでもない悪夢を見せられる奴とか、そういうのも結構面白いです。

悪夢トリガーはメンタルキチガイじゃないと使えません。ネイバー殺す力が手に入るならなんでもやりそうな頃の三輪が“無理かも……”ってなるレベルなのでお察しです。生駒さんですら諦めてました。

 

そんな話は置いておいて棘の衣(ポルコスピーノ)

 

何か条件があるのかと皆が頭を悩ませます。今トリガーを持っているのは加古さんです。加古さんはプレイヤーが今までどんなプレイをしてきたかによりますが大体15%くらいの確率で適合できますよ。今回は多分無理。関わってないしね。

 

さて、ここでブラックトリガーは人間が元になってるからその人間に認められなきゃダメなんじゃないかという発想に至ります。今みんなの頭の中にはあの如何にも女王様然とした痴女が頭に浮かんでいます。んで可能性があるのがセレブリティ溢れる加古さんと凶暴な美女モデル祭理ちゃん。

 

多分みんな一つの結論に至ってるはずなのに誰も何も言い出しませんね。誰が言い出すのか様子を伺っています。

 

「……よくわからんが、屈服させたらいいんじゃないのか?性格が前向きで強気な女性にしか可能性がないのなら、もしかしたら従えと強く念じれば適合するかもしれんぞ」

 

ここは大人な鬼怒田さんが切り出してくれましたね。“女王様タイプの女”を極限まで柔らかな言い方にして話しています。屈服?よく分かんない……って感じの加古さんが従え従えと念じてみたようですがそれでは足りません。加古さんはセレブリティ溢れる見た目なだけで一般の方ですからね。ここはヤバ女の手本を見せてあげましょう。

 

諦めた加古さんがブラックトリガーをこちらに手渡して来ますので、屈服タイムです。従え従えと祭理ちゃんが念じているので連打しまくりましょう。それでも絶対に従わないブラックトリガー、連打を続けます。すると私が一生懸命凶暴に育てた祭理ちゃんの堪忍袋の緒が切れます。

 

祭理ちゃんがイラついた様子で棘の衣を床に叩きつけ、思い切り踏みつけます。「貴重なブラックトリガーに何を!?」と鬼怒田さんが慌てますが気にするな、必要な作業なんや。

 

「とっくにくたばった雑魚の分際で、私の手を煩わせんなよッ」

 

大人しく私に従いやがれと祭理ちゃんが本気でキレながら踏み躙った瞬間。棘の衣が発動して祭理ちゃんがトリオン体に換装しました。

 

「マゾトリガーじゃん」

 

と、真理に気がついた菊地原が呆れた様子で言っています。そうです。棘の衣はドMなんです。とりあえずは祭理ちゃんが適合者として選ばれましたね。随時他の面々も適合試験を受けはしますが、誰も適合できません。加古さんですら「私には難しいかも」って具合ですからね。幾ら何でもあんだけ怒鳴って踏み躙るみたいなのは憚られるということです。少しでも照れがあると適合できませんから。

 

ちなみに真木理佐は適合できます。

 

なんだろな。女王様然ってのは“おーほっほっほ!平伏しなさい!”みたいな高貴で貴族的な奴じゃなくて、“この豚が!誰に許可得て話しかけてんだ!”みたいなSM女王様タイプの方が適合しやすいです。マゾ豚トリガーですね。これからは黒鳥ではなく黒豚と呼称していきましょうか。

 

んで、そんなこんなで数日後。正式に祭理ちゃんがブラックトリガー適合者として選ばれました。という事はS級隊員になる為、太刀川隊から脱退します。

迅がS級になって戦えなくなった上に隊員まで持って行かれた太刀川が“なんだよー、ブラックトリガー、もー”って感じで微妙に拗ねてますね。まあ一年後には烏丸も抜けるんだけどな。で、代わりにお荷物が入って来ます。哀れ太刀川。

 

さて、ここまでくると後はエネドラ戦までやる事がありません。なるべく多く戦って棘の衣の練度を上げまくるだけです。

 

ブラックトリガー使いは強すぎる為ランク戦には参加できません。そうなると訓練の方法は防衛任務か、個人戦、もしくは仮想空間での対ネイバー戦という形になりますね。

ボーダー側からも早く使いこなせる様になってほしいという思いは一緒のため、A級隊員との訓練時間を融通してくれます。東隊はもう解散してしまったので無理ですが、太刀川隊、風間隊、嵐山隊とは戦えますので必要な人はその辺で訓練しましょう。ロスなので私はやりませんけど。

あ、あと結成したばかりの三輪隊とも訓練できます。二宮隊は連携の練習がある為誘っても断られますが、三輪隊は槍バカがブラックトリガーと戦ってみたいというので戦えます。やりたい人はやってみてください。

 

そんな感じで日々を過ごしつつアフトクラトルの襲撃までスキップを重ねましょう。これ以降は特に仕込める事等もありませんので、本当に適当な訓練とかだけで大丈夫です。後はプレイヤーの操作スキルにかかっています。という訳で、

 

スキップスキップゥッ!!

 

 

 

 

お、一年経って烏丸が太刀川隊から抜けましたね。玉狛第一が誕生しています。絵馬が入った影浦隊がA級になり、嵐山隊には木虎が入り、徐々に原作が近づいて来ていますね。原作キャラが増えるとイベントが増えます。特に元太刀川隊である事から唯我に妙な嫉妬を向けられたり、女性で唯一のS級な為木虎に嫉妬されたり、原作キャラとのフラグが立ちやすくなります。

 

な、の、で。

 

祭理ちゃんにはここから空閑が入ってくるまでの半年間、ボーダーをサボらせます。と言ってもブラックトリガー使いが半年サボるは無理があるんで、ちまちまとフラグを管理しておきました。

 

はい、マネージャーから連絡が来ましたね。

大作ドラマの主役級のキャラに抜擢されました。

 

大作ドラマに出演しまーすって感じで祭理ちゃんは半年間ボーダーを離脱します。こうする事で原作キャラとの関係を一切作らないでいられるんですね。軽い関係だと半年も経過すれば切れるんで楽です。好感度とかフラグとかをリセットした状態でエネドラ戦に挑みます。なぜかというと戦ってる最中に救援に来られると単騎討伐トロフィーが手に入りませんからね。半年放置しても好感度が変わらないキャラクターは唯我を除く太刀川隊と烏丸だけですが、彼らは確実に来られないので大丈夫です。

 

ブラックトリガー使いをそんな自由にしてくれるん?と思う兄貴姉貴もいるでしょうが、芸能人がボーダーに所属してるとなればボーダーの認知度も上がる為、根付さん的にオールオッケーです。ブラックトリガーをボーダーに置いておくのであれば半年空けても許してもらえます。祭理ちゃんは一流スターなので。テレビでボーダーについて聞かれたらなんて答えるべきかというマニュアルも貰ってあるみたいですね。

 

さて、では半年間をまるまるスキップして飛ばします。時間を指定してスキップをかけると何の介入も出来なくなりますが、そもそもボーダーにいない為問題なし。

 

 

ほな、スキップ。

 

 

 

 

 

 

はい、半年経過しました。

 

もう原作にいたキャラはほぼ全て参入しています。祭理ちゃんがボーダーに戻って来た時期はオッサムがボーダーに入ったのと同じ時期です。この時絶対に迅の視界に映っておきましょう。こうするとどんな未来が見えたのか知りませんが迅は防衛戦の時、コイツを好きにさせた方が利があると判断してくれます。

遠征の時みたいに見える未来を指定しようにも今回はちょっと複雑すぎるので無理ですね。逆に調整しようと色んな行動を起こした方が時間の無駄です。

 

私がやったことといえば大事件が起きたけど犠牲者はゼロというニュースの記事をいくつか読ませた程度です。軽い物ですが、多少いい方に傾きます。

 

で、こっからは話が早いです。祭理ちゃんがボーダーに戻って来たのは12月も半ば。後1ヶ月後に大規模侵攻が発生します。なので1ヶ月の間にブランクを取り戻します。ちなみに空閑のブラックトリガー争奪戦には参加しません。迅とガチバトルをする事になってしまいますからね。まあ天羽しかりいきなり黒トリは呼ばれないから関係ないか。

 

じゃあ、次にはもう第二次侵攻が始まるかな?

そんなところで、今日はここまで

 

 

 

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